JIS C 0807:2020 一次元シンボル(バーコード)及び二次元シンボルを使用した電子部品用容器包装ラベル | ページ 2

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C 0807 : 2020 (IEC 62090 : 2017)
データキャラクタ数は,データを適切に符号化するためのオーバヘッドキャラクタ(標準シンボル仕様
で必要とするスタートキャラクタ,ストップキャラクタ,データ識別子,その他のキャラクタなど)を除
外する。
機械読みが可能な媒体に符号化された全てのデータ項目の前には,JIS X 0531で引用するANSI MH
10.8.2に規定するデータ識別子を置かなければならない。
製造業者は,ラベルにどのようなデータを追加してもよい。追加の一次元シンボル又は二次元シンボル
のデータ項目には,適切なデータ識別子を用いる。
ラベル上に4.3で規定する任意データ項目を表示する場合には,次に示す方法を用いることが望ましい。
全ての追加データ,特定の形式又はその他の要求事項は,受渡当事者間の相互合意で実施してもよい。
この規格は,受渡当事者間の合意を制限していない。
世界的に一意性が求められるデータ項目は,JIS X 0532規格群の規定に従う又はJIS X 0532規格群に対
応する企業コードと製造業者識別を示すデータ識別子“18V”とを組み合わせて,その企業内で一意とし
なければならない。

4.2 必須データ項目

4.2.1  製造業者の製品識別 − データ識別子“1P”及び“25P”
製造業者が割り当てた製品識別は,必須である。
データ識別子“1P”を用いる場合,世界的に一意な製造業者別データ識別子“18V”と組み合わせるこ
とによって,JIS X 0532規格群への適合が達成できる。
4.2.2 顧客の製品コード − データ識別子“P”
顧客の製品コードは,顧客が製品に割り当てたコードで,注文書とともに送ってもよい。
注記 部品包装上の顧客の製品コードは,比較的広く採用されている。ただし,在庫生産又は流通業
者経由での販売時には,この情報は,特定されていない。
顧客情報のラベルへの追加は,供給者と顧客との間の購買契約の条件になる。明確な購買契
約がない場合は,この情報を追加するかどうかは,製造業者の判断になる。
4.2.3 製造業者識別 − データ識別子“18V”及び“21V”
製造業者識別は,部品の追跡管理のために,製造業者を一意に識別できなければならない。
指定しない場合,“18V”は製造業者識別になる。
製造業者の下位組織の情報が必要な場合(例えば,製造場所の表示)は,“18V”に加えて“21V”を用
いる。受渡当事者間の合意がある場合,“18V”の代わりに“21V”を用いることがある。
目視可能な形式では,製造業者識別は,製造業者の正式名称又はロゴとする。機械読取可能な形式での
製造業者識別は,JIS X 0532規格群に従い登録機関が認定する発番機関が割り当てる。
目視可能な製造業者識別と機械読みが可能な製造業者識別とは異なる。目視可能な製造業者識別と機械
読みが可能な製造業者識別との間には,一対一の関係があることを推奨する。
4.2.4 数量 − データ識別子“Q”及び“7Q”
数量は,ラベルが付けられる包装又は容器の中味の量である。データ識別子“Q”の計量単位(標準設
定)は“個”(“枚”,“巻”,“錠”などを含む。)である。
受渡当事者間の合意によって“個”以外の物理単位が必要な場合は,データ識別子“7Q”を用い,量の
後にANSI MH10.8.2の附属書Dに規定する計量単位コードを表す2桁の英数字を付ける。
量及び計量単位を用いるのは,物理単位の場合だけにすることを推奨する。
人にとって読みやすくするため有効数字だけを印字し,有効数字の前のゼロは印字しない。

