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JIS E 5012-1:2015 規格概要
この規格 E5012-1は、鉄道車両に搭載するパワーエレクトロニクス用紙及びフィルムコンデンサについて規定。
JISE5012-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS E5012-1
- 規格名称
- 鉄道車両―電力用コンデンサ―第1部 : 紙及びフィルムコンデンサ
- 規格名称英語訳
- Rolling stock -- Capacitors for power electronics -- Part 1:Paper and plastic film capacitors
- 制定年月日
- 2015年1月20日
- 最新改正日
- 2019年11月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 61881-1:2010(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 31.060.70, 45.060.01
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- 鉄道 2019
- 改訂:履歴
- 2015-01-20 制定日, 2019-11-25 確認
- ページ
- JIS E 5012-1:2015 PDF [43]
E 5012-1 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[3]
- 4 使用条件・・・・[8]
- 4.1 標準使用条件・・・・[8]
- 4.2 特殊使用条件・・・・[9]
- 5 試験・・・・[9]
- 5.1 試験要求事項・・・・[9]
- 5.2 試験の分類・・・・[10]
- 5.3 静電容量及び損失率の測定(受渡試験)・・・・[11]
- 5.4 コンデンサ損失率の測定(形式試験)・・・・[11]
- 5.5 端子相互間の耐電圧試験・・・・[12]
- 5.6 端子一括とケースとの間の耐電圧試験・・・・[12]
- 5.7 内蔵放電デバイスの試験・・・・[13]
- 5.8 密閉性試験・・・・[13]
- 5.9 サージ放電性試験・・・・[13]
- 5.10 熱安定性試験又は温度上昇試験・・・・[14]
- 5.11 自己回復性試験・・・・[15]
- 5.12 共振周波数測定・・・・[15]
- 5.13 環境性試験・・・・[15]
- 5.14 機械的試験・・・・[16]
- 5.15 耐久試験・・・・[17]
- 5.16 破壊試験・・・・[18]
- 5.17 内部ヒューズの開放試験・・・・[22]
- 5.18 部分放電測定(任意形式試験)・・・・[24]
- 6 過負荷・・・・[24]
- 7 安全に対する要求事項・・・・[25]
- 7.1 放電デバイス・・・・[25]
- 7.2 ケース接続(接地)・・・・[25]
- 7.3 環境保護・・・・[25]
- 7.4 耐火性・・・・[25]
- 7.5 その他・・・・[25]
- 8 表示・・・・[26]
- 8.1 コンデンサユニットの表示・・・・[26]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS E 5012-1 pdf 1] ―――――
E 5012-1 : 2015
pdf 目次
ページ
- 9 取付け及び使用の指針・・・・[27]
- 9.1 一般・・・・[27]
- 9.2 定格電圧の選択・・・・[27]
- 9.3 動作温度・・・・[27]
- 9.4 特殊使用条件・・・・[28]
- 9.5 過電圧・・・・[28]
- 9.6 過電流・・・・[28]
- 9.7 スイッチングデバイス及び保護デバイス・・・・[28]
- 9.8 沿面距離及び空間距離の選択・・・・[28]
- 9.9 接続部・・・・[28]
- 9.10 コンデンサの並列接続・・・・[29]
- 9.11 コンデンサの直列接続・・・・[29]
- 9.12 磁気損失及び渦電流・・・・[29]
- 9.13 内部ヒューズ保護及び開放器保護に対する指針・・・・[29]
- 9.14 保護されていないコンデンサに対する指針・・・・[29]
- 附属書A(参考)波形・・・・[30]
- 附属書B(規定)周波数及び最高温度を関数とする正弦波電圧で示すコンデンサの動作制限・・・・[32]
- 附属書C(規定)共振周波数の測定方法-例・・・・[34]
- 参考文献・・・・[36]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[38]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS E 5012-1 pdf 2] ―――――
E 5012-1 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本鉄道車輌工業会(JARI)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS E 5012の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS E 5012-1 第1部 : 紙及びフィルムコンデンサ
JIS E 5012-2 第2部 : アルミニウム非固体電解コンデンサ
JIS E 5012-3 第3部 : 電気二重層キャパシタ
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS E 5012-1 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
E 5012-1 : 2015
鉄道車両−電力用コンデンサ−第1部 : 紙及びフィルムコンデンサ
Rolling stock-Capacitors for power electronics- Part 1: Paper and plastic film capacitors
序文
この規格は,2010年に第1版として発行されたIEC 61881-1を基とし,日本の実情に即して,対応国際
規格にはない試験の規定を追加するため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。したがっ
て,耐電圧試験及び熱安定性試験について,種別1にIEC 61881-1を,種別2に日本の実情に合わせた内
容を規定し,いずれかを選択できるようにした。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,鉄道車両に搭載するパワーエレクトロニクス用紙及びフィルムコンデンサ(以下,コンデ
ンサという。)について規定する。
この規格で包含するコンデンサの定格電圧は,10 000 V以下とする。
これらのコンデンサが使用されるシステムの動作周波数は,通常15 kHz以下であるが,パルス周波数は
動作周波数の510倍になることがある。
交流コンデンサと直流コンデンサとは区別する。
コンデンサは,ケースに収納された構造とする。
この規格は,次の用途のコンデンサには適用できない。
− アルミニウム非固体電解コンデンサ(JIS E 5012-2)
− 電気二重層キャパシタ(JIS E 5012-3)
− 4024 000 Hzの周波数で使用される誘導熱発生装置用コンデンサ(IEC 60110-1及びIEC/TS 60110-2
