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C 2806 : 2003
表2 試験電線の組合せ
呼び 電線の組合せ
直線突合せ用(B) 直線重合せ用(P) 終端重合せ用(E)
より線 より線 より線 単線
mm2 mm2 mm2 mm
1.25 0.75と0.75 − − −
0.90と0.90
1.25と1.25
2 2.0と2.0 0.75と0.75 − −
0.90と0.90
1.25と1.25
5.5 3.5と3.5 2.0と2.0 − −
5.5と5.5
8 8と8 3.5と3.5 − −
14 14と14 5.5と5.5 − −
8と8
22 22と22 8と14 − −
38 38と38 14と14 − −
60 60と60 22と22 − −
70 − 38と38 − −
80 − 22と60 − −
100 100と100 38と60 − −
150 150と150 60と60 − −
180 − 60と100 − −
200 200と200 100と100 − −
325 250と250 150と150 − −
325と325
小 − − 2.0と2.0 1.6と1.6
2.0と2.0と2.0 1.6と1.6と1.6
3.5と3.5 2.0と2.0
中 − − 5.5と5.5 2.6と2.6
大 − − 5.5と5.5と5.5 2.6と2.6と2.6
――――― [JIS C 2806 pdf 6] ―――――
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表3 試験電流値及び引張荷重値
記号 性能試験に使用する 温度上昇 ヒートサイクル 引張荷重値
電線の断面積及び直径 試験電流値
より線 単線 (交流) 試験電流値 試験時間
(交流)
mm2 mm A A min N
B及びP 0.75 − 16 25 45 120
0.9 − 17 27 150
1.25 − 19 30 200
2.0 − 27 43 290
3.5 − 37 58 540
5.5 − 48 76 780
8 − 62 98 980
14 − 88 140 1 400
22 − 115 180 1 800
38 − 160 255 60 2 500
60 − 215 345 3 200
100 − 300 470 3 900
150 − 395 625 90 4 100
200 − 470 740 4 400
250 − 555 880 4 600
325 − 650 1 050 150 4 800
E 2.0 1.6 20 26 45 −
3.5 2.0 20 30 −
5.5 2.6 30 45 −
7.2 外観試験
外観試験は,目視によって5.a),5.b)及び10.に規定する事項について調べる。
7.3 寸法試験
寸法試験は,JIS B 7507に規定するノギス又はそれと同等以上の精度のもので,5.c)に規
定する事項について調べる。
7.4 めっき厚さ試験
JIS H 8501に規定するめっき厚さ試験を行い,5.d)に規定する事項について調べる。
ただし,測定箇所はスリーブ中央外側とする。
7.5 圧着接続性試験
電線をスリーブに圧着接続後,スリーブの表面及び圧着部の断面の状態を10倍以
上の拡大鏡を使用して,4.1に規定する事項について調べる。
7.6 温度上昇試験
温度上昇試験は,次による。
a) 図1に示す方法によって,測定点の温度が一定(4)になるまで表3に示す温度上昇試験電流(5)を連続し
て通電(6)し,各部の温度を測定する。
注(4) 一定の温度とは,10分間隔で連続して3回測定した温度上昇値(測定点の温度−周囲温度)にお
いて,それぞれ0.5 K以上の差がなくなったときの温度をいう。
(5) 表2の電線の組合せで,断面積の異なる電線を接続した場合の電線の試験電流値は,断面積の
小さい方の値とする。
(6) 表2の電線の組合せで,3本組み合わせた場合は,1本は,長さ約20 mmの添線とし,他の2
本に通電する。
b) 接続する電線の長さ(L)は,断面積が22 mm2以下のものにあっては最小1 m,断面積が38 mm2以上の
ものにあっては最小2 mとする。
c) 試料は空中に水平に張り,壁から30 cm以上,天井及び床から60 cm以上,他の電線から20 cm以上
――――― [JIS C 2806 pdf 7] ―――――
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離すものとする。
d) 温度の測定は,通風などの影響を受けない室内でJIS Z 8704の熱電対を用いる方法のC級測定方法又
はこれと同等以上のものによって行う。熱電対は,JIS C 1602で規定する素線の線径が0.32 mmのも
の又は素線の線径が0.20.3 mmのものを用いる。
なお,測定点は,熱電対の感温部をスリーブ表面外側にはんだ処理などによって密着させ,電線の
測定点は,感温部を被覆の内部で導体に密着させる。
e) 温度上昇値は,測定点の温度から周囲温度を差し引いて求める。
