JIS K 4854:2006 がん具煙火―種類及び試験方法

JIS K 4854:2006 規格概要

この規格 K4854は、安全を確保するために,がん具煙火の種類及び試験方法について規定。

JISK4854 規格全文情報

規格番号
JIS K4854 
規格名称
がん具煙火―種類及び試験方法
規格名称英語訳
Toy fireworks -- Types and test methods
制定年月日
2006年2月20日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

97.200.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2006-02-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 4854:2006 PDF [13]
                                                                                   K 4854 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本煙火協会(JPA)/財団法人日本
規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 4854 pdf 1] ―――――

K 4854 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 種類・・・・[2]
  •  5. 試験方法・・・・[3]
  •  5.1 薬量の測定・・・・[3]
  •  5.2 形状寸法の計測・・・・[4]
  •  5.3 取付け強度試験・・・・[4]
  •  5.4 落下試験・・・・[5]
  •  5.5 燃焼試験・・・・[5]
  •  5.6 導火線秒時測定試験・・・・[5]
  •  5.7 鉄分含有量測定試験・・・・[5]
  •  5.8 硫化ひ素の確認試験・・・・[6]
  •  5.9 筒の圧縮試験・・・・[6]
  •  5.10 底止め強さ試験・・・・[6]
  •  5.11 発射試験・・・・[8]
  •  5.12 測定値の処理方法・・・・[9]
  •  6. 試験報告書・・・・[9]
  •  試験報告書・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 4854 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 4854 : 2006

がん具煙火−種類及び試験方法

Toy fireworks-Types and test methods

1. 適用範囲

 この規格は,安全を確保するために,がん具煙火の種類及び試験方法について規定する。
警告 この規格は,危険な火薬類に関するものであるが,すべてにわたって安全な方法を詳細に規定
しているわけではない。安全で健康な作業の確保と,関連するすべての法律等の遵守は使用者
の責任である。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7601 上皿天びん
JIS B 7721 引張・圧縮試験機−力計測系の校正・検証方法
JIS C 1509-1 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部 : 仕様
JIS K 4800 火薬用語
JIS Z 8401 数値の丸め方

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 4800によるほか,次による。
a) 回転 火薬の入ったパイプ又はパイプを取り付けた盤が,一定以上の回転数で回る現象。
b) 内筒 パラシュート,星などを入れたか,又は星を取り付けた円筒形若しくは球形のもの。
c) 台 花火を安定させるために,本体のパイプなどに取り付けたもの。
d) 発射台 ロケット類,流星などを安定して燃焼させるために附属しているもの。
e) 燃焼 がん具煙火が,炎,火の粉,火花などを出しながら,規定のとおり定常的に燃える現象。
f) 速燃 規定のとおり定常的に燃えるべきものが,異常に短時間で燃える現象。
g) 爆発音 爆薬を用いて出す音(表1のF‐1F‐5に属するもので,火薬を用いて破裂音を出す場合も
爆発音という。)。
h) 笛音 火薬又は爆薬をパイプに固く詰め,燃焼したとき発する音。
i) 導火線 がん具煙火の点火用に取り付けたもので,紙で黒色火薬をより込んだもの,又は紙,糸など
で黒色火薬を中央にして,ひも状に織り込んだ火工品。
j) 導火線秒時 導火線の先端を線香で点火し,噴出,回転などの主たる現象が始まるまでの秒時。
k) 本体 がん具煙火の構造のうち,火薬又は爆薬が,詰められているか,塗られているか又は接着され
ている部分。蛇玉のように火薬が成形加工されているものも本体という。
l) 柄 手持ちがん具煙火の構造のうち,消費時にその一部を手に持って本体を支える部分。

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2
K 4854 : 2006
m) ひも 糸付銀波及び糸付回転のものに,手で持つこと又は固定することを目的として取り付けられた
糸など。
n) 回転盤 回転するもので,薬筒又は薬包を取り付けた盤。
o) 薬筒 火薬又は爆薬が入ったパイプ。
p) 薬包 火薬又は爆薬を紙で包み込んで棒状にしたもの。
q) 底止め 火の粉,火花,ガスなどが,後方に吹き出すことを防止するため,火薬を詰めたパイプなど
の底又は中底に取り付けたもの。
r) 尾 飛しょうするもののうち,ロケット,流星などの上昇を安定させるために取り付けた棒状のもの。
s) 羽根 飛しょうするもののうち,人工衛星などの上昇を安定させるために取り付けたもの。
t) 導管 走行するもののうち,ケーブルカーなどの本体に糸を通すために取り付けたもの。

