JIS D 0052:2001 二輪自動車―慣性モーメント測定方法 | ページ 3

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D 0052 : 2001
6.4.2 二輪車のz軸回りの慣性モーメント 二輪車(6)のz軸回りの慣性モーメントの測定手順は,次によ
る(図6参照)。
a) プラットホーム上に二輪車を載せ,動かないように固定する。プラットホームに対する二輪車の横方
向傾き角は,0°±0.5°する。このときに二輪車の重心点がプラットホームのE点の鉛直線上にくる
ように位置を合わせる。もし合わせられない場合には,質量md2のおもりを図6に示すように設置す
る。おもりの設置位置は,次の式によって算出する。
mm xm
xd2
md2
mm ym
yd2
md2
ここに, xd2 : プラットホームの中心から質量md2のおもりまでのx軸方向
の距離 (m)
yd2 : プラットホームの中心から質量md2のおもりまでのy軸方向
の距離 (m)
mm : 二輪車の質量 (kg)
xm : ナイフエッジから二輪車の重心までのx軸方向の距離 (m)
ym : プラットホームの中心から二輪車の重心までのy軸方向の
距離 (m)
md2 : 二輪車の重心位置調整のために設置するおもりの質量 (kg)
ただし,プラットホームの中心と重心とが一致しているときには,
これらすべての値を0とする。
b) プラットホーム全体を,E点を通る鉛直軸回りに揺動させる。このときに全振れ角は,5°以下とする
のがよい。
c) プラットホームが安定して揺れていることを確認して,50往復に要する時間をストップウォッチで測
定する。これを3回繰り返し,それぞれの平均周期の平均値を求め,これを周期とする。
d) 二輪車のz軸回りの慣性モーメントIzmを,次の式によって算出する。
xm2+ym2
xd22+yd22
2
TzT a・b 2 2
Izm mp m1d mm md 2 g Izp mm m md2 d2
2 h
ここに, プラットホームの中心から二輪車の重心までの距離 (m)
プラットホームの中心からおもりmd2までの距離 (m)
Izm : 二輪車のz軸回りの慣性モーメント (kg・m2)
Tzt : 二輪車を載せたプラットホームが揺動する周期 (s)

――――― [JIS D 0052 pdf 11] ―――――

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図6 z軸回りの二輪車の慣性モーメントの測定

――――― [JIS D 0052 pdf 12] ―――――

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7. 測定結果の記録 測定結果は,付表1に示す様式の慣性モーメント測定結果記録表に記録する。
なお,慣性モーメントの測定結果は,JIS Z 8401によって有効数字3けたに丸める。
付表1 慣性モーメント測定結果記録表の様式
慣性モーメント測定結果記録表
製造業者 試験期日 年 月 日
形式名称 試験場所
車台番号(7) 測定者
二輪車の質量 kg
タイヤ空気圧 乗員(11) なし ・ ダミー ・ 人間
前輪 kPa ダミーの型式
後輪 kPa 質 量
kg
懸架装置の設定位置(可変式の場合) 着座位置(12) mm
前 姿 勢 角
(13) °
後 周期測定の条件(14)
懸 架 装 置 の 固 定 位 置
°
前(8) mm 慣性モーメントの値
後(9) mm Ixm(15) kg・m2
Iym(16) kg・m2
その他記載すべき測定条件等(10) Izm(17) kg・m2
注(7) 車台番号の記入は,JIS D 4901による。
(8) ヘッドパイプ中心から地面までの距離。ただし,測定できない場合には,車両前側
のばね上の参考点を記載し,この点から地面までの距離とする。
(9) 後側の懸架装置の上側取付ボルト中心から地面までの距離。ただし,測定できない
場合には,車両後側のばね上の参考点を記載し,この点から地面までの距離とする。
(10) 本体4.に記載した条件のうち,追加又は変更した測定条件を記載する。
(11) 表中の,なし,ダミー,人間のうち,該当しないものを抹消する。
(12) 前車軸からH点までのz軸方向の距離。
H点は,乗員の胴部と大腿部との回転中心を示す点。
(13) 点とH点とを結んだ線と,x軸とのなす角。
S点は,乗員の胴部と腕部との回転中心を示す点。
(14) 周期の測定は,50回の揺動を3回繰り返す。それぞれの平均周期の平均値を求め,
これを周期とする。この条件と異なる場合には,その測定条件を記載する。
(15) 二輪車のx軸回りの慣性モーメント。
(16) 二輪車のy軸回りの慣性モーメント。
(17) 二輪車のz軸回りの慣性モーメント。

――――― [JIS D 0052 pdf 13] ―――――

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関連法規 49CFRパート572,サブパートB (National Highway Traffic Safety Administration

――――― [JIS D 0052 pdf 14] ―――――

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0
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
52:2001
JIS D 0052 : 2001 二輪自動車一貫性モーメント測定方法 ISO 9043 : 1991 Mopeds−Measurement method for moments of inertia
ISO 9129 : 1988 Motorcycles−Measurement method for moments of inertia
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由及
(IV) ISと国際規格との技術的差異の項目
国際規格番 ごとの評価及びその内容 び今後の対策
号 表示箇所 : 本文,附属書
ISO 9043 表示方法 : 点線の下線
項目 内容 ISO 9129 項目 内容 項目ごとの 技術的差異の内容
番号 番号 評価
1. 適用範囲 1. Scope IDT −
2. 引用規格 2. Normative references MOD/追 規定内容に相当するJISがあ国内規格の参照を容易にした。
JIS B 7510 精密水準器 加 るものはJISを引用した。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS D 0051 二輪自動車−
重心位置測定方法
JIS D 0101 自動車の種類
に関する用語
JIS D 4901車両識別番号
(VIN)
JIS Z 8401数値の丸め方
2. 引用規格 2. Normative references MOD/変 JISを引用するように変更し関連するJISどうしを対応させた。
JIS D 0051二輪自動車−重 ISO 9130, Motorcycles更 た。
心位置測定方法 −Measurement
method for location of
centre of gravity
2. 引用規格 2. Normative references IDT
ISO 3779 : 1983, Road
vehicles−Vehicle
iden-tification number
(VIN) −Content and
structure

――――― [JIS D 0052 pdf 15] ―――――

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JIS D 0052:2001の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9043:1991(MOD)
  • ISO 9129:1988(MOD)

JIS D 0052:2001の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 0052:2001の関連規格と引用規格一覧