JIS K 7390-2:2015 プラスチック―使用済ポリエチレンテレフタレート(PET)ボトル再生材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方 | ページ 2

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附属書A
(規定)
PETボトル再生材料フレーク中の不純物混入率の求め方
A.1 概要
この附属書は,PETボトル再生材料フレーク中に含まれる次の不純物の混入率の求め方について規定す
る。
− 金属,ラベル片,ポリオレフィン,加熱前黄変物などの目視可能な異物
− ポリ塩化ビニル(PVC)の加熱後黒変物
− ポリオレフィン,接着剤などの加熱後黄変物
A.2 原理
質量測定したPETボトル再生材料フレークを,浅いトレイの底部全体に均一に広げる。
ラベル片及び他の目視可能な異物を,ピンセットを使用して分離し,その質量を測定する。次に,残っ
た試験試料を強制空気循環オーブンを用い加熱する。この加熱処理によってPVCは黒く変色し,視覚的な
検出が可能になる。試料中のポリオレフィンは,溶融して,黄色になる。接着剤も同様に黄色になり,ポ
リオレフィンと見分けがつかなくなることがある。
A.3 器具
器具は,次による。
A.3.1 乾燥機 強制的に空気循環する乾燥機で,200 ℃又は220 ℃で温度制御できるもの。
A.3.2 はかり 0.1 gまで測定できるもの及び0. 1 mgまで測定できるもの。
A.3.3 スパチュラ 金属又は木で作られたもの。
A.3.4 ピンセット
A.3.5 トレイ アルミニウム製又はエナメル塗装した鉄製容器で,底面積が最低0.05 m2であるもの。
A.4 操作
操作は,次による。
a) 試料フレーク100 gを0.1 g単位ではかりとり,これをm0として記録する。
b) ) の試料フレークを金属製トレイの底部に均一に広げる。
c) スパチュラを使用してゆっくりかくはん(撹拌)し,ピンセットでラベル片及び他の目視可能な異物
を分離する。
d) 30分以上,この分離作業を続け,分離したラベル及び目視可能な異物の質量を,0.1 mgまではかりと
り,これをm1として記録する。
e) 残った試料のトレイを乾燥機に入れ,220 ℃,1時間又は200 ℃,90分間加熱する。加熱条件につい
ては,受渡当事者間の協定による。
f) トレイを取り出し,試料を冷却し,次のとおり検査を実施する。
1) 黒変物(PVC)を選び出し,質量をはかりではかりとり,これをm2として記録する。
2) 黄変物(ポリオレフィン,接着剤など)を選び出し,質量をはかりとり,これをm3として記録する。

――――― [JIS K 7390-2 pdf 6] ―――――

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異物がPET片と接着している場合には,それらを分離する。分離できない場合には,そのまま
PET片とともに取り出す。
A.5 結果
A.5.1 mg/kg単位で表すラベル及び目視可能な異物の混入率は,式(A.1)で計算する。
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m1 10
CL (A.1)
m0
ここに, CL : ラベル及び目視可能な異物の混入率(mg/kg)
m0 : 初期の質量(g)
m1 : ラベル及び目視可能な異物の質量(g)
A.5.2 mg/kg単位で表す加熱後黒変物(PVC)の混入率は,式(A.2)で計算する。
6
m2 10
CPVC (A.2)
m0
ここに, CPVC : 加熱後黒変物の混入率(mg/kg)
m0 : 初期の質量(g)
m2 : 加熱後黒変物の質量(g)
A.5.3 mg/kg単位で表す加熱後黄変物(黄色変色したポリオレフィン,接着剤など)の混入率は,式(A.3)
で計算する。
m3 10 6
CPO (A.3)
m0
ここに, CPO : 加熱後黄色変物の混入率(mg/kg)
m0 : 初期の質量(g)
m3 : 加熱後黄変物の質量(g)
A.6 試験報告書
試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) この規格の番号
b) 試料名
c) 試験結果
d) 実施した付加的操作
e) 試験年月日

