この規格ページの目次
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C 1513-1 : 2020 (IEC 61260-1 : 2014)
3.1
バンドパスフィルタ(band-pass filter)
ゼロよりも大きい下端周波数から有限の上端周波数までの伝送帯域(又は小さな相対減衰量の通過帯
域)をもつ単一のフィルタ
3.2
オクターブ周波数比(octave frequency ratio)
2対1の周波数比に等しい公称周波数比
注釈1 この規格のオクターブ周波数比を求める式を5.2.1に示す。
3.3
帯域幅表示(bandwidth designator)
オクターブバンドの帯域幅を表す,正の整数bを分母とする分数
注釈1 帯域幅表示は,フィルタセットにおけるフィルタの公称帯域幅を表すために用いる。例えば,
1/b=1/12は,1/12オクターブバンドフィルタを表す。1/bの“b”は,用語“1/Nオクターブバ
ンドフィルタ”の“N”と同じである(3.11参照)。
3.4
基準周波数(reference frequency)
フィルタセットの全てのバンドパスフィルタの減衰応答を規準化するために選択された単一の周波数
注釈1 基準周波数の単位は,ヘルツ(Hz)で表す。
3.5
厳密中心周波数(exact mid-band frequency)
規定する帯域幅のフィルタセットの全てのフィルタで,任意の二つの隣接するバンドパスフィルタの中
心周波数の比が同一となるように基準周波数に対して規定する周波数
注釈1 厳密中心周波数の単位は,ヘルツ(Hz)で表す。
3.6
公称中心周波数(nominal mid-band frequency)
バンドパスフィルタを識別するために,中心周波数を丸めた周波数
注釈1 公称中心周波数の単位は,ヘルツ(Hz)で表す。
注釈2 公称中心周波数は,附属書E参照。
3.7
規準化周波数(normalized frequency)
あるバンドパスフィルタで,厳密中心周波数に対する周波数の比
3.8
帯域端周波数(band-edge frequencies)
厳密中心周波数がそのバンドパスフィルタの下端及び上端周波数の幾何平均となるようなフィルタ通過
帯域の下端及び上端の周波数
注釈1 帯域端周波数の単位は,ヘルツ(Hz)で表す。
3.9
フィルタの規準化帯域幅(normalized bandwidth of a filter)
――――― [JIS C 1513-1 pdf 6] ―――――
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C 1513-1 : 2020 (IEC 61260-1 : 2014)
厳密中心周波数に対する上限の帯域端周波数から,対応する下限の帯域端周波数を減じた差分との比で
あるフィルタの相対帯域幅
3.10
オクターブバンドフィルタ(octave-band filter)
上端周波数と下端周波数との比がオクターブ周波数比であるバンドパスフィルタ
3.11
1/Nオクターブバンドフィルタ[1/N (fractional) -octave-band filter]
下端周波数と上端周波数との比が,該当する帯域幅表示を指数とするオクターブ比のべき乗であるバン
ドパスフィルタ
注釈1 オクターブバンドフィルタも1/Nオクターブバンドフィルタ(1/b=1/1)である。
注釈2 この規格では,対応国際規格での“fractional”の訳として,我が国で広く用いられている“1/N”
を用いた。
3.12
信号レベル,時間平均信号レベル(signal level,time-average signal level)
任意の周波数において,指定する基準値の二乗に対する二乗時間平均信号の比の常用対数の10倍の値
注釈1 信号レベル及び時間平均信号レベルの単位は,デシベル(dB)で表す。
3.13
フィルタ減衰量(filter attenuation)
バンドパスフィルタの任意の周波数における,入力信号レベルから対応する出力信号レベルを減じた値
注釈1 フィルタ減衰量の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.14
基準減衰量(reference attenuation)
機器の全てのバンドパスフィルタに対して,相対減衰量を求めるための通過帯域内の公称フィルタ減衰
量
注釈1 基準減衰量の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.15
相対減衰量(relative attenuation)
フィルタ減衰量から基準減衰量を減じた値
注釈1 相対減衰量の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.16
規準化レスポンス(normalized response)
任意の規準化周波数において,相対減衰量の−1/10の値の10のべき乗の値
3.17
規準化実効帯域幅(normalized effective bandwidth)
定常正弦波入力信号に対して,バンドパスフィルタの規準化レスポンスを規準化周波数にわたって積分
した値
注釈1 規準化レスポンスは,規準化周波数の逆数で重み付ける。
――――― [JIS C 1513-1 pdf 7] ―――――
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C 1513-1 : 2020 (IEC 61260-1 : 2014)
3.18
規準化基準実効帯域幅(normalized reference effective bandwidth)
通過帯域において相対減衰量がゼロで,通過帯域外の周波数において相対減衰量が無限のバンドパスフ
ィルタの規準化実効帯域幅
3.19
実効帯域幅偏差(effective bandwidth deviation)
フィルタの規準化実効帯域幅の規準化基準実効帯域幅に対する比の常用対数の10倍の値
注釈1 実効帯域幅偏差の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.20
基準レベルレンジ(reference level range)
フィルタセット内のバンドパスフィルタの電気的性能特性を試験するために製造業者が指定する一つの
レベルレンジ
3.21
基準入力信号レベル(reference input signal level)
基準レベルレンジにおいて製造業者が指定する入力信号の基準レベル
注釈1 基準入力信号レベルの単位は,デシベル(dB)で表す。
3.22
レベル直線性偏差(level linearity deviation)
厳密中心周波数における任意のレベルレンジにおいて,特に明記しない限り,指示される出力信号レベ
ルから予想される出力信号レベルを減じた値
注釈1 レベル直線性偏差の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.23
