JIS G 5505:2020 CV黒鉛鋳鉄品 | ページ 7

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの(V) JISと国際規格との技術的
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
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規格
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
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及び題名 番号 の評価
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7 要求事項 変更 ISO規格では,“CV鋳鉄品の黒鉛組織 CV黒鉛鋳鉄品の黒鉛組織の比
(続き) の中で,黒鉛形態がISO 945-1に示す 率に関して,JISでは,国内事
形状IIIが主であり,形状IV形状VI 情を考慮して,丸み係数で黒鉛
の比率は20 %以下である。”としてい形態を分類した。また,測定の
るが,JISでは,“丸み係数で,10 %を
誤差を踏まえて,“望ましい”
超え,55 %以下のCV黒鉛粒子数の割 とした。
合が80 %を超え,かつ,55 %を超える
黒鉛粒子数の割合が20 %未満である
ことが望ましい。”とした。
7.4.2 基地組織 7.6 黒鉛形状 追加 JISでは,基地組織の試験方法及びそ ISO規格は分類規格で,JISは
の評価に関する規定を追加した。 製品規格である。
7.4.3 顕微鏡組織 − − 追加 JISでは,顕微鏡組織の試験方法及び ISO規格は分類規格で,JISは
その評価に関する規定を追加した。 製品規格である。
7.5 特定の機械的性 − − 追加 JISでは,製品規格として必要な特定 ISO規格は分類規格で,JISは
質 の機械的性質及び物理的性質に関する製品規格である。
7.6 物理的性質 規定を追加した。
7.7 内部の健全性 − − 追加 JISでは,製品規格として必要な内部 ISO規格は分類規格で,JISは
の健全性に関する規定を追加した。 製品規格である。
7.8 形状,寸法,寸法 − − 追加 ISO規格は分類規格で,JISは
JISでは,製品規格として必要な形状,
公差,削り代,抜け 寸法,寸法公差,削り代,抜け勾配及製品規格である。
勾配及び質量 び質量に関する規定を追加した。
7.9 外観 − − 追加 JISでは,製品規格として必要な外観 ISO規格は分類規格で,JISは
に関する規定を追加した。 製品規格である。
8 供試材の 8.1.1 一般 8.1 一般 追加 JISでは,供試材を用いる試験の種類 供試材を適用する用途を明確
採取 を追加した。 にするため。
追加 JISでは,“ただし,供試材の種類は,
国内事情を考慮して,追加し
受渡当事者間の協定によって決定す た。
る。受渡当事者間の協定がない場合,
製造業者が供試材の種類を選択しても
よい。”を追加した。

――――― [JIS G 5505 pdf 31] ―――――

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの(V) JISと国際規格との技術的
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番号
及び題名 番号 の評価
8 供試材の 追加 JISでは,供試材の採取時期及び対象 組織の変化による機械的性質
採取(続き) 試験を追加した。 の変化を考慮し,最適な供試材
の採取時期を明確にした。
追加 JISでは,“供試材の寸法公差は,JIS B
国内事情を考慮して,追加し
0403の表A.1(長期間製造する鋳放し た。
鋳造品に対する公差等級)による。”を
追加した。
追加 JISでは,“インモールド法で行う場国内事情を考慮して,追加し
た。
合,別鋳込み供試材は避けることが望
ましい。”を追加した。
追加 JISでは,供試材の熱処理を追加した。 国内事情を考慮して,追加し
た。
追加 JISでは,予備の供試材の個数を追加 再試験における規定の明確化
した。 のため追加した。
8.1.3.1 別鋳込み供試 8.2.2 別鋳込み供試材 追加 JISでは,別鋳込み試験片の鋳造方案 異なる鋳型を使用するため,採
材 に関する規定を追加した。 取条件を明確にした。
追加 JISでは,別鋳込み供試材の形状及び ISO規格の見直しの際,提案を
寸法に関する規定を追加した。 行う。
8.1.3.2 共込め供試材 8.2.3 共込め供試材 追加 JISでは,“共込め供試材は,鋳鉄品本
供試材採取箇所を明確にする
ため,追加した。
体の湯道に接続して鋳造する。”を追加
した。
変更 ISO規格では,黒鉛CV化処理をイン ISO規格の見直しの際,提案を
モールド法で行う場合,別鋳込み試験行う。
片を用いると規定しているが,同じ材
質の供試材を製作するのは困難なた
め,JISでは,“供試材は,鋳鉄品と同
じ湯道に接続して鋳造する。”に変更し
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た。
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――――― [JIS G 5505 pdf 32] ―――――

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの(V) JISと国際規格との技術的
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 番号 の評価
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8 供試材の 8.1.3.3 本体付き供試 8.2.4 本体付き供試材 追加 JISでは,“本体付き供試材は,鋳鉄品
供試材採取箇所を明確にする

