JIS B 8751-1:2020 ファインバブル技術―オゾンファインバブル水発生システムの性能試験方法―第1部:メチレンブルー脱色法 | ページ 3

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附属書B
(参考)
マイクロバブルのサイズ,個数濃度の区分及びファインバブルの属性表現
B.1 サイズインデックス及び個数濃度インデックスの適用
B.1.1 一般
“サイズインデックス”及び“個数濃度インデックス”という用語は,ファインバブル技術のアプリケ
ーションに専ら従事する人々に利益をもたらすことを意図している。
バブルは,気体と液体との間の閉じた界面である。理想的には,バブルを,媒体中に存在する固体粒子
及び液体粒子(例えば,油)から区別し,それぞれの粒子のサイズを別々に決めることが望ましい。
現在,広く用いられている光散乱又は音響特性を利用する測定方法においても,異なる粒子タイプから
の信号を識別することができず,粒子全体としての評価になってしまう。サイズ及び濃度の評価値は,完
全にはバブルによるものではないが,ほとんどの場合,作業を行う使用者にとっては,実用上,十分に正
確である。“サイズインデックス”及び“個数濃度インデックス”という用語は,関与する不確かさをより
よく反映するために,サイズ及び個数濃度に優先して用いることが望ましい。
B.1.2 サイズインデックス規則
“サイズインデックス”の使用には次の規則を適用する。
a) サイズインデックスには,関連ファインバブルの測定方法及び適用分野の説明を添付する。
1) “測定方法”は,実際には,工業的に利用可能で合意された方法を含む。
2) “適用分野”は,実際には,ファインバブル以外の特定用途向け機能構成要素の記載を含む。
3) 実施例として,養殖技術用未処理原水について粒子追跡解析(PTA)法によって測定したサイズイ
ンデックスがある。
注記 粒子追跡解析(PTA)の詳細については,ISO 19430参照。
b) 異なる手法からのサイズインデックスは比較できない。
c) サイズインデックスは,ファインバブルサイズの定義に固有の不確かさの確認を伴うことが望ましい。
B.1.3 個数濃度原則
個数濃度の実際の測定は,測定原理を前提とする。例えば,光学測定は,ファインバブル水サンプル中
の固体粒子からファインバブルを識別することができない。しかし,使用者は,サンプルの生成の履歴を
知れば,固体粒子の個数濃度寄与を推定する。
非常に清浄な発生器は,元の水サンプルにいかなる固体粒子も加えない。したがって,生成水中のファ
インバブルの個数濃度インデックスは,元のサンプル水中の固体粒子の濃度を総数濃度から差し引くこと
によって推定する。不確かさは,例えば,発生器がどの程度清浄であるかを推定することによって割り当
てる。
または,バブルの発生なしに発生器を通してサンプルを流す場合,それは,パイプ及びタンク壁からの
汚染を考慮に入れるバックグラウンド値として使用する。
B.1.4 個数濃度インデックス規則
個数濃度インデックスの使用には,次の規則を適用する。
a) 個数濃度インデックスには,関連ファインバブルの測定方法及び適用分野の説明を添付する。
b) 異なる種類の個数濃度インデックスは比較できない。

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c) 個数濃度インデックスは,ファインバブルサイズの定義に固有の不確かさの確認を伴うことが望まし
い。
B.2 サイズ特性におけるファインバブルのクラスの表現
ファインバブルの定義は,サイズが10の5乗の範囲及び個数濃度が10の11乗の範囲にわたるので,多
くの物理的,化学的及び機械的特性は,ファインバブルのサイズ範囲によって異なる。
サイズ及び個数濃度範囲の詳細かつ正確な仕様は,ファインバブルコミュニティにとって有用であるが,
10の数乗にわたる広い範囲は,ファインバブルアプリケーションに従事する全ての人々にとって有用であ
る。
水中に分散されたファインバブルは,サイズ及び個数濃度に基づいて,図B.1に示すような領域内に規
定する。このタイプの分類は,マトリックスのどの面積が特定のアプリケーションに最も適切であるかを
定義するために使用する。
B.3 ファインバブルのサイズ及び個数濃度の表し方
B.3.1 サイズインデックス及び個数濃度インデックスの測定
水及び空気を用いてファインバブル水発生システムが製造したファインバブルのサイズ及び個数濃度は,
測定器及び測定手順によって測定し,測定結果の信頼性も評価する。ファインバブルの属性表現に関する
標準例をISO 20480-2の箇条5に示す。
B.3.2 サイズ及び個数濃度区分の決定
測定結果を95 %信頼水準で区分への適合性を検定し,該当する区分を決定する。
B.3.3 試験機関
試験機関を使って測定することが望ましい。測定を試験する機関に対して,この測定の一部又は全部を
外注することができる。その場合の測定及び試験結果の信頼性は,試験機関の責任に属する。

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記号説明
X サイズ(μm)
Y 個数濃度(1 mL当たり)
例 0.1 μm1 μmの範囲のサイズ及び106/mL107/mLの範囲の個数濃度をもつウルトラファインバブルは,ハッチ
ングされた箱によって示すクラスによって表す。
図B.1−ファインバブル分散水の分類
参考文献 ISO 19430,Particle size analysis−Particle tracking analysis (PTA) ethod
ISO 20480-2,Fine bubble technology−General principles for usage and measurement of fine bubbles
−Part 2: Categorization of the attributes of fine bubbles

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