この規格ページの目次
JIS B 9716:2019 規格概要
この規格 B9716は、機械的危険源から人を保護するために提供されるガードの設計,製作及び選択のための一般要求事項について規定。インターロック装置には適用しない。転倒時保護構造(ROPS),落下物保護構造(FOPS)及び横転時保護構造(TOPS)のような移動性に関連する又は荷揚げ能力に関連する特別のシステムのための要求事項については規定しない。
JISB9716 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9716
- 規格名称
- 機械類の安全性―ガード―固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
- 規格名称英語訳
- Safety of machinery -- Guards -- General requirements for the design and construction of fixed and movable guards
- 制定年月日
- 2006年11月25日
- 最新改正日
- 2019年5月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 14120:2015(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.110
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2006-11-25 制定日, 2011-10-25 確認日, 2016-10-25 確認日, 2019-05-25 改正
- ページ
- JIS B 9716:2019 PDF [36]
B 9716 : 2019 (ISO 14120 : 2015)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 リスクアセスメント・・・・[9]
- 5 ガードの設計及び製作のための一般要求事項・・・・[9]
- 5.1 機械的側面・・・・[9]
- 5.2 人的側面・・・・[10]
- 5.3 ガードの設計及び製作の側面・・・・[11]
- 5.4 材料,剛性及び衝撃に関する要求事項・・・・[13]
- 5.5 封じ込め・・・・[14]
- 5.6 耐腐食性・・・・[14]
- 5.7 微生物に対する抵抗性・・・・[14]
- 5.8 無毒性・・・・[14]
- 5.9 視認性・・・・[14]
- 5.10 透視性・・・・[14]
- 5.11 影及びストロボ効果・・・・[14]
- 5.12 静電特性・・・・[15]
- 5.13 導電性部分のあるガード・・・・[15]
- 5.14 熱安定性・・・・[15]
- 5.15 火災及び可燃性・・・・[15]
- 5.16 騒音及び振動の低減・・・・[15]
- 5.17 放射防護・・・・[15]
- 5.18 よじ登り・・・・[15]
- 5.19 保持型締結具・・・・[15]
- 5.20 振動抵抗性・・・・[16]
- 5.21 警告標識・・・・[16]
- 5.22 色彩・・・・[16]
- 5.23 外観・・・・[16]
- 6 ガードの種類の選択・・・・[16]
- 6.1 一般・・・・[16]
- 6.2 異なるガードの組合せ又は他の装置とガードとの組合せ・・・・[17]
- 6.3 危険源の数及びサイズによるガードの選択・・・・[17]
- 6.4 要求される接近の性質及び頻度によるガードの選択・・・・[18]
- 7 ガードに関する安全要求事項の検証・・・・[19]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9716 pdf 1] ―――――
B 9716 : 2019 (ISO 14120 : 2015)
pdf 目次
ページ
- 7.1 一般・・・・[19]
- 7.2 検証及び妥当性確認の方法・・・・[19]
- 7.3 要求される検証及び妥当性確認・・・・[19]
- 8 使用上の情報・・・・[22]
- 8.1 一般・・・・[22]
- 8.2 ガードによる危険源・・・・[22]
- 8.3 据付け・・・・[22]
- 8.4 取扱い・・・・[22]
- 8.5 ガードの取外し・・・・[23]
- 8.6 検査及び保全・・・・[23]
- 附属書A(参考)保持型締結具の例・・・・[24]
- 附属書B(参考)ガードの機械的試験のための発射体試験方法の例・・・・[25]
- 附属書C(参考)ガードの機械的試験のための振り子試験方法の例・・・・[29]
- 参考文献・・・・[33]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9716 pdf 2] ―――――
B 9716 : 2019 (ISO 14120 : 2015)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
機械工業連合会(JMF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9716:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS B 9716 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9716 : 2019
(ISO 14120 : 2015)
機械類の安全性−ガード−固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
Safety of machinery-Guards-General requirements for the design and construction of fixed and movable guards
序文
この規格は,2015年に第2版として発行されたISO 14120を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1 適用範囲
この規格は,機械的危険源から人を保護するために提供されるガードの設計,製作及び選択のための一
般要求事項について規定する。
この規格は,ガードの設計及び製作に影響し得る他の危険源も示している。
固定式及び可動式ガードが使用される場合は,この規格の要求事項を適用する。この規格はインターロ
ック装置には適用しない。インターロック装置についてはJIS B 9710で規定する。
