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C 61558-2-5 : 2014
6.102 定格出力は,20 VA以上,50 VA以下でなければならない。
適否は,表示の検査によって判定する。
6.103 定格入力周波数及び内部動作周波数は,500 Hz以下でなければならない。
適否は,表示の検査によって判定する。
6.104 定格入力電圧は,交流250 V以下でなければならない。
適否は,表示の検査によって判定する。
7 分類
分類は,次を除き,JIS C 61558-1の箇条7(分類)による。
7.1 追加(“感電防止の”から始まる文の後に続けて追加)
ただし,この規格では,クラス0Iの分類を適用しない。
7.2 置換(細分箇条全体)
耐短絡又は異常状態に対する保護に従って,次のとおり分類する。
− 本質的耐短絡変圧器
− 非本質的耐短絡変圧器
8 表示及びその他の情報
表示及びその他の情報は,次を除き,JIS C 61558-1の箇条8(表示及びその他の情報)による。
8.1
置換[8.1 h)の“関連する”から始まる文だけ置換]
h) 変圧器の種類を示す8.11による記号。
置換[8.1 n)を置換]
n) 変圧器については,IP00よりも高い場合,保護等級IPの表示。
かみそり用電源装置については,IP21よりも高い場合,保護等級IPの表示。
8.7 追加(“変圧器のデザイン”から始まる段落の後に追加)
単極スイッチをもつかみそり用電源装置の場合,スイッチは,活線側に接続しなければならない。
8.11 追加(表の最後に追加)
記号又は図記号 説明又はタイトル 規格
かみそり用電源装置及びかみそり用変圧器IEC 60417-5225 (2009-05)
8.13 追加(“互換可能な”から始まる段落の後に追加)
かみそり用電源装置については,装置を通常使用の場合と同様に取り付けたときに見えるように,エン
クロージャの正面に定格出力電圧及び8.11の記号を表示しなければならない。異なる出力電圧を供給する
ことを意図したかみそり用電源装置については,選択した出力電圧設定が明確に識別できなければならな
い。
変圧器については,変圧器を別個に提供する場合にだけ,8.11の記号を付けなければならない。
追加
8.100A 変圧器には,電気設備技術基準の解釈第218条(IEC 60364規格の適用)に従って配線するもので
――――― [JIS C 61558-2-5 pdf 6] ―――――
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ある旨を表示しなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
9 感電に対する保護
感電に対する保護は,JIS C 61558-1の箇条9(感電に対する保護)による。
10 入力電圧設定の変更
入力電圧設定の変更は,JIS C 61558-1の箇条10(入力電圧設定の変更)による。
11 負荷時の出力電圧及び出力電流
負荷時の出力電圧及び出力電流は,JIS C 61558-1の箇条11(負荷時の出力電圧及び出力電流)による。
12 無負荷出力電圧
無負荷出力電圧は,次を除き,JIS C 61558-1の箇条12(無負荷出力電圧)による。
追加
12.101 無負荷出力電圧は,交流275 V以下でなければならない。
独立形変圧器の場合,この出力電圧の制限は,出力巻線が相互接続を意図していなくても,直列に接続
して適用する。
12.102 無負荷出力電圧と負荷時出力電圧との差は,過大であってはならない。
この細分箇条で測定した無負荷出力電圧と箇条11の試験中に測定した負荷時出力電圧との差は,後者の
電圧の百分率で表したとき,20 %以下でなければならない。
注記 差の比率Xは,次のように定義する。
Uload
Uno-load
X 100 %
Uload
ここに, Uno-load : 無負荷出力電圧
Uload : 負荷時出力電圧
12.101及び12.102の要求事項に対する適否は,測定することによって判定する。
13 短絡電圧
短絡電圧は,JIS C 61558-1の箇条13(短絡電圧)による。
13A 2次短絡電流特性
2次短絡電流特性は,JIS C 61558-1の箇条13A(2次短絡電流特性)による。
14 温度上昇
温度上昇は,JIS C 61558-1の箇条14(温度上昇)による。
15 短絡及び過負荷に対する保護
短絡及び過負荷に対する保護は,JIS C 61558-1の箇条15(短絡及び過負荷に対する保護)による。
――――― [JIS C 61558-2-5 pdf 7] ―――――
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16 機械的強度
機械的強度は,次を除き,JIS C 61558-1の箇条16(機械的強度)による。
16.1 置換(“適否は,”から始まる段落を置換)
かみそり用電源装置については,16.101の試験によって適否を判定する。
追加
16.101 次に規定するように,かみそり用電源装置に振り子ハンマで打撃を加える。
16.101.1 IEC 60068-2-62に従ってサンプルに打撃を加える。
埋込形取付用でないかみそり用電源装置については,IEC 60068-2-62の4.2に規定するとおりにサンプ
ルを取り付ける。
埋込形かみそり用電源装置については,IEC 60068-2-62の図4に示すようにサンプルを取り付ける。
ねじ固定式の埋込形機器は,取付ブロックに埋め込んだラグにねじで固定する。爪固定式の埋込形機器
は,爪でブロックに直接取り付ける。
衝撃点が振り子の旋回軸を通る垂直面に位置するように,通常使用の場合と同様にサンプルを取り付け
る。
打撃を加える前に,ベース,カバー及びそれらに類するものの固定ねじをJIS C 61558-1の25.1の表11
(ねじ及び接続部に加えるトルク)に規定するトルクの3分の2に等しいトルクで締める。
