JIS C 9612:2013 ルームエアコンディショナ | ページ 8

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C 9612 : 2013
記号 内容 単位
FCSP 冷房期間エネルギー消費効率 : CSPF −
LCST 冷房期間総合空調負荷 : CSTL Wh
CCSE 冷房期間消費電力量 : CSEC Wh
Lc(tj) 外気温度tjにおける想定冷房空調負荷 W
tj 期間中に発生する外気温度 ℃
Φful(tj) 外気温度tjにおける定格運転能力 W
Φmin(tj) 外気温度tjにおける最小運転能力 W
Φhaf(tj) 外気温度tjにおける中間運転能力 W
Pful(tj) 外気温度tjにおける定格運転消費電力 W
Pmin(tj) 外気温度tjにおける最小運転消費電力 W
Phaf(tj) 外気温度tjにおける中間運転消費電力 W
nj 発生時間 h
k,p,n,m 発生温度区分 −
Φ(tj) 外気温度tjにおける各運転能力 W
P(tj) 外気温度tjにおける各運転消費電力 W
X(tj) 外気温度tjにおける冷房空調負荷と能力との比 −
FPL(tj) 外気温度tjにおける部分負荷率 : PLF −
Phf(tj) W
外気温度tjにおいて中間運転能力と定格運転能力との間で可変運転したときの消費
電力
EER(tj) 外気温度tjにおけるエネルギー消費効率 : EER a) −
EER, hf(tj) −
外気温度tjにおいて中間運転能力と定格運転能力との間で可変運転したときのエネ
ルギー消費効率 : EER a)
tc 冷房空調負荷と中間運転能力とがつり合う外気温度 ℃
EER, haf(tc) 冷房空調負荷と中間運転能力とがつり合ったときのエネルギー消費効率 : EER a)−
tb 冷房空調負荷と定格運転能力とがつり合う外気温度 ℃
EER, ful(tb) 冷房空調負荷と定格運転能力とがつり合ったときのエネルギー消費効率 : EER a)−
注a) ERは,エネルギー消費効率の一種。EERは,無次元で用いられ,W/Wから導かれる。
B.1.5 試験
B.1.5.1 一般
測定機器の確度は,8.1.1による。
B.1.5.2 試験条件
冷房期間エネルギー消費効率の試験及び算出に用いる温湿度条件及び計算に用いる係数は,表B.1によ
る。

――――― [JIS C 9612 pdf 36] ―――――

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C 9612 : 2013
表B.1−温湿度条件及び係数(冷房)
試験 運転能力及び運転消費電力 定速単圧縮機形 回転数制御形 係数
冷房能力試験 定格運転能力 : Φful(35) W ■ ■ −
室内 DB 27 ℃ 定格運転消費電力 : Pful(35)
WB 19 ℃ 中間運転能力 : Φhaf(35) W − ■ Φhaf(29)/1.077
室外 DB 35 ℃ 中間運転消費電力 : Phaf(35) Phaf(29)/0.914
WB 24 ℃ 最小運転能力 : Φmin(35) W − ○ Φmin(29)/1.077
最小運転消費電力 : Pmin(35) Pmin(29)/0.914
冷房低温能力試験 定格運転能力 : Φful(29) W ■ − 1.077×Φful(35)
室内 DB 27 ℃ 定格運転消費電力 : Pful(29) 0.914×Pful(35)
WB 19 ℃ 中間運転能力 : Φhaf(29) W − ○ 1.077×Φhaf(35)
室外 DB 29 ℃ 中間運転消費電力 : Phaf(29) 0.914×Phaf(35)
WB 19 ℃ 最小運転能力 : Φmin(29) W − ○ −
最小運転消費電力 : Pmin(29)
冷房低温低湿試験 効率低下係数 定格運転能力 ○ − 0.25
及び冷房低温断続 CD a)
試験 中間運転能力 − − 0.25
室内 DB 27 ℃
WB 16 ℃以下 最小運転能力 − − 0.25
室外 DB 29 ℃
WB −
■ 必須試験 ○ 任意試験
最小能力を測定する場合,最初にΦmin(29)試験を行う。Φmin(35)は,測定又は計算で求める。
冷房能力試験における各運転能力,各運転消費電力とは,能力,消費電力の実測値をいう。
注記 試験電圧及び周波数は,本体に基づく。
DBは,乾球温度を示し,WBは,湿球温度を示す。
注a) Dは,次の式による。
なお,cycは断続試験,dryは乾きコイルでの試験を意味する。
EER, ful(cyc)
Φful(cyc)/Pful(cyc)
1− 1−
EER, ful(dry)
Φful(dry)/Pful(dry)
CD= =
1−FCL,ful
1−Φful(cyc)/Φful(dry)
B.1.5.3 試験方法
B.1.5.3.1 冷房能力試験
冷房能力試験は,8.1.3によって行う。この試験中に,冷房能力及び消費電力を測定する。
回転数制御形の中間能力試験は,測定した中間能力値が定格冷房能力(表示値)の50 %相当で行う。ま
た,その範囲は,定格冷房能力(表示値)の45 %55 %とする。ただし,能力可変幅の下限値が,中間能
力以下にならない場合は,その下限値をもって中間能力とみなす。
最小能力試験は,測定の不確かさを満足できないので,試験は行わない。
注記 製造業者は,能力の固定方法の情報を提供する。
B.1.5.3.2 冷房低温能力試験
冷房低温能力試験は,JIS B 8615-1の5.3(冷房低温試験及び氷結通風妨害試験)によって行う。表B.1
の任意試験項目は,試験を行わず,表B.1の係数を用いる。
B.1.5.3.3 冷房低温低湿試験及び冷房低温断続試験
冷房低温低湿試験及び冷房低温断続試験は,試験を行わず,表B.1の係数を用いる。