この規格は,転倒時保護構造(ROPS),落下物保護構造(FOPS)及び横転時保護構造(TOPS)のよう
な移動性に関連する又は荷揚げ能力に関連する特別のシステムのための要求事項については規定しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14120:2015,Safety of machinery−Guards−General requirements for the design and construction
of fixed and movable guards(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9700 機械類の安全性−設計のための一般原則−リスクアセスメント及びリスク低減
注記 対応国際規格 : ISO 12100,Safety of machinery−General principles for design−Risk assessment
and risk reduction(IDT)
JIS B 9709-1 機械類の安全性−機械類から放出される危険物質による健康へのリスクの低減−第1
部 : 機械類製造者のための原則及び仕様
注記 対応国際規格 : ISO 14123-1,Safety of machinery−Reduction of risks to health from hazardous
substances emitted by machinery−Part 1: Principles and specifications for machinery manufacturers
(IDT)
――――― [JIS B 9716 pdf 4] ―――――
2
B 9716 : 2019 (ISO 14120 : 2015)
JIS B 9710 機械類の安全性−ガードと共同するインターロック装置−設計及び選択のための原則
注記 対応国際規格 : ISO 14119,Safety of machinery−Interlocking devices associated with guards−
Principles for design and selection(IDT)
JIS B 9715 機械類の安全性−人体部位の接近速度に基づく安全防護物の位置決め
注記 対応国際規格 : ISO 13855,Safety of machinery−Positioning of safeguards with respect to the
approach speeds of parts of the human body(IDT)
JIS B 9718 機械類の安全性−危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距離
注記 対応国際規格 : ISO 13857,Safety of machinery−Safety distances to prevent hazard zones being
reached by upper and lower limbs(IDT)
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60204-1,Safety of machinery−Electrical equipment of machines−Part 1:
General requirements(IDT)
ISO 14159,Safety of machinery−Hygiene requirements for the design of machinery
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9700によるほか,次による。
3.1
ガード(guard)
保護するために機械の一部として設計された物理的なバリア。
注記1 ガードは,次のいずれかのように機能する。
− 単独の場合 : “閉じた状態”(可動式ガードでは)のときだけ有効であり,又は“確実に取
り付けられている状態”(固定式ガードでは)のときだけ有効である。
− ガード施錠式又は施錠なしのインターロック装置と組み合わせる場合 : ガードの位置によ
らず,保護が確実にされる。
注記2 ガードはその構造によって,例えば,ケーシング,シールド,カバー,スクリーン,ドア,
囲いガードと呼ばれる場合がある。
注記3 ガードの種類の用語は,JIS B 9700の3.27.13.27.6に定義されている。ガードの種類及びそ
の要求事項については,JIS B 9700の6.3.3.2及びこの規格の箇条5参照。
(出典 : JIS B 9700の3.27)
3.2
固定式ガード(fixed guard)
工具の使用によって,又は取付手段を破壊することによってだけ,開いたり又は取り外すことができる
ような方法(例えば,ねじ,ナット,溶接によって)で取り付けられたガード。
(出典 : JIS B 9700の3.27.1)
3.2.1
囲いガード(enclosing guard)
全ての面から危険区域への接近を防止するガード。
注記 図1参照。
――――― [JIS B 9716 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 9716:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14120:2015(IDT)
JIS B 9716:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.110 : 機械の安全
JIS B 9716:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9700:2013
- 機械類の安全性―設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減
- JISB9709-1:2001
- 機械類の安全性―機械類から放出される危険物質による健康へのリスクの低減―第1部:機械類製造者のための原則及び仕様
- JISB9710:2019
- 機械類の安全性―ガードと共同するインターロック装置―設計及び選択のための原則
- JISB9715:2013
- 機械類の安全性―人体部位の接近速度に基づく安全防護物の位置決め
- JISB9718:2013
- 機械類の安全性―危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項