表101に規定する高さから打撃素子を落下させる。
表101−落下高さ値
落下の高さ おおよそのエネルギー 関係部分
cm J
10±0.1 0.2 埋込取付用かみそり用電源装置のカバー
プレート及びへこんだ部分の最大寸法の4
分の1以上の深さまで埋め込まれた部分
15±0.1 0.3 エンクロージャ
25±0.1 0.5 その他の部分
16.101.2 サンプルに打撃を10回加える。打撃は,サンプル全体に一様に分布させる。
5回の打撃は,次のとおりに加える。
− 埋込取付用かみそり用電源装置については,中心に1回の打撃,ブロックのへこみを覆う区域の各端
にそれぞれ1回の打撃,前の3回の打撃のほぼ中間に残りの2回の打撃。打撃ごとにサンプルを水平
に移動させる。
− 埋込取付用でないかみそり用電源装置については,中心に1回の打撃,垂直軸を中心に60゜以内でで
きる限りサンプルを回転させた後にサンプルの両側面にそれぞれ1回の打撃,前の3回の打撃のほぼ
中間に残りの2回の打撃。
その後,合板に対して直角の軸を中心にサンプルを90゜回転させた上で,残りの打撃を同様に加える。
ケーブル入口を設けている場合には,2本の打撃線がそれらの入口からできる限り離れて等距離となる
ようにサンプルを取り付ける。
16.101.3 試験後,サンプルは,この規格に適合しなくなるような損傷があってはならない。特に,充電部
が可触になってはならない。
注記1 仕上げの損傷,沿面距離又は空間距離が箇条26に規定する値よりも減少しない小さなへこみ
及び感電又は水の浸入に対する保護に悪影響を及ぼさない小さな欠けは,無視する。
――――― [JIS C 61558-2-5 pdf 8] ―――――
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注記2 正常視力又は拡大しない矯正視力で見えない亀裂並びに繊維強化成形品及びそれに類するも
のの表面亀裂は,無視する。
17 じんあい(塵埃),固形物及び水分の有害な侵入に対する保護
じんあい,固形物及び水分の有害な侵入に対する保護は,JIS C 61558-1の箇条17[じんあい(塵埃),
固形物及び水分の有害な侵入に対する保護]による。
18 絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流
絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流は,JIS C 61558-1の箇条18(絶縁抵抗,耐電圧及び漏えい電流)によ
る。
19 構造
構造は,次を除き,JIS C 61558-1の箇条19(構造)による。
19.1 置換(細分箇条全体)
入出力回路は,相互を電気的に分離し,また,その構造は,意図的な行為による場合を除き,直接又は
他の導電部を介して間接的にこれらの回路間にいかなる接続も生じない構造でなければならない。
適否は,箇条18及び箇条26を考慮して,検査によって判定する。
追加
19.1.1 入出力巻線間の絶縁は,動作電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。
さらに,次を適用する。
− プラグによって主電源に接続しないクラスI変圧器の場合,入力巻線と接地に接続した本体との間の
絶縁は,少なくとも入力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならず,出力巻線と接地に接続した
本体との間の絶縁は,少なくとも出力電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならない。
− プラグによって主電源に接続するクラスI変圧器の場合,入力巻線と本体との間の絶縁は,少なくと
も動作電圧(通常は,定格入力電圧)に対する基礎絶縁で構成しなければならず,出力巻線と本体と
の間の絶縁は,少なくとも動作電圧(定格入力電圧又は出力電圧のいずれか厳しい方)に対する付加
絶縁で構成しなければならない。
− クラスII変圧器の場合,入力巻線と本体との間の絶縁は,入力電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で
構成しなければならず,出力巻線と本体との間の絶縁は,出力電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で
構成しなければならない。
19.1.2 中間導電部(例えば,鉄心)を本体に接続せずに,入出力巻線間に配置する変圧器の場合,入力巻
線と中間導電部との間の絶縁は,少なくとも動作電圧に対する基礎絶縁で構成しなければならず,出力巻
線と中間導電部との間の絶縁は,動作電圧に対する付加絶縁で構成しなければならない。
注記1 入出力巻線又は本体から少なくとも基礎絶縁によって分離していない中間導電部は,関連部
分に接続しているとみなす。
注記2 基礎絶縁と付加絶縁とを入れ替えてもよい。
さらに,次を適用する。
− クラスI変圧器の場合,中間導電部を介しての入出力巻線間の絶縁(接地に接続していたとしても)
は,動作電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。
− クラスII変圧器の場合,中間導電部を介しての入力巻線と本体との間の絶縁,及び中間導電部を介し
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ての出力巻線と本体との間の絶縁は,それぞれ入力電圧及び出力電圧に対する二重絶縁又は強化絶縁
で構成しなければならない。
− 独立形以外(IP00)の変圧器の場合,中間導電部を介しての入出力巻線間の絶縁は,動作電圧に対す
る二重絶縁又は強化絶縁で構成しなければならない。
注記3 この細分箇条において,中間金属部を接地に接続し,それによってそれぞれの回路(一次回
路及び二次回路)に必要な絶縁を基礎絶縁とすることは,次の理由によって認められない。
