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C 60068-2-81 : 2007 (IEC 60068-2-81 : 2003)
注記 段階c) の−12 dBが試験の開始として適切な場合がある。
c) 規定の−12 dBの低レベル加振 −18 dB反復制御[9.4の段階a) 及びb) 参照]で保存した駆動信号
で,規定の−12 dBの低レベルで供試品を励振する。基準点の加速度時刻歴が要求SRSのパラメータ
を満足するまで,最大6回反復制御する。駆動信号を保存する。
注記 このレベルが試験の開始に適切な場合がある。
d) 試験レベルの増加 始めに6 dB,次に3 dB試験レベルを上げる。フルレベルまでの各レベルで少な
くとも2回繰り返して励振し,各レベルで駆動信号を保存する。各加振で加速度時刻暦が,規定の許
容差内で要求SRSを満たさない場合は,次の加振で,満たすように反復制御する。
注記 必要な場合,−3 dBからフルレベルまでの試験レベルの上昇を1 dBとしてもよい。この場
合,繰返し回数を1回とする。
e) フルレベル試験 製品規格の規定に従って,同一軸及び同一向きでフルレベル試験を規定回数繰り返
す。SRS要求事項を満たすように反復制御する。引き続く時刻歴の間に十分な長さの休止を設けて,
供試品の応答運動の重大な重なりが起きないようにする。
f) 次の試験軸 9.3の段階m) を考慮し製品規格の規定に従って,次の軸又は向きで段階a) e) を繰り
返す。
注記 新しい軸を段階b) 又はc) どちらから行うかは,試験操作員の判断による。
g) 試験の文書化 フルレベル試験のSRS及び他の重要なパラメータを記録する。繰返し回数が110回
の場合は各励振,10回を超える場合は3回ごとの励振を記録する。製品規格で別の条件を規定しても
よい。
10 中間測定
製品規格に規定がある場合は,規定回数のSRS試験の間,供試品を動作させ,その性能を点検する。
11 後処理
製品規格に後処理の規定がある場合,試験後の最終測定の前に,供試品の,例えば,温度などの条件を,
初期測定のときと同じ状態にするために,一定の時間,準備する必要がある。
12 最終測定
製品規格に規定がない場合は,最終応答検査を実施する(9.2参照)。
製品規格の規定に従って,供試品の目視,寸法及び機能点検を実施する。
製品規格に供試品の合否判定基準を規定する。
13 製品規格に規定する事項
この試験が製品規格に含まれている場合,適用可能な限り次の事項を規定しなければならない。特にア
スタリスク (*) 付きの事項は常に必要であるので特別の注意を払う。
a) 横運動 (4.2参照)
b) シグナルトレランス (4.3参照)
c) 要求SRSに対する許容差* (5.2参照)
d) 試験振動数範囲* (5.5及び6.4参照)
e) 供試品の取付け* (5.6参照)
――――― [JIS C 60068-2-81 pdf 16] ―――――
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C 60068-2-81 : 2007 (IEC 60068-2-81 : 2003)
f) 要求SRS* (5.1及び6.1参照)
g) 試験軸及び向き* (6.1及び9.1参照)
h) 試験時刻歴持続時間* (6.2参照)
i) 試験時刻歴強部の持続時間 (6.2参照)
j) 繰返し回数* (6.3参照)
k) 計算応答時刻歴の高いピーク数 (6.5参照)
l) 前処理 (箇条7参照)
m) 初期測定* (箇条8参照)
n) 振動応答検査 (9.2参照)
o) 中間測定 (箇条10参照)
p) 後処理 (箇条11参照)
q) 最終測定 (箇条12参照)
14 試験報告書に記載する事項
試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) 顧客 (名前及び所在地)
b) 試験場所
c) 試験日
d) 試験の種類 (SRS試験,振動試験など)
e) 試験の目的 (開発試験,品質認定試験など)
f) 試験規格及びその版 (製品試験手順)
g) 供試品の説明 (識別番号,図面,写真,数量など)
h) 供試品の取付け (取付具の識別,図面,写真など)
i) 試験装置の性能 (シグナルトレランス,横振動など)
j) 測定系,センサの位置 (説明,図面,写真など)
k) 測定系の不確かさ (校正データ,前回及び次回校正日)
l) 初期,中間又は最終測定
m) 要求の厳しさ (試験仕様から)
n) 試験結果 (測定点,試験のスペクトルなど)
o) 試験中の観察事項及び行った処置
