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表A.1−30 MHz300 MHzの周波数帯での妨害波電力の許容値(CISPR 14-1 第3版)
周波数帯 準せん頭値 平均値
MHz dB(pW) dB(pW)a)
30300 45(30 MHzのとき) 35(30 MHzのとき)
b) b)
55(300 MHzのとき) 45(300 MHzのとき)
注a) 準せん頭値検波器を用いて得られた測定値が平均値に関する許容値を満足する場合は,機器
が両方の許容値を満足するものと考え,平均値検波器による測定を実施しなくてもよい。た
だし,この表に示す許容値は,次によってもよい。
定格電源電圧が単相100 V及び三相200 Vの機器については,30 MHzでこの表よりも6 dB
高い許容値,300 MHzではこの表に等しい許容値とし,30 MHz300 MHzの許容値は,周波
数の対数値とともに右上がりの直線で補間する。
b) 30 MHz300 MHzの許容値は,周波数の対数値とともに右上がりの直線で補間する。
2) 雑音端子電圧は,一線対地間を測定したとき,次による。
2.1) 連続性雑音端子電圧は,表A.2に示す値以下とする。dBは,1 μVを0 dBとして算出した値とす
る。
表A.2−150 kHz30 MHzの周波数帯に対する端子電圧の許容値(CISPR 14-1 第3版)
周波数帯 電源端子 負荷端子及び補助端子
1 a) 2 a) 3 a) 4 a) 5 a)
準せん頭値 平均値 準せん頭値 平均値
MHz dB(μV) dB(μV) dB(μV) dB(μV)
0.150.50 59(0.15 MHzのとき)
66(0.15 MHzのとき) 80 70
b) b)
56(0.5 MHzのとき)46(0.5 MHzのとき)
0.505 56 46 74 64
530 60 50 74 64
注a) 15の数字は,表の列番号を示す。
b) 周波数の対数値とともに右下がりの直線で補間する。
ただし,表A.2に示す許容値は,0.15 MHz0.50 MHzの周波数範囲について,次による。
2.1.1) 定格電源電圧が単相100 V及び三相200 Vの機器の電源端子については,表A.2(第2列及び第
3列)よりも6 dB高い値を許容値として適用する。
2.1.2) 定格電源電圧及び消費電力にかかわらず,インバータ応用機器の電源端子については,表A.2よ
りも30 dB高い値を許容値として適用する。
2.1.3) 負荷端子及び補助端子の許容値は,表A.2(第4列及び第5列)よりも20 dB高い値を許容値と
して適用する。
2.2) 不連続性雑音端子電圧は,表A.2に示す値に表9に示す補正値を加えた値以下とする。dBは,1 μV
を0 dBとして算出した値とする。
d) 材料 材料は,JIS C 9335-2-40によるほか,次による。
1) 圧縮機,熱交換器,冷媒の圧力を受けるその他の容器,弁,配管などの材料は,冷媒,潤滑油又は
これらの混合物の作用によって劣化しない。
2) 冷媒圧力が加わり,また,水に触れる部分の材料には,純度が99.7 %未満のアルミニウムを用いて
はならない。ただし,適切な耐食処理を施したときは除く。
――――― [JIS C 9612 pdf 31] ―――――
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A.8 試験
試験は,箇条8によるほか,次による。
A.8.2 安全性能の試験
安全性能の試験は,JIS C 9335-2-40によるほか,次による。
a) 構造試験 構造試験は,A.7 a)及びA.11について調べ,規定に適合しているかどうかを調べる。
b) 始動電流試験 始動電流試験は,8.2.4による。
c) 雑音の強さ試験 雑音の強さ試験は,A.7 c)について調べ,規定に適合しているかどうかを調べる。
d) 材料試験 材料試験は,A.7 d)について調べ,規定に適合しているかどうかを調べる。
A.9 検査
A.9.1 形式検査
形式検査は,A.8の方法によって次について行い,A.6,A.7及びA.11の規定に適合しなければならない。
a) 冷媒漏れ
b) 冷房能力
c) 冷房消費電力
d) 暖房能力
e) 暖房消費電力
f) 電熱装置の消費電力
g) 冷房過負荷性能
h) 冷房低温性能及び氷結通風妨害
i) 氷結滴下性能
j) 凝縮水処理及び露付き
k) 暖房過負荷性能
l) 自動除霜性能
m) 騒音
n) 安全性能
o) 表示7)
注7) 表示についての検査は,A.8.2 a)の構造試験で行う。
A.9.2 受渡検査
受渡検査は,次のうちh)は全数,a) g)及びi)は抜取りによって行い,A.6及びA.7の規定に適合しなけ
ればならない。ただし,h)については,分離形の場合,室内ユニット又は室外ユニットを個別に試験して
もよい。
なお,h)の試験を行うときは,JIS C 9335-2-40によるが,工場生産の場合は,JIS C 9335-1のA.2(電気
耐電圧試験)によることができる。
a) 冷媒漏れ
b) 冷房能力
c) 冷房消費電力
d) 暖房標準能力
e) 暖房標準消費電力
f) 電熱装置の消費電力
――――― [JIS C 9612 pdf 32] ―――――
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C 9612 : 2013
g) 温度
h) 耐電圧
i) 騒音
A.10 製品の呼び方
製品の呼び方は,箇条10による。
A.11 表示
表示は,箇条11によるほか,次による。
A.11.1 製品表示
ルームエアコンには,通常の据付状態で見やすい箇所に容易に消えない方法で,表10に規定する表示事
