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JIS L 1902:2015 規格概要
この規格 L1902は、不織布を含む全ての抗菌性繊維製品の抗菌活性を評価する定量試験方法及び定性試験方法並びに抗菌効果について規定。
JISL1902 規格全文情報
- 規格番号
- JIS L1902
- 規格名称
- 繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果
- 規格名称英語訳
- Textiles -- Determination of antibacterial activity and efficacy of textile products
- 制定年月日
- 1990年11月1日
- 最新改正日
- 2015年7月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 20743:2013(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 07.100.99, 59.080.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 繊維 2020
- 改訂:履歴
- 1990-11-01 制定日, 1996-06-01 確認日, 1998-09-20 改正日, 2002-03-20 改正日, 2008-10-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2015-07-21 改正
- ページ
- JIS L 1902:2015 PDF [39]
L 1902 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 安全対策・・・・[3]
- 5 試験機器・・・・[3]
- 6 試薬及び培地・・・・[4]
- 7 試験菌株・・・・[7]
- 7.1 菌株・・・・[7]
- 7.2 菌株の保存・・・・[7]
- 8 試験手順・・・・[9]
- 8.1 菌液吸収法・・・・[9]
- 8.2 トランスファー法・・・・[12]
- 8.3 菌転写法・・・・[14]
- 8.4 ハロー法・・・・[17]
- 9 抗菌効果・・・・[17]
- 10 試験報告書・・・・[17]
- 附属書A(規定)試験菌株・・・・[19]
- 附属書B(規定)洗い出し法・・・・[21]
- 附属書C(規定)混釈平板培養法による定量法・・・・[22]
- 附属書D(規定)発光測定法による定量法・・・・[23]
- 附属書E(参考)試験例・・・・[25]
- 附属書F(参考)抗菌効果・・・・[28]
- 附属書JA(規定)定性試験(ハロー法)・・・・[29]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[34]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS L 1902 pdf 1] ―――――
L 1902 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人繊維
評価技術協議会(JTETC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。これによって,JIS L 1902:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS L 1902 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
L 1902 : 2015
繊維製品の抗菌性試験方法及び抗菌効果
Textiles- Determination of antibacterial activity and efficacy of textile products
序文
この規格は,2013年に第2版として発行されたISO 20743を基とし,我が国の技術動向を踏まえて,技
術的内容を一部変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,試験例を附属書Eに参考として記載した。
なお,附属書JAは対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,不織布を含む全ての抗菌性繊維製品の抗菌活性を評価する定量試験方法及び定性試験方法
並びに抗菌効果について規定する。
この規格は,布はく(帛),詰めもの,糸,衣服素材,寝具,家具用繊維及び雑品を含む全ての繊維製品
に適用する。抗菌剤の種類は,有機,無機,天然又は合成を問わず,また,加工方法も,練り込み,後加
工又はグラフト処理の種類を問わず適用する。
抗菌性試験方法は,抗菌加工方法,繊維製品の使用環境及び繊維製品の表面特性を考慮し,次の四つの
試験方法の中から最も適切な方法を選択する。
a) 菌液吸収法 試験接種菌液を直接試験片上に接種する定量試験方法。
b) トランスファー法 試験菌を寒天平板上に塗布し,試験片に転写する定量試験方法。
c) 菌転写法 試験菌をメンブランフィルタ上に配置し,試験片に菌転写する定量試験方法。
d) ハロー法 ハローの有無によって評価する定性試験方法。
また,生菌数の測定方法として,混釈平板培養法及び発光測定法を規定する。
なお,光触媒加工を施した繊維製品の抗菌性試験方法は,JIS R 1702に規定されたガラス密着法によっ
て行う。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 20743:2013,Textiles−Determination of antibacterial activity of textile products(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
――――― [JIS L 1902 pdf 3] ―――――
2
L 1902 : 2015
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 3800 バイオハザード対策用クラスIIキャビネット
