JIS K 6352:2005 天然ゴム(NR)―試験方法

JIS K 6352:2005 規格概要

この規格 K6352は、天然ゴム(NR)の物理及び化学試験方法について規定。ラテックスの試験方法には適用しない。

JISK6352 規格全文情報

規格番号
JIS K6352 
規格名称
天然ゴム(NR)―試験方法
規格名称英語訳
Natural rubber (NR)-- Test methods
制定年月日
1962年9月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1658:1994(MOD)
国際規格分類

ICS

83.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ゴム・エラストマー I 2020, ゴム・エラストマー II 2020
改訂:履歴
1962-09-01 制定日, 1966-04-15 確認日, 1969-05-01 確認日, 1972-03-01 確認日, 1975-04-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1997-12-20 改正日, 2002-08-20 確認日, 2005-12-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 6352:2005 PDF [21]
                                                                                   K 6352 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ゴム工業会
(JRMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出が
あり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 6352:1997は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 1658:1994,Natural rubber(NR)−
Evaluation procedureを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS K 6352には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)マスターバッチを使用するゴム配合物の作製方法
附属書1(参考)ごみ量の求め方
附属書2(参考)窒素含有量の求め方
附属書3(参考)色指数の測定方法
附属書4(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6352 pdf 1] ―――――

K 6352 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 試料及び試験片の調製・・・・[2]
  •  4. 原料ゴムの物理及び化学試験・・・・[2]
  •  4.1 ムーニー粘度・・・・[2]
  •  4.2 揮発分・・・・[2]
  •  4.3 灰分・・・・[2]
  •  4.4 ごみ量・・・・[2]
  •  4.5 窒素含有量・・・・[2]
  •  4.6 色指数・・・・[2]
  •  4.7 可塑度・・・・[2]
  •  4.8 可塑度残留指数・・・・[2]
  •  5. 混練方法・・・・[3]
  •  5.1 標準配合・・・・[3]
  •  5.2 混練手順・・・・[3]
  •  6. 加硫試験機による加硫特性の試験方法・・・・[4]
  •  6.1 ディスク加硫試験機による加硫試験・・・・[5]
  •  6.2 ダイ加硫試験機による加硫試験・・・・[5]
  •  7. 引張試験・・・・[5]
  •  8. 試験報告書・・・・[5]
  •  附属書A(規定)マスターバッチを使用するゴム配合物の作製方法・・・・[7]
  •  附属書1(参考)ごみ量の求め方・・・・[9]
  •  附属書2(参考)窒素含有量の求め方・・・・[11]
  •  附属書3(参考)色指数の測定方法・・・・[14]
  •  附属書4(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6352 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6352 : 2005

天然ゴム(NR)−試験方法

Natural rubber(NR)-Test methods

序文

 この規格は,1994年に第2版として発行されたISO 1658,Natural rubber(NR)−Evaluation procedure
を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書4(参考)に示す。
警告 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通しているものとする。この規格は,その使用に
関連して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各
自の責任において安全及び健康に対する適切な措置を取らなければならない。

1. 適用範囲

 この規格は,天然ゴム(以下,”NR”という。)の物理及び化学試験方法について規定する。
ただし,ラテックスの試験方法には適用しない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 1658:1994,Natural rubber(NR)−Evaluation procedure (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年だけがこの規格の規定を構成す
るものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新
版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6220-2 ゴム用配合剤−試験方法−第2部 : 有機加硫促進剤及び有機加硫剤
JIS K 6228 ゴム−灰分の定量
JIS K 6238 原料ゴム−揮発分の求め方(定量)
備考 ISO 248:1991,Rubber,raw−Determination of volatile-matter contentからの引用事項は,この
規格の該当事項と同等である。
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
備考 ISO 471:1995,Rubber−Temperatures, humidities and times for conditioning and testingからの
引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方
備考 ISO 37:1994,Rubber,vulcanized or thermoplastic−Determination of tensile stress-strain properties
からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

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2
K 6352 : 2005
JIS K 6298 原料ゴム−天然ゴム・合成ゴム−試験用試料の採取手順
備考 ISO 1795:2000, Rubber, raw natural and raw synthetic − Sampling and further preparative
proceduresからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6299 ゴム−試験用試料の作製方法
備考 ISO 2393:1994,Rubber test mixes−Preparation, mixing and vulcanization−Equipment and
proceduresからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6300-1 未加硫ゴム−物理特性−第1部 : ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求
め方
備考 ISO 289-1:1994,Rubber, unvulcanized−Determinations using a shearing-disc viscometer−Part 1:
Determination of Mooney viscosityからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6300-2 未加硫ゴム−物理特性−第2部 : 振動式加硫試験機による加硫特性の求め方
備考 ISO 6502:1999,Rubber−Guide to the use of curemetersからの引用事項は,この規格の該当事
項と同等である。
JIS K 6300-3 未加硫ゴム−物理特性−第3部 : ラピッドプラストメータによる可塑度及び可塑度残
留指数の求め方
備考 ISO 2007:1991,Rubber,unvulcanized−Determination of plasticity−Rapid-plastimeter methodか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 249:1995 Rubber,raw natural−Determination of dirt content
ISO 1656:1996 Rubber,raw natural and rubber latex, natural−Determination of nitrogen content
ISO 3417:1991 Rubber−Measurement of vulcanization characteristics with the oscillating disc curemeter
ISO 4660:1999 Rubber,raw natural−Colour index test

