JIS C 7617-1:2017 直管蛍光ランプ―第1部:安全仕様 | ページ 2

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a) 目視によって,表示の内容及び明瞭さを試験する。
b) 新品ランプで,表示の消えにくさを次の方法で試験する。
ランプ表示を,水でぬらした滑らかな布で15秒間(1秒1往復程度の速さ),手でこする。
この試験後,判読できなければならない。
2.2.2A 包装の表示
包装の表示は,附属書JAによる。

2.3 口金の機械的要求事項

2.3.1  構造及び接合
口金及びガラス管は,ランプの使用中に外れないような構造に組み立てられていなければならない。
合否判定は,2.3.1.12.3.1.3による。
2.3.1.1 口金接着強さ
口金の接着強さは,次による。
a) 5及びG13口金付のランプでは未試験ランプにて口金ピンの根元とガラス管との間に,その他の口
金付のランプでは未試験ランプにて口金胴部とガラス管との間に,ねじりモーメントを徐々に加えて
試験を行う。
表1のねじりモーメントを加えたとき,ランプの口金はガラス管としっかり接着しており,かつ,
口金の構成部品は,6°を超えて回ってはならない。
表1−未試験ランプのねじりモーメント
口金の種類 ねじりモーメント(Nm)
G5 0.5
G13 1.0
R17d,RX17d 1.0
Fa6,FaX6,Fa8 1.0
ねじりモーメントは,突然加えることはせず,ゼロから表1に規定する数値まで,徐々に加えてい
く。
G5及びG13の口金接着強さ試験のためのホルダは,附属書Aによる。
b) 120 ℃±5 ℃の温度で2 000 h±50 h加熱した後も,表2に規定されたねじりモーメントを加えたとき,
口金はガラス管にしっかりと接着しており,かつ,口金の構成部品が6°を超えて回ってはならない。
試験方法は,上記a) による。
定格ランプ電力40 Wを超えるランプに使うG13口金については,加熱温度を140 ℃±5 ℃とする。
表2−加熱試験後ランプのねじりモーメント
口金の種類 ねじりモーメント(Nm)
G5 0.3
G13 0.6
R17d,RX17d 0.6
Fa6,FaX6,Fa8 0.6
2.3.1.2 Fa6及びFa8口金の場合
(対応国際規格の規定を不採用とした。)

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2.3.1.3 2G13口金の場合
a) 未試験ランプ ガラス管と口金とは,40 Nの軸方向の引張りで緩んではならない,かつ,3 Nmの曲
げモーメントで緩んではならない。これらの試験は,引張り及び曲げモーメントが同時に加わらない
ように行う。曲げモーメントは,口金に最も近い部分のガラス部分を,ガラス部分に均一に力が加わ
るような方法でつかみ,加える。支点は,口金基準面(受金との合わせ面)にする。引張り及び曲げ
モーメントは,急にかけないで,ゼロから規定値まで徐々に加える。
b) 加熱試験後 120 ℃±5 ℃の温度で2 000 h±50 h加熱した後も,口金に引張り及び曲げモーメントを
加えたとき,口金はガラス管にしっかりと接着していなければならない。引張り及び曲げモーメント
の規定値については,検討中である。
2.3.2 口金の寸法要求事項
口金寸法は,次による。
2.3.2.1 ランプには,JIS C 7709-1に規定する口金を使用しなければならない。
2.3.2.2 適合性は,JIS C 7709-3に規定するゲージ,JIS B 7507に規定するノギス,又はこれらと同等以
上の精度をもつ測定器によって確認する。表3に参照シートを示す。
2.3.3 システム要求事項
ランプは,システム要求事項の情報を含むJIS C 7709-1の口金データシートに規定された制限値を超え
ない。
合否判定は,測定によって確認する。
表3−JIS C 7709の参照シート
口金の種類 シートNo.
JIS C 7709-1 JIS C 7709-3
口金 ゲージ
G13 1-40 3-40-13
G5 1-34 3-34-13
Fa6 7004-55 7006-41
R17d 1-101 3-101-12
RX17d 1-101A 3-101A-12
Fa8 7004-57 7006-40/7006-40A
2G13 7004-33 7006-33
FaX6 1-31 3-31

2.4 絶縁抵抗

2.4.1  ピン又はコンタクトと口金の金属シェルとの間の絶縁抵抗は,2 MΩ以上とする。
2.4.2 合否判定は,直流500 Vの絶縁抵抗計で測定して行う。

2.5 耐電圧

2.5.1  この試験は,口金の内部に抵抗器の付いたランプには適用しない。
2.5.2 2.4と同じ部分間での絶縁は,耐電圧試験中に,フラッシオーバ又は絶縁破壊が起こってはならな
い。
2.5.3 合否判定は,50 Hz又は60 Hzのほぼ正弦波の交流1 500 Vの電圧を,1分間印加して行う。最初は
半分以下の電圧を加え,その後速やかに規定電圧まで上げる。電圧降下を伴わないグロー放電は,不良と
はしない。

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2.6 充電部の露出

2.6.1  充電部から絶縁されている金属部分に漏電してはならない。
2.6.2 ピン以外は,いかなる充電部も口金から突き出してはならない。
2.6.3 合否判定は,適切な測定システム及び/又は目視試験による。さらに,器材の定期的な日常点検及
び検査の有効性の確認を実施しなければならない。

