JIS C 0617-1:2011 電気用図記号―第1部:概説

JIS C 0617-1:2011 規格概要

この規格 C0617-1は、JIS C 0617の規格群に規定する電気用図記号の概説について規定。

JISC0617-1 規格全文情報

規格番号
JIS C0617-1 
規格名称
電気用図記号―第1部 : 概説
規格名称英語訳
Graphical symbols for diagrams -- Part 1:General information, general index. Cross-reference tables
制定年月日
1999年2月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.080.40, 29.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気計測 2021
改訂:履歴
1999-02-20 制定日, 2004-06-20 確認日, 2011-01-20 改正日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 0617-1:2011 PDF [169]
                                                                                  C 0617-1 : 2011

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 構成・・・・[1]
  •  4 図記号の概念・・・・[2]
  •  4.1 一般・・・・[2]
  •  4.2 図記号の規定に用いる項目名の説明・・・・[2]
  •  4.3 図記号の番号付け・・・・[3]
  •  4.4 適用分類・・・・[4]
  •  4.5 機能分類・・・・[4]
  •  4.6 図記号の選択・・・・[5]
  •  4.7 図記号の大きさ・・・・[5]
  •  4.8 図記号の向き・・・・[6]
  •  4.9 端子の表現・・・・[6]
  •  4.10 既存の図記号を組み合わせた組合せ図記号・・・・[6]
  •  附属書A(参考)索引(五十音順)・・・・[7]
  •  附属書B(参考)索引(アルファベット順)・・・・[56]
  •  附属書C(参考)番号対応表(図記号番号順)・・・・[93]
  •  附属書D(参考)番号対応表(識別番号順)・・・・[130]
  •  附属書E(参考)参考文献・・・・[167]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 0617-1 pdf 1] ―――――

C 0617-1 : 2011

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS C 0617-1:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 0617の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 0617-1 第1部 : 概説
JIS C 0617-2 第2部 : 図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号
JIS C 0617-3 第3部 : 導体及び接続部品
JIS C 0617-4 第4部 : 基礎受動部品
JIS C 0617-5 第5部 : 半導体及び電子管
JIS C 0617-6 第6部 : 電気エネルギーの発生及び変換
JIS C 0617-7 第7部 : 開閉装置,制御装置及び保護装置
JIS C 0617-8 第8部 : 計器,ランプ及び信号装置
JIS C 0617-9 第9部 : 電気通信−交換機器及び周辺機器
JIS C 0617-10 第10部 : 電気通信−伝送
JIS C 0617-11 第11部 : 建築設備及び地図上の設備を示す設置平面図及び線図
JIS C 0617-12 第12部 : 二値論理素子(予定)
JIS C 0617-13 第13部 : アナログ素子(予定)

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 0617-1 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 0617-1 : 2011

電気用図記号−第1部 : 概説

Graphical symbols for diagrams− Part 1: General information, general index. Cross-reference tables

1 適用範囲

  この規格は,JIS C 0617の規格群に規定する電気用図記号の概説について規定する。
注記 JIS C 0617規格群を構成する各部の図記号の索引及び番号対応表を,附属書A附属書Dに示
す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 0452-2 電気及び関連分野−工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品−構造化原理及び
参照指定−第2部 : オブジェクトの分類(クラス)及び分類コード
JIS C 0617(規格群) 電気用図記号
JIS C 1082-1 電気技術文書−第1部 : 一般要求事項
JIS Z 8222-1 製品技術文書に用いる図記号のデザイン−第1部 : 基本規則
JIS Z 8222-2 製品技術文書に用いる図記号のデザイン−第2部 : 参照ライブラリ用図記号を含む電子
化形式の図記号の仕様,及びその相互交換の要求事項
IEC 60617,Graphical symbols for diagrams−12-month subscription to online database comprising parts 2 to
13 of IEC 60617

3 構成

  JIS C 0617の規格群は,次のように複数の部によって構成する。
第1部 : 概説
第2部 : 図記号要素,限定図記号及びその他の一般用途図記号
例1 囲い及び囲込み 電流及び電圧の種類に関する限定図記号 可変性 力,運動,流れなどの方
向 機械的制御装置 接地及びフレーム接続 理想回路素子
第3部 : 導体及び接続部品
例2 導線,可とうケーブル 遮蔽付きのケーブル又はより合わせケーブル,同軸ケーブル
端子の分岐 プラグ及びジャック ケーブルヘッド
第4部 : 基礎受動部品
例3 抵抗器 コンデンサ(キャパシタ)インダクタ 圧電結晶 エレクトレット 遅延線
第5部 : 半導体及び電子管

