JIS D 1623:2006 自動車部品―内燃機関用ディーゼルフューエルフィルタ及びガソリンフィルタ―粒子カウント法によるろ過効率試験方法及びコンタミナント捕そく(捉)容量試験方法

JIS D 1623:2006 規格概要

この規格 D1623は、一定流量の試験流体で使用される内燃機関用ディーゼルフューエルフィルタ及びガソリンフィルタの性能評価のための,オンライン粒子カウント法による,コンタミナント連続注入方式のマルチパス試験方法について規定。

JISD1623 規格全文情報

規格番号
JIS D1623 
規格名称
自動車部品―内燃機関用ディーゼルフューエルフィルタ及びガソリンフィルタ―粒子カウント法によるろ過効率試験方法及びコンタミナント捕そく(捉)容量試験方法
規格名称英語訳
Automotive parts -- Diesel fuel and petrol filters for internal combustion engines -- Filtration efficiency using particle counting and contaminant retention capacity
制定年月日
2006年3月25日
最新改正日
2015年10月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 19438:2003(IDT)
国際規格分類

ICS

43.060.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
2006-03-25 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 1623:2006 PDF [39]
                                                                   D 1623 : 2006 (ISO 19438 : 2003)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)/財
団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 19438:2003,Diesel fuel and petrol
filters for internal combustion engines−Filtration efficiency using particle counting and contaminant retention
capacityを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS D 1623には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)フィルタ試験用試験油の仕様
附属書B(参考)代表的なフィルタ試験報告書
附属書C(参考)フィルタ効率計算の例
附属書D(参考)ISO 19438 (JIS D 1623) を検定するラウンドロビン試験の概要

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――――― [JIS D 1623 pdf 1] ―――――

D 1623 : 2006 (ISO 19438 : 2003)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[2]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 記号・・・・[3]
  •  5. 試験装置及び材料・・・・[3]
  •  5.1 試験装置・・・・[3]
  •  5.2 材料・・・・[5]
  •  6. 計測機器の精度及び試験条件・・・・[5]
  •  7. 試験装置の検定・・・・[5]
  •  7.1 一般・・・・[5]
  •  7.2 オンライン希釈及び粒子カウント回路の検定・・・・[5]
  •  7.3 フィルタ試験回路の検定・・・・[5]
  •  7.4 コンタミナント注入回路の検定・・・・[6]
  •  8. 試験準備・・・・[7]
  •  8.1 試験用フィルタ・・・・[7]
  •  8.2 コンタミナント注入回路・・・・[7]
  •  8.3 フィルタ試験回路・・・・[8]
  •  9. 試験手順・・・・[8]
  •  9.1 初期手順・・・・[8]
  •  9.2 性能試験・・・・[9]
  •  10. 計算及び試験結果の報告・・・・[10]
  •  10.1 試験報告・・・・[10]
  •  10.2 計算・・・・[10]
  •  附属書A(規定)フィルタ試験用試験油の仕様・・・・[13]
  •  附属書B(参考)代表的なフィルタ試験報告書・・・・[14]
  •  附属書C(参考)フィルタ効率計算の例・・・・[19]
  •  附属書D(参考)ISO 19438 (JIS D 1623) を検定するラウンドロビン試験の概要・・・・[22]

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――――― [JIS D 1623 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 1623 : 2006
(ISO 19438 : 2003)

自動車部品ー内燃機関用ディーゼルフューエルフィルタ及びガソリンフィルター粒子カウント法によるろ過効率試験方法及びコンタミナント捕そく(捉)容量試験方法

Automotive parts-Diesel fuel and petrol filters for internal combustion engines-Filtration efficiency using particle counting and contaminant retentioncapacity

序文

 この規格は,2003年に第1版として発行されたISO 19438,Diesel fuel and petrol filters for internal
combustion engines−Filtration efficiency using particle counting and contaminant retention capacityを翻訳し,技
術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1. 適用範囲

 この規格は,一定流量の試験流体で使用される内燃機関用ディーゼルフューエルフィルタ
及びガソリンフィルタの性能評価のための,オンライン粒子カウント法による,コンタミナント連続注入
方式のマルチパス試験方法について規定する。この試験方法は,フィルタのコンタミナント捕そく(捉)
容量,粒子除去特性及び圧力損失を判定するものである。
この規格は,フィルタの定格流量が50 L/h800 L/hのフィルタエレメントの試験に適用する。しかしな
がら,フィルタ製造業者と顧客との合意によって,より流量の大きい燃料フィルタに適用することが認め
られる。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 19438:2003,Diesel fuel and petrol filters for internal combustion engines−Filtration efficiency
using particle counting and contaminant retention capacity (IDT)
参考 ISO 19438 (JIS D 1623) の試験方法による“ラウンドロビン試験”(国際的試験施設間試験)が,
2002年に6試験施設で実施された。代表的なフィルタに対して,ろ過効率及びコンタミナント
捕そく(捉)容量について,試験方法の繰返し性,再現性及び変動係数を求めて,評価が行わ
れた。初期ろ過効率の試験結果から,この規格による試験方法がISO/TS 13353 (Diesel fuel and
petrol filters for internal combustion engines−Initial efficiency by particle counting)の試験方法によ
る結果と極めて近い結果が得られることが分かり,ISO/TS 13353の代わりにJIS D 1623の試験

