JIS G 3141:2017 冷間圧延鋼板及び鋼帯 | ページ 5

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G 3141 : 2017
附属書JA
(規定)
受渡当事者間の協定による引張強さ及び伸び
JA.1 標準調質及び焼なましのままのSPCCの引張強さ及び伸び
種類の記号SPCCに続けて付加記号を付け,記号をSPCCTとする場合,引張強さ及び伸びは表JA.1に
よる。
表JA.1−SPCCTの引張強さ及び伸び
種類の記号 引張強さ 伸び
及び N/mm2 %
付加記号 厚さ
mm
0.20 0.25 0.30 0.40 0.60 1.0 1.6 2.5
以上 以上 以上 以上 以上 以上 以上 以上
0.20 0.25 0.30 0.40 0.60 1.0 1.6 2.5
未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満
SPCCT 270以上 23以上 25以上 28以上 31以上 34以上 36以上 37以上 38以上 39以上

――――― [JIS G 3141 pdf 21] ―――――

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G 3141 : 2017
附属書JB
(参考)
受渡当事者間の協定による機械的性質
JB.1 硬質材の引張強さ及び伸び
表JB.1−硬質材の引張強さ及び伸び(参考)
調質区分 記号 引張強さ 伸び 引張試験片
N/mm2 %
81硬質
8 290410 25以上
41硬質
4 370490 10以上
5号試験片圧延方向
21硬質
2 440590 −
硬質 1 550以上 −
JB.2 標準調質及び焼なましのままの硬さ
表JB.2−標準調質及び焼なましのままのロックウェル硬さ(参考)
調質区分 記号 硬さ
HRB HR30T HR15T
焼なましのまま A 57以下 54以下 79以下
標準調質 S 65以下 60以下 82以下
表JB.3−標準調質及び焼なましのままのビッカース硬さ(参考)
調質区分 記号 HV
焼なましのまま A 105以下
標準調質 S 115以下
参考文献 [1] ASTM E140,Standard Hardness Conversion Tables for Metals Relationship Among Brinell
Hardness, Vickers Hardness, Rockwell Hardness, Superficial Hardness, Knoop Hardness,
Scleroscope Hardness, and Leeb Hardness
[2] SAE J417,Hardness tests and hardness number conversions

――――― [JIS G 3141 pdf 22] ―――――

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G 3141 : 2017
G3
2
附属書JC
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(参考)
1 : 2
JISと対応国際規格との対比表
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JIS G 3141:2017 冷間圧延鋼板及び鋼帯 ISO 3574:2012,Cold-reduced carbon steel sheet of commercial and drawing qualities
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 冷間圧延鋼板及び 1 広幅の冷間圧延鋼板及 追加 JISは,みがき帯鋼を含めた狭幅材JISは,ISO規格に比べ広範囲の
鋼帯を規定してい び鋼帯を規定している。 を追加している。 板幅を規定している。
る。
3 種類及び 5種類の鋼種,調質 1 5種類の鋼種を規定し 追加 JISは,調質区分及び表面仕上げをJISは,ISO規格に比べ広範囲の
記号 区分及び表面仕上 ている。 追加している。 冷延鋼板の種類を規定している。
げ区分を規定して
いる。
4 化学成分 5種類の鋼種につい 5.1 5種類の鋼種について 変更 SPCCのMn及びPは,ISO規格に JISのSPCCは,汎用鋼の位置づ
てC,Mn,P及びS C,Mn,P,S及びTiの 比べ高くなっている。 けのため,ISO規格より高めの
の4元素の成分を規 5元素の成分を規定し SPCGはTiを規定していないが, Mn及びPが必要となる。
定している。 ている。 ISO規格は規定している。 JISは,必要に応じてその他の合
金元素の添加をしてもよいとして
いる。
5 機械的性 引張強さ,伸び,平 5.10 変更
降伏点又は耐力,引張強 ISO規格は,改正によって,硬さ及ISO規格の曲げ性削除に対し,JIS
質 均塑性ひずみ比,硬 さ,伸び,塑性ひずみ比 び曲げ性を削除した。 ではSPCCの曲げ性の規定が必要
さ及び曲げ性を規 及び加工硬化指数を規 JISでは,降伏点又は耐力を削除しである。
定している。 定している。 た。 JISの硬質材は,硬さ規定が必要
である。JISの用途では,降伏点
又は耐力が必要とされない。
変更 JISとISO規格とでは,引張強さ及 JISの引張強さは,構造材として
び伸びが異なる。ISO規格の引張強使用する場合があるため,下限規
定としている。JISの伸びは,ISO
さは,上限規定となっているが,JIS
は,下限規定としている。 規格より厳格である。