図1 温度測定点
7.7 ヒートサイクル試験
ヒートサイクル試験は,次による。
a) 図1に示す方法によって,表3に示すヒートサイクル試験電流(5)を同表に示す時間通電(6)し,かつ,
同じ時間休止する。これを1サイクルとして125サイクル行い,25サイクル目及び125サイクル目の
通電時間終了直前5分以内に測定点の温度を測定する。
b) 接続する電線の長さ(L)は,断面積が22 mm2以下のものにあっては,最小1 m,断面積が38 mm2
以上のものにあっては,最小2 mとする。
c) 試料は空中に水平に張り,壁から30 cm以上,天井及び床から60 cm以上,他の電線から20 cm以上
離すものとする。
d) 温度の測定は,通風などの影響を受けない室内でJIS Z 8704の熱電対を用いる方法のC級測定方法又
はこれと同等以上のものによって行う。熱電対は,JIS C 1602で規定する素線の線径が0.32 mmのも
の又は素線の線径が0.20.3 mmのものを用いる。
なお,測定点は,熱電対の感温部をスリーブ表面外側にはんだ処理などによって密着させ,電線の
測定点は,感温部を被覆の内部で導体に密着させる。
e) 温度上昇値は,測定点の温度から周囲温度を差し引いて求める。
7.8 引張強さ試験
引張強さ試験は,次による。
a) 図2に示す方法によって,表3に示す値以上の引張荷重を10秒間加える。
b) 表3に示す値に達するまでの引張速度は25 mm/minの一定速度とし,張力はなるべく電線の中心にか
かるようにする。
c) 表2に示す電線の組合せで,断面積の異なる電線を接続した場合の電線の引張荷重値は,断面積が小
さい方の値とする。
d) 引張試験機に取り付ける電線の部分は,張力が電線に均一にかかるようにはんだ処理などを行って固
定する。
――――― [JIS C 2806 pdf 8] ―――――
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C 2806:2003
(a)直線突合せ用(B)の場合
(b) 直線重合せ用(P)の場合
図2 引張強さ試験方法
8. 検査
8.1 形式検査
表4に示す項目について,7.によって試験を行ったとき,4.,5.及び10.に適合しなければ
ならない。
表4 形式検査
項目 試験方法
(1) 外観 7.2
(2) 寸法 7.3
(3) めっき厚さ 7.4
(4) 圧着接続性 7.5
(5) 温度上昇 7.6
(6) ヒートサイクル(7) 7.7
(7) 引張強さ(8) 7.8
注(7) 温度上昇試験の後に行う。
(8) 記号B及びPのものについて行う。
8.2 受渡検査
次の検査項目について,7.によって試験を行ったとき,4.,5.及び10.に適合しなければな
らない。ただし,受渡し当事者間の協定によってその一部又はすべてを省略することができる。
a) 外観
b) 寸法
c) 圧着接続性
9. 製品の呼び方
製品の呼び方は,種類,記号及び呼びによる。
例1. 直線突合せ用スリーブ B 8
例2. 終端重合せ用スリーブ E 小
――――― [JIS C 2806 pdf 9] ―――――
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C 2806 : 2003
10. 表示
10.1 製品表示
製品の見やすい箇所に,容易に消えない方法で次の事項を表示しなければならない。
a) 呼び
b) 製造業者名又はその略号
10.2 包装表示
製品の包装には,容易に消えない方法で次の事項を表示しなければならない。
なお,記号Eのものは,最大使用電流及び使用可能の電線の組合せを表示しなければならない。
a) 種類,記号及び呼び
b) 製造業者名又はその略号
c) 数量
d) 製造年月又はロット番号
――――― [JIS C 2806 pdf 10] ―――――
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JIS C 2806:2003の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2806:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISC1602:2015
- 熱電対
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC9711:1997
- 屋内配線用電線接続工具
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3300:2018
- 銅及び銅合金の継目無管
- JISH8501:1999
- めっきの厚さ試験方法
- JISH8619:1999
- 電気すずめっき
- JISZ3261:1998
- 銀ろう
- JISZ3264:1998
- りん銅ろう
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8704:1993
- 温度測定方法―電気的方法