この規格ページの目次
JIS G 3522:2014 規格概要
この規格 G3522は、主として動的荷重を受けるばねに適用されるピアノ線について規定。
JISG3522 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G3522
- 規格名称
- ピアノ線
- 規格名称英語訳
- Piano wires
- 制定年月日
- 1951年10月31日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 8458-1:2002(MOD), ISO 8458-2:2002(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.140.65
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 II 2021, 土木 I 2020, 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 1951-10-31 制定日, 1954-10-30 確認日, 1957-10-30 改正日, 1961-05-01 確認日, 1964-05-01 確認日, 1968-02-01 確認日, 1971-02-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1977-08-01 改正日, 1982-03-01 改正日, 1987-10-01 確認日, 1988-07-01 改正日, 1991-09-01 改正日, 1997-04-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-02-20 確認日, 2014-02-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS G 3522:2014 PDF [14]
G 3522 : 2014
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類,記号及び適用線径・・・・[2]
- 5 材料・・・・[2]
- 6 製造方法・・・・[2]
- 7 機械的性質・・・・[2]
- 7.1 引張強さ・・・・[2]
- 7.2 巻付け性・・・・[3]
- 7.3 ねじり特性・・・・[4]
- 7.4 曲げ性・・・・[4]
- 8 脱炭層・・・・[4]
- 9 線径及び許容差・・・・[4]
- 9.1 標準線径・・・・[4]
- 9.2 線径の許容差及び偏径差・・・・[4]
- 10 表面状態・・・・[5]
- 10.1 外観・・・・[5]
- 10.2 きず深さ・・・・[5]
- 11 試験・・・・[5]
- 11.1 試験片の採り方・・・・[5]
- 11.2 引張試験・・・・[5]
- 11.3 巻付試験・・・・[6]
- 11.4 ねじり試験・・・・[6]
- 11.5 曲げ試験・・・・[6]
- 11.6 脱炭層深さ測定試験・・・・[6]
- 11.7 線径の測定・・・・[6]
- 11.8 きず検出試験・・・・[6]
- 12 検査・・・・[6]
- 12.1 検査・・・・[6]
- 12.2 再検査・・・・[6]
- 13 表示・・・・[6]
- 14 報告・・・・[7]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 3522 pdf 1] ―――――
G 3522 : 2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,線材製品協会(JWPA)
から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経
て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 3522:1991は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成27年2月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 3522:1991によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 3522 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 3522 : 2014
ピアノ線
Piano wires
序文
この規格は,2002年に第2版として発行されたISO 8458-1及びISO 8458-2を基とし,技術的内容を変
更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,主として動的荷重を受けるばねに適用されるピアノ線(以下,線という。)について規定す
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 8458-1:2002,Steel wire for mechanical springs−Part 1: General requirements
ISO 8458-2:2002,Steel wire for mechanical springs−Part 2: Patented cold-drawn non-alloy steel wire
(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS G 0201 鉄鋼用語(熱処理)
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
注記 対応国際規格 : ISO 404:1992,Steel and steel products−General technical delivery requirements
(MOD)
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
注記 対応国際規格 : ISO 10474:1991,Steel and steel products−Inspection documents(IDT)
JIS G 0558 鋼の脱炭層深さ測定方法
JIS G 3502 ピアノ線材
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
――――― [JIS G 3522 pdf 3] ―――――
2
G 3522 : 2014
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0201によるほか,次による。
3.1
インラインパテンチング
線材熱間圧延後の冷却工程で行うパテンチング処理。
3.2
オフラインパテンチング
線材熱間圧延後の冷却完了後に行うパテンチング処理。
4 種類,記号及び適用線径
線の種類は3種類とし,その記号及び適用線径は,表1による。
表1−種類,記号及び適用線径
種類 記号 適用線径 摘要
ピアノ線A種 SWP-A 0.08 mm以上 10.0 mm以下 主として動的荷重を
ピアノ線B種 SWP-B 0.08 mm以上 8.00 mm以下 受けるばね用
ピアノ線V種 SWP-V 1.00 mm以上 6.00 mm以下 弁ばね又はこれに準
じるばね用
5 材料
線の製造に用いる材料は,JIS G 3502に適合した線材とする。ただし,SWP-Vに用いる線材の銅含有量
は,0.15 %以下とする。
6 製造方法
線の製造方法は,オフラインパテンチング処理を行った後,冷間加工を行う。
なお,インラインパテンチング処理を施した線材を用いる場合は,再度オフラインパテンチング処理を
行わなければならない。
7 機械的性質
7.1 引張強さ
線は,11.2の試験を行い,その引張強さは表2による。
表2−引張強さ
標準線径 引張強さa)
mm N/mm2
SWP-A SWP-B SWP-V
0.08 2 8903 190 3 1903 480 −
0.09 2 8403 140 3 1403 430
0.10 2 7903 090 3 0903 380
0.12 2 7503 040 3 0403 330
0.14 2 7002 990 2 9903 290
0.16 2 6502 940 2 9403 240
――――― [JIS G 3522 pdf 4] ―――――
3
G 3522 : 2014
表2−引張強さ(続き)
標準線径 引張強さa)
mm N/mm2
SWP-A SWP-B SWP-V
0.18 2 6002 890 2 8903 190 −
0.20 2 6002 840 2 8403 090
0.23 2 5502 790 2 7903 040
0.26 2 5002 750 2 7502 990
0.29 2 4502 700 2 7002 940
0.32 2 4002 650 2 6502 890
0.35 2 4002 650 2 6502 890
0.40 2 3502 600 2 6002 840
0.45 2 3002 550 2 5502 790
0.50
0.55 2 2602 500 2 5002 750
0.60 2 2102 450 2 4502 700
0.65
0.70 2 1602 400 2 4002 650
0.80 2 1102 350 2 3502 600
0.90 2 1102 300 2 3002 500
1.00 2 0602 260 2 2602 450 2 0102 210
1.20 2 0102 210 2 2102 400 1 9602 160
1.40 1 9602 160 2 1602 350 1 9102 110
1.60 1 9102 110 2 1102 300 1 8602 060
1.80 1 8602 060 2 0602 260 1 8102 010
2.00 1 8102 010 2 0102 210 1 7701 910
2.30 1 7701 960 1 9602 160 1 7201 860
2.60
2.90 1 7201 910 1 9102 110 1 7201 860
3.20 1 6701 860 1 8602 060 1 6701 810
3.50 1 6701 810 1 8101 960
4.00
4.50 1 6201 770 1 7701 910 1 6201 770
5.00
5.50 1 5701 710 1 7101 860 1 5701 720
6.00 1 5201 670 1 6701 810 1 5201 670
6.50 −
7.00 1 4701 620 1 6201 770
8.00
9.00 1 4201 570 −
10.0
注a) 標準線径以外の線径の引張強さは,その線径を超えて最も近い標準線径の規定値による。
7.2 巻付け性
線の巻付け性は,線径0.70 mm未満の線について11.3の試験を行い,線の表面に有害なきずを生じたり
破断したりしてはならない。
――――― [JIS G 3522 pdf 5] ―――――
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JIS G 3522:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8458-1:2002(MOD)
- ISO 8458-2:2002(MOD)
JIS G 3522:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
JIS G 3522:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG0558:2007
- 鋼の脱炭層深さ測定方法
- JISG0558:2020
- 鋼の脱炭層深さ測定方法
- JISG3502:2019
- ピアノ線材
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法