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4.2.5 トレーサビリティ識別子 − データ識別子“S”及び“25S”,並びに“1T”及び“25T”
4.2.5.1 一般
トレーサビリティ識別子は,製造業者が割り当てなければならない。この識別子のカテゴリは,シリア
ル番号,及びロット番号又はバッチ番号を含む。
トレーサビリティ識別子が,シリアル番号の場合には,識別子“S”又は“25S”を用い,ロット番号又
はバッチ番号の場合には,識別子“1T”又は“25T”を用いることが望ましい。
必要に応じて,シリアル番号,及びロット番号又はバッチ番号の両方をラベル上に表示してもよい。こ
の場合,一次元シンボルには,少なくとも二つのうち一つを符号化し,二次元シンボルには両方を含めな
ければならない。
4.2.5.2 シリアル番号 − データ識別子“S”及び“25S”
シリアル番号は,供給者が割り当てるものであって,その製品の寿命が続く間は唯一のコードである。
シリアル番号の形式は,製造業者が決定する。
4.2.5.3 ロット番号又はバッチ番号 − データ識別子“1T”及び“25T”
ロット番号又はバッチ番号は,唯一のグループの実体(例えば,製造ロット,バッチ,検査ロットなど)
を識別するか,又は追跡するために,供給者が割り当てたコードである。ロット番号又はバッチ番号のた
めの様式は製造業者が定義する。
4.2.6 原産国 − データ識別子“4L”
原産国は,完全な国名を用いて,目視可能情報で表示しなければならない。
JIS X 0304に規定する2文字の国名コードの機械読取可能なシンボルへの符号化に加えて,目視可能情
報を表示する。
4.2.7 製造日 − データ識別子 “16D”
日付コードはJIS X 0301の規定による。機械読み可能なシンボルを用いて符号化する場合には,データ
識別子は“10D”,“11D”又は“16D”を用いる。この場合に,推奨するデータ識別子は“16D”とする。
ある製品の製造日は,製造業者が適切な方法で決定する。
注記 JIS X 0516では,製造日の形式は,“16D”を推奨している。
4.2.8 包装識別 − データ識別子“J”及び“3S”
包装のユニーク識別(すなわち,ライセンスプレート)は,JIS X 0532規格群に従わなければならない。
ライセンスプレートに,データ識別子“J”を用いる形式を推奨する。
幾つかの包装の階層が,それぞれ1対1の関係で存在する場合,異なる包装の階層のラベルに,同じ包
装識別子を用いる(例1参照)。包装の中に二つ以上の包装を含む場合には,異なる包装識別子を用いる
(例2参照)。
例1 リールがドライパックに入れられ,出荷用包装箱に収納されている場合は,リールと出荷用包
装箱とには同じ包装識別を,それぞれのラベルに表示する。
例2 一つの出荷用包装箱に,包装識別が異なる複数のリールを収納する場合は,出荷用包装箱には,
リールとは別の包装識別を用いる。
注記1 一方,必須データ項目としてデータ識別子“18V”を用いる,JIS X 0532規格群に従う世界
的に一意な製造業者識別が存在する。この一意な製造業者識別とその企業内で一意な包装識
別とを組み合わせることで,データ識別子“3S”を用いる世界的に一意な識別が達成できる。
注記2 将来的に,部品包装の識別に,RFID(Radio Frequency Identification)を用いる場合に,“3S”
は,RFIDタグでの主キーとして用いるのには,適していない。RFIDとは,電波を用いて非

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接触でRFIDタグと呼ぶ情報媒体のデータを読み書きする自動認識技術のことである。

