JIS C 60079-2:2008 爆発性雰囲気で使用する電気機械器具―第2部:内圧防爆構造“p” | ページ 6

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C 60079-2 : 2008 (IEC 60079-2 : 2007)
注記2 タイプpz及びタイプpyでは,圧力が正しい流量を示すことができる場合,流量に代え
て最小圧力を使用してもよい[7.7 c) 参照]。
c) 保護ガスが空気以外の場合,ガスの種類
d) 最小及び最大圧力
e) 保護ガスの最小流量
f) 内圧防爆システムの最小及び最大供給圧力
g) 内圧防爆構造容器の最大漏れ量
h) 製造業者が指定したときには,内圧防爆構造容器の給気口での保護ガスの特定の温度又は温度範囲
i) 関連する文書に指定していない場合には,一つ又は複数の圧力監視点

18.4 内部放出源

  封入システムをもつ内圧防爆構造容器は,必要に応じて次の追加の表示をしなければならない。
a) 封入システムの最大給気圧力
b) 封入システム内への最大流量
c) 可燃性物質中の酸素濃度が体積分率2 %を超えてはならないという制限
d) 可燃性物質のUELの80 %を超えてはならないという制限

18.5 密封式内圧防爆構造

  密封式内圧防爆構造の容器に,次のような表示をする。
警告−この容器は密封式内圧防爆構造によって保護されている。容器に保護ガスを
充てん(填)する場合は,製造業者の取扱説明書によって非危険区域で行わ
なければならない。

18.6 内圧防爆システム

  別々の内圧防爆システムは,関連する機器ごとに表示をする。
注記 非危険区域で使用するシステムの場合は[Ex p],又は,危険区域で使用するシステムの場合は
Ex[p]の表示をする。JIS C 60079-0参照。

18.7 他の箇条で要求される事項

   箇条                                       警告文(推奨文)
5.3.6 警告−爆発性雰囲気中では開けるな
7.7 c) 警告−容器を開いた場合は,その後,容器を流量○○で□分間掃気するまで電源を復帰してはならない。
7.9 d) 警告−保護ガス供給バルブ−バルブを閉める前に取扱説明書を読む。
15 警告−電源遮断後○○分間,ドア又はカバーを開けるな

18.8 使用者に対する許容内圧

  取扱説明書で使用者に許容内圧を要求する場合,最大内圧を容器に表示しなければならない。取扱説明
書に,次のいずれかを記載しなければならない。
a) 使用者に対する,単一故障で容器の最大圧力を超えない保護ガス供給源を据え付けることの要求。こ
の故障は,明らかになっていなければならない。多重の調整器又は最大流量が得られる外部のリリー
フバルブのどちらかで保護すればよい。
b) 使用者が保護ガス供給源に送風システムだけを使用し,圧縮空気を使用しないことの要求
適合性は,取扱説明書及び表示の検査によって確認する。

――――― [JIS C 60079-2 pdf 26] ―――――

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18.9 不活性ガス

  保護ガスとして不活性ガスを使用する内圧防爆構造容器は,次の表示をしなければならない。
警告−この容器には不活性ガスが入れてあり窒息の危険がある。この容器は,可燃性
物質も入っており,空気にさらされると引火するおそれがある。

19 取扱説明書

  附属書Dに内圧防爆構造についての推奨すべき事項を記載する。

――――― [JIS C 60079-2 pdf 27] ―――――

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C 60079-2 : 2008 (IEC 60079-2 : 2007)
附属書A
(規定)
掃気及び希釈試験