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS R 1702 ファインセラミックス−光触媒抗菌加工製品の抗菌性試験方法・抗菌効果
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
対照試料(control specimen)
試験する繊維製品と同じもの,かつ,抗菌加工が行われていないもので,試験の成立条件の検証用に使
用する試料。ただし,対照試料が入手できない場合は,JIS L 0803に規定する綿100 %の添付白布(綿3-1
号)を用いて,洗剤及び漂白剤を使用せず,60 ℃の水温で10分間水洗い後すすぎ5分を2回繰り返す。
この一連の処理を10回繰り返し,風乾したものを用いる。
3.2
抗菌剤(antibacterial agent)
細菌数の減少又は細菌を死滅させることによって,細菌の増殖を阻止及び抑制する薬剤。
3.3
抗菌加工(antibacterial finish)
細菌数の減少又は細菌を死滅させることによって,細菌の増殖を阻止及び抑制する加工。
3.4
抗菌活性(antibacterial activity)
細菌数の減少又は細菌を死滅させることによって,細菌の増殖を阻止及び抑制する加工の活性。
3.5
抗菌効果(antibacterial efficacy)
抗菌加工によって認められる抗菌性の効果。ハローの有無及び抗菌活性値によって評価する。
3.6
混釈平板培養法(plate count method)
10倍希釈法によって,培養後のコロニー数を数え,菌濃度を算出する方法。結果は,“CFU(Colony Forming
Unit : コロニー形成単位)”で表記する。
3.7
発光測定法(luminescence method)
細菌の細胞内に含まれるアデノシン三りん酸(以下,ATPという。)量を算出する方法。結果は,“ATP
モル数”で表記する。
3.8
不活性化液(neutralizer)
抗菌剤の抗菌特性を不活化又は消失させるもの。
3.9
――――― [JIS L 1902 pdf 4] ―――――
3
L 1902 : 2015
ハロー
試験菌を含む培地の上に抗菌加工試料を置いて培養したとき,試料の周りにできる試験菌の生育が阻止
された部分。
4 安全対策
この試験方法では,細菌を使用する。このため,この規格の試験実施者は,微生物学的技術に関して訓
練を受け,経験をもつ者が望まれる。また,安全対策については,法規制に照らし合わせて適切であるこ
とを確認しておかなければならない。
5 試験機器
5.1 分光光度計 620 nm660 nmの波長を測定できるもの,又はマクファーランドのネフェロメータ。
5.2 培養器 37 ℃±2 ℃の温度を維持できるもの。
5.3 ウォーターバス 46 ℃±2 ℃を保持できるもの及び70 ℃90 ℃を保持できるもの。
5.4 ミキサ ボルテックスかくはん(撹拌)動作ができるもの。
5.5 ストマッカー 使い捨て容器付で,6回/秒8回/秒の振り出し速度のもの。
5.6 クリーンベンチ又は安全キャビネット 微生物試験対応のもので,安全キャビネットはJIS K 3800
に規定するもの。
5.7 白金耳 先端のループ径が約4 mmのもの。
5.8 恒湿槽 トロピカルチャンバー又はこれと同等の容器で70 %RH以上の高湿度条件を維持できるも
の。
5.9 発光光度計 発光試薬を用い,300 nm650 nmでATP濃度を,10−13 mol/L10−7 mol/Lの範囲で測
定できるもの。
5.10 菌転写装置 試験片に4 Nの力を加えることができ,試料を一方向に3秒間で180度回転できるも
の。
5.11 冷蔵庫 2 ℃8 ℃の温度を維持できるもの。
5.12 冷凍庫 −70 ℃以下を保持できるもの及び−20 ℃以下を維持できるもの。
5.13 天びん(秤) 0.01 g単位を測定できるもの。
5.14 ろ過装置 容器上部にメンブランフィルタ,容器下部には吸引口を装備するもの。
5.15 ピペット この規格で測定する容量に適切なもので,先端がガラス製又はプラスチック製であり,
かつ,JIS K 0970又はJIS R 3505のクラスAに適合したもの若しくは同程度の精度をもつもの。
5.16 バイアル瓶 容量30 mLのねじ蓋式のガラス瓶で,ポリテトラフルオロエチレン又はシリコンのパ
ッキンを使用し,ポリプロピレン,ポリカーボネート又は他の適切な材料で作られたキャップを使用した
もの。
5.17 シャーレ 滅菌されたガラス製又はプラスチック製で,直径が90 mm100 mmのもの。トランスフ
ァー法の試験片を入れるものは,直径が55 mm60 mmのもの。
5.18 ガラス棒 直径が約18 mmのもの。
5.19 突沸防止粒子(ガラスビーズ) 直径が3 mm4 mmのもの。
5.20 蓋付三角フラスコ 容量100 mLのもの。
5.21 裁断型枠 滅菌処理可能な素材(ステンレススチール又はガラス)製で直径38 mm±1 mmのもの。
5.22 使い捨てプラスチックバッグ 食品用の無菌のものでストマッカーでの洗い出しに使用するもの。
――――― [JIS L 1902 pdf 5] ―――――
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JIS L 1902:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20743:2013(MOD)
JIS L 1902:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 07 : 自然科学及び応用科学 > 07.100 : 微生物学 > 07.100.99 : 微生物学に関するその他の規格
JIS L 1902:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0970:2013
- ピストン式ピペット
- JISK3800:2009
- バイオハザード対策用クラスIIキャビネット
- JISK8150:2006
- 塩化ナトリウム(試薬)
- JISL0803:2011
- 染色堅ろう度試験用添付白布
- JISR1702:2020
- ファインセラミックス―光触媒抗菌加工材料の抗菌性試験方法及び抗菌効果
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方