――――― [JIS C 9612 pdf 37] ―――――

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C 9612 : 2013
B.1.6 計算
B.1.6.1 冷房期間エネルギー消費効率(CSPF)
ルームエアコンの冷房期間エネルギー消費効率は,式(B.1)によって算出する。
LCST
F=
CSPC (B.1)
CSE
B.1.6.2 想定冷房空調負荷
想定冷房空調負荷は,外気温度に比例するものとし,代表値を示す。
想定冷房空調負荷は,表B.2による。
表B.2−想定冷房空調負荷
項目 負荷ゼロ(0 %) 負荷 100 %
冷房空調負荷 W 0 Φful,t100
外気温度 ℃ t0 t100
ここで,Φful,t100は,定格冷房能力(表示値)とする。
t100は負荷100 %の外気温度,t0は負荷0 %の外気温度を示す。
想定冷房空調負荷として,t0=23 ℃及びt100=35 ℃を用いる。
特定地域の冷房空調負荷を用いる場合の設定方法は,B.1.9に示す。
冷房期間消費電力量を算出するために必要な外気温度tjにおける想定冷房空調負荷Lc(tj)は,式(B.2)によ
る。
tj−23
Lc (tj)=Φful, t100 (B.2)
35−23
ここに, Φful,t100 : 定格冷房能力(表示値)
B.1.6.3 冷房標準外気温度分布
外気温度及びその発生時間は地域ごとで異なるが,発生時間を設定すれば,累計空調負荷及び累計消費
電力を計算できる。冷房外気温度発生分布は,表B.3に示す東京での値を用いることが望ましい。
なお,特定地域の外気温度発生分布を用いる場合の設定方法は,B.1.9による。
表B.3−東京における冷房期間中冷房を必要とする各外気温度の発生時間
温度区分j 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 計
外気温度tj ℃ 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 −
発生時間nj h 161 201 197 191 213 182 166 123 86 39 10 0 0 0 0 1 569
B.1.6.4 定速単圧縮機形ルームエアコンの場合
B.1.6.4.1 一般
冷房期間エネルギー消費効率を計算するための各試験での運転能力及び運転消費電力は,表B.1による。
B.1.6.4.2 外気温度による能力特性
外気温度tjにおける機器の能力Φful(tj)は,B.1.8に示すように外気温度によって線形変化し,35 ℃及び
29 ℃の値から,式(B.3)によって算出する。
Φful (29)−Φful (35)
Φful (tj )=Φful (35)+ (B.3)
(35−tj )
35−29

