この規格ページの目次
9
H 0401 : 2013
製品をそのまま試験片とし,試験片の長さは,30 mmとする。試験片の断面形状は,表2による。
なお,表2にない管の呼び径の試験片については,試験できる適切な大きさに切断してもよいものとす
る。
8.3 試験液
試験液は,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム20 g又はJIS K 8574に規定する水酸化カリウム28 g
を,水100 mLに溶かしたものとする。
8.4 試験片の清浄
試験片の清浄は,5.2.4による。
8.5 操作
試験液の量は,めっき面100 mm2当たり5 mL以上で,試験片を完全に浸す量とし,試験液の温度は75
80 ℃に保つ。
試験片を投入すると,時間の経過に従い,めっき皮膜は溶解する。表面の亜鉛層が溶解している間は少
量の気泡が発生するだけであるが,亜鉛と鉄との合金層が現れてくると水素が激しく発生し,ガラス容器
内には気泡が充満するようになる。その後,素材表面に達すると作用は緩やかになり,気泡は発生しなく
なる。このときを終止点として,試験片を投入したときからの時間をはかる。
なお,試験片の切断面は,素材表面が直接試験液に触れないように,適切な塗料などで保護してもよい。
8.6 判定基準
試験片を投入してから100分以上経過後,終止点に達しない場合は,適合とする。
表2−試験片の断面形状
管の呼び径 断面の形状
A B
3/8
10 全円
1/2
15 全円
3/4
20 全円
1/2円
25 1
1/2円
32 11/4
1/2円
40 11/2
1/4円
50 2
1/4円
65 21/2
1/6円
80 3
1/6円
90 31/2
1/6円
100 4
1/8円
125 5
1/8円
150 6
1/8円
175 7
1/8円
200 8
1/8円
225 9
1/8円
250 10
1/8円
300 12
9 報告
試験報告書が必要な場合には,次の項目を報告事項として受渡当事者間の協定によって選択する。
なお,受渡当事者間の協定事項を記載してもよい。
――――― [JIS H 0401 pdf 11] ―――――
10
H 0401 : 2013
a) 対象となる製品規格番号及びこの規格番号(JIS H 0401)
b) 試験片に関する情報(形状,試験片寸法及び試験方法)
c) 試験方法及び記載事項(表3参照)
表3−試験方法及び記載事項
試験 付着量試験 均一性試験 密着性試験 性状試験
方法 直接法 間接法 磁力式厚さ (硫酸銅試験) 目視 ハンマ試験 (アルカリ
試験 試験)
記載 付着量(g/m2) 繰り返し回数(回) き裂又は離 連続した浮き上 浸せき時間
事項 の有無 がり又は離の (分)
有無
d) 試験結果
――――― [JIS H 0401 pdf 12] ―――――
11
H 0401 : 2013
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS H 0401:2013 溶融亜鉛めっき試験方法 ISO 1460:1992 Metallic coatings−Hot dip galvanized coatings on ferrous materials
−Gravimetric determination of the mass per unit area
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 1 単純形状で質量測定が可 変更 適用範囲を拡大した。 ISO規格とJISとは規格の体系が
囲 能な場合だけに対応。 異なる。JISでは,溶融亜鉛めっ
き製品の品質を評価するために
適用範囲を拡大した。
2 引用規
格
3 用語及 JIS Z 0103によるほ − − 追加 JISとして必要な用語を定義しJISに追加した試験方法で用いる
び定義 か,5用語の定義を た。 用語を理解するために必要な定
規定。 義を規定した。
4 一般事 4.1 製品規格との関 − − 追加 JISとして必要な一般事項を追対象となる素材及び素材ごとの
項 係 加した。 試験方法を明確にするため規定
4.2 鋼材及び鋼材加 した。
工品の分類
4.3 試験方法の分類
5 付着量
試験方法
5.1 直接 5.1.1 要旨 − − 追加 付着量試験方法として直接法 間接法では測定できない場合が
法 5.1.2 試験片 を追加した。 あり,必要な試験方法である。
5.1.3 操作及び付着 溶融亜鉛めっきの国際規格ISO
H0
量の計算 1461の次回改正に,この試験の追
401
加を提案する。
: 2013
3
――――― [JIS H 0401 pdf 13] ―――――
12
H 0401 : 2013
H0
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
401
番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 の評価
13
5.2 間接 5.2.1 要旨 2
法 5.2.2 試験片 4 採取位置及び大きさの規 追加 試験片の採取方法は重要な事項
鋼材加工品の種類に分けて,試
試験片の採取位置 定なし。 験片の採取位置及び大きさを であるため追加した。
及び大きさを規定。 追加した。 次回ISO改正時に追加を提案す
5.2.3 試験液 3 る。
5.2.4 試験片の清浄 5 追加 六角ボルト及び六角ナットの ボルト・ナットの表面積の算出は
5.2.5 操作 6.1 計算に用いる表面積の算出式 重要な事項なので追加した。
5.2.6 付着量の計算 を追加した。 次回ISO改正時に追加を提案す
る。
− 6.2 ±5 %の再現性 削除 再現性の規定を削除した。 試験片の形状による不確かさ,及
び表面性状による不確かさをこ
の規格に示すことは困難である。
次回ISO改正時に削除を提案す
る。
5.3 磁力 5.3.1 要旨 − − 追加 付着量試験としてJIS H 8501 ISO 2178がこの磁力式厚さ試験
式厚さ試 5.3.2 試験片 によるめっき厚さの試験方法 の方法を規定しており,JIS H
験 5.3.3 測定箇所 を追加した。 8501は,このISO規格を基礎と
5.3.4 操作及び付着 して作成されている。
量への換算
6 均一性 6.1 要旨 − − 追加 均一性試験として硫酸銅試験 均一性を評価する方法として必
試験方法 6.2 試験片 を追加した。 要であり,ISO 1461に対して,こ
(硫酸銅試 6.3 試験液 の試験の追加を提案する。
験) 6.4 試験液の量
6.5 試験片の清浄
6.6 操作
6.7 終止点の判断
6.8 判定基準
H0
7 密着性 7.1 目視による方法 − − 追加 密着性試験として目視による 密着性を評価する方法として必
40
試験方法 7.2 ハンマ試験 方法及びハンマ試験を追加し 要であり,ISO 1461に対して,こ
1 : 2
7.3 判定基準 た。 の試験の追加を提案する。
013
3
――――― [JIS H 0401 pdf 14] ―――――
13
H 0401 : 2013
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
8 性状試 8.1 一般 − − 追加 JIS G 3442に適用する性状試 我が国で使用されている水配管
験方法(ア8.2 試験片 験を追加した。 用亜鉛めっき鋼管の性状を確認
ルカリ試 8.3 試験液 するために必要な試験である。
験) 8.4 試験片の清浄
8.5 操作
8.6 判定基準
9 報告 7 − 追加 試験方法ごとの記載事項を追 JISとして必要な事項を追加し
加した。 た。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 1460:1992,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
H0 401 : 2013
3
JIS H 0401:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1460:1992(MOD)
JIS H 0401:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.40 : 金属被覆
JIS H 0401:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3442:2015
- 水配管用亜鉛めっき鋼管
- JISH8501:1999
- めっきの厚さ試験方法
- JISH8641:2007
- 溶融亜鉛めっき
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8847:2019
- ヘキサメチレンテトラミン(試薬)
- JISZ0103:1996
- 防せい防食用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方