序文

  この附属書は,掃気及び希釈試験について規定する。
A.1 一般
内圧防爆構造容器の内部の雰囲気は,試験ガスが最も滞留すると考えられ,点火の可能性がある機器の
近傍の様々な箇所で試験しなければならない。これは,通常の希釈領域の外側である。
試験が完了するまで試験箇所のガス濃度は分析又は測定し続けなければならない。例えば,容器には,
サンプリングポイントとして,孔の開いているチューブが取り付けられていてもよい。
試験でサンプルを取り出す場合は,著しく影響を及ぼす量を取り出してはならない。
内圧防爆構造容器に開けられた孔は,必要な場合,試験ガスを充てん(填)するために閉じてもよい。
ただし,掃気及び希釈試験のときには再び開かれるものとする。
空気を保護ガスに使用する場合,試験方法は次による。
− 特定の仕様が要求された場合,試験は特定の可燃性ガス及び蒸気で実施することができる。この場合,
可燃性ガスは,特定ガスの最も重いガス及び最も軽いガスの±10 %以内の密度をもつガスを試験ガス
として選定しなければならない。
− 特定のガスが単一の場合,単一試験は特定ガスの密度の±10 %以内の試験ガスで実施しなければなら
ない。
− すべての可燃性ガスに適用することを要求された場合,二つの試験を実施しなければならない。一つ
目の試験は,ヘリウムなどの空気より軽い試験ガスで実施しなければならない。二つ目の試験は,ア
ルゴン,二酸化炭素などの空気より重い試験ガスで実施しなければならない。
注記 一般的に,試験ガスは不燃性で毒性があってはならない。
A.2 保護ガスが空気の場合の遵守基準
掃気及び関連する希釈の後,サンプリングポイントの試験ガスの濃度は,次の値とする。
− 特定の可燃性ガスで試験を行う場合,最も爆発しやすいガスのLELの25 %以下とする。
− 一つの特定の可燃性ガスを対象とする場合,ガスのLELの25 %以下とする。
− すべてのガスを対象とする場合,ヘリウムでの試験に対して1 %以下,及び,アルゴン又は二酸化炭
素の試験に対して0.25 %以下とする。
注記 軽い可燃性ガス及び重い可燃性ガスそれぞれのLELに対応する値が25 %となる。
A.3 保護ガスが不活性ガスの場合の適合基準
不活性ガスの場合,掃気及び適切な希釈後に酸素濃度が体積分率2 %を超えてはならない。

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附属書B
(参考)
機能的なシーケンス図の例

序文

  この附属書は,機能的なシーケンス図の例について記載するもので,規定の一部ではない。
製造業者が指定する内圧防爆構造容器の漏えい補てんの簡単な制御システムの例を,次に示す。
表B.1−漏えい補てんの掃気制御システムの真理表
S0 S1 S2 S3 MOP XOP PFLO PTIM
1 0 0 0 0 1 0 1
1 0 0 0 0 0 0 1
1 0 0 0 1 1 1 0
1 0 0 0 1 1 0 1
1 0 0 0 1 1 1 1
1 0 0 0 0 1 1 1
1 0 0 0 0 0 1 1
1 0 0 0 1 1 0 0
1 0 0 0 0 1 0 0
1 0 0 0 0 0 0 0
1 0 0 0 0 0 1 0
1 0 0 0 0 1 1 0
0 1 0 0 1 0 0 0
0 0 1 0 1 0 1 0
0 0 0 1 1 0 0 1
0 0 0 1 1 0 1 1
図B.1−漏えい補てんの掃気制御システムの機能図

――――― [JIS C 60079-2 pdf 29] ―――――

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C 60079-2 : 2008 (IEC 60079-2 : 2007)
漏えい補てんの論理的な定義
最大内圧超過分=[XOP]
内圧>50 Pa(方式pzは25 Pa)=[MOP]
掃気流量>最小値=[PFLO]
掃気が終了していない状態=[PTIM]
掃気が終了した状態=[PTIM]
初期状態=S0
[MOP] & [XOP] & [PFLO] & [PTIM]=S1 掃気開始の最小条件
[MOP] & [XOP] & [PFLO] & [PTIM]=S2 掃気
[MOP] & [XOP] & [PTIM]=S3 掃気完了,電源接続
システムの各状態は,監視装置の入力の応答によって定義する。各状態は,固有のものである。状態の
変わり目は,矢印及び矢印の手順によって定義する順路に沿うことだけが認められる。それぞれの状態を
占める理論条件は,ブールの理論式によって一義的に定義している。入力条件のすべての可能な組合せを
表に示す。より多い監視装置をもつ他の装置は,各運転状態が入力によって一義的に定義できるなら,こ
の方法によって図示できる。

――――― [JIS C 60079-2 pdf 30] ―――――

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JIS C 60079-2:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60079-2:2007(IDT)

JIS C 60079-2:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60079-2:2008の関連規格と引用規格一覧