JIS K 8530:2007 臭素酸カリウム(試薬) | ページ 2

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K 8530 : 2007
g/l) を加えてpH約4に調節した後,水を加えて40 mlにし,硫化ナトリウム・グリセリン溶液1滴を
加え,5分間放置する。
d) 判定 試料側の色は,標準側の色より暗くない。

7.10 ナトリウム (Na)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料1.0 gに水を加えて溶かし100 mlにする。
b) 標準側溶液 試料1.0 gにナトリウム標準液 (Na : 0.1 mg/ml) 1.0 ml及び水を加えて溶かし100 mlにす
る。
c) 操作 JIS K 8001の5.30(炎光光度法)による。

7.11 鉄 (Fe)

  溶液の調製及び操作は,次による。
a) 試料側溶液 試料2.0 gに水20 ml及び塩酸(2+1) 20 mlを加え水浴上で蒸発乾固し,再び水20 ml及
び塩酸 (2+1) 20 mlを加え水浴上で蒸発乾固し,水を加えて溶かし10 mlにする。
b) 標準側溶液 塩酸 (2+1) 30 mlを水浴上で蒸発乾固し,鉄標準液 (Fe : 0.01 mg/ml) 1.0 mlを加え,更
に水を加えて溶かし10 mlにする。
c) 操作 JIS K 8001の5.22[鉄 (Fe)](2)(1,10-フェナントロリン法)による。

8 記録

  記録は,JIS K 0050の12.(記録)による。

9 容器

  容器は,気密容器とする。

10 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 名称“臭素酸カリウム”及び“試薬”の文字
b) 種類
c) 化学式及び式量
d) 純度
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号

11 取扱い上の注意事項

  臭素酸カリウムは,酸化性が強いので衝撃及び火気を避けて取り扱い,被酸化性物質から隔離して保存
する。
警告 この規格の使用者は,試験室での作業に精通するように努めなければならない。また,この規
格の使用に関連して起こるすべての安全上の問題は記載していないので,MSDS(化学物質等
安全データシート)などを参考にして,安全及び健康に留意した適切な措置をとらなければな
らない。

――――― [JIS K 8530 pdf 6] ―――――

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K 8530 : 2007
附属書JA
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS K 8530 : 2007 臭素酸カリウム(試薬) ISO 6353-3 : 1987 Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second
series
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との差異の箇条ごとの(V) ISと国際規格との技術的差異
国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号及 内容 規格 箇条番 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び名称 番号 号 の評価
1 適用範囲 試薬として用いる臭 1 化学分析用試薬57品 変更 JISは1品目1規格。 試薬の規格使用者が各規格を多く引
素酸カリウムについ 目の仕様について規 用しやすくするために1品目1規格
て規定。 定。 としている。
なお,対応国際規格は20年以上見
直しが行われていないため市場の実
態に合わない。国際規格の改正提案
を検討する。
2 引用規格
3 一般事項 JIS K 8001による。 追加 項目を追加。 編集上の差異であり,技術的な差異
ではない。
4 種類 追加 種類の項目を追加。 JISでは種類として“特級”だけなの
で,ISO規格と技術的な差異はない。
5 性質 追加 性質の項目を追加。 一般的な説明事項であり,技術的な
差異はない。
6 品質 R75.1 変更 1) 品質に差異のある項目 : 純ISO規格は,長期間内容の見直しが
度,pH。 行われず国際市場でISO規格品が用
2) 追加した項目 : 水溶状,乾いられることはほとんどない。また,
燥減量。 技術的差異も軽微1) 2) 3)である。
R75.2 試験溶液の調製方法 変更 JISは,試験方法の該当項目で編集上の差異であり,技術的な差異
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個別に規定。 ではない。
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――――― [JIS K 8530 pdf 7] ―――――

