この規格ページの目次
JIS C 4901:2013 規格概要
この規格 C4901は、力率改善の目的で,商用周波数の交流600V以下の回路に負荷と並列に接続して,屋内で用いる進相用の蒸着電極コンデンサについて規定。
JISC4901 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C4901
- 規格名称
- 低圧進相コンデンサ(屋内用)
- 規格名称英語訳
- Low-voltage power capacitors
- 制定年月日
- 1950年11月25日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60831-1:2002(MOD), IEC 60831-2:1995(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 29.120.99, 31.060.70
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
- 改訂:履歴
- 1950-11-25 制定日, 1953-08-07 改正日, 1956-07-24 改正日, 1959-06-20 確認日, 1962-08-01 改正日, 1966-10-01 確認日, 1969-11-01 確認日, 1970-05-01 改正日, 1972-05-01 改正日, 1974-06-01 改正日, 1977-08-01 確認日, 1982-08-15 確認日, 1984-01-01 改正日, 1989-06-01 確認日, 1993-04-01 改正日, 1998-06-20 確認日, 2000-07-20 改正日, 2006-06-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2013-06-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS C 4901:2013 PDF [33]
C 4901 : 2013
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 使用状態・・・・[5]
- 4.1 標準使用状態・・・・[5]
- 4.2 特殊使用状態・・・・[5]
- 5 過負荷使用条件・・・・[5]
- 6 種類・・・・[6]
- 7 定格・・・・[6]
- 7.1 定格周波数・・・・[6]
- 7.2 相数・・・・[6]
- 7.3 定格電圧・・・・[6]
- 7.4 定格静電容量・・・・[7]
- 7.5 定格容量・・・・[7]
- 7.6 定格電流・・・・[7]
- 8 性能・・・・[8]
- 8.1 端子相互間の耐電圧・・・・[8]
- 8.2 端子一括とケース又はケース外装との間の耐電圧・・・・[8]
- 8.3 静電容量又は容量・・・・[8]
- 8.4 損失率・・・・[9]
- 8.5 放電性・・・・[9]
- 8.6 密閉性・・・・[9]
- 8.7 熱安定性・・・・[9]
- 8.8 高温損失率・・・・[9]
- 8.9 耐湿性・・・・[9]
- 8.10 短絡放電性・・・・[9]
- 8.11 耐用性・・・・[10]
- 8.12 自己回復性・・・・[10]
- 8.13 保安性・・・・[10]
- 9 構造・・・・[11]
- 9.1 構造一般・・・・[11]
- 9.2 コンデンサ本体・・・・[11]
- 9.3 素子・・・・[11]
- 9.4 ケース・・・・[11]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 4901 pdf 1] ―――――
C 4901 : 2013
pdf 目次
ページ
- 9.5 含浸剤・・・・[12]
- 9.6 充剤及び非金属外装材 129.7 引出端子・・・・[12]
- 9.8 接続端子・・・・[12]
- 9.9 口出線・・・・[12]
- 9.10 ブッシング・・・・[12]
- 9.11 接地端子・・・・[12]
- 9.12 端子カバー・・・・[12]
- 9.13 取付具・・・・[12]
- 9.14 ケース外装・・・・[12]
- 9.15 放電抵抗器・・・・[13]
- 10 試験・・・・[13]
- 10.1 試験状態・・・・[13]
- 10.2 構造試験・・・・[13]
- 10.3 端子相互間の耐電圧試験・・・・[13]
- 10.4 端子一括とケース又はケース外装との間の耐電圧試験・・・・[13]
- 10.5 静電容量又は容量試験・・・・[13]
- 10.6 損失率試験・・・・[13]
- 10.7 放電性試験・・・・[14]
- 10.8 密閉性試験・・・・[15]
- 10.9 熱安定性試験・・・・[15]
- 10.10 高温損失率試験・・・・[15]
- 10.11 耐湿性試験・・・・[16]
- 10.12 短絡放電性試験・・・・[16]
- 10.13 耐用性試験・・・・[16]
- 10.14 自己回復性試験・・・・[17]
- 10.15 保安性試験・・・・[17]
- 11 検査・・・・[19]
- 11.1 形式検査・・・・[19]
- 11.2 受渡検査・・・・[19]
- 12 製品の呼び方・・・・[20]
- 13 表示・・・・[20]
- 附属書JA(参考)低圧進相コンデンサ用直列リアクトル・・・・[22]
- 附属書JB(参考)コンデンサ使用上の指針・・・・[25]
- 附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[28]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 4901 pdf 2] ―――――
C 4901 : 2013
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電機工業会(JEMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。これによって,JIS C 4901:2000は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成26年6月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS C 4901:2000によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
