JIS L 1019:2006 綿繊維試験方法 | ページ 4

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L 1019 : 2006
附属書5(参考)成熟度の偏光光線による試験方法

序文

 この附属書は,本体について補足するものであって,規定の一部ではない。
1. 試験の種類 成熟度
2. 試験方法 偏光光線による方法
a) 試料 100150本
b) 操作 ファイブログラフなどのくしを用いて繊維をほぼ平行にし,これをクリップで少量ずつ抜き取
り,スライドグラスの上に一端をそろえて重ならないように置き,この上にカバーグラスを載せる。
次に,スライドグラスとカバーグラスとの間にガラス棒で透明な鉱物油又は水を数滴たらし,繊維全
体にわたるようにして湿潤させる。
これに第1次赤色セレナイト板を挿入した偏光顕微鏡の接眼レンズに印した十字線に45°の角度と
なるように取り付け,スライドグラスを移動させながら各繊維が示す第2次干渉色に従って,1本ず
つ成熟繊維(黄緑色)と未熟繊維(青紫色)とに分類して,次の式によって成熟度 (%)を求める。
試験結果は,成熟度の5回の平均値をJIS Z 8401によって整数に丸めて表す。
M
成熟度(%) 100
M N
ここに, M : 成熟繊維本数
N : 未熟繊維本数

――――― [JIS L 1019 pdf 16] ―――――

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附属書6(参考)スライバ及び粗糸の試験方法

序文

 この附属書は,本体について補足するものであって,規定の一部ではない。
1. スライバの平行度 スライバの平行度は,次による。
a) 試料 約1 g(スライバの長さ約10 cm)
b) 試験機 平行度測定器
c) 操作 試料を測定台上に置いたラシャ紙の上に,スライバの長さ方向が試料固定用レバーの長さ方向
と直角になるように載せ,2個のレバーを降ろして繊維を固定する。前部クランプ(幅1.27 cm)から
外側に出た繊維をかみそりの刃で切り捨てた後,前部レバーを開き,ねじを緩めて前部クランプを取
り外す。このとき,後部クランプによって一端を保持された状態の1.27 cmの繊維を,初めはコース
コームで,続いてファインコームで繊維を切断しないように,丁寧にくしけずる。このとき,かき取
られた浮遊繊維 (C) を集め,その質量(mg)を量る。
次に,前部クランプを再び取り付けて繊維を保持したとき,前部クランプから外側に出た繊維 (E)
をかみそりの刃で切り取り,その質量(mg)を量る。最後に後部レバーを開いて前部クランプに保持さ
れた1.27 cmの繊維 (N) を完全に切り取り,その質量 (mg) を量り,次の式によって平行度(%)を求
める。
試験結果は,平行度の5回の平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸めて表す。
E
平行度(%) 1 100
N
C
参考 かき取り比(%)= 100
C E N
2. スライバ及び粗糸の引張強さ 適切な性能をもつ引張試験機を用いて引張試験を行い,切断時の強
さ(N)を測定する。試験回数は20回以上とする。
試験結果は,引張強さの試験回数の平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸めて表す。
備考 使用した試験機及び試験条件を,試験報告書に付記する。
3. スライバ及び粗糸の太さむら 適切な性能をもつむら試験機を用いて太さむら試験を行い,平均む
ら偏差の百分率を測定する。試験回数は5回とする。
試験結果は,太さむらの5回の平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸めて表す。
備考 使用した試験機及び試験条件を,試験報告書に付記する。

――――― [JIS L 1019 pdf 17] ―――――

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L 1019 : 2006
附属書7(参考)試験回数の求め方

序文

 この附属書は,本体について補足するものであって,規定の一部ではない。
試験回数については,当事者間で取り決められる場合は,次の方法によるのが適切である。試験回数は,
各試験項目の変動率(%)[標準偏差の推定値(1)を平均値で除して100を乗じた値]及び必要とする精度(2),
又は確率によって,附属書7表1又は附属書7表2を用いて求める。
図表の用い方は,変動率と精度とを結ぶ直線と更に試験回数との交点を所定の確率の目盛から読みとり,
整数倍未満は切り上げる。
注(1) 標準偏差の推定値の求め方は,JIS Z 9041-2に準じる。
(2) 精度とは,問題とする平均値の差を平均値で除して100を乗じた値。

――――― [JIS L 1019 pdf 18] ―――――

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附属書7表 1 試験回数計算図表I

――――― [JIS L 1019 pdf 19] ―――――

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附属書7表 2 試験回数計算図表II
関連規格 JIS Z 9041-2 データの統計的な解釈方法−第2部 : 平均と分散に関する検定方法と推定方法

――――― [JIS L 1019 pdf 20] ―――――

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JIS L 1019:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2403:1972(MOD)
  • ISO 3060:1974(MOD)
  • ISO 4913:1981(MOD)

JIS L 1019:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS L 1019:2006の関連規格と引用規格一覧