JIS M 0201:1974 選炭廃水試験方法 | ページ 3

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M 0201-1974
ここに Q : 流量 (m3/min)
h : せきをいつ流する水の水頭 (m)
(d) 水頭の測定は,せき板内面より,図13のように300mm以上離れた点を測定点と
定める。
図13
(e) 四角せき及び直角三角せきの流量算式中h3/2とh5/2は表2に計算してあるから,こ
の数値を用いてすえ付けたせきの流量図(図11,12参照)を作り,測定水頭から
図により流量を求めればよい。
表2
測定水頭h (m) h3/2 h5/2
0.02 0.002 0.000057
0.04 0.008 0.000320
0.06 0.015 0.000882
0.08 0.023 0.001812
0.10 0.032 0.003162
0.12 0.042 0.004875
0.14 0.052 0.007334
0.16 0.064 0.010240
0.18 0.076 0.013746
0.20 0.089 0.017888
0.22 0.103 0.022702
0.24 0.118 0.028218
0.26 0.133 0.034470
0.28 0.148 0.040906
0.30 0.164 0.049395
(2) せき板が取付けられない場合
いつ流口(図14参照)の形が四角(長方形)で,流出水が水そうの外壁に付着し
ない状態においては,次の公式を使うことができる。ただし他の方法で測定した測
定値と比較して係数1.7をそのいつ流口に合った係数に代えてゆけばよい。
Q 7.1bh2/360
ここに Q : 流量 (m3/min)
b : いつ流口の幅 (m)
h : いつ流口をいつ流する水の水頭 (m)

――――― [JIS M 0201 pdf 11] ―――――

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図14
1.3 開水路による測定
1.3.1 水路の構成材質,水路の断面の形状(少なくとも10m)が一定でまっすぐな場合
(1) 直線水路のこう配と横断面を測り,次に物差などにより,水路幅間の水位を測る。
(2) 次の算式を用いて流量を概算する。平均流速はシエジーの流速公式による。
Q60VA
ここに Q : 流量 (m3/min)
A : 水流断面積 (m2)
V : 平均流速 (m/sec)
V C iR (シエジーの流速公式)
i : みぞ底のこう配
R : 径深(水流断面積Aを湿潤長さSで除したものをい
う。) (m)
C : 流速係数
径深Rは,次のように求める。
R=A/Sとして図15から

――――― [JIS M 0201 pdf 12] ―――――

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図15
表3 バザンの粗度定数rの値
水路の性質 r
1. モルタルの上塗,かんなをかけた板張り,その他ていね 0.06
いな施工で,かつ十分に維持できている非常に滑らかな
壁面
2. ていねいに施行した板張り,切石工又はれんが工などの 0.16
滑らかな壁面
3. コンクリート造りの水路 0.30
4. 普通の粗石積,粗なるコンクリートなどの粗雑な壁面 0.46
5. 正規な断面で張石してあるもの 0.85
6. 断面の比較的整った普通の河川 1.30
1.3.2 水路の構成材質,水路の断面の形状,こう配などが一様でない開水路の場合
(1) 水路はできるかぎり直線的で,水面が波立っていないところを選ぶ。
(2) 10mを測定区間とし,2mごとに流水の横断面を測り,算術平均をもって流水の平均
断面とする。
(3) 流速の測定は,おがくず又はそれに類した,水面を浮んで流れ得る細かいもので,
10m区間を流れるに要する時間をストップウオッチではかる。この実測流速は,表
面最大流速となる。
(4) 水路の水量は次の式を用いて算出する。ただし概算しかできない。
V .075Ve
ここに V : 総平均流速 (m/s)
Ve : 表面最大流速 (m/s)
Q60VA
ここに Q : 流量 (m3/min)
V : 総平均流速 (m/sec)
A : 測定区間の流水の平均断面積 (m2)

