4
K 0350-80-10 : 2005
上水試験方法(社団法人日本水道協会)(2001年版)
日本の水道生物−写真と解説−(社団法人日本水道協会)(1993)
環境微生物図鑑(株式会社講談社)(1995)
Standard Methods for The Examination of Water and Wastewater (APHA,AWWA,WEF)(20th
Ed.,)(1998)
Bergeys Manual of Systematic Bacteriology(Williams&Wilkins)(1989)
7. 結果の表示
結果には,試料の採取場所,採取日時,試験日時,鉄細菌の存在の有無,参考として用
いた図鑑名などを付記する。写真撮影を行った場合は,併わせて添付する。できれば,試験条件(酸処理,
染色処理の有無。),鉄細菌の種類とその出現頻度を付記するとよい。
付表 1 引用規格
JIS B 7132 生物顕微鏡
JIS K 0101 工業用水試験方法
JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0550 超純水中の細菌数試験方法
JIS K 8872 ホルムアルデヒド液(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS R 3702 顕微鏡用カバーガラス
JIS R 3703 顕微鏡用スライドガラス
JIS T 1701 医療用遠心機
関連規格 K 0557 用水・排水の試験に用いる水
K 8102 エタノール(95)(試薬)
K 8180 塩酸(試薬)
K 8519 しゅう酸二水和物(試薬)
K 8798 フェノール(試薬)
K 8804 塩基性フクシン(試薬)
K 8913 よう化カリウム(試薬)
K 8920 よう素(試薬)
――――― [JIS K 0350-80-10 pdf 6] ―――――
5
K 0350-80-10 : 2005
附属書1(参考)鉄細菌の細胞の確認方法(染色法)
序文 この附属書は,試料中に鉄細菌の細胞が存在するか否かを染色法によって確認する方法を示したも
のであり,規定の一部ではない。
1. 鉄細菌の細胞の確認方法 この方法は,本体6.3の試験操作で調製したスライドガラス標本,又は新
たに本体6.3によって調製したスライドガラス標本について,酸処理を行い,鉄沈着物を溶かし,更に染
色を行うことで,鉄細菌の細胞の観察を容易にするものである。
1.1 試薬 試薬は,次による。
a) 水 JIS K 0557に規定するA2又はA3(1)による。
注(1) 石英ガラス又はほうけい酸ガラス-1製の蒸留器で精製したもの。
b) 酸溶液 酸溶液は,次による。
1) 塩酸[1+(24) ] JIS K 8180に規定する塩酸1容を水24容を用いて薄める。
2) しゅう酸溶液(2) IS K 8519に規定するしゅう酸二水和物15 gを水100 mlに加える。
注(2) 結晶沈殿が生じた場合は,上澄み液を用いる。
c) 染色液 染色液は,次による。
1) フェノール-フクシン溶液 JIS K 8804に規定する塩基性フクシンを乳鉢ですりつぶし,その約1.1 g
をとり,JIS K 8102に規定するエタノール(95)10 mlを加えて溶かす。これにフェノール溶液(50
g/L)(JIS K 8798に規定するフェノール5 gを水に溶かして100 mlとする。)10 mlを加える。
使用時に,この溶液を水で5 倍に薄めて用いる。
2) よう素溶液 JIS K 8913に規定するよう化カリウム2 gを水50 mlに溶かし,JIS K 8920に規定する
よう素1 gを少量ずつ加えて溶かした後,水を加えて300 mlとする。
参考 市販のグラム染色用のセットのうち,ルゴール液を用いてもよい。
1.2 器具及び装置 器具及び装置は,次による。
a) スライドガラス 本体6.1 c)による。
b) カバーガラス 本体6.1 d)による。
c) 顕微鏡及びその附属品 本体6.1 e)による。
1.3 操作 操作は,次による。
a) 本体6.3 によってスライドガラス標本を調製する。
b) スライドガラス上の試料にかぶせてあるカバーガラスの片端付近に,酸溶液1滴を滴加する。
c) カバーガラスの反対側の端にろ紙を当て,酸溶液をカバーガラスとスライドガラスとの間を通過させ
ながらろ紙に吸着されるようにする。
d) 酸溶液が黄色に着色しなくなるまでb),c)の操作を繰り返す。
e) 染色液1滴をカバーガラスの端に滴加する。
f) カバーガラスの反対側の端にろ紙を当て,染色液をカバーガラスとスライドガラスとの間を通過させ
た後,検鏡する。
備考 d)の操作を行った後,鉄分が溶解し,鉄細菌の細胞が明りょう(瞭)に観察できる場合は,e),f)
の操作を行わず検鏡してもよい。
――――― [JIS K 0350-80-10 pdf 7] ―――――
6
K 0350-80-10 : 2005
附属書2(参考)鉄細菌の種類ごとの出現頻度の記載例
序文 この附属書は,本体6.3において確認された鉄細菌の種類ごとに出現頻度の記載例を示したもので
あり,規定の一部ではない。
1. 記載例 記載例は,次による。
附属書2表 1 鉄細菌の種類ごとの出現頻度の記載例1
記号 出現頻度 種類ごとのおおよその出現頻度
ccc 極めて多い おおむね 80 %以上
cc 非常に多い おおむね 45 %以上 80 %未満
c 多い おおむね 30 %以上 45 %未満
+ 普通 おおむね 15 %以上 30 %未満
r 少ない おおむね 8 %以上 15 %未満
rr 非常に少ない おおむね 2 %以上 8 %未満
rrr 極めて少ない おおむね 2 %未満
− 出現しない
附属書2表 2 鉄細菌の種類ごとの出現頻度の記載例2
記号 出現頻度 おおよその判断基準
+++ 非常に多く出現する すべての視野に数個体以上
++ 多く出現する すべての視野に1個体以上
+ 出現する 幾つかの視野に散見
− 出現しない
JIS K 0350-80-10:2005の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.70 : 生物学的性質による水質の検査
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.060 : 水質 > 13.060.25 : 工業用水
JIS K 0350-80-10:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7132:1998
- 生物顕微鏡
- JISK0101:1998
- 工業用水試験方法
- JISK0102:2016
- 工場排水試験方法
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0550:1994
- 超純水中の細菌数試験方法
- JISK8872:2008
- ホルムアルデヒド液(試薬)
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISR3702:1996
- 顕微鏡用カバーガラス
- JISR3703:1998
- 顕微鏡用スライドガラス
- JIST1701:1997
- 医療用遠心機