p) 試験の要約
q) 配付先
注記 試験記録は,試験中に書かなければならない。これには,試験をどのようにして実施したかの
記述を含めることが望ましい。例えば,時系列の試験実行,パラメータ表,測定データシート,
試験中の観察並びに行った処置。試験記録は,試験報告書に添付する。
――――― [JIS C 60068-2-81 pdf 17] ―――――
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C 60068-2-81 : 2007 (IEC 60068-2-81 : 2003)
図1−特定の時刻歴で励振した代表的な応答の例(規定のしきい値70 %)
図2−規定のしきい値 (70 %) を超える応答のピーク計算例
――――― [JIS C 60068-2-81 pdf 18] ―――――
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C 60068-2-81 : 2007 (IEC 60068-2-81 : 2003)
図3−代表的な要求応答スペクトルの対数プロット
図4−代表的な時刻歴
――――― [JIS C 60068-2-81 pdf 19] ―――――
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C 60068-2-81 : 2007 (IEC 60068-2-81 : 2003)
9.4の段階 SRS試験のフロー
段階a)
1) 供試品又はダミーの取付け
段階b)
2) 伝達関数測定のための予備加振
3) 2) 及び9.3のl) から駆動信号を計算
4) −18 dB[又はc) から開始の場合は−12 dB]での加振
5) 振動台の加速度波形からSRSを計算する(試験SRS)。(新 伝達関数 算出)
6) 要求SRSと試験SRSを比較
8) 5) 及び9.3のk) から いいえ
7) 適合か? 6回繰り返しても許
駆動信号を計算
容差に入らなければ
はい
9.3に戻る。
9) 駆動信号保存
段階c)
10) 試験レベル : −12 dB
11) 加振
12) 振動台の加速度波形からSRSを計算する(試験SRS)。(新 伝達関数 を決定)
13) 要求SRSと試験SRSとを比較
15) 12) 及び9.3のk) から いいえ
14) 適合か? 6回繰り返しても許
駆動信号を計算
はい 容差に入らなければ
9.3に戻る。
16) 駆動信号保存
段階d)
17) 試験レベル : −6 dB, −3 dB,(−2 dB, −1 dB)
18) 12) 16) と同じ手順で加振(新 伝達関数 決定)
20) 試験レベル3 dB上昇 いいえ
(次に1 dB)駆動信号 19) フルレベルか? 2回繰り返しても許
は18) 及び9.3のk) はい 容差に入らなければ
9.3に戻る。
21) 駆動信号保存
段階e)
22) フルレベル加振
段階f)
23) 次の軸又は向き
図5−合成試験時刻歴での試験(9.4参照)のフローチャート
――――― [JIS C 60068-2-81 pdf 20] ―――――
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JIS C 60068-2-81:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60068-2-81:2003(IDT)
JIS C 60068-2-81:2007の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60068-2-81:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0153:2001
- 機械振動・衝撃用語
- JISC60068-1:2016
- 環境試験方法―電気・電子―第1部:通則及び指針
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-47:2008
- 環境試験方法―電気・電子―第2-47部:動的試験での供試品の取付方法
- JISC60068-2-57:2018
- 環境試験方法―電気・電子―第2-57部:時刻歴及びサインビート振動試験方法(試験記号:Ff)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-2-64:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-64部:広帯域ランダム振動試験方法及び指針(試験記号:Fh)