2.7 耐熱性及び耐燃焼性

2.7.1  口金に使う絶縁材料は,耐熱性のものでなければならない。
2.7.2 耐熱性の合否判定は,次の試験による。
口金は,恒温槽において125 ℃±5 ℃の温度で168時間試験する。
定格ランプ電力40 Wを超えるランプに用いるG13口金については,試験温度を140 ℃±5 ℃にする。
試験後,口金は,次の要求事項を満足しなければならない。
a) 2.4及び2.5の規定を満足する。
b) 目視で確認できる口金ピンの緩み,亀裂,膨張又は収縮があってはならない。
c) 口金の寸法は,2.3.2の規定を満足しなければならない。
2.7.3 絶縁部材の外側は,異常過熱に対する耐熱性及び耐燃焼性がなければならない。
2.7.4 耐燃焼性の合否判定は,次の試験による。
試験温度650 ℃でグローワイヤ(赤熱棒押付け)試験を行う。試験装置は,JIS C 60695-2-10による。
試験材料を保持具に鉛直に取り付け,1 Nの力でグローワイヤを押し付ける。試料の上端から15 mm以
上離れた場所が望ましい。グローワイヤは,試料の中へ7 mm以上入り込ませない。
30秒後,試料をグローワイヤから引き離す。試料のいかなる火炎又は赤熱も,グローワイヤから引き離
して30秒以内に消えなければならない。燃焼又は溶融した試料の小片で,試料の下200 mm±5 mmに置
いた5層からなる1枚の薄葉紙が発火してはならない。
グローワイヤの温度及び加熱電流は,試験開始前に1分間以上一定にしておく。この間,熱放射が試料
に影響を及ぼさないように配慮しなければならない。グローワイヤの温度は,被覆された細い線径の熱電
対を用いて測定する。熱電対の構造及び校正については,JIS C 60695-2-10による。
注記 次の危険に対し,試験員の安全及び健康に配慮する。
− 爆発又は火災
− 煙及び/又は毒性生成物の吸入
− 毒性残留物

2.8 口金の沿面距離

2.8.1  ピン又はコンタクトと口金の金属シェル間との最小沿面距離は,JIS C 7709-0の要求事項に適合し
ていなければならない。関連する口金シートNo.は,表3に示す。
2.8.2 合否判定は,最も沿面距離の短い位置での測定による。

2.9 ランプの口金温度上昇

2.9.1  G5,G13及び2G13口金をもつスタータ形ランプの場合,周囲温度からの口金温度上昇値は,95 K
を超えてはならない。W4.3×8.5d口金ランプの場合,図1に示す測定点の口金温度上昇は55 Kを超えて
はならない。

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図1−温度測定点
2.9.2 合否判定は,附属書Bで規定する方法によって行う。
2.9.3 例えば,公称26 mmのガラス管径をもつランプファミリーの中の一つのランプ種別の口金温度上
昇が最大であることが分かっている場合,このランプ種別についての試験だけでその他の全ての同径の口
金付ランプファミリーに対する試験を省略することができる。

2.10 ランプ長の最小値

2.10.1 照明器具へのランプの装着を確実にするために,ランプ長の最小値は次の規定を満足しなければな
らない。
− G5及びG13口金付ランプ : B(最小値)
− Fa8口金付ランプ : B(最小値)
− R17d,RX17d及びFa6口金付ランプ : C(最小値)
− FaX6口金付ランプ : A(最小値)
A(最小値),B(最小値)及びC(最小値)は,JIS C 7617-2の規定による。
この規定にないランプに関しては,製造業者のデータを参考にする。
2.10.2 合否判定は,測定による。

2.11 照明器具設計のための指針

  附属書Cによる。

2.12 安定器設計のための指針

  附属書Eによる。

2.13 紫外放射

  ランプから実効紫外放射強度は,2 mW/klmを超えてはならない。
注記 JIS C 7550にて,暴露の制限は,実効放射の値(単位 W/m2)で与えられ,リスクグループの
区分けに対し,一般照明用ランプの値は,500 lxの照度レベルにて報告されている。リスクグ
ループ除外の境界線は,500 lxの照度レベルにおいて,0.001 W/m2である。これは,照度に関
する比の値は,0.001を500で除した値,つまり,2 mW/(m2・klx)であることを意味する。lx=lm/m2
であるから,これは2 mW/klmの紫外強度と等しい。
適合性の確認は,JIS C 7617-2で与えられるランプの電気的・光学的特性と同じ条件下での分光放射測
定によって行う。

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2.14 ランプのガラス発光管の水接触の保護

  ランプのガラス部は,水接触に対して保護することが可能であり,この特性の試験は必要ない。
3 評価
(最新IEC規格では,評価の項目を設けない形式に変わってきていることを先取りし,不採用とした。)
我が国で広く用いられている評価方法を,参考として附属書JBに記載する。

――――― [JIS C 7617-1 pdf 10] ―――――

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JIS C 7617-1:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61195:1999(MOD)
  • IEC 61195:1999/AMENDMENT 1:2012(MOD)
  • IEC 61195:1999/AMENDMENT 2:2014(MOD)

JIS C 7617-1:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 7617-1:2017の関連規格と引用規格一覧