JIS L 2101:2000 綿縫糸 | ページ 2

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F2 : 当該原糸繊度のもろより2×3本のものの引張強さの最低値
(N)
n : 当該合糸数
2) その他のもの
2.1) 片よりのもの
F3 F3 F4 D1 D2
F n
3 3 3 D3 D2
ここに, F : 引張強さ (N)
F3 : 直近の太い原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値
(N)
F4 : 直近の細い原糸繊度の片より3本のものの引張強さの最低値
(N)
D1 : 当該原糸繊度 (dtex)
D2 : 直近の太い原糸繊度 (dtex)
D3 : 直近の細い原糸繊度 (dtex)
n : 当該合糸数
2.2) もろよりのもの
F5 F5 F6 D1 D2
F n
6 6 6 D3 D2
ここに, F : 引張強さ (N)
F5 : 直近の太い原糸繊度のもろより2×3本のものの引張強さの
最低値 (N)
F6 : 直近の細い原糸繊度のもろより2×3本のものの引張強さの
最低値 (N)
D1 : 当該原糸繊度 (dtex)
D2 : 直近の太い原糸繊度 (dtex)
D3 : 直近の細い原糸繊度 (dtex)
n : 当該合糸数
4.6 引張強さ変動率 引張強さ変動率は,6.7によって試験したとき,10.5%以下とする。
4.7 より数変動率 より数変動率は,6.8によって試験したとき,7.5%以下とする。
4.8 合糸数 合糸数は,6.9によって試験したとき,表示された合糸数と一致しなければならない。
4.9 残留硫酸及び残留塩素 漂白したものについては,6.10によって試験したとき,硫酸又は塩素の残
留が認められてはならない。
4.10 染色堅ろう度 染色堅ろう度は,6.11によって試験したとき,次のとおりとする。ただし,紙袋な
どの口縫い糸であって,標識用として染色したものを除く。
a) 普通染 洗濯試験の判定が変退色3級以上,汚染3級以上であり,かつ,摩擦試験の判定が3級以上
であること。
b) 洗濯堅ろう染 強洗濯試験の判定が変退色4級以上,汚染4級以上であり,かつ,摩擦試験の判定が
3級以上であること。
c) 堅ろう染 強洗濯試験の判定が変退色4級以上,汚染4級以上であり,摩擦試験の判定が3級以上で
あり,かつ,耐光試験の判定が4級以上であること。
4.11 仕立て 綿縫糸の仕立ては,かせ,カード,玉巻,紙管,プラスチック管などに巻いたものとし,
仕立ての状態は,良好でなければならない。
5. 材料 材料は,縫糸に適した良質の綿糸を使用する。

――――― [JIS L 2101 pdf 6] ―――――

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6. 試験方法
6.1 試験室及び試料の準備 試験室は,原則として標準状態(4)とする。試料は,この試験室内に放置し
て1時間以上の間隔で質量を測定し,その前後の質量差が,後の質量の0.1%以内となったものを用いる。
ただし,試料を標準状態にするには,乾いた方の状態から吸湿させる。
注(4) IS L 0105の4.1(試験場所)に規定する標準状態とする。
備考 試験室が標準状態に保たれない場合は,試験時の温度及び湿度を付記する。
6.2 つなぎ節 つなぎ節の試験は,試料を10個以上採取し,そのつなぎ節数(2)を数え,次の式によって
算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
k
A
l
ここに, A : つなぎ節数(個/km)
k : 試料のつなぎ節数を合計した数(個)
l : 試料の測定長さを合計してkmに換算した値 (km)
6.3 長さ 長さの試験は,JIS L 1095の9.1(糸長)によって行う。この場合,初荷重は,JIS L 1095の
6.1(初荷重)による。
6.4 質量 質量の試験は,JIS L 1095の9.3(正量)によって行う。
6.5 正量繊度 正量繊度の試験は,20g以上の試料を採取し,6.3によって糸長 (m) を求め,その糸長と
絶乾質量 (g) から次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
5.8
10 000 m 1
100
D1
L n
5.8
10 000 m 1
100
D2
t
L n 1 1
100
ここに, D1 : 漂白又は染色加工したものの正量繊度 (dtex)
D2 : 漂白又は染色加工しないものの正量繊度 (dtex)
L : 糸長 (m)
m : 絶乾質量 (g)
8.5 : 公定水分率 (%)
n : 合糸数
t : JIS L 1095の9.16(より縮み率)によって測定したより縮み
率 (%)
6.6 引張強さ 引張強さの試験は,定速緊張形引張試験機又は定速伸長形引張試験機を用いて,JIS L
1095の9.5(単糸引張強さ及び伸び率)によって行う。この場合,初荷重,つかみ間距離及び引張速度は,
次のとおりとする。
a) 初荷重 6.3と同じ値とする。
b) つかみ間距離 50cm(測定不可能な場合は25cm)とする。
c) 引張速度 30±2cm/minとする。
備考1. 測定回数は,20回以上とし,その平均値をJIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
2. 引張強さに用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用