4.3 任意データ項目

4.3.1  有効期限日 − データ識別子“14D”
包装された部品が,製造業者が指定した条件下で貯蔵された場合,ある特定の日までに使用又は処理(例
えば,はんだ付けする。)する必要がある場合,有効期限日を,包装ラベルに表示してもよい。
有効期限日のデータ形式は,YYYYMMDDとする。
4.3.2 改訂レベル − データ識別子“2P”
改訂レベルは,ある部品の改訂又はバージョンを明示する。(例えば,技術的変更のレベル,版,改訂)
4.3.3 EIAJ ID − データ識別子 “3N”
データ識別子“3N”は,記号化の構造を示している。
注記 このコードは,日本電子機械工業会(EIAJ)[現一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)]
が規定した形式に従うコード化の構造である。このコード化に関しては,ECALGA標準(一般
社団法人電子情報技術産業協会のECセンターが作成した標準)に記載がある。
4.3.4 製造業者の所在地 − データ識別子“25L”
JIS X 0532規格群に従う世界的にユニークな所在地コードは,三つの連結されたデータ項目[発番機関
コード(IAC),企業識別番号(CIN)及びCIN保有者の領域内でユニークな物理的な内部所在地コード]
の連続として組み立てられ,製造業者の所在地を識別するために用いなければならない。その例を,例1
及び例2に示す。
例1 発番機関コード“LE”(EDIFICE) 25LLEIBMABCDE
例2 発番機関コード“UN”(Dun&Bradstreet) 25LUN123456789ABCDE
注記 DUNS番号は“The Data Universal Numbering System”の略で,世界の企業を一意に識別できる
企業コードのことをいう。それぞれの所在地が自己のDUNS番号をもっている場合は,異なる
所在地のためのDUNS番号の拡張は必要ない。
4.3.5 顧客が割り当てた供給者コード − データ識別子“V”
ある顧客は,供給者に自身が割り当てたコードを用いており,この情報を部品の包装に表示することを
求めている。
顧客が割り当てた供給者コードは,この一顧客に特有であると考えられる。顧客に特有の内容を表示し
たラベルは,例えば,在庫生産,再販業者経由の販売,顧客からの返品などの,追加の労力及び業務を引
き起こす。販売形態によっては,顧客要求に基づくラベルは,用いられないことがある。特定顧客向けの
データが表示された包装の返品は,ラベルの貼替えが必要になる。したがって,この規格では,顧客が割
り当てる製造業者又は納入者コードを用いてもよいが,推奨しない。
4.3.6 感湿性レベル − データ識別子“13E”
感湿性レベルは,JIS C 61760-4又はIEC 60749-20の規定に従って,感湿性部品を周囲環境にさらすこ
とができる時間の水準である。これは,特にはんだ付けする部品に対して,重要な情報である。少なくと
も,このような部品に対して感湿性レベルを示すことが望ましい。
注記 対応国際規格では,IPC/JEDEC J-STD-020が記載されているが,この米国団体規格を基にした
IEC 60749-20が制定されているため,IEC規格だけを記載した。
4.3.7 URL及びP2P URL − データ識別子 “33L”及び“34L”
特定の包装に対する更なる情報を,インターネット経由で入手可能なリンクを,データ識別子“33L”
と対応するデータ構造とを用いるか,又はデータ識別子“34L”と対応するデータ構造とを用いて,専用

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のデータ項目に追加することが可能である。“URL”の詳細は,附属書C参照。
注記1 これらのデータ識別子は,供給者と顧客との間の合意に基づいて用いられている。
注記2 追加のデータ又は情報を提供するかどうか,どのような種類のデータ及びどのようにデータ
を提供するかは,データを所有する当事者の判断になる。

4.4 データ識別子が規定するデータの意味及び形式

  全ての関連するデータ項目(3Nを除く)の一覧を,それぞれのデータ識別子とともに表1に示す。
表1−データ識別子
データ 必須/任意 データ領域 データ文字のタイプ 説明
識別子 及び長さf)
10D 必須a) 製造年週 an3+n4 形式 YYWW
11D 製造年週 an3+n6 形式 YYYYWW
16D 製造日 an3+n8 形式 YYYYMMDD
14D 任意 有効期限日 an3+n8 形式 YYYYMMDD
4L 必須 原産国 an2+an2 ISOが割り当てた,2桁の国名コード。原
産国は,製品が現在の状態,すなわち,部
品,半完成品又は完成品として製造された
国として定義する。原産国が複数ある場合
は,受渡当事者間の合意に基づいて,国名
コード“AA”を用いる。国名コードは,
JIS X 0304で調べることが可能である。
例 4L US
1P 必須b) 製造業者の製品識
− −

25P 製造業者の製品識 an3+an...32 IAC及びCIN,並びに供給者が割り当てた
別 部品番号の組合せ
2P 任意 改訂レベル 部品の改訂レベルを示すために割り当て

