JIS B 8609:2008 強制通風式クーリングタワー性能試験方法 | ページ 5

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L
a) 供試機の性能曲線がある場合の水質量速度 の求め方 水量が本体表2,試験方法2の範囲内で1
A c
L U
点の測定を行い,測定水質量速度 と測定値から求めた との積を求め,グラフ上に測定点bをプ
A b N
ロットする。この測定点bを通り,供試機の性能曲線Iに平行な直線I'を描き,測定空気質量速度に
L
おける曲線II'との交点cから標準設計温度のときの水質量速度 をグラフから求める。
A c
L
b) 供試機の性能曲線がない場合の水質量速度 の求め方 水量が本体表2,試験方法2の範囲内で2
A c U
点以上の測定を行い,それぞれ測定水質量速度L と測定値から求めた との積を求め,グラフ上に複
A N
b)を結ぶ直線I'を描き,測定空気質
数の測定点をプロットする。この測定点(例として,測定点b及び測定点○
L
量速度における曲線II'との交点cから標準設計温度のときの水質量速度 をグラフから求める。
A c
ここに a : I,IIの交点(設計点)
b : 測定点
b : 測定点(性能曲線がないとき)

c : I',II'の交点(求める点)
I : 供試機の性能曲線
I' : bを通りIに平行な直線又はbと○ bとを結ぶ直線
L U L
II及びII' : 附属書1図9中の設計空気質量速度における A N A
曲線
L L
A 及び A :
b
設計水質量速度 (kg/m2h)
a
L
: 標準設計温度のときの水質量速度 (kg/m2h)
A c
Uと水質量速度ALとの積[kJ/m2hΔh]
U L : 附属書1の5.2 c)で求まるN
NA
U L
: 測定値から求めた U L
N A b N A の値[kJ/m2hΔh]
附属書1図 10−水質量速度の求め方

――――― [JIS B 8609 pdf 21] ―――――

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L L
c) 評価 附属書1図10中の の値を直読し,この値と設計水質量速度 A
A の値とを用いて次の式に
a c
よって供試機の冷却能力を評価する。
L
標準冷却能力 A c
100= 100 (%) (10)
設計標準冷却能力 L
A a

――――― [JIS B 8609 pdf 22] ―――――

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附属書2(規定)騒音試験方法

1. 適用範囲

 この附属書は,向流形及び直交流形の強制通風式クーリングタワーの騒音試験方法につい
て規定する。
なお,この附属書で求めた試験結果の騒音基準値についても規定する。
2. 用語の定義 この附属書で用いる主な用語の定義は,JIS C 1509-1,JIS B 8346及びJIS Z 8731による。
3. 試験場所 試験場所は,できるだけ平たんで,床面以外のものからの反射音の影響が十分小さい場所
で測定対象の音と暗騒音との差が10 dB 以上ある所とする。測定対象の音と暗騒音との差が10 dB 未満の
ときは,附属書2表3によって補正を行う。
4. 測定計器及び運転条件
4.1 測定計器 騒音レベルの測定に使用する計器は,JIS C 1509-1に規定する騒音計又はこれと同等以上
の計器とする。
4.2 運転条件 供試機を定格電圧,定格周波数の下に附属書2表1の騒音試験条件で,通水に要するポ
ンプの音の影響を受けない状態で運転する。また,2台以上の送風機をもつ場合は,すべての送風機を運
転する。
なお,試験場所などの都合によって通水状態での測定が困難なときは,送風機の騒音レベルと別に測定
した通水による騒音レベルとを合成してもよい。
附属書2表 1−騒音試験条件
水量 外気条件
標準設計水量 0 %+10 % マイクロホン位置での風速が3 m/s以下