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(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との差異の箇条ごとの(V) ISと国際規格との技術的差異
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国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
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箇条番号及び 内容 規格 箇条番 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
名称 番号 号 の評価
07
7 試験及び検
査方法
7.1 試験及び 追加 一般的な試験及び試験方法の条件並
検査方法の条 びに結果に関する事項であり,技術
件並びに結果 的な差異はない。
7.2 純度 滴定法 R75.3.1 滴定法 変更 試料量,操作方法などを変更。 技術的な差異は軽微であり,対策は
(KBrO3) 考慮しない。
7.3 水溶状 追加 項目を追加。 品質確保のために必要。
ISO規格の見直し時に,提案の検討
7.4 乾燥減量 追加 項目を追加。
を行う予定。
(105 ℃)
7.5 pH 溶液濃度はg/lで規 R75.3.2 溶液濃度は質量分 変更 1) SO規格は溶液濃度を質量 JISは操作性から溶液濃度をg/lで規
定。
(50 g/l,25 ℃) 率 %で規定 分率 %で規定,JISは溶液濃度定。ISO規格の見直し時に,改正提
をg/lで規定。 案の検討を行う予定。
2) IS K 8001の5.5を引用。
7.6 臭化物 R75.3.3 一致
(Br)
7.7 硫酸塩 比濁法 R75.3.4 種晶添加比濁法 変更 1) 前処理方法などを変更。 技術的な差異は軽微であり,対策は
(SO4) 2) IS K 8001の5.15を引用。考慮しない。
7.8 窒素化合 蒸留―インドフェノ R75.3.5 蒸留―ネスラー法 変更 1) SO規格は蒸留−ネスラー ISO規格のネスラー法は環境・安全
物(Nとして) ール青法 法,JISは蒸留−インドフェノ上,変更が必要。ISO規格の見直し
ール青法。JISは有害な水銀試時に,改正提案の検討を行う予定。
薬を有害性の少ない試薬に変
更。
2) IS K 8001の5.12を引用。
7.9 重金属(Pb硫化ナトリウム法 R75.3.6 硫化水素法 変更 試料量,試薬などを変更。 技術的な差異は軽微であり,対策は
として) 考慮しない。
7.10 ナトリウ 炎光光度法 R75.3.8 炎光光度法 変更 1) 試料量を変更。 技術的な差異は軽微であり,対策は
ム (Na) 2) IS K 8001の5.30を引用。考慮しない。

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(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (IV) ISと国際規格との差異の箇条ごとの(V) ISと国際規格との技術的差異
国際 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号及 内容 規格 箇条番 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び名称 番号 号 の評価
7.11 鉄 (Fe) 1,10-フェナントロリ R75.3.7 5-スルホサリチル酸 変更 1) 試料量,試薬を変更。 技術的な差異は軽微であり,対策は
ン法 法 2) IS K 8001の5.22を引用。考慮しない。
8 記録 ― 追加 項目を追加。 規格適合性を評価する関係で必要な
項目を追加。
9 容器 ― 追加 項目を追加。
10 表示 ― 追加 項目を追加。
11 取扱い上 ― 追加 項目を追加。
の注意事項
注1) 理由 : 軽微な技術的差異。箇条6(品質)の(IV)欄の1)及び2)は,いずれも一般用途の試薬としては軽微な技術的差異であり,この差が取引上の障害にな
る可能性はほとんどない。ISO規格,JISとも品質項目の設定・品質水準の設定は,市場での長い使用実績・経験を踏まえたものである。ISO規格とJIS
との質量分率ppm質量分率pptレベルの不純物のごくわずかの差異は,経験上,一般用途の試薬としては実用上差し支えないものと考えられる。
なお,不純物のごくわずかの差異がどのような影響を及ぼすか,あらゆる用途を想定して検証することは現実的ではない。この(IV)の1)及び2)の品質項
目及び品質水準が不満足な場合は,通常,JIS試薬,ISO規格試薬とも対応できない。この場合,対応策としては,目的にあった高純度試薬など特殊用途
の試薬を使用することになる。
2) SO試薬規格の状況 : ISO規格の試薬は,規格の維持管理が行われていない(規格制定後約20年経過)。このため,ISO規格の内容が現在の市場の要求に
こたえているかどうかの検討が行われていない(JISとの差)。また,ISO規格の試薬は,我が国だけではなく,国際市場でも商取引がほとんどなく国際
規格としての存在意義が乏しい。
3) 今後の対策 : 注1)及び注2)の理由から,当面,対策を考慮しない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6353-3 : 1987,MOD
被引用法規 生物学的製剤基準(平成5年厚生省告示第217号)
飼料及び飼料添加物の成分規格(昭和51年農林省令第35号)
第十四改正日本薬局方(平成13年厚生労働省告示第111号)
食品・添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)
関連する法規 労働安全衛生法施行令(昭和47年政令第318号)−第18条 名称等を表示すべき有害物質
K8
化学物質危険有害性等の表示に関する指針(平成4年労働省告示第60号)[MSDS]
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関連する外国規格 アメリカ REAGENT CHEMICALS/Ninth Edition (American Chemical Society Specifications) CS (2000)
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中国 国家標準 (Guojia Biaozhum) B/T 2305 (2000)
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韓国 韓国産業規格 (Korean Standards) S M 8295 (1997),KS M ISO 6353-3 (2002)
0
イギリス British Standards BS 6376-3 (1989)
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フランス Norme Franaise NF ISO 6353-3 (1988)
ロシア Gosdarstvennye Standarty(国家標準) GOST 4457 (1974)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致·················· 技術的差異がない。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。

JIS K 8530:2007の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6353-3:1987(MOD)

JIS K 8530:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8530:2007の関連規格と引用規格一覧