JIS M 0201:1974 選炭廃水試験方法 | ページ 2

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(iii) 作製参考図
図8
3.4 水頭の測定方法
3.4.1 水頭とは,せきの上流側水頭測定場所の水位の切欠底点(直角三角せき)又は切欠下縁の中央(四
角せき)との鉛直距離 (h) をいう。
3.4.2 水頭の測定は,JIS B 8302(ポンプ揚水量測定方法)の2.2及び2.3に規定された方法で測定する
ことが望ましい。しかし規定された方法では,その装置の取付けが現場では困難な場合が多いので,物差
により測定する。
3.4.3 物差により水頭を測定する場合は,次のようにする。
(1) 水頭の測定場所は,せき板内面より300mm上流のところとし,その位置を示すため,適当な金具を
水路の側壁上面に固定して標示する。
(2) この標示金具(図9)は,その上面に測定位置を示す基線を流水方向に直角に刻み,流水に面した側
面は,物差の目盛が読みやすいように鋭角とし,そのりょう線を水位測定基線とする。この測定場所
の標示基線と水位測定基線の交点が水頭測定点になる。

――――― [JIS M 0201 pdf 6] ―――――

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図9
(3) 水頭測定の基準となる零点は,水路の水がせきの切欠底点(直角三角せき)又は切欠下縁の中央(四
角せき)に接する状態のとき,その水面と測定場所の標示金具の水頭測定点から鉛直に下ろした線が
接する点をいい,その鉛直距離(図10のa)をmm単位で測って,これを零点水位測定値とする。
(4) 流量測定にあたって水位測定は,零点測定のときと同様の水位測定点と流れの水面との鉛直距離(図
10のb)をmm単位で測定し,これを流れの水位測定値とする。
図10
(5) 流量算出の基礎となる水頭測定値は,a−b,すなわち
〔零点水位測定値 (mm) 流れの水位測定値 (mm) =測定水頭 (mm)〕
とする。
(6) 流れの水位は流量測定に際し必ず測定しなければならないが,零点水位は流量調査を開始する前に一
度測定したら,流量測定ごとに行う必要はないが,水路が少しでも動くことにより変わるので,調査
期間中も適時測定する。
(7) 水頭の測定は,せきを越えて流下する水が,せき板外側に付着しない状態で行う。
3.5 流量の算定方法 水路を流れる選炭廃水の流量は,次の公式から算定する。ただし,選炭廃水測定
方法として前に定めた規定の水路及びせき板を作って測定した場合は,図11のグラフを使って測定流量と
してよい。
3.5.1 直角三角せき
Q Kh2/5
ここに Q : 流量 (m3/min)
K : 流量係数
2
.024 12 h
K 812. 4.8 .009
h D B
D : 水路の底面から切欠底点までの高さ (m)
B : 水路の幅 (m)

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h : せきの水頭 (m)
この算式の適用範囲は,次のとおりとする。
B 5.02.1m D 1.0.075m h .007.026m B3/
装置を3.3.1(2)(j)(i)図6の寸法どおりに作った場合は,図11に測定水頭と流量の関係をグラフに示した
ので,このグラフから有効数字2けたで測定水頭に対する流量を読みとり,これを測定流量とすればよい。
図11
直角三角せきの測定水頭と流量
3.5.2 四角せき
Q Kb2/3h
ここに Q : 流量 (m3/min)
b : 切欠の幅 (m)
h : せきの水頭 (m)
K : 流量係数
.0177 h (B b) h B
K 1071. 142. 257. .204
h D DB D
D : 水路の底面から切欠下縁までの高さ (m)
B : 水路の幅 (m)
この算式の適用範囲は,次のとおりとする。
B=0.56.3m b=0.155m
D=0.153.5m
bD=0.06以上
B2
h .003.045 bm
装置を3.3.1(2)(j)(ii)図7の寸法どおりに作った場合は,図12に測定水頭と流量の関係をグラフにして示
したので,このグラフから有効数字2けたで測定水頭に対する流量を読みとり,これを測定流量とすれば
よい。