5. 試験

方法5.1 測定位置 測定位置は,風の影響を受けない位置とし(1),向流型クーリングタワーの場合は,附属
書2図1 a),直交型クーリングタワーの場合は,附属書2図1 b) による。
注(1) ウインドウスクリーンの使用,距離を変えないで位置を若干移動(1 m以内)することを含む。
5.2 測定方法 JIS Z 8731によって測定を行い,騒音レベルの大小に関係なく騒音計の動特性の緩 (Slow)
及び周波数補正回路のA特性で測定する。
なお,参考としてC特性で測定しておくことが望ましい。測定値には,用いた特性名を付記する。
例 55 dB (A) 68 dB (C)
騒音の周波数分析が必要場合には,オクターブバンドフィルタ又は1/3オクターブバンドフィルタを用
いて測定する。このフィルタの中心周波数は,附属書2表2による。
なお,普通騒音計を用いる場合は,周波数補正回路の平たん特性又はC特性で測定する。

――――― [JIS B 8609 pdf 23] ―――――

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附属書2表 2−フイルタの中心周波数
単位 Hz
オクターブバンドフィルタ 63 125 250 500 1 000 2 000 4 000 8 000
50 100 200 400 800 1 600 3 150 6 300
1
3オクターブバンドフィルタ 63 125 250 500 1 000 2 000 4 000 8 000
80 160 315 630 1 250 2 500 5 000 10 000
備考 符号 は,騒音の測定位置及び騒音計のマイクロホンの方向を示す。
附属書2図 1−騒音測定位置

――――― [JIS B 8609 pdf 24] ―――――

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5.3 測定値 クーリングタワーの騒音は定常騒音とみなされるので,騒音計の指示値又はレベルレコー
ダによる記録値の平均値を読み取り,暗騒音の補正値を行った値とする。
なお,暗騒音の補正は,附属書2表3の補正値によって行う。
騒音レベル測定結果の表示に付記する事項は,次の項目とする。
a) 測定日時,天候,気温及び湿度
b) 騒音計の種別
c) 測定場所の状況(風速,風向,マイクロホンの位置)
附属書2表 3−暗騒音の影響に対する指示値の補正
単位 dB
対象の音があるときとないときの指示値の差4 5 6 7 8 9
補正値 −2 −1
6. 騒音基準値 試験方法に基づいて行われた試験の測定値によって,圧縮式冷凍機用クーリングタワー
は,附属書2表4の騒音基準値以下で,二重効用吸収式冷凍機用クーリングタワーは,附属書2表5の騒
音基準値以下で,低騒音型・超低騒音型に区分する。
附属書2表 4−圧縮式冷凍機用クーリングタワーの騒音基準値
冷却能力 低騒音 超低騒音 冷却能力 低騒音 超低騒音
型式 型式
kW dB(A) 以下 dB(A) 以下 kW dB(A) 以下 dB(A) 以下
C-2 9.070 45.0 40.0 C-150 680.2 66.5 61.5
C-3 13.60 46.0 41.0 C-175 793.6 67.0 62.0
C-5 22.67 48.5 43.5 C-200 907.0 68.0 63.0
C-8 32.28 51.0 46.0 C-250 1 134 69.0 64.0
C-10 45.35 52.0 47.0 C-300 1 360 70.0 65.0
C-15 68.02 54.5 49.5 C-350 1 587 70.5 65.5
C-20 90.70 56.0 51.0 C-400 1 814 71.5 66.5
C-30 136.0 58.0 53.0 C-450 2 041 72.0 67.0
C-40 181.4 59.5 54.5 C-500 2 267 72.5 67.5
C-50 226.7 60.5 55.5 C-600 2 721 73.5 68.5
C-60 272.1 61.5 56.5 C-700 3 174 74.5 69.5
C-80 362.8 63.0 58.0 C-800 3 628 75.0 70.0
C-100 453.5 64.0 59.0 C-900 4 081 75.5 70.5
C-125 566.9 65.5 60.5 C-1000 4 535 76.0 71.0
備考1. 標準設計水量通水時の運転音とする。
2. 附属書2表4の型式にない場合は,換算して準用する。
3. 電動機直結駆動では,60 Hzの場合は表の値に対して3 dBを加算した値とする。
4. 騒音値の許容値は,表の値に対して+3 dB以下,−5 dB未満とする。

――――― [JIS B 8609 pdf 25] ―――――

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