項及びJIS C 9335-2-40に規定する表示事項を表示する。
A.11.3 使用上の注意事項
ルームエアコンを設置する場合及び用いる場合の注意事項として,JIS C 9335-2-40によるほか,11.3に
よる。
A.12 再資源化への配慮事項
再資源化への配慮事項は,箇条12による。
――――― [JIS C 9612 pdf 33] ―――――
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C 9612 : 2013
附属書B
(規定)
ルームエアコンディショナの期間エネルギー
消費効率算定のための試験及び算出方法
B.1 冷房期間エネルギー消費効率
B.1.1 一般
この附属書は,6.14で規定するルームエアコンの期間エネルギー消費効率(冷房期間エネルギー消費効
率,暖房期間エネルギー消費効率及び通年エネルギー消費効率の総称)を算定するための試験条件及び対
応する試験手順を規定する。また,表示,比較及び認証のために用いることを目的とする。この附属書で
は,定格の温度条件は,JIS B 8615-1におけるT1温度条件とする。ただし,この附属書の計算方法は,ほ
かの温度条件にも用いることができる。
注記 B.1は,ISO/FDIS 16358-1の技術内容を基に,規定している。
B.1.2 引用規格(省略)
B.1.3 用語及び定義
B.1で用いる主な用語及び定義は,箇条3によるほか,次による。
B.1.3.1
想定冷房空調負荷(Defined Cooling Load : Lc)
各外気温度において,冷房に必要であると想定される熱量。
B.1.3.2
冷房期間総合空調負荷(Cooling Seasonal Total Load : CSTL)
冷房運転期間中に,ルームエアコンを冷房運転したことによって室内側空気から除去する熱量の総和。
B.1.3.3
冷房期間消費電力量(Cooling Seasonal Energy Consumption : CSEC)
冷房運転期間中に,ルームエアコンを冷房運転したことによって消費する電力量の総和。
B.1.3.4
冷房期間エネルギー消費効率(Cooling Seasonal Performance Factor : CSPF)
冷房運転期間中に,ルームエアコンを冷房運転したことによって室内側空気から除去する熱量の総和と
消費する電力量の総和との比。
B.1.3.5
部分負荷率(Part Load Factor : PLF)
同一温湿度条件の下で,断続運転を行ったときのエネルギー消費効率と連続運転を行ったときのエネル
ギー消費効率との比。
B.1.3.6
効率低下係数(Degradation Coefficient : CD)
断続運転を行うことによって生じる効率の低下を表す係数。
B.1.3.7
定速単圧縮機形ルームエアコン
ルームエアコンに1台の圧縮機を備えており,その圧縮機が負荷の軽重によって圧縮用電動機の滑りに
――――― [JIS C 9612 pdf 34] ―――――
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C 9612 : 2013
よる変動以外は回転数が変化しないルームエアコン。
B.1.3.8
定格運転能力
圧縮機の回転数を,8.1.3の冷房能力を試験するときの回転数に設定し,冷房運転したときの能力。T1
温度条件における定格運転能力は,3.1冷房能力と同じ。
B.1.3.9
定格運転消費電力
定格運転能力で冷房運転したときの消費電力。
B.1.3.10
中間運転能力
回転数制御形ルームエアコンにおいて圧縮機の回転数を,8.1.3の冷房能力を試験する条件で定格冷房能
力の50 %能力を試験するときの回転数に設定し,冷房運転したときの能力。
B.1.3.11
中間運転消費電力
中間運転能力で冷房運転したときの消費電力。
B.1.3.12
最小運転能力
回転数制御形ルームエアコンにおいて圧縮機の回転数を,8.1.3の冷房能力を試験する条件で最小能力を
試験するときの回転数に設定し,冷房運転したときの能力。
B.1.3.13
最小運転消費電力
最小運転能力で冷房運転したときの消費電力。
B.1.4 記号
B.1で用いる記号は,次による。
――――― [JIS C 9612 pdf 35] ―――――
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JIS C 9612:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.120 : 換気装置.ファン.空調装置
JIS C 9612:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC9335-1:2014
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
- JISC9335-2-40:2004
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-40部:エアコンディショナ及び除湿機の個別要求事項
- JISC9815-1:2013
- エアコンディショナ及び空気熱源ヒートポンプの定格音響パワーレベル―第1部:直吹き形室外機
- JISC9815-2:2013
- エアコンディショナ及び空気熱源ヒートポンプの定格音響パワーレベル―第2部:直吹き形室内機
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISK8116:2006
- 塩化アンモニウム(試薬)
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