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――――― [JIS C 4901 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 4901 : 2013
低圧進相コンデンサ(屋内用)
Low-voltage power capacitors
序文
この規格は,2002年に第2.1版として発行されたIEC 60831-1及び1995年に第2版として発行された
IEC 60831-2を基とし,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JCに示す。
1 適用範囲
この規格は,力率改善の目的で,商用周波数の交流600 V以下の回路に負荷と並列に接続して,屋内で
用いる進相用の蒸着電極コンデンサ(以下,コンデンサという。)について規定する。
受電設備用として用いるコンデンサ(kvar品)に用いる直列リアクトルについて,参考として附属書JA
に示す。
コンデンサの設置及び保守・運転に関する指針について,参考として附属書JBに示す。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60831-1:2002,Shunt power capacitors of the self-healing type for a.c. systems having a rated
voltage up to and including 1 000 V−Part 1: General−Performance, testing and rating−Safety
requirements−Guide for installation and operation
IEC 60831-2:1995,Shunt power capacitors of the self-healing type for a.c. systems having a rated
voltage up to and including 1 000 V−Part 2: Ageing test, self-healing test and destruction test(全
体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2318 電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
JIS C 2320 電気絶縁油
JIS C 2330 コンデンサ用二軸延伸ポリプロピレンフィルム
JIS C 3307 600 Vビニル絶縁電線(IV)
JIS C 3316 電気機器用ビニル絶縁電線
JIS C 3342 600 Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(VV)
JIS G 3303 ぶりき及びぶりき原板
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2
C 4901 : 2013
JIS Z 8304 銘版の設計基準
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
自己回復(self-healing)
誘電体の一部が絶縁破壊した場合,破壊点に隣接する電極の微小面積が消滅することによって,瞬間的
にコンデンサとしての機能を復元すること。
3.2
蒸着電極コンデンサ(self-healing capacitor)
蒸着金属を電極として,自己回復することができるコンデンサ。
3.3
コンデンサ素子,素子[capacitor element(or element)]
電極部分及びこれらを絶縁する誘電体によって構成されたコンデンサの最小構成単位。
3.4
ケース
コンデンサ素子を収める容器。
3.5
ケース外装
樹脂又はその他の絶縁材料でケースを覆った外装。
3.6
引出端子(line terminal)
コンデンサ素子からケースの外部に導線を引き出すための端子。
3.7
接続端子
配線を引出端子に接続するための端子。
3.8
口出線
コンデンサの引出端子又は接続端子に取り付けた配線用のリード線。
3.9
放電装置(discharge device of a capacitor)
コンデンサの引出端子間,母線間又はコンデンサ内部の素子間に接続する装置で,電源からコンデンサ
を単独に切り離した場合に残留電荷を放電させるための装置。
3.10
放電抵抗器(discharge resistor)
コンデンサの端子間に接続する抵抗器で,電源からコンデンサを単独に切り離した場合に残留電荷を放
電させるための抵抗器。
3.11
保安装置内蔵コンデンサ(capacitor with a built-in safety device)
蒸着電極コンデンサの安全性を高めるため,コンデンサの内部に異常が生じた場合,コンデンサを電源
――――― [JIS C 4901 pdf 5] ―――――
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JIS C 4901:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60831-1:2002(MOD)
- IEC 60831-2:1995(MOD)
JIS C 4901:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.99 : その他の電気付属部品
JIS C 4901:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2318:2007
- 電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
- JISC2318:2020
- 電気用二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルム
- JISC2320:1999
- 電気絶縁油
- JISC2330:1953
- ブラックテープ
- JISC2330:2014
- コンデンサ用二軸延伸ポリプロピレンフィルム
- JISC3307:2000
- 600Vビニル絶縁電線(IV)
- JISC3316:2000
- 電気機器用ビニル絶縁電線
- JISC3342:2012
- 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(VV)
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISZ8304:1984
- 銘板の設計基準