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P 8114 : 2003
10. 試験結果の表し方 個々に算出した耐折強さ又は往復折曲げ回数(耐折回数)について,その平均値
を求め,JIS Z 8401によって,耐折強さは丸めの幅0.01に,往復折曲げ回数(耐折回数)は有効数字2け
たに丸める。また,ISO耐折回数は有効数字2けたに丸める。耐折強さの標準偏差は,JIS Z 9041-1に規
定する方法によって求める。
11. 精度(参考)
a) 繰返し精度は,耐折強さ1.5(ISO耐折回数として約30)に対し約8 %であり,耐折強さ3.5(ISO耐
折回数として約3 000)では約2 %に減少する。同じ試料について同じ試験機を用いて,一人の作業者
が短い時間間隔で測定した結果が,標準の繰返し精度を超えるのは,20回に1回以下である。
b) 再現精度は,耐折強さ1.5(ISO耐折回数として約30)に対し約10 %であり,耐折強さ3.5(ISO耐
折回数として約3 000)では約4 %に減少する。同じ試料について,異なる試験機を用いて二人の作業
者が測定した場合の再現精度が,標準を超えるのは,20回に1回以下である。
上記数値は,ISO/TC6/SC2/WG5(耐折強さ)の協力の下で,1971年に実施された国際間のラウンド
ロビンテストで得られた結果を基にしている。この調査には,4種類の紙と約70の異なる試験機が使
用された。上記の値は,1971年以降英国,米国などで,種々の用紙を使用して行われた定期的なラウ
ンドロビンテストの結果でも確認されている。
12. 報告 報告には,必要に応じて次の事項を記録する。
a) 試験規格名称又は規格番号
b) 使用した試験機の名称及び形式
c) 試験片の種類及び名称
d) 試験年月日及び試験場所
e) 試験片の方向(縦・横)
f) 試験回数
g) 往復折曲げ回数の最大値・最小値
h) 耐折回数の平均値,最大値・最小値
備考 h)は2004年3月31日に廃止する。
i) 耐折強さの平均値,最大値・最小値及び標準偏差
j) ISO耐折回数
k) 耐折強さの標準偏差の真数
l) その他必要とする事項
――――― [JIS P 8114 pdf 6] ―――――
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付図 1 試験機の例
――――― [JIS P 8114 pdf 7] ―――――
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単位 mm
付図 2 試験機の例
付図 3 ベルクランクレバー
――――― [JIS P 8114 pdf 8] ―――――
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P 8114 : 2003
附属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表
JIS P 8114:2002 紙及び板紙−耐折強さ試験方法−ショッパー試験機法 ISO 5626 : 1993 紙−耐折強さの測定方法
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご (V) JISと国際規
規格番号 との評価及びその内容 格との技術的差異
表示箇所:本体 の理由及び今後の
表示方法:点線の下線又は実線の側線 対策
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1.適用範囲 ショッパー試験機を用いた ISO 5626 1. MOD/削除
KohlerMolin,Lhomargy, ISOは4種の試験機による試験 ISO規格の次回
耐折強さの試験方法を規 MIT,Shopper試験機 方法を規定しているが,JISは 改正時に規格体
定。 を用いた耐折強さの ショッパー試験機による方法 系を試験機ごと
試験方法を規定。 を規定。 のパート制にす
るように提案す
る。MIT試験機
法はJIS P 8115に
規定。
厚さ0.25 mm以下,引張強 厚さ0.25 mm以下,引 MOD/追加 規格名称も含め板紙を追加。 厚さ0.25 mm以
さ1.33 kN/m以上の紙及び 張強さ1.33 kN/m以上 下の板紙は測定
板紙に適用。 の紙に適用。 可能。ISOに提案
する。
備考2 MOD/追加 経過措置として
JISに追加。
2.引用規格 JIS P 0001 2. − MOD/追加 JISは3引用規格
JIS P 8110 ISO186 IDT を追加。ISO規格
JIS P 8111 ISO187 IDT と技術的差異は
JIS Z 8401 − MOD/追加 ない。
JIS Z 9041-1 − MOD/追加
P8 114 : 2
002
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――――― [JIS P 8114 pdf 9] ―――――
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P 8114 : 2003
(IV) JISと国際規格との技術的差異の項目ご
P8
8
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規
規格番号 との評価及びその内容 格との技術的差異
114
表示箇所:本体 の理由及び今後の
: 2
表示方法:点線の下線又は実線の側線 対策
002
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
3.定義 往復折曲げ 3. double fold IDT JISの耐折回数
耐折回数 − MOD/追加 往復折曲げ回数 は,カウンタの読
耐折強さ folding endurance IDT み値であり取り
ISO耐折回数 fold number IDT folding enduranceの平均値の真扱いやすいが,試
数 験の信頼性から
ISO規格のほう
が妥当と考えら
れる。JIS P 8115
MIT試験機法と
同様の移行期間
を設け,ISO規格
に合わせる。
4.測定原理 長辺方向に引っ張られた状態 4. JISと同じ IDT
の細長い試験片を,破断する
まで規定の方法で表裏に折曲
げる。
5.装置 ショッパー試験機について規 Annex A 4種の試験機について規 MOD/削除 JISは,ショッパー試験機だけ規 1.適用範囲に準じ
定。 Annex A1 定。 定。 る。
MOD/追加 JISは,ショッパー試験機の一例 装置の構成が分か
を追加。 りやすい。ISOに
提案。
――――― [JIS P 8114 pdf 10] ―――――
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JIS P 8114:2003の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5626:1993(MOD)
JIS P 8114:2003の国際規格 ICS 分類一覧
JIS P 8114:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISP0001:1998
- 紙・板紙及びパルプ用語
- JISP8110:2006
- 紙及び板紙―平均品質を測定するためのサンプリング方法
- JISP8111:1998
- 紙,板紙及びパルプ―調湿及び試験のための標準状態
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ9041-1:1999
- データの統計的な解釈方法―第1部:データの統計的記述