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D 9415 : 2019
単位 mm
L クランク長さ
番号 部品名称
1 右クランク
2 ギヤ板(アウタギヤ板)
3 ギヤ板(センタギヤ板)
4 ギヤ板(インナギヤ板)
5 固定ボルト
6 固定ナット
7 インナギヤ用固定ボルト
8 インナギヤ用スペーサ
9 左クランク
c) トリプル
図1−形状の一例及び寸法(続き)
――――― [JIS D 9415 pdf 6] ―――――
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D 9415 : 2019
5 強度
ギヤクランクの強度は,表2による。
表2−ギヤクランクの強度
項目 一般用 幼児用
クランクのペダル取付部強度 JIS D 9301の5.6.4.1(クランクのペダル取付部の強度)による。
クランクとギヤ板との固定強度 JIS D 9301の5.6.4.2(クランクとギヤ板との固定強度)による。
クランクの水平落下による衝撃強度JIS D 9301の5.6.4.3(クランクの水平落下による衝撃強度)による。
クランクの鉛直落下による衝撃強度JIS D 9301の5.6.4.4(クランクの鉛直落下による衝撃強度)による。
クランクアセンブリの疲労強度 JIS D 9302の5.6.6(クランクアセン
JIS D 9301の5.6.4.5(クランクアセ
ンブリの疲労強度)による。 ブリの疲労強度)による。
6 構造
ギヤクランクの各部の構造は,次による。
a) 各部の結合は,確実で,緩み,がたつきなどがあってはならない。
b) ギヤ板及びクランク軸アセンブリの歯底部の振れは,JIS D 9301の5.6.4.6(ギヤ板及びクランク軸ア
センブリの歯底部の振れ)による。
c) クランクのクランク軸穴とペダル軸穴とは互いに平行で,クランクのペダル軸との接触面(胴付き部)
は,ペダル軸穴に直角でなければならない。
d) 図2のように平らな面上に垂直に設置した測定用クランク軸にクランクを使用状態と同じ方法で取り
付け,図2に示すa及びbの距離を測定したとき,bがaより小さくてはならない。
注記 b−aをクランクオフセットという。
図2−クランクオフセットの測定法
e) ギヤ板の歯先には面取りが施されていなければならない。
f) クランクを測定用クランク軸に取り付けたとき,左右の位相差が2°以下でなければならない。
g) リングケースは,JIS D 9301の5.8.1.2(リングケース又はフロントプーリのフランジ)による。
7 形状及び寸法
ギヤクランクの形状の例及び主な寸法を,図1及び図3に示す。ただし,許容差を規定していない寸法
は推奨寸法とする。また,ねじはJIS B 0225の規定によるもののほかは,JIS B 0205-1JIS B 0205-4によ
るものとし,その限界寸法及び公差は,JIS B 0209-1JIS B 0209-3に規定する公差域クラスの6H/6g以上
とする。
各部の寸法は,次による。
a) クランクとクランク軸との組立寸法は,一般用がJIS D 9301のJC.1.6(クランク軸とクランクとの組
立寸法),幼児用がJIS D 9302のJA.1.6(クランク軸とクランクとの組立寸法)による。
――――― [JIS D 9415 pdf 7] ―――――
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D 9415 : 2019
b) クランクのペダル軸はめ合いねじは,一般用がJIS D 9301のJC.1.7(ペダル軸とクランクとの組立寸
法),幼児用がJIS D 9302のJA.1.7(ペダル軸とクランクとの組立寸法)による。
単位 mm
a) 歯部 b) 歯厚
歯厚の呼び 歯厚C
3/32 2.1
1/8 3.0
歯数 寸法 歯数 寸法
ピッチ円直径 歯底円直径a) 歯底距離 ピッチ円直径 歯底円直径a) 歯底距離
A B B' A B B'
(参考値) (参考値)
22 89.24 81.49 81.49 42 169.95 162.20 162.20
24 97.30 89.55 89.55 43 173.98 166.23 166.12
26 105.36 97.61 97.61 44 178.02 170.27 170.27
28 113.43 105.68 105.68 45 182.06 174.31 174.20
30 121.50 113.75 113.75 46 186.10 178.35 178.35
31 125.53 117.78 117.62 47 190.14 182.39 182.29
32 129.57 121.82 121.82 48 194.18 186.43 186.43
33 133.61 125.86 125.70 49 198.22 190.47 190.37
34 137.65 129.90 129.90 50 202.26 194.51 194.51
35 141.68 133.93 133.79 51 206.30 198.55 198.45
36 145.72 137.97 137.97 52 210.34 202.59 202.59
37 149.75 142.00 141.87 53 214.38 206.63 206.54
38 153.79 146.04 146.04 54 218.42 210.67 210.67
39 157.83 150.08 149.95 55 222.46 214.71 214.62
40 161.87 154.12 154.12 56 226.50 218.75 218.75
41 165.91 158.16 158.03 57 230.54 222.79 222.70
この規格に規定するギヤクランクに対応するチェーンは,JIS D 9417による。
注a) 歯底円直径の計算式は,JIS B 1801の附属書JA(スプロケット)による。
図3−ギヤ板の寸法
――――― [JIS D 9415 pdf 8] ―――――
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D 9415 : 2019
8 めっき又は塗装
8.1 一般
めっき又は塗装を施した面には,素地の露出,がれ,さび,割れ,その他の著しい欠点があってはな
らない。
8.2 めっき
めっきを施した部分のめっきの厚さ及び耐食性は,JIS H 8617に規定する2級以上又はJIS H 8610に規
定する2級以上とする。
クロムめっきの厚さは,JIS H 8617の規定にかかわらず0.05 上とする。ただし,角部,ねじ部,
六角棒スパナ穴及びめっき後加工を施した部分は除く。
8.3 塗装
塗装を施した面は,JIS K 5600-5-4に規定する,芯の種類Fの鉛筆を用いて鉛筆引っかき抵抗性試験を
行ったとき,試験面の塗膜に破れがあってはならない。
9 外観
ギヤクランクの外観は,次による。
a) 歯先部以外には,鋭い先端があってはならない。
b) 各部に著しいばり,かえりなどがあってはならない。
c) めっき又は塗装を施さない面には,さび,割れ,その他の著しい欠点があってはならない。
d) マーク類は,打刻不良,位置ずれなどがあってはならない。
10 製品の呼び方
ギヤクランクの呼び方は,規格番号又は“自転車用ギヤクランク”(名称),種類,歯厚の呼び(使用す
るチェーンの呼び),歯数及びクランク長さによる。
例1 JIS D 9415 一般用 シングル 1/8-33-175
例2 自転車用ギヤクランク 一般用 トリプル 3/32-48×38×28-165
11 表示
ギヤクランクには,右クランク及び左クランクの内側表面に刻印又は浮き出しする方法で,次の事項を
表示する。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年月又はその略号
JIS D 9415:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 9415:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205-1:2001
- 一般用メートルねじ―第1部:基準山形
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0205-3:2001
- 一般用メートルねじ―第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB0209-1:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第1部:原則及び基礎データ
- JISB0209-2:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法―中(はめあい区分)
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB0225:2018
- 自転車―ねじ
- JISB1801:2020
- 伝動用ローラチェーン及びブシュチェーン
- JISD9111:2016
- 自転車―分類,用語及び諸元
- JISD9115:2018
- 電動アシスト自転車
- JISD9301:2019
- 一般用自転車
- JISD9302:2019
- 幼児用自転車
- JISD9417:2004
- 自転車用チェーン
- JISD9417:2021
- 自転車―チェーン
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)