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B 9928 : 1998
附属書3図1 ラスキンノズルを用いたエアロゾル発生例
――――― [JIS B 9928 pdf 11] ―――――
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B 9928 : 1998
附属書4(規定) DOP及びDOSエアロゾルの発生方法
(加熱・加圧噴霧法)
1. 適用範囲 この附属書はDOP, DOSエアロゾルを加熱・加圧噴霧法で発生する方法について規定する。
2. 原理 試料を加熱し,アトマイザによって噴霧し,更にガラスフィルタ(ミスト発生部)によって機
械的に分散し再加熱,冷却を行いエアロゾルを発生する。
この方法は,次の範囲のエアロゾルの発生に適している。
個数中央径 (CMD) : 0.20.3
幾何標準偏差 ( 最 下
3. 発生器の構成 附属書4図1に加熱・加圧噴霧法を用いたエアロゾルの発生例を示す。
4. 発生手順 発生手順は次による。
a) 試料容器にDOP, DOSを注入し,指定された温度に加熱する。
b) 加圧空気を供給し指定の圧力に設定する。
c) アトマイザへの空気量及び希釈空気量を設定する。
d) 加熱部温度を規定の値に設定する。
e) 試料は使用時間によって定期的に交換する。
5. 粒径及び濃度の測定 粒径及び濃度の測定は,本体6.に基づいて個数中央径 (CMD) 及び幾何標準偏
差( 最
附属書4図1 加熱,加圧噴霧法を用いたエアロゾルの発生例
――――― [JIS B 9928 pdf 12] ―――――
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B 9928 : 1998
附属書5(規定) NaClエアロゾルの発生方法(加圧噴霧法)
1. 適用範囲 この附属書は,NaClエアロゾルを発生する方法について規定する。
2. 原理 塩化ナトリウムのエアロゾルを発生するもので,次の原理による。
方法1: NaC1水溶液を加圧空気によってアトマィザ(噴霧器)で破砕分散させ,発生したミストを
乾燥し,エアロゾル化する。
次の範囲のエアロゾルの発生に適している。
個数中央径 (CMD) : 0.150.35
幾何標準偏差 ( 最 下
方法2: NaCl水溶液を加圧空気によってバブリングし,発生した気泡が破裂する際に形成される微
少な液滴を乾燥させエアロゾル化する。
次の範囲のエアロゾルの発生に適している。
個数中央径 (CMD) : 0.050.30
幾何標準偏差 ( 最
3. 発生器の構成
方法1: NaCl水溶液を一定量連続して噴霧するために,タンクからポンプで水溶液をアトマイザへ
送り余剰の水溶液をタンクに戻す強制循環と,アトマイザ内の液面レベルを一定に保つ液面
調整とを組み合わせた循環ラインからなるミスト発生部,発生したミストを一定の粒子群に
する分級部,水分を蒸発させエアロゾル化させる粒子生成部及び清浄空気部による希釈部で
構成される。附属書5図1に発生例を示す。
方法2: 附属書3に示すラスキンノズルを用いる。
4. 発生手順
方法1: a) 発生器内に収容されている水溶液,廃液及び洗浄の各タンクの液量を確認する。
b) 電源を入れ乾燥管の温度,乾燥空気量及び希釈空気量を規定値に設定する。
c) 乾燥管温度が規定の温度に達した後アトマイザを作動させる。
d) 発生温度及び安定度の確認を行う。
e) 粒径及び濃度の測定を行う。
f) 試験終了後は洗浄スイッチを入れ,噴霧ノズルの洗浄を行う。
方法2: a) aCl水溶液を発生器に適量注入し,附属書3の手順に従う。
b) 発生粒子は,発生器出口から圧縮空気の流量に比べ十分大きな風量の試験ダクトに接続
し,ダクト内を乾燥させエアロゾル化する。
5. 粒径及び濃度の測定 粒径及び濃度の測定は,本体6.に基づき,個数中央径及び幾何標準偏差を求め
る。また,質量濃度を求める場合には,JIS Z 8814の手法によって求める。
――――― [JIS B 9928 pdf 13] ―――――
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B 9928 : 1998
附属書5図1 NaClエアロゾルの発生例
――――― [JIS B 9928 pdf 14] ―――――
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B 9928 : 1998
附属書6(規定) NaClエアロゾルの発生方法(蒸発凝縮法)
1. 適用範囲 この附属書は,NaClエアロゾルを蒸発凝縮法で発生する方法について規定する。
2. 原理 固体の塩化ナトリウムを高温で加熱し蒸気化した後,冷却してエアロゾル化する。
次の範囲のエアロゾル発生に適している。
個数中央径 (CMD) : 0.0050.02
幾何標準偏差 ( 最 下
3. 発生器の構成 固体の塩化ナトリウムを含む試料ボートと,加熱蒸気を輸送するキャリアガスライン,
加熱蒸気及び形成粒子の管壁への沈着を防ぐためのシースガスラインと,これらを加熱するため電気炉及
びキャリアガス,シースガスを冷やす冷却装置とで構成される。附属書6図1に発生装置の例を示す。
附属書6図1 NaCl微粒子発生器
――――― [JIS B 9928 pdf 15] ―――――
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JIS B 9928:1998の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.20 : 雰囲気
JIS B 9928:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9920:2002
- クリーンルームの空気清浄度の評価方法
- JISB9921:2010
- 光散乱式気中粒子計数器―校正方法及び検証方法
- JISB9924:1990
- 表面付着粒子計数器
- JISK6753:1995
- フタル酸ジオクチル(D.O.P.)
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISK8585:2015
- ステアリン酸(試薬)
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8122:2000
- コンタミネーションコントロール用語
- JISZ8813:1994
- 浮遊粉じん濃度測定方法通則
- JISZ8814:2012
- ロウボリウム エアサンプラ
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子