3. 試料及び試験片の調製

 試験用試料約1.5 kgは,JIS K 6298に規定された方法によって採取する。試
験片は,JIS K 6298に規定された方法によって調製する。

4. 原料ゴムの物理及び化学試験

4.1 ムーニー粘度

 ムーニー粘度は,JIS K 6300-1の5.5.2(試験片の採取・作製)によって調製した試
験片を使用し,JIS K 6300-1に規定された方法によって測定する。試験温度は100 ℃,ロータはL形ロー
タを使用し,これをML(1+4)100 ℃として記録する。

4.2 揮発分

 揮発分は,JIS K 6238に規定された方法によって測定する。

4.3 灰分

 灰分は,JIS K 6228に規定された方法によって測定する。

4.4 ごみ量

 ごみ量は,ISO 249に規定された方法によって測定する。
参考 ISO 249:1995,Rubber, raw natural−Determination of dirt contentの一部を附属書1に示す。

4.5 窒素含有量

 窒素含有量は,ISO 1656に規定された方法によって測定する。
参考 ISO 1656,Rubber, raw natural, and rubber latex, natural−Determination of nitrogen contentの
一部を附属書2に示す。

4.6 色指数

 色指数は,ISO 4660に規定された方法によって測定する。
参考 ISO 4660,Rubber, raw natural−Colour index testの一部を附属書3に示す。

4.7 可塑度

 (P0) 可塑度は,JIS K 6300-3の5.(ラピッドプラストメータ可塑度試験)によって測定す
る。

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K 6352 : 2005

4.8 可塑度残留指数

 (PRI) 可塑度残留指数は,JIS K 6300-3の6.(天然ゴムの可塑度残留指数試験)に
よって測定する。

5. 混練方法

5.1 標準配合

 試料調製の標準配合は,表1による。配合剤は,日本工業規格(日本産業規格)若しくは国際規格に規定
された材料又はこれに相当する材料を使用する。
表 1 試料調製の標準配合
配合割合(質量比)
ゴム及び配合剤
純ゴム配合1 純ゴム配合2 カーボン配合
NR 100.00 100.00 100.00
酸化亜鉛 6.00 6.00 5.00
硫黄 3.50 3.50 2.25
ステアリン酸 0.50 0.50 2.00
カーボンブラック (HAF) (1) − − 35.00
MBT(2) 0.50 − −
TBBS(3) − 0.70 0.70
配合割合の合計 110.50 110.70 144.95
注(1) RB (The current Industry Reference Black) 又はこれと同等の国際規格の規
定に相当するものを用いる。
HAF:High Abrasion Furnace Black
(2)2-mercaptobenzothiazol.
(3) -tert-butyl-2-benzothiazole-sulfenamide. TBBSは,初期のメタノール不溶解
分が0.3 %未満の粉末状でなければならない。また,密閉した容器に室温
で保存する。メタノール不溶解分は,6か月ごとに調べる。もし,この値
が0.75 %を超えた場合には,廃棄するか再結晶化する。不溶解分の試験
方法は,JIS K 6220-2による。

5.2 混練手順

5.2.1  装置及び手順 調製,混練及び加硫の装置及び手順は,JIS K 6299による。混練中の混練りロール
表面の温度は,(70±5)℃に保つ。原料ゴムの均質化は,JIS K 6298の附属書1の2.2.1(ロール通し)
による。
5.2.2 純ゴム配合
a) ロール間げき約0.2 mmで,ゴムをロールに巻き付けないで2回通す。
b) ロール間げきを1.4 mmに調節し,ゴムを巻き付け,平滑な帯状になったら,ロール間げきを1.8 mm
に広げる。
c) 酸化亜鉛,ステアリン酸,硫黄,MBT又はTBBSを加える。
d) 左右交互に,43(3)切り返しを各3回行う。
43切返しとは,ロールガイド幅の43だけ切り込み,バンクが見えなくなるまでナイフを入れ,
注(3)
ロールからはがれたゴムをナイフを持たない手で円筒状に巻き取り,バンクがなくなったとき,
円筒状のゴムを左右逆転させ,ロールに巻き付ける操作をいう。
e) 練りゴムをロールから切り放し,ロールの間げき0.8 mmで丸め通しを6回行う。
f) 混練物の質量を量り,質量の変化が,総配合質量の±0.5 %を外れる場合は,そのバッチを廃棄し,
練り直す。
g) 最終の厚さが約2.2 mmとなるようにして,未加硫シートを取り出す。

――――― [JIS K 6352 pdf 5] ―――――

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  • ISO 1658:1994(MOD)

JIS K 6352:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6352:2005の関連規格と引用規格一覧