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2
D 1623 : 2006 (ISO 19438 : 2003)
方法を主体として使用してよい。
なお,ラウンドロビン試験の概要を附属書D(参考)に示す。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成
するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部 : 図記号
備考 ISO 1219-1:1991,Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit diagrams−
Part 1 : Graphic symbolsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 8356-2 油圧用フィルタ性能評価方法−第2部 : フィルタエレメントの組立完全性試験及びファ
ーストバブルポイントの測定
備考 ISO 2942 : 1994,Hydraulic fluid power−Filter elements−Verification of fabrication integrity and
determination of the first bubble pointが,この規格と一致している。
JIS B 8356-7 油圧用フィルタ性能評価方法−第7部 : フィルタの圧力降下特性試験
備考 ISO 3968:2001,Hydraulic fluid power−Filters−Evaluation of differential pressure versus flow
characteristicsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 9931 質量法による作動油汚染の測定方法
備考 ISO 4405:1991,Hydraulic fluid power−Fluid contamination−Determination of particulate
contamination by the gravimetric methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 9932 油圧−液体用自動粒子計数器の校正方法
備考 ISO 11171:1999,Hydraulic fluid power−Calibration of automatic particle counters for liquidsが,
この規格と一致している。
JIS B 9935 油圧−液体用オンライン式自動粒子計数システム−校正方法及び妥当性確認方法
備考 ISO 11943:1999,Hydraulic fluid power−On-line automatic particle-counting systems for lignids−
Methods of calibration and validationが,この規格と一致している。
JIS B 9936 油圧−微粒子分析−運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法
備考 ISO 4021:1992,Hydraulic fluid power−Particulate contamination analysis−Extraction of fluid
samples from lines of an operating systemが,この規格と一致している。
JIS D 0117-1 自動車及び内燃機関−フィルタ用語−第1部 : フィルタ及びフィルタ構成部品の定義
備考 ISO 11841-1:2000, Road vehicles and internal combustion engines−Filter vocabulary−Part
1:Definitions filters and filter componentsが,この規格と一致している。
JIS D 0117-2 自動車及び内燃機関−フィルタ用語−第2部 : フィルタ及びフィルタ構成部品の特性の
定義
備考 ISO 11841-2:2000, Road vehicles and internal combustion engines−Filter vocabulary−Part 2:
Definitions of characteristics of filters and,their componentsが,この規格と一致している。
ISO 12103-1:1997,Road vehicles−Test dust for filter evaluation−Part 1:Arizona test dust

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 0117-1及び JIS D 0117-2によるほか,次による。
3.1 マルチパス試験 (multi-pass test) フィルタエレメントに未ろ過の試験油を繰返し循環させる試験。

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D 1623 : 2006 (ISO 19438 : 2003)
3.2 基準上流コンタミナント濃度 (base upstream gravimetric level) コンタミナントが再循環されない場
合の上流側コンタミナント濃度。
3.3 ろ過効率 (filtration efficiency) フィルタが捕そく(捉)する特定サイズの粒子の比率(%)。
3.4 全効率 (overall efficiency) 試験終了までに得られた上流及び下流の平均粒子カウント数から計算し
た効率(%)。
3.5 フィルタミクロン等級 (filter rating) 指定された初期効率又は指定された累積全効率に相当する粒
径[μm(c)]。
備考 この規格のすべてを通して,粒径の測定はJIS B 9932に従って校正された自動粒子カウンタを
使用して行い,その粒径は[μm(c)]で表示する。
3.6 フィルタ標準ミクロン等級 (filter reference rating) フィルタの99 %効率に相当する粒径〔ミクロン
等級[μm(c)]〕。
3.7 4分,5分及び6分の粒子カウントから計算された最初のデータポイン
初期効率 (initial efficiency)
トでの効率(%)。

4. 記号

 この規格で使用する図及び記号は,JIS B 0125-1による。

5. 試験装置及び材料

5.1 試験装置

5.1.1  試験機器 この試験機器の配置を,図1に示す。
なお,○の数値は図中の番号を示す。
5.1.1.1 フィルタ試験回路 フィルタ試験回路は,5.1.1.1.15.1.1.1.7の構成とする。
5.1.1.1.1 油タンク 油タンク1は,内角が90度以下の円すい状の底部をもち,油流入口が油面下で拡散
する構造のものとする。
5.1.1.1.2 油圧ポンプ 油圧ポンプ2は,コンタミナントの粒径分布を変えず,かつ,入り口圧の平均に
対して10 %以上の脈動を起こさないようにする。
5.1.1.1.3 取付器具 試験用フィルタ6を接続するフィルタヘッドをもち,また,バイパス用の直管に置
換できるようになっているものとする。
5.1.1.1.4 クリーンアップフィルタ クリーンアップフィルタ9は,粒径10 μm(c)を超える粒子の数が15
個/mL未満の初期清浄度を得られるものとする。
5.1.1.1.5 試料採取弁 試料採取弁18は,オンライン粒子カウント法による測定のために,試験用フィル
タの上流及び下流での乱流試料採取を行うためのJIS B 9936に準拠するものとする。また,質量法による
測定のために試料採取弁11をおく。
5.1.1.1.6 圧力取出口 圧力取出口は,JIS B 8356-7に準拠するものとする。
5.1.1.1.7 配管 配管は,フィルタ試験回路内で乱流混合状態を維持できるものとする。
5.1.1.2 コンタミナント注入回路 コンタミナント注入回路は,5.1.1.2.15.1.1.2.4の構成とする。
5.1.1.2.1 油タンク 油タンク12は,内角が90度以下の円すい状の底部をもち,油流入口が油面下で拡散
する構造のものとする。
5.1.1.2.2 油圧ポンプ 油圧ポンプ13は,コンタミナントの粒径分布を変えることのない遠心形ポンプ又
は他の形式のポンプとする。

――――― [JIS D 1623 pdf 5] ―――――

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  • ISO 19438:2003(IDT)

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