――――― [JIS G 3141 pdf 23] ―――――

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G 3141 : 2017
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
6 寸法の表 寸法の表し方を規 6 一致
し方 定している。
7 標準厚さ 標準厚さを規定し − 追加 JISは,通常使用される厚さを標準JISは,汎用品のため標準厚さは,
ている。 厚さとしている。 必要である。
8 寸法の許 厚さ,幅及び長さの 6 寸法許容差及び形状に 変更 JISの寸法許容差は,ISO規格より JISの許容差をISOに提案する。
容差 寸法許容差を規定 ついて,ISO 16162を引 厳しい値となっている。
している。 用。
9 形状 平たん度,横曲がり 6 寸法許容差及び形状に 変更 JISの寸法許容差は,ISO規格より JISの許容差をISOに提案する。
及び直角度を規定 ついて,ISO 16162を引 厳しい値となっている。
している。 用。
10 質量 質量を規定してい − 追加 JISは,計算質量及び実測質量を規商習慣上2種類の質量が必要であ
る。 定している。 り,JISに規定している。
11 塗油 塗油を規定してい 5.3 一致
る。
12 外観 外観を規定してい 5.7 一致
る。 11
13 試験 分析試験,引張試 5.1 追加
分析試験,引張試験及び JISは,硬さ試験及び曲げ試験を追JISは,硬さ試験及び曲げ試験を
験,塑性ひずみ比試 7 塑性ひずみ比試験を規 加している。 行うため追加している。
験,硬さ試験及び曲 8 定している。
げ試験を規定して
いる。
14 検査及 14.1 検査を規定し − − 追加 JISは,検査をまとめて一つの項目JIS独自の構成であり,現状のま
び再検査 ている。 としており,ISO規格は個別の項目まとする。
で規定している。
15 表示 表示すべき8項目を 14 表示すべき7項目を規 追加 JISは,調質記号及び表面仕上げ記商習慣上,調質記号及び表面仕上
規定している。 定している。 げ記号は必要であり,JISに追加
号を追加し,規格番号を削除してい
る。 している。
G3
16 注文時 注文時の確認事項 15 一致
14
の確認事項 を規定している。
1 : 2017
2

――――― [JIS G 3141 pdf 24] ―――――

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G 3141 : 2017
G3
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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格番号
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
17
17 報告 注文者の要求によ − − 追加 JISは報告事項を規定している。 JISでは,報告に規定は必須であ
って報告する事項 る。
を規定している。
附属書JA 受渡当事者間の協 − − 追加 JISでは,ISO規格にはない,独自 JIS独自の規定である。
(規定) 定によって適用す のSPCCの機械的性質を規定して
るSPCCの機械的性 いる。
質を規定している。
附属書JB 受渡当事者間で協 − − 追加 JISは,標準調質及び焼きなましの商習慣上,標準調質及び焼きなま
(参考) 定する場合のある, しのままの硬さ,硬質材の引張強
ままの硬さ,硬質材の引張強さを,
機械的性質の参考 参考として追加している。 さを使用することがあり,JISに
値を記載している。 追加している。
− − 3 用語及び定義を規定し 削除 JISは,用語及び定義を削除していJIS G 0203で用語を定義してお
ている。 る。 り,現状のままとする。
− − 12 出荷前の受入検査を規 削除 JISは,受入検査を削除している。 JISは,汎用品であり,出荷前の
定している。 受入検査を通常行わない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 3574:2012,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

JIS G 3141:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3574:2012(MOD)

JIS G 3141:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3141:2017の関連規格と引用規格一覧