4. 種類

 種類は,がん具煙火の動作の形態によって表1のとおり区分し,更に用途,その他によって種
類を細分する。
なお,種類の呼び方を例に示す。
例 A‐1
表 1 種類
動作の形態 用途・その他
記号 区分 記号 区分
A 炎,火の粉又は火花を出 1 吹き出し,スモールトーチ,噴火山その他の筒物,すすきその
すことを主とするもの 他柄付きの筒物又は球物
2 朝顔その他の炎を出す柄付きのより物
3 銀波その他のひも付きのより物
4 スパークラーその他の光輝ある火の粉を出す柄付きのねり物
で,火薬が露出しているもの
5 サーチライト,コメットその他の柄付きのねり物で,紙に包ま
れたもの
6 線香花火その他の火花を出す柄付きのより物,又は火薬が露出
しているねり物
B 回転することを主とす 1 ピンホイールその他の円盤の周囲に,火薬を紙で包んだ管を巻
るもの き付けたもの
2 サキソンその他の筒又は板の端に筒物を装着したもの。
3 ヨーヨーその他の円盤又は板に,輪形のより物をはり付けたも

C 走行することを主とす 1 金魚その他の水上を走行する筒物
るもの 2 小笛その他の笛音を出す筒物
3 ケーブルカーその他の糸を通す筒などを装着した筒物
4 花車その他の紡錘形又は輪形のより物
5 爆龍その他の火薬を紙で包んで折りたたんだもの
D 飛しょうすることを主 1 笛ロケットその他の笛音を出す尾付きの筒物
とするもの 2 流星その他の尾付きの筒物
3 人工衛星その他の板に筒物を装着し,回転上昇するもの
E 打ち揚げることを主と 1 乱玉その他の星を打ち揚げる筒物
するもの 2 パラシュートその他の内筒に入れた放出物を打ち揚げる筒物

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K 4854 : 2006
表1 種類(続き)
動作の形態 用途・その他
記号 区分 記号 区分
F 爆発音を出すことを主 1 スモーククラッカー及びファイヤークラッカーその他の点火に
とするもの よって爆発音を出す筒物。ただし,マッチの側薬又は頭薬との
摩擦によって発火するものを除く
2 クラッカーボール
3 クリスマスクラッカーその他の摩擦によって爆発音を出す小形
の筒物を内部に装着し,その爆発によって軽量の紙テープなど
を放出するもの
4 平玉及び巻玉
5 爆竹(点火によって爆発音を出す筒物を連結したもの)
G 煙を出すことを主とす − 煙幕その他の筒物又は球物
るもの
H その他のもの − 蛇玉
S セット品 − AHの製品を組み合わせて袋などの外装に入れたもの

5. 試験方法

5.1 薬量の測定

 薬量の測定は,動作の形態によって種類ごとに区分し,表2による。
なお,導火線の薬量の測定は,表2の備考による。
表 2 薬量の測定
種類 計量方法
A,E,G, a) はかりは,JIS B 7601に規定する上皿天びんで,感量0.1 g以下のものを用いる。ただし,薬量が
H 1 g以下の物には,感量0.01 g以下のものを用いる。また,A‐6(線香花火)には,感量0.001 g以
下のものを用いる。
b) 1個ずつ火薬を取り出して計量する。
B,C,D a) はかりは,JIS B 7601に規定する上皿天びんで,感量0.01 g以下のものを用いる。ただし,爆薬
を含有するものは,感量0.001 g以下のものを用いる。
b) 1個ずつ火薬又は爆薬を取り出して計量する。
c) 爆薬を含有するものは,火薬と爆薬とを丁寧に分けて,各々を計量する。
F a) はかりは,JIS B 7601に規定する上皿天びんで,火薬には感量0.001 g以下のものを,爆薬には感
量0.000 5 g以下のものを用いる。ただし,F‐4(平玉及び巻玉)には,感量0.000 1 g以下のもの
を用いる。
b) 1個ずつ火薬又は爆薬を取り出して計量する。
c) ‐2(クラッカーボール)の爆薬量は,爆薬が砂利に付着したままの状態で取り出して計量する。5
粒分の計量値をa(g)とする。爆薬の付着した砂利をよく水洗して砂利だけを取り出す。爆薬のな
くなったことを確かめた後,取り出した砂利を乾燥する。乾燥した砂利の計量値をb(g)とする。
次の式によって得た質量を1粒分の薬量とする。
(a−b)×1/5=1粒の薬量(g)
d) ‐3(クリスマスクラッカー)の爆薬量は,引玉を丁寧に取り出し,よく乾燥した後計量する。1本
ずつの計量値をa(g)とする。引玉を水に浸して,爆薬をよく水洗し,流し落とす。爆薬のなくな
ったことを確かめた後で,残った紙,ひもなどを乾燥する。紙,ひもなどの乾燥後の計量値をb(g)
とする。次の式の計算によって得た質量を,1本分の薬量とする(1)。
a−b=1本の薬量(g)

――――― [JIS K 4854 pdf 5] ―――――

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