採取(続き) 本体に接続して鋳造する。”を追加しため追加した。
た。
変更 ISO規格で規定されている供試材の寸 U形供試材のB2号及びD号並
法及び形状を,JISでは,我が国で一 びにノックオフ形供試材以外
般的に使用されている形状及び寸法には,基本的には,技術的差異は
変更した。 ない。
ISO規格の見直しの際,U形供
試材のB2号及びD号の追加提
案を行う。
変更 ISO規格では,供試材の形状は全て規 鋳造方案に関する数値である
定値であったが,JISでは,表3表5 ので,供試材の品質を保証でき
の中の供試材寸法以外の値は,全て参ないため,変更した。
考値に変更した。 ISO規格の見直しの際,提案を
行う。
削除 表5のノックオフ形試験片において, Type aの試験片形状は,型から
ISO規格では,Type aの供試材が規定 抜型することが困難なため,実
されているが,JISでは,削除した。 用上は使用することができな
いため,削除した。
ISO規格の見直しの際,提案を
行う。
変更 表3及び表4において,ISO規格では, 技術的実現性及び国内事情を
供試材の鋳型厚さは“要求事項”であ考慮して変更した。
ったが,JISでは,“推奨事項”に変更
した。
変更 表3表5に記載している試験片の長 国内事情を考慮して,変更し
さに関して,ISO規格の寸法は,我が た。
国の規格と異なるため,JISでは,“JIS
Z 2241の14A号試験片又は4号試験片
が採取できる寸法”に変更した。

――――― [JIS G 5505 pdf 33] ―――――

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの(V) JISと国際規格との技術的
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
8 供試材の 変更 ISO規格では,供試材の寸法の図は全 鋳造方案に関する数値である
採取(続き) て規定値であったが,JISでは,表6 ので,供試材の品質を保証でき
の中の供試材寸法以外のb及びcの値 ないため,変更した。
は,全て参考値とした。 ISO規格の見直しの際,提案を
行う。
変更 表6において,ISO規格では,供試材 技術的実現性及び国内事情を
考慮して変更した。
の鋳型厚さは“要求事項”であったが,
JISでは,“推奨事項”に変更した。
変更 表6に記載している試験片の長さに関 国内事情を考慮して,変更し
して,ISO規格の寸法は,我が国の規 た。
格と異なるため,JISでは,“JIS Z
2241の14A号試験片又は4号試験片が
採取できる寸法”に変更した。
8.2 引張試験に用い − − 追加 JISでは,引張試験に用いる供試材, ISO規格は分類規格で,JISは
る供試材 硬さ試験に用いる供試材,ミクロ組織製品規格である。
8.3 硬さ試験に用い 試験に用いる供試材,特定の機械的性
る供試材 質試験に用いる供試材及び物理的性質
8.4 ミクロ組織試験 試験に用いる供試材に関する規定を追
に用いる供試材 加した。
8.5 特定の機械的性
質試験に用いる供試

8.6 物理的性質試験
に用いる供試材
9 熱処理 9.1 一般 − − 追加 JISでは,熱処理に関する規格を追加 ISO規格の見直しの際,提案を
した。 行う。
9.2 供試材の熱処理 − − 追加 JISでは,供試材ごとの熱処理方法を ISO規格の見直しの際,提案を
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追加した。 行う。
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6 製造業者の責務 削除 JISでは,“鋳鉄品を特殊用途に使用す
同様の内容が,重複して記載さ
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る場合,熱処理は受渡当事者間の協定れており,実質的な差異はな
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による。”を削除した。 い。
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――――― [JIS G 5505 pdf 34] ―――――

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの(V) JISと国際規格との技術的
国際 評価及びその内容 差異の理由及び今後の対策
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 番号 の評価
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10 試験片 10.1.1 試験単位 8.4.1 試験単位の例 追加 ISO規格では,試験単位の決定方法が ISO規格の見直しの際,提案を
の採取 不明確なため,JISでは,試験単位の 行う。
決定方法として,“試験単位は,受渡当
事者間の協定による。”を追加した。
変更 ISO規格では,試験単位は例示の内容 ISO規格の見直しの際,提案を
が不明確なため,JISでは,試験単位 行う。
の例示の単位を“鋳鉄品の数”に統一
した。
10.1.2.1 1試験単位 − − 追加 JISでは,工程内品質保証手順が試験 ISO規格の見直しの際,提案を
当たりの試験片の数 単位の統合を規定していない場合の規行う。
定を追加した。
10.2 鋳造試験片 7.2 別鋳込み供試材 追加 JISでは,試験片採取方法として, ISO規格の見直しの際,提案を
7.3 共込め供試材及び本体 行う。
“10.4に規定する試験片を採取する。”
付き供試材 を追加した。
10.3 切出し試験片 7.4 切出し供試材から機械 追加 JISでは,試験片採取方法として, ISO規格の見直しの際,提案を
加工された試験片 行う。
“10.4に規定する試験片を採取する。”
を追加した。
10.4 試験片の採取方 9.1 引張試験 変更 ISO規格では,題名が“引張試験”と 箇条の内容を明確にした。ISO
法,寸法及び数 なっていたが,JISでは,“試験片の採
規格の見直しの際,提案を行
取方法,寸法及び数”に変更した。 う。
10.4.2 試験片の寸法 − − 変更 JISでは,標準試験片をJIS Z 2241の 国内事情を考慮して,変更し
及び数 14A号試験片とし,受渡当事者間の協 た。
定によって4号試験片も用いてもよい
に変更した。
追加 JISでは,予備の試験片の採取個数に ISO規格の見直しの際,提案を
関する規定を追加した。 行う。
11 試験方 11.1 引張試験 9.1 引張試験 変更 ISO規格では,ISO 6892-1によると規 ISO規格では,我が国で従来か
法 定しているが,JISでは,JIS Z 2241 ら用いられている試験片の種
による方法に変更した。 類が規定されていないため。

――――― [JIS G 5505 pdf 35] ―――――

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JIS G 5505:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16112:2017(MOD)

JIS G 5505:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 5505:2020の関連規格と引用規格一覧