参照)
− 電動機及び電動機と類似の機器に使用するコンデンサ(IEC 60252-1及びIEC 60252-2参照)
− 電力供給網における高調波除去に使用するコンデンサ
− 蛍光灯又は放電灯に使用する小形交流コンデンサ(IEC 61048及びIEC 61049参照)
− 電波障害抑制用コンデンサ(IEC 60384-14参照)
− 定格電圧が,1 000 Vを超える交流電力系統に使用する並列コンデンサ(IEC 60871-1及びIEC/TS
60871-2参照)
− 定格電圧が,1 000 V以下の交流系統用自己回復性並列電力コンデンサ(IEC 60831-1及びIEC 60831-2
参照)
――――― [JIS E 5012-1 pdf 4] ―――――
2
E 5012-1 : 2015
− 定格電圧が,1 000 V 以下の交流系統用非自己回復性並列電力コンデンサ(IEC 60931-1及びIEC
60931-2参照)
− 電力系統用直列コンデンサ(IEC 60143-1,IEC 60143-2及びIEC 60143-3参照)
− 結合コンデンサ及びコンデンサ分圧器(IEC 60358参照)
− 複写機又はレーザのような電力貯蔵及び大電流放電が要求される用途のコンデンサ
− 電子レンジ用コンデンサ
− パワーエレクトロニクス用コンデンサ(IEC 61071参照)
注記1 この規格は,多くの用途(過電圧保護,直流・交流フィルタ,スイッチング回路,直流電力
貯蔵,補助インバータなど)に適用する非常に広い範囲のコンデンサ技術を包含している。
注記2 IEC 61071は,国内規格(JEM 1419 電力用半導体変換装置用コンデンサ)として,制定さ
れている。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61881-1:2010,Railway applications−Rolling stock equipment−Capacitors for power
electronics−Part 1: Paper/plastic film capacitors(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 8269-1 低電圧ヒューズ−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60269-1,Low-voltage fuses−Part 1: General requirements(IDT)
JIS C 60068-2-14 環境試験方法−電気・電子−第2-14部 : 温度変化試験方法(試験記号 : N)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-14,Environmental testing−Part 2-14: Tests−Test N: Change of
temperature(IDT)
JIS C 60068-2-20 環境試験方法−電気・電子−第2-20部 : 試験−試験T−端子付部品のはんだ付け
性及びはんだ耐熱性試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-20,Environmental testing−Part 2-20: Tests−Test T: Test methods for
solderability and resistance to soldering heat of devices with leads(IDT)
JIS C 60068-2-21 環境試験方法−電気・電子−第2-21部 : 試験−試験U : 端子強度試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-21,Environmental testing−Part 2-21: Tests−Test U: Robustness of
terminations and integral mounting devices(IDT)
JIS C 60068-2-78 環境試験方法−電気・電子−第2-78部 : 高温高湿(定常)試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-78,Environmental testing−Part 2-78: Tests−Test Cab: Damp heat,
steady state(IDT)
JIS C 60695-2-11 耐火性試験−電気・電子−最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60695-2-11,Fire hazard testing−Part 2-11: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire flammability test method for end-products(IDT)
JIS C 60695-11-5 耐火性試験−電気・電子−第11-5部 : 試験炎−ニードルフレーム(注射針バーナ)
試験方法−装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針
――――― [JIS E 5012-1 pdf 5] ―――――
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JIS E 5012-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61881-1:2010(MOD)
JIS E 5012-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS E 5012-1:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-2-14:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
- JISC60068-2-20:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-20部:試験―試験T―端子付部品のはんだ付け性及びはんだ耐熱性試験方法
- JISC60068-2-21:2009
- 環境試験方法―電気・電子―第2-21部:試験―試験U:端子強度試験方法
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC60695-11-5:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第11-5部:試験炎―ニードルフレーム(注射針バーナ)試験方法―装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC60721-3-5:2004
- 環境条件の分類―第3-5部:環境パラメータとその厳しさのグループ別分類―車載機器の条件
- JISC8269-1:2016
- 低電圧ヒューズ―第1部:通則
- JISE4001:2011
- 鉄道車両―用語
- JISE4031:2013
- 鉄道車両用品―振動及び衝撃試験方法
- JISE5008:2017
- 鉄道車両―電力変換装置
- JISE5012-2:2015
- 鉄道車両―電力用コンデンサ―第2部:アルミニウム非固体電解コンデンサ
- JISE5012-3:2015
- 鉄道車両―電力用コンデンサ―第3部:電気二重層キャパシタ