――――― [JIS C 0617-1 pdf 3] ―――――

2
C 0617-1 : 2011
例4 ダイオード トランジスタ サイリスタ 電子管 検出器
第6部 : 電気エネルギーの発生及び変換
例5 巻線 発電装置 電動機 変圧器 電力変換装置
第7部 : 開閉装置,制御装置及び保護装置
例6 接点 スイッチ 温度スイッチ,近接スイッチ及び触れ感応スイッチ 開閉装置及び制御装置
電動機始動器 補助継電器 保護継電器 ヒューズ ギャップ 避雷器
第8部 : 計器,ランプ及び信号装置
例7 指示計器 積算計及び記録計 熱電対 時計 位置変換器及び圧力変換器
ランプ 警報 ベル
第9部 : 電気通信−交換機器及び周辺機器
例8 交換機 セレクタ 電話機 電信装置及びデータ通信装置 変換器 記録機及び再生機
第10部 : 電気通信−伝送
例9 アンテナ 無線局 導波管 1ポート,2ポート又は多ポート装置 メーザ
レーザ 信号発生器 切換器 スレショルドデバイス 変調器 復調器 弁別器 集線機
多重化装置 周波数スペクトラム図 光ファイバケーブル使用の伝送線及び装置
第11部 : 建築設備及び地図上の設備を示す設置平面図及び線図
例10 発電所及び変電所 ネットワーク ケーブルによる音声及び映像の流通システム スイッチ
器具用ソケット,照明用ソケットなどの取付図記号
第12部 : 二値論理素子
例11 限定図記号 依存性の表示 バッファ,ドライバ,コーダなどの組合せ素子及び順次素子
演算素子の遅延素子 双安定素子 単安定素子及び非安定素子 送りレジスタ及び送りカウン
タメモリ
第13部 : アナログ素子
例12 限定図記号付き増幅器 関数発生器 座標変換器 電子スイッチ

4 図記号の概念

4.1 一般

  JIS C 0617の規格群の中で,図記号化されたデバイス及び概念の名称は,IEC 60617と一致させている。

4.2 図記号の規定に用いる項目名の説明

  JIS C 0617の規格群に用いる項目名の説明を表1に示す。
なお,英文の項目名はIEC 60617に対応した名称で,参考として示す。

――――― [JIS C 0617-1 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
C 0617-1 : 2011
表1−図記号の規定に用いる項目名の説明
項目名 説明
図記号番号 図記号の分類番号。xx-yy-zzの形式で示し,x,y,zは09の整数とAとで表す。
xx : 部の番号
yy : 節の番号
zz : 節の番号中の図記号番号
注記 節番号にAが付いた図記号は,旧規格に規定されていたが,現在は削除されて
いる。
識別番号 図記号の識別番号。Snnnnnの形式で示し,nは09の整数である。この番号はIEC 60617
の固有番号である識別番号(Symbol identity number)に対応しており,番号付けには意
(Symbol identity number)
味はない。
名称(Name) 当該図記号の概念を表す名称。
別の名称 当該図記号の名称に対する別な名称。ほぼ同意語で,従属的な特定の名称など。
(Alternative names)
様式(Form) 当該図記号と同一の名称(意味)。形状の異なる図記号がある場合,様式1,様式2···
として記載する。
別様式(Alternative forms) 当該図記号と同一名称でほかの様式の図記号がある場合,その図記号の図記号番号。
注釈(Application notes)
当該図記号の説明又は付加的な関連規定。注釈は通常,複数の図記号で共有されるた
め,注釈番号を記した別のページに記載されている。
注釈番号はAnnnnnの形式で示し,nは09の整数で表す。この番号はIEC 60617の
注釈(Application notes)に対応しており,番号付けには意味はない。
適用分類 当該図記号が適用される文書の種類。JIS C 1082-1で定義されている。
(Application class)
機能分類(Function class) 当該図記号が属する一つ又は複数の分類。JIS C 0452-2で定義されている。括弧内に示
したものは,分類コード。
形状分類(Shape class)当該図記号を特徴付ける基本的な形状。
制限事項 当該図記号の適用方法に関する制限事項。
(Symbol restrictions)
補足事項(Remarks) 当該図記号の付加的な情報。
適用図記号(Applies) 当該図記号を構築するために用いている図記号(図記号要素,限定図記号及び一般図
記号)の識別番号。
被適用図記号(Applied in) 当該図記号を要素として用いている図記号の識別番号。
キーワード(Keywords) 検索を容易にするキーワードの一覧。
注記 図記号などに関連する事柄を補足する参考情報。
なお,IEC 60617だけの参考情報としては,次の項目がある。
Status level IEC 60617連続メンテナンスに関する当該図記号の状態。
当該図記号が承認された場合,そのステータスレベルは“Standard”
に設定される。
当該図記号が後に別の図記号で置き換えられた場合,又は技術的に
旧式であると判断された場合,そのステータスレベルは参考として
の“旧形式(Obsolete)”となる。
技術的に旧式になった場合,当該図記号は用いられるが,今後メン
テナンスは行われない。
Released on IEC 60617の一部として発行された年月日。
Obsolete from IEC 60617に対して旧形式となった年月日。

4.3 図記号の番号付け

  各々の図記号には,図記号番号を付ける。この番号は,次の三つのグループで構成する。
− 第1のグループ(2桁の数字)は,JIS C 0617(規格群)の部の番号。

――――― [JIS C 0617-1 pdf 5] ―――――

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JIS C 0617-1:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 0617-1:2011の関連規格と引用規格一覧