JIS K 0463:2009 アリル炭化水素受容体結合レポーター遺伝子アッセイ通則―ダイオキシン類のAhRアッセイ | ページ 5

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ることが可能である。
上記のアリル炭化水素受容体の場合には,DREを含むDNAに結合したアリル炭化水素受容体複合体(ア
リル炭化水素受容体−リガンド−ARNT−DREを含むDNAから成る)を抗ARNT抗体で免疫測定方法
(JIS K 0461) によって検出する方法と,アリル炭化水素受容体複合体に結合したDREを含むDNA量をリ
アルタイムPCRで測定する方法とがある。
E.4 転写活性化能を検出する方法(レポーター遺伝子アッセイ)
生細胞内において受容体とリガンドとの結合によって,転写活性化を引き起こす組合せは核内受容体で
多数知られている。例えば,アリル炭化水素受容体の場合には,リガンドとの結合によってARNTとの複
合体を形成することによって,転写調節配列であるDREを含むさまざまな遺伝子に関して転写活性化を引
き起こす。
この場合には,レセプターとリガンドとが結合した量を,当該遺伝子の転写量として推定することが可
能であり,特にレポーター遺伝子アッセイと呼ばれ,前述の方法とは,生細胞を用いるという点で大きく
異なる。
レポーター遺伝子アッセイにおいては,転写量をより簡便に測定するために,転写活性化によって発現
するたん白質として,ホタルのルシフェラーゼ,ガラクトシダーゼなどの酵素遺伝子を用いることが多く,
この場合は生成酵素の酵素活性によって転写活性化の程度,更には転写活性化を引き起こした受容体及び
リガンドの相互作用の程度(リガンドの量及び受容体との親和性に依存する)を,簡便に評価することが
可能となる。ホタルのルシフェラーゼの場合には,基質であるルシフェリンを加えることによって起こる
発光量を,発光光度計で測定する。
参考文献 [1] Y. Hayashi, R. Matsuda, T. Maitani, K. Ito, W. Nishimura, K. Imai and M. Maeda ; An expression of
within-plate uncertainty in sandwich ELISA., J. Pharm. Biomed. Anal., 36 (2004) 225-229.
[2] JIS K 0094 工業用水・工場排水の試料採取方法
[3] JIS K 0095 排ガス試料採取方法
[4] JIS K 0127 イオンクロマトグラフ分析通則
[5] JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
[6] JIS K 0216 分析化学用語(環境部門)
[7] JIS K 0311 排ガス中のダイオキシン類の測定方法
[8] JIS K 0312 工業用水・工場排水中のダイオキシン類の測定方法
[9] JIS K 0950 プラスチック製滅菌シャーレ
[10] JIS K 0970 プッシュボタン式液体用微量体積計
[11] JIS K 3605 高圧蒸気滅菌操作通則
[12] JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
[13] JIS R 3505 ガラス製体積計
[14] JIS T 7322 医療用高圧蒸気滅菌器
[15] JIS T 7324 医療用小型高圧蒸気滅菌器

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JIS K 0463:2009の関連規格と引用規格一覧