直線動作範囲(linear operating range)
指定のフィルタ及びレベルレンジにおいて,レベル直線性偏差がこの規格に規定する受容限度値を超え
ない定常正弦波入力信号レベルの範囲
注釈1 直線動作範囲の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.24
レベルレンジ調整器(level range control)
フィルタの全体動作を直線動作範囲内に維持するために,入力信号のレベルの変化に対応してバンドパ
スフィルタの感度を調整する装置
3.25
測定範囲(measurement range)
任意の厳密中心周波数に対して,最も感度の高いレベルレンジにおける直線動作範囲の入力信号レベル
の下限から,最も感度の低いレベルレンジにおける直線動作範囲の入力信号レベルの上限までの範囲
注釈1 測定範囲の単位は,デシベル(dB)で表す。
3.26
アナログフィルタ(analogue filter)
フィルタ出力を生成するために,アナログ入力信号に対して連続に動作するフィルタ
――――― [JIS C 1513-1 pdf 8] ―――――
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C 1513-1 : 2020 (IEC 61260-1 : 2014)
3.27
標本化データフィルタ(sampled-data filter)
フィルタ出力を生成するために入力信号の標本に対して操作する演算処理
3.28
ディジタルフィルタ(digital filter)
入力データをディジタル化した標本に操作する標本化データフィルタの一種
3.29
時不変動作(time-invariant operation)
信号に対する応答が信号を加えた時間に依存しないような,バンドパスフィルタシステムの動作モード
又は能力
3.30
フィルタ減衰時間(filter decay time)
特定の周波数において,フィルタへの入力信号を突然停止した後,出力信号レベルが60 dB減衰するの
に要する時間
注釈1 フィルタ減衰時間の単位は,秒(s)で表す。
3.31
基準の向き(reference orientation)
無線周波電磁界の発信器又は受信器の主方向に対するバンドパスフィルタの向き
3.32
グループXバンドパスフィルタ(group X band-pass filter)
この規格の要求事項に適合するバンドパスフィルタ機能を備え,通常動作モードのために内蔵電池を指
定し,機器を動作させるために他の装置への外部接続を必要としない一体型の機器
3.33
グループYバンドパスフィルタ(group Y band-pass filter)
バンドパスフィルタ機能を備え,通常動作モードのために商用電源への接続を指定するとともに,機器
を動作させるために他の装置への外部接続を必要としない一体型の機器
3.34
グループZバンドパスフィルタ(group Z band-pass filter)
バンドパスフィルタ機能を備え,電池又は商用電源のいずれかで動作する,通常動作モードのために何
らかの方法で複数の機器との接続を必要とする機器
注釈1 構成機器が,無線又は光学的方法によって通信し,導電性のケーブル又はコネクタにて接続し
ない場合,機器は,グループZバンドパスフィルタではない。
3.35
包含確率(coverage probability)
測定値の真の値が,指定した包含区間に含まれる確率
(出典 : ISO/IEC Guide 98-4:2012の3.2.8)
3.36
受容限度値(acceptance limit)
――――― [JIS C 1513-1 pdf 9] ―――――
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C 1513-1 : 2020 (IEC 61260-1 : 2014)
測定値の許容される上限又は下限の値
(出典 : ISO/IEC Guide 98-4:2012の3.3.8)
4 基準環境条件
基準環境条件は,次による。
a) 温度 : 23 ℃
b) 静圧 : 101.325 kPa
c) 相対湿度 : 50 %
5 性能要求事項
5.1 一般事項
5.1.1 オクターブバンドフィルタ及び1/Nオクターブバンドフィルタの電気応答特性は,特に規定されな
い限り,箇条4の基準環境条件下で適用する。
5.1.2 この規格の該当する全ての要求事項に適合させるために,いかなるフィルタ設計方法を採用しても
よい。
5.1.3 バンドパスフィルタは,電池又は外部電源から電力供給してもよい。
5.1.4 フィルタの構成を,必須の附属品を含め,通常の動作モードの一つについて,取扱説明書に記載し
なければならない。
5.1.5 取外し可能な前置増幅器(以下,プリアンプという。)を備えたサウンドレベルメータに内蔵され
たフィルタの場合,フィルタへの信号の入力は,製造業者によって指定され,マイクロホンに代わり適切
な入力装置を通したプリアンプへの入力,又はプリアンプが通常接続されている端子への入力とする。
5.1.6 受容限度値には,設計,製造及び経年劣化の許容差が含まれる。
5.1.7 5.1.85.1.10では,設計目標値からの測定偏差の許容値として,受容限度値を定める。許容区間及
び受容区間と測定の不確かさの最大許容値との関係を附属書Aに記載する。
5.1.8 型式評価試験及び定期試験については,試験所及び校正機関は,ISO/IEC Guide 98-3及びISO/IEC
Guide 98-4:2012に合致した包含確率が95 %の実際の拡張不確かさを決定し,附属書Bに定める拡張不確
かさの最大許容値を超えてはならない。
5.1.9 次を満たす場合,この規格の仕様に適合するとみなす。
a) 設計目標値からの偏差が,受容限度値を超えない。
b) 95 %の包含確率で算出した実際の測定の不確かさが,附属書Bによる測定の不確かさの最大許容値を
超えない。
5.1.10 この規格の仕様に対する適合性の評価例を,附属書Cに記載する。
――――― [JIS C 1513-1 pdf 10] ―――――
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JIS C 1513-1:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61260-1:2014(IDT)
JIS C 1513-1:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.50 : 電気音響
JIS C 1513-1:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC61000-4-2:2012
- 電磁両立性―第4-2部:試験及び測定技術―静電気放電イミュニティ試験