JIS B 8576:2016 水素燃料計量システム―自動車充填用 | ページ 2

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B 8576 : 2016
3.3
目量(scale interval)
隣接する目盛標識のそれぞれが表す水素質量の差。ここで,目盛標識は数字とする。
3.4
検査目量(inspection scale interval)
検査表示機構の目量。
3.5
器差(measurement error)
計量システムが表示する計量値[質量(I)]から,検査に用いる非自動はかり(以下,はかりという。)
が表示する計量値[質量(m)]を減じた質量(I−m)の,質量(m)に対する割合。器差は,次の式で表
される。
I
E 100
ここに, E : 器差(%)
3.6
最大許容誤差,MPE(maximum permissible errors)
許容される器差に対する最大値。型式検査,受渡検査又は後続検査(定期的な検査)時における合否判
定基準となる。
3.7
使用中最大許容誤差(maximum permissible errors in use)
使用中検査における器差の許容値。“使用中”とは,受渡検査実施後,後続検査(定期的な検査)時を除
くあらゆる期間である。
3.8
定格動作条件(rated operating conditions)
計量特性が最大許容誤差の範囲内になることを意図した影響量の値の範囲となる使用条件。
3.9
標準条件(reference conditions)
計量結果の相互比較の有効性を確保するために定められた影響因子の一連の条件。
3.10
繰返し誤差(repeatability error)
同一条件下で行われる同一量の連続計量結果の最大値と最小値との差。
3.11
誤り(fault)
標準条件下における計量システムの器差と妨害の影響下における計量システムの器差との差。
3.12
有意な誤り(significant fault)
誤りであって,この規格で規定する値よりも大きな誤り。ただし,次に示すものは,有意な誤りとはみ
なさない。
− 計量結果として,解明,記憶又は伝送できない表示の瞬間的変化である過度的誤り。
− いかなる計量の実行も不可能であることを暗示する誤り。

――――― [JIS B 8576 pdf 6] ―――――

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3.13
最小測定量,MMQ(minimum measured quantity)
計量値が計量システム又はその構成要素に対して,この規格上の要求事項を満たすことができる最小の
計量質量。
注記 充を目的とした計量システムにおいては,最小質量又は最小充量のことを指す。
3.14
最小許容質量誤差(minimum permissible mass errors)
計量システムの最小測定量未満の計量質量に対する最大許容誤差に対応する質量。
3.15
最小許容金額誤差(minimum specified price errors)
最小許容質量誤差に相当する金額。
3.16
計量変換器(measurement transducer)
計量する水素燃料の流量又は質量を計量用計算器に送出する信号に変換するメーターの一部分。計量変
換器は,流量センサ及びトランスデューサで構成される。
注記 トランスデューサは,流量センサに組み込まれることがある。
3.17
計量用計算器(calculator)
計量変換器又は付加計器からの出力信号を受信し,その信号を処理する,又はその結果を使用するまで
メモリ内に蓄積するメーターの一部分。また,計量用計算器は,補助装置との双方向通信が可能なもので
あってもよい。
3.18
補助装置(ancillary device)
計量結果の作成,転送及び表示に直接関連する,特定の機能を実行するための装置。
主な補助装置は,次のとおりである。
− ゼロ戻し装置
− 印字装置
− 記憶装置
− 価格表示機構
− 換算装置
− 定量装置
3.19
付加装置(additional device)
適正計量を確保するために必要となる,又は計量操作を容易にするためのもので,何らかの形で計量に
影響を与える,補助装置以外の装置又は部品。
主な付加装置には,次のものがある。
− トランスファポイント(3.23参照)に使用する装置(移充弁,充ノズルなど)
− 分岐配管又はう(迂)回配管弁
− ホース

――――― [JIS B 8576 pdf 7] ―――――

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3.20
定量装置(pre-setting device)
計量する水素燃料の質量の設定を行い,その設定量で水素燃料の流れを自動的に停止する装置。設定量
は,質量又は支払金額に関連する値のいずれでもよい。
3.21
調整装置(adjustment device)
器差を最大許容誤差の範囲内に調整するため,メーター内に組み込まれる装置。一般に,器差曲線を平
行に移動することだけを可能とする。
3.22
補正装置(correction device)
計量する水素燃料の質量及び/又は特性(温度,圧力,密度など)と,あらかじめ設定された器差特性
との両方を考慮して,計量条件での質量を自動的に補正するためにメーターに組み込まれた装置,又は接
続された装置。水素燃料がもつ特性(温度,圧力,密度など)は,付加計器を用いて計測するか,又はあ
らかじめ補正装置のメモリ内に記憶させる,のいずれでもよい。
3.23
トランスファポイント(transfer point)
水素燃料の引渡しを決定する点。計量システムでは,充ノズルをいう。
3.24
アテンドサービス(attended service)
水素ステーションにおいて,水素燃料の販売者が充許可を管理する動作。
3.25
プリペイメント(pre-payment)
充前に水素燃料の量に対する支払いを要する支払い形式。
3.26
ポストペイメント(post-payment)
充後,顧客が水素ステーションを出る前に充量に対する支払いを要する支払い形式。
3.27
影響因子(influence factor)
計量システムの定格動作条件内の値をもつ影響量。
3.28
妨害(disturbance)
電子装置を備える計量システムにおける定格動作条件の範囲外の静電気,電磁波などによる電気的な影
響量。ただし,定格動作条件が規定されていない場合には,その影響量は妨害とみなす。
3.29
電子装置(electronic device)
電子サブアッセンブリ(3.30参照)を使用し,特定の機能を実行する装置。電子装置は,通常,分離し
たユニットとして製造され,独立して試験することが可能である。
注記 電子装置は,完全な計量システムであってもよい。また,特に,3.16,3.17,3.33,3.35及び3.36
に示す装置のような計量システムの一部であってもよい。