――――― [JIS M 0201 pdf 13] ―――――

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1.4 流速計による測定 比較的大きい水路などや河川の流量測定には,水流の横断面積とそ
の断面における流速を測定し,計算によって求める方法を用いる。
1.4.1 測定地点 流量測定地点の選定には,以下の各項を考慮する。
(1) 水流は,できるだけ1本の流路であること。
(2) 測定地点の上・下流には少なくとも川幅の数倍の直流部があり,たい積や洗掘を生
じない場所であること。
(3) 河床の状態が良好(1)で,適当な水深(2)があること。
(4) 測定地点の断面と,その上・下流の断面に大きな差異がないこと。
(5) 橋,その他の構造物の影響がなく,うずや逆流を生じない場所であること。
(6) 作業に著しい危険が伴わない場所であること。
注(1) 河床が著しく不規則,又は多量のたい積物がある場所を避ける。
(2) 流速計の回転子が完全に水没することが必要である。
1.4.2 断面の測定
(1) 流量の測定 流量測定地点において,水流の方向に直角になるように,ロープ,ワ
イヤ(3)などを固定し,この線に沿って等間隔に,測定点(4)を定める。各測定点にお
いて水深を測定(5)(6)するとともに,3.の備考1.の1.4.2(2)に従って流速を測定する。
注(3) 舟の固定,測定者の保持を兼ねる場合は十分に丈夫なものを用いる。
(4) ロープに直接目盛を付けておくか,目盛付ロープや巻尺などを併用する。
測定点の数は通常,15以上とするが,川幅と流況によって増減する。隣
りあった点の流速が小さい方の流速に対して20%以上も変化する場合は
測定点の間隔を狭くする。
(5) 測深にはレベリングロッド,目盛付の竹ざお,測錘などを用いる。流速
が大きい場合,測錘は誤差が大きくなる。
(6) 流速が大きい場合,水深が大きい場合,かなりの危険が伴うので救命具
を装着する。
(2) 流速の測定 各測定点において,流速計(7)を用いて所定深度の流速(8)を測定し,平
均流速(9)を求める。
注(7) 流速計は鉛直軸に回転子を取付けたプライス式流速計と,水平軸に回転
子を取付けたスクリュー式流速計が多く用いられている。測定範囲,必
要水深などは,型式によって異なるが,市販品では流速0.028m/s間の
適当な範囲,また必要水深は213cmとなっている。検定ずみのよく整
備されたものを使用する。
(8) 流速計は水流のエネルギーを回転子に伝え,その回転数から,流速を次
の式によって求める方式になっている。すなわち,適当な流速範囲では,
V aN b
ここに V : 流速
a,b : 装置に固有の定数
N : 単位時間の回転数

――――― [JIS M 0201 pdf 14] ―――――

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が成立する。直線式では流速が直接指示される。電音(又は電磁計数)
式では,適当なシグナル数(回転数)に達するに要する時間をストップ
ウォッチではかり,単位時間の回転数を求め,上の計算式から流速を求
める。
流速計は常に測定者より上流の方において,測定者による影響を受け
ないように注意する。
(9) 平均流速Vmは次のようにして求める。
水深40cm以下のとき, Vm=V0.6
水深40cm以上のとき, Vm=(V0.2+V0.8)/2
ここにV0.2,V0.6,V0.8は,それぞれ水面から深さの20%,60%,80%
の点における流速である。
(3) 流量計算 図16に示す断面について流量計算を説明する。
図16 河川断面
m
60b 60b
Q (Hn 1 Hn)(Vn 1 Vn) HmVm
4 n 1
4
ここに Q : 流量 (m3/min)
q : 区間流量 (m3/min)
b,b' : 測定点間の間隔 (m)
H : 水深 (m)
V : 流速 (m/s)
備考2. 選炭工場において選炭廃水の流量測定にあたり,既に廃水量の管理を目的とし,JIS B 8302
を準用して恒久的装置を設置してある場合は,それにより流量を測定する。

4. 温度

 温度をはかるには,0.5deg目盛の棒状水銀温度計を用いる。
4.1 気温は,採水現場で日光の直射を避けてはかる。
4.2 水温は,採取した試料中に直ちに温度計を差し入れて水銀柱の止まったとき,その目盛を読む。

5. 比重

――――― [JIS M 0201 pdf 15] ―――――

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