− 中間金属部は,通常,酸化膜によって互いに絶縁した板を積層することによって作成し
た鉄心である。これは全ての金属板が正しく接地接続される保証がない。
− 独立形以外の変圧器の場合,最終的に鉄心が接地に接続される保証がない。
19.101 出力回路と保護接地との間は,接続してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
19.102 出力回路と本体との間は,接続してはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
19.103 外部配線接続用の入力端子と出力端子との間は,それらの端子への導体の挿入点間で測定した距
離が25 mm以上になるように配置しなければならない。この距離を隔壁によって達成する場合,測定は,
隔壁上及び周囲について行い,隔壁は,絶縁材料製とし,変圧器に永久的に固定しなければならない。
適否は,検査及び測定によって判定する。中間導電部を介する場合は,中間導電部を介する距離は,0 mm
とみなす。
19.111 埋込取付用の変圧器又はかみそり用電源装置の埋込取付箱は,JIS C 8462(規格群)に適合しなけ
ればならない。
適否は,目視検査によって判定する。
19.112 かみそり用電源装置は,出力回路にコンセントを備えなければならない。同時に複数のプラグを
差し込むことが可能であってはならない。20.5に示すプラグのどれかを差し込んで二つのコンセントを橋
絡することが可能であってはならない。
適否は,検査及び手動試験によって判定する。
19.113 変圧器及びかみそり用電源装置は,本質的耐短絡又は非本質的耐短絡でなければならず,ヒュー
ズを組み込んではならない。
適否は,目視検査によって判定する。
20 部品
部品は,次を除き,JIS C 61558-1の箇条20(部品)による。
20.4 追加(“適否は,”から始まる段落の前に追加)
かみそり用電源装置には,定格出力電圧を切り換える切換スイッチ及び/又は入力回路の単極スイッチ
を取り付けることができる。これらのスイッチには,マイクロギャップ構造のスイッチを用いることがで
きる。
20.5 追加(“適否は,”から始まる段落の前に追加)
かみそり用電源装置の出力回路のコンセントは,標準化されたプラグの一つ以上の種類を受け入れられ
なければならない。また,保護接地極をもってはならない。
注記1 IEC/TR 60083に,標準化されたプラグについての記載がある。
注記2 JIS C 8282-1に適合するコンセントは,次について判定する必要はない。
――――― [JIS C 61558-2-5 pdf 10] ―――――
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JIS C 61558-2-5:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61558-2-5:2010(MOD)
JIS C 61558-2-5:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 61558-2-5:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2811:1995
- 工業用端子台
- JISC2814-2-1:2009
- 家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-1部:ねじ形締付式接続器具の個別要求事項
- JISC2814-2-2:2009
- 家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-2部:ねじなし形締付式接続器具の個別要求事項
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISC5101-14:2014
- 電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
- JISC60068-2-32:1995
- 環境試験方法―電気・電子―自然落下試験方法
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-2-75:2019
- 環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
- JISC60695-10-2:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第10-2部:異常発生熱―ボールプレッシャー試験方法
- JISC61558-1:2019
- 変圧器,リアクトル,電源装置及びこれらの組合せの安全性―第1部:通則及び試験
- JISC6575:1975
- 電子機器用筒形ヒューズ
- JISC8269-2:2016
- 低電圧ヒューズ―第2部:専門家用ヒューズの追加要求事項(主として工業用ヒューズ)―標準化されたヒューズシステムA~K
- JISC8269-2-1:2000
- 低電圧ヒューズ―第2-1部:専門家用ヒューズの追加要求事項(主として工業用のヒューズ)―第I章~第V章:専門家用標準ヒューズの例
- JISC8283-2-3:2008
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
- JISC8283-2-3:2021
- 家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
- JISC8285-1:2007
- 工業用プラグ,コンセント及びカプラ―第1部:通則
- JISC8462:1999
- 家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備アクセサリのエンクロージャに関する一般要求事項