JIS C 5961:2005 光ファイバコネクタ試験方法 | ページ 3

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図6.3.2 同心度測定装置の設定例(方法1)
b) 方法2
1) フェルール組立品を円筒度測定器に装着する。
2) 円筒度測定器上の微動台を用い,光ファイバのコアが回転軸の中心になるように,フェルールの位
置を調整する。
3) 円筒度測定器のピックアップを,フェルールを回転させたとき,フェルールの外径の変位量が測定
できるように,フェルール外径に触れる。
4) 試料を最低360°回転させ,円筒度測定器の最大読取り値をC1,最小値をC2として記録する。同心
度は,最大値と最小値の差となる (C=C1−C2)。

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図6.3.3 円筒度測定器の設定例(方法2)
c) 方法3
1) 図6.3.4に示すように穴に相対した二つの先細心棒で,フェルールを支持する。
2) フェルールを回転させたとき,フェルール外径の変位量が測れるように,電子マイクロメータのプ
ローブをフェルールの外周に接触させる。
3) 試料を最低360°回転させ,円筒度測定器の最大読取り値をC1,最小値をC2として記録する。同心
度は,最大値と最小値の差となる。
図6.3.4 円筒度測定器の設定例(方法3)
6.3.5 個別仕様書に規定する事項
a) 試験方法
b) 顕微鏡の倍率(方法1)
c) 顕微鏡及び円筒度測定器の倍率(方法2)
d) 電子マイクロメータの倍率(方法3)
e) 同心度の許容値
f) この試験方法との差異

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6.4 光ファイバ挿入穴角度

6.4.1 目的 この試験は,光コネクタのフェルール中心軸と光ファイバ挿入穴との角度を測定する試験方
法について規定する。
6.4.2 概要 供試光コネクタのフェルール中心軸に対する光ファイバ挿入穴の角度ずれ 定する。フ
ェルール中心軸を基準に回転させ,このときの光ファイバ挿入穴の変位量から角度ずれ 度
の定義はJIS B 0621による。
図6.4.1 フェルール中心軸及び光ファイバ挿入穴軸の角度
6.4.3 装置 次の装置を用いて測定する。ただし,判定に疑義が生じなければ他の装置を用いてもよい。
a) プラグゲージ(又は光ファイバ) JIS B 7420に規定のゲージ
b) 溝(又は非弾性スリーブ)
c) ビデオカメラ付き顕微鏡
d) モニタ 試験に用いる装置の精度は,規定がない限り寸法許容差の31以下とする。測定方法,測定装置
などに詳細な規定の必要がある場合は,個別仕様書に規定する。
6.4.4 手順
a) フェルール端面から光ファイバ挿入穴径とほぼ等しい外径をもつプラグゲージ(又は光ファイバ)を
突出させ,プラグゲージ先端の突出量Lを測定する。
b) フェルールをV溝(又は非弾性スリーブ)の上で180度回転させる。
c) フェルールの回転に伴うプラグゲージ先端の最大変位量Aを,ビデオカメラ付き顕微鏡及びモニタに
よって測定する。
d) プラグゲージ先端の突出量Lとプラグゲージ先端の最大変位量Aから,次の式を用いて角度ずれ
求める。
1 A L
=tan −
2
図6.4.2 角度ずれ測定
6.4.5 個別仕様書に規定する事項 次の事項を必要に応じて個別仕様書に規定する。
a) 測定装置の仕様及び精度
b) 光ファイバ挿入穴角度ずれの許容値
c) この試験方法との差異

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6.5 光ファイバコアの出射角度

    参考 この箇条の対応国際規格は,IEC 61300-3-26,Measurement of the angular misalignment of ferrules
with fibre installedであるが,一部技術的内容を変更している。
6.5.1 目的 この試験は,フェルールに固定された光ファイバの角度ずれを測定する試験方法について規
定する。
6.5.2 概要 角度ずれとは,フェルール中心軸と光ファイバの中心軸との角度として定義される(図6.5.1
参照)。この試験はフェルール中心軸に対してフェルールを回転させたとき,コアから出射されるファーフ
ィールドパターンのずれを測定することによって,角度ずれを測定するものである。フェルール先端面の
傾きと光ファイバ軸の傾きが,共に図6.5.1の 歔
図6.5.1 出射角の定義
6.5.3 装置 次の装置を用いて測定する。
a) 溝又は中心出し装置 V溝の推奨角度は,108度とする。
b) スクリーン スクリーンは,V溝又は中心出し装置の軸に対して垂直である。
c) 光源
6.5.4 手順
a) 光が光ファイバへ入射され,フェルールの中を通過し,光ファイバの先端面から出射された光が図6.5.2
に示すスクリーンに映し出される。
b) 溝又は中心出し装置の中で,フェルールを360度回転させる。スクリーンに描かれたファーフィー
ルドパターンを,目標の円に沿って中心を合わせてトレースする。
c) ファーフィールドパターンの軌跡円の半径Rを求める。
d) 出射角 到 ェルール先端面とスクリーンとの距離Lから計算する。出射角 次の式で
求める。
1 LR
=tan−

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図6.5.2 出射角測定系の例
6.5.5 個別仕様書に規定する事項 次の事項を必要に応じて個別仕様書に規定する。
a) 距離 (L)
b) 光源
c) 出射角の許容値
d) この試験方法との差異

6.6 球面研磨光コネクタの曲率半径

6.6.1 目的 この試験は,球面研磨されたフェルール端面の曲率半径を測定する試験方法について規定す
る。
6.6.2 概要 フェルール先端面の半径 (R) は,PC研磨された半球状の先端曲面の半径として規定する。
先端面は実際は非球面であるが,球面とみなして測定する(図6.6.1参照)。
先端面の半径を測定する試験方法として,下記の3方法を規定する。
a) 方法1 表面粗さ計を用いてフェルール先端面の輪郭を測定する。
b) 方法2 干渉計を用いてフェルール先端面の干渉リング間隔を測定する。
c) 方法3 PC及び斜めPC形のフェルール先端面外形を観察し,投影器を用いて合格・不合格を判定す
る。
図6.6.1 球面研磨面
6.6.3 装置
a) 方法1 表面粗さ計法 次の装置を用いる。
1) 溝又は非弾性スリーブ V溝又は非弾性スリーブの軸は垂直とし,斜め研磨光コネクタの場合は,
フェルール先端面の角度に応じてその軸を調節する。V溝の推奨角度は,108度とする。
2) 表面粗さ計 フェルールの中心軸と直角な方向とに軌跡を描くプローブを備えた表面粗さ計。
3) レコーダ 表面粗さ計で測定したフェルール端面の輪郭を記録紙に記録するレコーダ。

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JIS C 5961:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61300-2-1 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-11 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-12 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-15 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-17 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-18 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-19 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-2 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-21 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-22 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-26 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-27 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-3 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-4 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-5 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-6 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-7 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-2-9 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-1 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-10 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-11 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-15 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-16 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-17 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-18 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-22 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-23 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-24 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-25 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-26 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-27 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-33 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-4 Ed.1.0(MOD)
  • IEC 61300-3-40(MOD)
  • IEC 61300-3-6 Ed.2(MOD)

JIS C 5961:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 5961:2005の関連規格と引用規格一覧