――――― [JIS C 9612 pdf 38] ―――――

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C 9612 : 2013
B.1.6.4.3 外気温度による消費電力特性
外気温度tjにおける機器の消費電力Pful(tj)は,B.1.8に示すように外気温度によって線形変化し,35 ℃及
び29 ℃の値から,式(B.4)によって算出する。
Pful ( 29)−Pful (35)
Pful (tj )=Pful (35)+ (B.4)
(35−tj )
35−29
B.1.6.4.4 冷房期間総合空調負荷(CSTL)の計算
冷房期間総合空調負荷(CSTL)LCSTは,各外気温度ごとの空調負荷に発生時間を乗じた合計から,式(B.5)
によって算出する。
m n
LCST= Lc (tj )
nj+ Φful (tj)
nj (B.5)
j=1 j=m+1
ここに,式(B.5)において,Lc(tj)及びΦful(tj)は,次による。
a) 断続運転領域[Lc(tj)≦Φful(tj) (j : 1,2,3,···,mの各温度区分)] Lc(tj)は式(B.2)によって算出す
る。
ここに,Φful(tj)=0である。
b) 定格運転能力領域[Lc(tj)>Φful(tj) (j : m+1,m+2,m+3,···,nの各温度区分)] Φful(tj)は式(B.3)
によって算出する。
ここに,Lc(tj)=0である。
B.1.6.4.5 冷房期間消費電力量(CSEC)の計算
冷房期間消費電力量(CSEC)CCSEは,各外気温度ごとの消費電力に発生時間を乗じた合計から,式(B.6)
によって算出する。
n
nj
CCSE= X(tj ) Pful (tj ) (B.6)
j=1 FPL (tj )
a) 断続運転領域[Lc(tj)≦Φful(tj)]
式(B.6)において,
X(tj) : 運転率。外気温度tjにおける冷房空調負荷と能力との比で,式(B.7)による。ただ
し,Lc(tj)>Φ(tj)の場合,X(tj)=1とする。
Lc (tj )
X(tj )= (B.7)
Φ(tj )
ここに, Φ(tj)=Φful(tj)
Lc(tj)は式(B.2)によって算出する。
FPL(tj) : 部分負荷率(PLF)。外気温度tjにおいて断続運転を行うことによって生じる部分
負荷率で,効率低下係数CDを用いて式(B.8)によって算出する。
FPL(tj)=1−CD[1−X(tj) ] (B.8)
b) 定格運転能力領域[Lc(tj)>Φful(tj)]
式(B.6)において,
X(tj)=1
FPL(tj)=1
B.1.6.5 回転数制御形ルームエアコンの場合
B.1.6.5.1 一般
冷房期間エネルギー消費効率を計算するための各試験での運転能力及び運転消費電力は,表B.1による。

――――― [JIS C 9612 pdf 39] ―――――

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C 9612 : 2013
B.1.6.5.2 外気温度による能力特性
外気温度tjにおけるルームエアコンの定格運転能力Φful(tj)及び中間運転能力Φhaf(tj)は,式(B.3)及び式(B.9)
によって算出する。B.1.8参照。
Φhaf (29)−Φhaf (35)
Φhaf (tj )=Φhaf (35)+ (B.9)
(35−tj )
35−29
B.1.6.5.3 外気温度による消費電力特性
外気温度tjにおけるルームエアコンの定格運転消費電力Pful(tj)及び中間運転消費電力Phaf(tj)は,式(B.4)
及び式(B.10)によって算出する。
Phaf (29)−Phaf (35)
Phaf (tj )=Phaf (35)+ (B.10)
(35−tj )
35−29
B.1.6.5.4 冷房期間総合空調負荷(CSTL)の計算
冷房期間総合空調負荷(CSTL)LCSTは,B.1.6.4.4の式(B.5)によって算出する。
B.1.6.5.5 冷房期間消費電力量(CSEC)の計算
冷房期間消費電力量(CSEC)CCSEは,式(B.11)によって算出する。
p m n
X(tj ) nj
Phaf (tj )
CCSE= + nj+
Phf (tj ) nj
Pful (tj )
(B.11)
j=1
FPL (tj ) j=p+1 j=m+1
外気温度tjにおける冷房能力,エネルギー消費効率(以下,EERという。)及び消費電力と冷房空調負
荷との関係は,B.1.8による。
ここに,式(B.11)において,各パラメータは,次による。
a) 断続運転領域[Lc(tj)≦Φhaf(tj),(j : 1,2,3,···,pの各温度区分)] この領域では,ルームエアコン
は中間運転能力で断続運転すると仮定して算出する。
式(B.11)において,
Phf(tj)=Pful(tj)=0
Phaf(tj)は,式(B.10)によって算出する。
X(tj)は,式(B.7)によって,Φ(tj)=Φhaf(tj)として算出する。
FPL(tj)は,式(B.8)によって算出する。
b) 中間運転能力と定格運転能力との間の連続能力可変領域[Φhaf(tj) +3,···,mの各温度区分)]
式(B.11)において,
Phaf(tj)=Pful(tj)=0
外気温度tcでの中間運転能力のEER,すなわち,EER,haf(tc)は,式(B.12)によってΦhaf(tc)及びPhaf(tc)
から算出する。
Φhaf (tc )
EER,haf (tc )= (B.12)
Phaf (tc )
ここに, EER, haf(tc) : 外気温度tcでの中間運転能力のEER
tc : 冷房空調負荷が中間運転能力と等しくなる外気
温度。交点の計算は,B.1.7による。
Φhaf(tc) : 能力特性。Φhaf(tj)の外気温度tcにおける能力。
式(B.9)から算出する。
Phaf(tc) : 消費電力特性。Phaf(tj)の外気温度tcにおける消費

――――― [JIS C 9612 pdf 40] ―――――

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