――――― [JIS L 2101 pdf 7] ―――――

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してもよい。
この場合,引張強さは,1kgf=9.806 65Nの換算率でSI単位に換算し,JIS Z 8401によって
小数点以下1けたに丸める。
6.7 引張強さ変動率 引張強さ変動率の試験は,6.6における引張強さの値を用いて,次の式によって算
出する。
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x x
n 1
Tr 100
x
ここに, Tr : 引張強さ変動率 (%)
x : 6.6によって測定した各々の引張強さ (N)
x : 6.6によって測定した引張強さの平均値 (N)
n : 測定回数
6.8 より数変動率 より数変動率の試験は,JIS L 1095の9.15(より数)によって,つかみ間距離25.4cm
間のより数(5)を測定し,次の式によって算出する。
なお,初荷重は,6.3と同じ値とする。
注(5) もろよりのものについては,上より数とする。
備考 測定回数は,20回以上とする。
2
y y
n 1
Yn 100
y
ここに, Yn : より数変動率 (%)
y : 各測定におけるより数
y : より数の平均値
n : 測定回数
6.9 合糸数 合糸数の試験は,6.8の試験の際,測定する。
6.10 残留硫酸及び残留塩素
6.10.1 残留硫酸 残留硫酸の試験は,次のとおりとする。
a) 試料約3gを三角フラスコに入れ,これに水(6)100mlを加えてときどき振り混ぜながら2030分間経
過した後,この抽出液5mlを試験管にとり,メチルレッド溶液 (0.02%) (7)0.10.2mlを滴下して着色
の有無を調べる。
注(6) 蒸留水又はイオン交換水を用いる。
(7) IS K 8896に規定するメチルレッド0.02gを100mlのエタノール(60容量%)に溶かして調製
したものを用いる。
b) 赤い色が現れたときは酸性であるから,試料を三角フラスコから取り出して,その中の抽出液を約5ml
になるまで濃縮した後,塩酸 (5%) (8)1ml及び塩化バリウム溶液 (10%) (9)1mlを加えたとき,白濁す
れば硫酸塩の存在を示す。
注(8) IS K 8180に規定する塩酸の特級12mlに水(6)を加えて100mlとしたものを用いる。
(9) IS K 8001の4.2(試薬溶液)に規定する調製方法によって調製したものを用いる。

――――― [JIS L 2101 pdf 8] ―――――

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6.10.2 残留塩素 残留塩素の試験は,試料約3gを三角フラスコに入れ,これに水(6)100ml,硫酸 (10%)
(10)3ml及びよう化カリウムでんぷん溶液(11)1mlを加えてときどき振り混ぜ,10分間経過後,紫又は青い色
が現れれば塩素の存在を示す。
注(10) IS K 8951に規定する硫酸5.7mlを水(6)10mlに注意しながら加え,冷却後,水(6)を加えて100ml
としたものを用いる。
(11) IS K 8913に規定するよう化カリウムの特級1g,JIS K 8659に規定するでんぷん(溶性)1gを
100mlの水(6)に溶かして調製したものを用いる。
6.11 染色堅ろう度
6.11.1 洗濯試験 洗濯試験は,JIS L 0844のA-2号による。この場合,試験に使用する添付白布は,JIS L
0803に規定する綿及び絹とする。
6.11.2 強洗濯試験 強洗濯試験は,JIS L 0844のA-4号による。この場合,試験に使用する添付白布は,
JIS L 0803に規定する綿及び絹とする。
6.11.3 摩擦試験 摩擦試験は,JIS L 0849による。この場合,試験は,摩擦試験機II形を用いて,乾燥状
態で行う。
6.11.4 耐光試験 耐光試験は,JIS L 0842による。この場合,露光方法は,第3露光法とする。
7. 検査方法 綿縫糸は,4.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜取検査方
法によって行う。
8. 表示 綿縫糸には,製品ごとに適切な方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又はその略号(12)
注(12) 綿ミシン糸のうち,グレース仕上げの場合には,“グレース”と表示しなければならない。また,
綿手縫糸のうち,しつけ糸の場合は,“しつけ糸”と表示しなければならない。
b) 原糸繊度及び合糸数(13),又は呼び(14)
注(13) 原糸繊度及び合糸数によって表示する場合は,JIS L 0104による。
(14) 綿ミシン糸の表示を呼びで行う場合は,例のように“コード”を“cord”と表示してもよい。
さらに,呼びの括弧書きは離して表示してもよい。
例 #40 (2cord)
c) 長さ又は質量
d) 洗濯堅ろう染(洗濯堅ろう染のものに限る。)
e) 堅ろう染(堅ろう染のものに限る。)
f) 家庭用品品質表示法に基づく表示
1) 繊維の組成
2) 表示者の氏名又は名称及び住所又は電話番号

――――― [JIS L 2101 pdf 9] ―――――

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改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 石 川 欣 造 文化女子大学
(委員) 鷺 坂 正 通商産業省生活産業局原料紡績課
窪 田 明 通商産業省生活産業局総務課繊維企画官
地 崎 修 工業技術院標準部
横 田 昌 行 通商産業省通商産業検査所
井 口 耕 一 財団法人日本紡績検査協会
中 沢 正 隆 財団法人日本化学繊維検査協会
深 沢 保 義 財団法人撚糸・縫糸検査協会
筒 井 清次郎 日本紡績協会
古 川 元 彦 日本化学繊維協会
小 林 成 一 日本麻紡績協会
藤 井 幸 二 株式会社フジックス
儘 田 雅 夫 儘田産業株式会社
永 井 祐二郎 永井撚糸株式会社
中 村 治 夫 大黒絲業株式会社
瀬 古 廉 久 グンゼ株式会社
安 藝 雅 夫 全日本紳士服工業組合連合会
土 谷 勝 利 全日本婦人子供服工業組合連合会
関 口 基 社団法人縫製機械工業会
横 田 幸 雄 全国縫糸卸協会
齊 藤 有 常 日本百貨店協会
前 島 明 宏 日本チェーンストア協会
吉 岡 初 子 主婦連合会
川 又 幸 子 全国地域婦人団体連絡協議会
(関係者) 塩 野 博 敏 財団法人撚糸・縫糸検査協会
(事務局) 堀 部 和 作 日本縫糸工業協会

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JIS L 2101:2000の関連規格と引用規格一覧