たコード
P 必須 顧客の製品コード an1+an···25 顧客が部品に割り当てたコード。
製造時に,製造業者がその部品コードを入
手可能な場合にだけ必須とする。製造業者
と顧客との間の売買契約を前提とする。
25L 任意 製造業者の所在地 an3+an...25 JIS X 0532規格群の規則に従って製造業
者が割り当てた世界でユニークな所在地
識別子。
18V 必須 製造業者識別 an3+an...25 特に指定しない場合に用いる,JIS X 0532
規格群に従う製造業者の識別子。
21V 任意 製造業者識別 an3+an...25 JIS X 0532規格群の規則に従う会社のサ
ブユニット。
V 任意 顧客が割り当てた an1+an···18 顧客が供給者に割り当てたコード
供給者コード

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表1−データ識別子(続き)
データ 必須/任意 データ領域 データ文字のタイプ 説明
識別子 及び長さf)
J 必須c) 包装識別 an2+an···25 −
3S 包装識別 an2+an···25 −
S 必須d) シリアル番号 an1+an...25 その製品の寿命が続く間,供給者が割り当
てたシリアル番号又はコード
25S シリアル番号 an3+an...32 IAC,CIN及び供給者が割り当てたシリア
ル番号の組合せc)
1T 必須 ロット番号又は an2+an...25 製造業者が定義したロット番号又はバッ
バッチ番号 チ番号
25T 必須 ロット番号又は an3+an...32 IAC,CIN及び供給者が割り当てたロット
バッチ番号 番号又はバッチ番号の組合せ
7Q 必須e) 数量 an2+n..8+an2 容器包装内の単位e) 付き製品数量[次の
例でCRは立方メートル(m3)を意味す
る。]。
例 7Q 1CR
(必要な場合,符号化された小数点を含
む。)
Q 数量 an1+n...8 容器包装内の製品入り数(個)
例 Q2000
13E 任意 感湿性レベル an3+an1···3 JIS C 61760-4又はIEC 60749-20で規定す
る感湿性レベルは,受渡当事者間の合意に
基づいて用いることが望ましい。
例 13E2a
33L 任意 ユニフォーム リ HTTP://(文字セットはラベル貼付者が決めたインターネットの
ソース ロケータ RFC 1738に一覧表があ 目的ページへの完全なURLリンク
(URL) 附属書C URL参照。
る。)のようなヘッダ情
報を含むURLを形成す
る全ての文字を含む。
34L 任意 ポインタ トゥー HTTP://(文字セットはポインタ トゥー プロセス URL(P2P
プロセス URL RFC 1738に一覧表があ URL)は,他のデータとともに自動認識媒
(P2P URL) 体に符号化されたポータルアドレスと組
る。)のようなヘッダ情
報を含むURLを形成す み合わせて,部品データからURLを生成
る全ての文字を含む。 するための規則を設定している。規則は
ANSI MH10.8.2(34L)を用いて記述され
ている。
附属書C URL参照。
注記 対応国際規格では,IPC/JEDEC J-STD-020が記載されているが,この米国団体規格を基にしたIEC 60749-20
が制定されているため,IEC規格を記載した。
注a) データ識別子“10D”,“11D”又は“16D”のうち一つを用いるが,形式“YYYYMMDD”を表す“16D”を
推奨する。製造業者は他のデータ形式を選択してもよい。
b) 製造業者が割り当てる部品番号の形式,“1P”又は“25P”のうち一つを用いる。
c) “J”又は“3S”のいずれかを適用する。“3S”を用いる場合,世界でのユニーク性は,製造業者識別子“18V”
と組み合わせて用いることで達成される。
d) 製造業者が割り当てるシリアル番号の形式,“S”又は“25S”のいずれかを用いる。
e) 数量の形式は,“7Q”又は“Q”を適用する。ANSI MH10.8.2.の附属書Dを参照。
f) n : 英数字,n : 数字

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JIS C 0807:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62090:2017(IDT)

JIS C 0807:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 0807:2020の関連規格と引用規格一覧