――――― [JIS M 0201 pdf 8] ―――――

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図12 四角せきの測定水頭と流量
3.5.3 全幅せき
Q KBh2/3
ここに Q : 水量 (m3/min)
B : せきの幅 (m)
h : せきの水頭 (m)
K : 流量係数
.0177 h
1071. 142. 1( )
h D
D : 水路底面からせき縁までの高さ (m)
補正項
Dが1m以下の場合は 0
Dが1m以上の場合は 0.55 (D−1)
この算式の適用範囲は,下記のとおりとする。
B 5.0m以上 D 3.05.2m
h .003Dm(ただしhは8.0m以下) h B4/以内
3.6 流量の測定条件及び測定値の整理と表示
3.6.1 選炭廃水の流量調査に際しては,選炭工場の操業ができるだけ,処理量,運転時間,設備,か(稼)
動状態に異状のない日を選び,調査単位を少なくとも操業1日をもって1単位とする。
3.6.2 調査当日は,その日の操業開始時から,原則として10分又は15分ごとに必ず一定間隔で選炭廃水
量の測定を行い,その日の操業が終了し,次の日の操業が開始されるまで,又はその日の操業が終了し,
次の操業にかかる間において選炭廃水の放流が終了するまで,測定を継続する。
備考 流量に変化のない場合には,上記の時間間隔を適宜延長して差し支えない。
3.6.3 一調査単位において等間隔で測定した流量測定値は,
(1) グラフに操業時間と流量の関係を表示する。
(2) 測定値の算術平均値を算出して,平均流量とする。

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(3) 測定値の最大値をもって最大流量測定値とする。
以上3項をもって当該選炭廃水量を示す。
3.6.4 測定継続中に選炭工場の操業又はその他に異常があり,選炭廃水の流量に有意な変化があり,測定
値に影響した場合は再試験を行う。
備考1. その他の流量測定方法
選炭廃水の流量測定方法として規定した直角三角せき,四角せきが,現場の都合上全くす
え付けが不可能な場合には,次による。
1.1 容器による測定
1.1.1 最大流量が1m3/min未満の場合
(1) 流水のいつ流口又は落差をもった流出箇所で,流水を容器に受けて測定する。
(2) 容器は容積100200lのもので,流水を満たすのに要する時間をストップウオッチ
ではかる。容器に液を受入れる時間は20秒以上になるよう容積を決める。
(3) 次の算式によりその流量を求める。
V
Q60
t
ここに Q : 流量 (m3/min)
V : 測定用容器の容積 (m3)
t : 流量が容積Vを満たすのに要した時間 (s)
1.1.2 最大流量が1m3/min以上の場合
この場合は沈殿池,貯水池,その他適当な水そうを利用する。
(1) 水そうが小さい場合は,一度水そうを空にし,流水が水そうを満たすのに要する時
間から1.1.1の項と同様にして流量を求める。
(2) 水そうが大きい場合は,流入時間における流水の体積を,上昇した水位と上昇水面
の平均表面積の計測により求めて流量を算出する。この場合,測定時間は5分程度,
水位の上昇速度は少なくとも1cm/min以上のこと。
1.2 せきによる測定
1.2.1 沈殿池,貯水そう,水路などのいつ流口,流出口を利用する場合。
(1) せき板を取付ける場合
せき板の作製は,四角せき,直角三角せきとも本文3.3.1を参照すること。
(a) 四角せき フランシスの流量公式を使用して測定する。
Q .184(b 2.0h) h2/360
ここに Q : 流量 (m3/min)
b : 測定用四角せきの切欠下縁の幅 (m)
h : せきをいつ流する水の水頭 (m)
(b) 全幅せき
Q .184bh2/360
ここに Q : 流量 (m3/min)
b : 測定用全幅せきの幅 (m)
h : せきをいつ流する水の水頭 (m)
(c) 直角三角せき
トムソンの流量公式
Q .140h2/560

――――― [JIS M 0201 pdf 10] ―――――

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