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G 3126 : 2021
14 表示
検査に合格した鋼板は,鋼板ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事者間の協定に
よって,製品識別が可能な範囲で項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号及び5.2.2の熱処理の記号
b) 溶鋼番号又は検査番号
c) 寸法。寸法の表示は,JIS G 3193の箇条3(寸法の表し方)による。
d) 製造業者名又はその略号
15 報告
製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)によ
る。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書は,JIS G 0415の5.1(検査証明書3.1)による。
なお,化学成分は,表3以外の合金元素を添加した場合,添加した合金元素の分析値を成績表に付記す
る。また,炭素当量又は溶接割れ感受性組成が適用された場合は,それらの計算式に含まれる合金元素の
分析値を報告しなければならない。
参考文献
[1] JIS G 0801 圧力容器用鋼板の超音波探傷検査方法
――――― [JIS G 3126 pdf 11] ―――――
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G 3126 : 2021
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 3126 ISO 9328-1:2018,ISO 9328-3:2018,ISO 9328-5:2018,ISO 9328-6:2018,(MOD)
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
1 ISO 9328-1 変更 適用範囲について,JISでは,低温で使用
規格体系の相違。日本は,
1 米国ASME規格の体系
する圧力容器用鋼板に限定している。ISO
規格は,対象の温度を規定していない。と同じように,用途別の
規格体系としている。本
質的な問題ではないこ
と,また,この体系の変
更は影響が大きいため,
現状を維持する。
3 ISO 9328-1 削除 JISは,国内の技術基準に
ISO規格は,normalizing rollingを用語とし
3 て規定しているが,JISには,そのような
対応した製造方法として
概念がない。 いる。
4 ISO 9328-3 変更 JISの種類は,Part 3に2種類,Part 5に3
圧力容器の技術基準は,
4 ASME規格及び欧州基準
種類,Part 6に3種類が規定されている。
ISO 9328-5 の2種類が主流。ISO規
4 格は,双方に対応できる
ISO 9328-6 共存規格にした。製造方
4 法別の各Partに対応する
JISの種類を規定してい
る。
5.2 ISO 9328-3 削除 JISには,normalizing rollingの概念がない。 JISは,国内の技術基準に
6.2 対応した製造方法として
ISO 9328-5 いる。
6.2
追加 JISは,熱処理の記号を表示している。 国内取引を優先する。
ISO 9328-6
6.2
6 ISO 9328-3 削除 JISは,合金元素について,規定外元素と
この規格は,法規·技術
6.3.1 している。 基準との関連があり,一
ISO 9328-5 致させることは簡単でな
6.3.1 いことから,現状のまま
ISO 9328-6 とする。
6.3.1
7 ISO 9328-3 変更 国内取引を優先する。
炭素当量は,ISO規格では,IIW(国際溶接
6.3.3 学会)の式を規定しているが,JISは,独
ISO 9328-5 自の式を使用している。
6.3.3 追加 JISでは,溶接割れの指標として有用な溶
溶接割れ感受性組成の採
ISO 9328-6 接割れ感受性組成についても規定してい用を提案する。
6.3.3 る。
――――― [JIS G 3126 pdf 12] ―――――
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G 3126 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異のe) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
8.1 ISO 9328-3 追加 JISは,曲げ性も規定している。 JISの方が,厳しい規定で
6.4 あり,現行のままとする。
ISO 9328-5 削除 JISは,高温引張試験を規定していない。
日米タイプは,常温での
6.4 強度によって,高温特性
ISO 9328-6 も考慮している。
6.4
8.2 ISO 9328-3 変更 JISの方が,厳しい規定で
JISは,衝撃試験の条件について,より厳
6.4 しく規定している。 あり,現行のままとする。
ISO 9328-5
6.4
ISO 9328-6
6.4
9 ISO 9328-1 変更 板厚のマイナス側許容差は,ISO規格は,
板厚のマイナス側許容差
6.7 0.30 mmで相違している。 は,実績,法規·技術基準
との関連があり,一致さ
せることは簡単でないこ
とから,現状のままとす
る。
10 ISO 9328-1 変更 JISは,より厳格な規定で
ISO規格は,表面きず除去部の局部的な板
6.7 あり,現行のままとする。
厚不足を認めているが,JISは認めていな
い。
11.1 ISO 9328-1 変更 分析の規格は,JISを引用している。 国内取引を優先する。
9.1
11.2 ISO 9328-1 変更 試験片の採取要領は,JISを引用している。 国内取引を優先する。
9.2
ISO 9328-1
9.3
ISO 9328-1 変更 JISの方が,厳しい規定で
JISは,衝撃試験の条件について,より厳
9.4 しく規定している。 あり,現行のままとする。
13 ISO 9328-1 追加 JISは,再試験の規定に,受渡当事者間の
取引慣習の差異で,現状
7.3 協定を追加している。 を維持する。
変更 JISの方が,厳しい規定で
JISは,曲げ試験についても規定している。
あり,現行のままとする。
また,衝撃試験の条件について,より厳し
く規定している。
14 ISO 9328-1 追加 JISは,溶鋼番号及び熱処理の記号も表示
取引慣習の差異で,現状
10 している。 を維持する。
追加 寸法の表示は,JISを引用している。
15 ISO 9328-1 追加 JISは,溶接割れ感受性組成についても規
溶接割れ感受性組成の採
7.1 定している。 用を提案する。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
JIS G 3126:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 9328-1:2018(MOD)
- ISO 9328-3:2018(MOD)
- ISO 9328-5:2018(MOD)
- ISO 9328-6:2018(MOD)
JIS G 3126:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3126:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3193:2019
- 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2242:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
- JISZ2248:2006
- 金属材料曲げ試験方法