――――― [JIS K 7390-2 pdf 7] ―――――

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附属書B
(規定)
PETボトル再生材料のかさ密度の求め方
B.1 原理
規定容量の容器の質量を測定し,PETボトル再生材料を満たし,再度質量を測定する。かさ密度は,容
器容量及び満たされたPETボトル再生材料の質量から計算する。
B.2 器具
器具は,次による。
B.2.1 容器 直径約120 mm,深さ約150 mmの滑らかな縁のもの。
B.2.2 すり切り棒 容器の縁から突出している試料を取り去るもの。
B.2.3 はかり 0.1 g単位まで測定できるもの。
B.3 操作
操作は,次による。
a) 容器の質量を0.1 g単位まではかりとり,これをmc1として記録する。
b) 適切な器具を使用して,容器からあふれるまで試料を満たす。3回ほど容器の縁を軽くたたき,すり
切り棒を用いて平らにする。
c) 試料充後の質量を0.1 g単位まではかりとり,これをmc2として記録する。
この操作を3回繰り返す。
なお,測定には,3回の測定が行える十分な試料量を採取する。
B.4 計算
次の式によって,かさ密度を計算する。
b mc2 mc1 103 /V
ここに, ρb : かさ密度(kg/m3)
mc1 : 容器の質量(g)
mc2 : 試料を満たした容器の質量(g)
V : 容器の容量(cm3)
得られた3回の値から,平均値を有効数字2桁まで求める。
B.5 試験報告書
試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) この規格の番号
b) 試験した試料の識別に必要な全ての詳細
c) 試験結果(個々の値及び3回の平均値)
d) 実施した付加的操作
e) 試験年月日

――――― [JIS K 7390-2 pdf 8] ―――――

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附属書C
(規定)
PETボトル再生材料のメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方
C.1 概要
この附属書は,JIS K 7210-1及びJIS K 7210-2によるPETボトル再生材料のメルトボリュームフローレ
イト(MVR)の求め方について規定する。
C.2 乾燥条件
強制空気循環乾燥機で乾燥する。
試験試料は,160 ℃ 402
なお,PET樹脂は吸湿性で,吸湿した試料は加水分解によって固有粘度が下降(減少)する。試料は,
測定の再現精度を得るため,試験前に乾燥させる。
C.3 フレークの予備成形
PETボトル再生材料は,JIS K 7210-1の附属書Cによる次の条件で予備成形する。
a) シリンダ温度は,240242 ℃とする。
b) シリンダに仕込む試料質量は,68 gとする。
c) 加圧力は,1.5 kNとする。
d) 加圧時間は,減圧下で2分間とする。
C.4 ダイ
通常,長さ4.000 mm±0.025 mm,内径1.050 mm±0.005 mmのハーフサイズダイを用いる。このダイを
用いて測定してMVRが5 cm3/10 min以下となった場合には,長さ8.000 mm±0.025 mm,内径2.095 mm±
0.005 mmの標準ダイを用いて測定することが望ましい。
C.5 試験温度
設定温度は,280 ℃とする。
C.6 試料量
試料量は,610 gとする。
C.7 荷重
公称荷重は,5 kgとする。
C.8 シリンダへの充
再度の吸湿を防ぐため乾燥機から取り出した後,直ちに乾燥した試料をシリンダに充する。充中は,
手動で圧縮し,できるだけ空気に暴露しないように30秒以内で完了する。試料がフレークの場合は,予備
成形後30秒以内にシリンダに充する。

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C.9 予備加熱時間
予備加熱時間は,5分間とする。
予備加熱時間中に,溶融した低粘度試料がダイ出口から出ないように,ダイ−プラグをダイ出口に挿入
することが望ましい。
C.10 測定
規定の時間内で,ピストンが動く距離,又は,規定の距離をピストンが動くのに必要な時間を測定する。
シリンダへの充から測定終了までの時間は,測定中の試料の分解を避けるため,10分間を超えないこ
とが望ましい。
C.11 シリンダのクリーニング
装置(シリンダ,ピストン及びダイを含む。)は,各測定の後に完全にクリーニングすることが望ましい。
混入物又はその加水分解物は,PETのような吸湿性材料の加水分解を促進させるので,それらの存在は大
きな問題となる。
C.12 MVRからIVへの読み替え
log(MVR)とIVとの間に,非常によい相関がある。ホモポリマーについては,4試験室のデータに基
づいて,次の相関式を得た。
log MVR .2400 IV .2735
コポリマーの種類によって相関式が変わるので具体的な相関式は,それぞれのタイプのPET樹脂で作成
することが望ましい。PETボトル再生材料については,新しい相関式を再生材料の供給源が変わるごとに
作成することが必要となる。
C.13 試験報告書
試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。
a) この規格の番号
b) 試験した試料の識別に必要な全ての詳細
c) 試験結果
d) 実施した付加的操作
e) 試験年月日

――――― [JIS K 7390-2 pdf 10] ―――――

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JIS K 7390-2:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 12418-2:2012(MOD)

JIS K 7390-2:2015の国際規格 ICS 分類一覧

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