――――― [JIS B 8576 pdf 8] ―――――

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3.30
電子サブアッセンブリ(electronic sub-assembly)
電子部品を使用し,部品自身で認識可能な機能をもつ電子装置の一部分。
3.31
性能試験(performance test)
計量システムの計量性能を検証する試験。
3.32
水素充量(hydrogen filling amount)
車両に充された水素質量。厳密には,計量システムが示す質量積算値とは異なるが,取引又は証明の
円滑化のために,便宜上,計量システムが示す質量表示値を水素充量とする。
3.33
メーター(meter)
計量条件において,計量変換器を通過する水素燃料を連続的に計量して,その計量結果を表示する機器。
メーターは,少なくとも計量変換器,計量用計算器(調整装置及び換算装置が取り付けられている場合に
は,これらも含む。)及び質量表示機構で構成される。
3.34
検査表示機構(inspection indicating device)
水素燃料メーターの性能を検査するための質量表示機構の最小有効桁未満の補助的な表示機構。
3.35
周辺装置(peripheral device)
帳票印刷装置など顧客との取引又は証明に用いない装置であって,計量システムに接続される装置。
注記 周辺装置は,計量システムの一部ではない。
3.36
付加計器(associated measuring instruments)
補正及び/又は換算を行うため,計量用計算器,補正装置又は換算装置に接続し,水素燃料の特性の諸
量を計量する計器。付加計器には,水素燃料の特性(温度,圧力,密度など)を計量するための流量セン
サ及びトランスデューサを含む。
3.37
脱圧量(amount of hydrogen loss due to depressurization)
車両からノズルを取り外すときに生じる圧力差又は放散によって,計量システムを通過した質量と水素
充量との間に生じる質量の差として,計量システムに設定する値。脱圧量は,水素燃料の加圧圧力,車
両の燃料タンクの残存水素燃料量などによって異なるが,図面による計算法又は実測法によって求められ
た最大値とする。
3.38
取引(transactions)
有償又は無償を問わず,物又は役務の給付を目的とする業務上の行為。
3.39
証明(certifications)
公に又は業務上(反復継続的に),他人(証明を行う者以外の者)に対して水素充量について表明する
こと。水素充量を参考値として示すことは含まれない。

――――― [JIS B 8576 pdf 9] ―――――

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ここで,“公に”とは,公的機関自らが行い,又は公的機関に対して証明することをいう。
3.40
コリオリ流量計(Coriolis flow meter)
流動流体と1本又は複数の振動するチューブとの間のコリオリ力による相互作用を利用して,主として
質量流量を計量する流量検出器及び変換器からなり,流量センサの一部又は全部を構成する機器。また,
流体の密度及びプロセス温度を計量する場合もある。
注記 コリオリ流量計に関する具体的な規定は,JIS B 7555を参照。
3.41
燃料電池自動車(fuel cell vehicle)
燃料電池を動力源とする車両(自動車,バスなど)。略語は,FCVとする。
3.42
校正(calibration)
上位の標準を用いて,計量システムの器差及びその不確かさを求める作業。
3.43
最高充圧力(maximum filling pressure)
燃料タンクに充できる最高の圧力。
3.44
プレクール(pre-cooling)
燃料タンクに水素を急速充することによって燃料タンクが温度上昇することを避けるため,あらかじ
め水素を冷却すること。
3.45
衡量法(gravimetric method)
計量システムが示す水素質量をはかりによって,性能試験,器差試験,又はこれらの検査若しくは校正
を行う方法。重量法ともいう。
3.46
影響量(influence quantity)
計量システムの表示に影響する量。
3.47
遮断型計量システム(interruptible and non-interruptible measuring system)
水素燃料を簡単に遮断できる(緊急停止を含まない。)計量システム。
3.48
電源装置(power supply device)
一つ又は複数の直流及び交流源から,電子装置に必要となる電気エネルギーを供給する装置。
3.49
計量値(measurement value)
計量システムが表示する質量の値。
3.50
型式検査(type tests)
製造事業者が定める計量システムの種類ごと,仕様ごとなどによって分類された型式について,この規
格で定める構造及び性能に適合しているかどうかを確認する検査。

――――― [JIS B 8576 pdf 10] ―――――

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JIS B 8576:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8576:2016の関連規格と引用規格一覧