JIS P 8125-2:2017 紙及び板紙―曲げ抵抗試験方法―第2部:テーバー型試験機法

JIS P 8125-2:2017 規格概要

この規格 P8125-2は、紙及び板紙の曲げ抵抗を測定する方法について規定。

JISP8125-2 規格全文情報

規格番号
JIS P8125-2 
規格名称
紙及び板紙―曲げ抵抗試験方法―第2部 : テーバー型試験機法
規格名称英語訳
Paper and board -- Determination of bending resistance -- Part 2:Taber-type tester
制定年月日
2017年3月21日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 2493-2:2011(MOD)
国際規格分類

ICS

85.060
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
紙・パルプ 2021
改訂:履歴
2017-03-21 制定
ページ
JIS P 8125-2:2017 PDF [12]
                                                                                  P 8125-2 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 装置・・・・[2]
  •  6 校正・・・・[4]
  •  7 試料の採取・・・・[4]
  •  8 調湿・・・・[4]
  •  9 試験片の調製・・・・[4]
  •  10 操作・・・・[5]
  •  11 計算及び結果の表し方・・・・[5]
  •  11.1 曲げモーメント・・・・[5]
  •  11.2 比曲げ抵抗・・・・[6]
  •  12 報告書・・・・[6]
  •  附属書A(参考)精度・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS P 8125-2 pdf 1] ―――――

P 8125-2 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,紙パルプ技術協会(JAPAN TAPPI)及び一般
財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS P 8125:2000は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS P 8125の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS P 8125-1 第1部 : 定速曲げ法
JIS P 8125-2 第2部 : テーバー型試験機法

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS P 8125-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
P 8125-2 : 2017

紙及び板紙−曲げ抵抗試験方法−第2部 : テーバー型試験機法

Paper and board-Determination of bending resistance- Part 2: Taber-type tester

序文

  この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 2493-2を基に,日本国内で広く使用されている試
験機も選択できるように,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,紙及び板紙の曲げ抵抗を測定する方法について規定する。
この規格は,垂直に固定した38 mm幅の試験片に曲げ長さ50 mm又は51.8 mmの位置で力を加えたと
き,試験片の自由端を15°曲げるのに必要な曲げモーメントの測定に用いる。15°曲げによって,元に戻
らない変形が生じ得る板紙については,半分の曲げ角度,すなわち,7.5°を用いることができる。曲げ抵
抗は,曲げモーメント及びテーバー型試験機の製造業者が定めた係数によって表す。
この方法は,主に板紙及び高坪量の紙に用いる。段ボールには適用できないが,段ボール原紙(ライナ
ー及び中しん原紙)には適用できる。
注記1 この規格は,曲げ長さ10 mmを採用する低レンジのテーバー型試験機を含まない(参考文献
[4]参照)。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 2493-2:2011,Paper and board−Determination of bending resistance−Part 2: Taber-type tester
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法
注記 対応国際規格 : ISO 186,Paper and board−Sampling to determine average quality
JIS P 8111 紙,板紙及びパルプ−調湿及び試験のための標準状態

――――― [JIS P 8125-2 pdf 3] ―――――

2
P 8125-2 : 2017
注記 対応国際規格 : ISO 187,Paper, board and pulps−Standard atmosphere for conditioning and testing
and procedure for monitoring the atmosphere and conditioning of samples
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量の測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS P 0001によるほか,次による。
3.1
曲げモーメント,M(bending moment)
一端を固定した長方形の試験片を曲げるのに要するモーメント。モーメントは,この規格に規定した条
件で測定する。
注記 曲げモーメントは,ミリニュートンメートル(mN・m)で表す。
3.2
曲げ抵抗,B(bending resistance)
つかみ具で一端を固定した長方形の試験片を曲げるのに要する曲げモーメントの平均値。曲げモーメン
トはこの規格に規定した条件で測定する。
注記 曲げ抵抗は,ミリニュートンメートル(mN・m)で表す。
3.3
曲げ角度,α(bending angle)
初期位置から曲げ抵抗を測定する位置までの移動によって,つかみ具が回転する角度。
注記 曲げ角度は,15°又は7.5°である(箇条10参照)。
3.4
曲げ長さ(bending length)
つかみ具と試験片に力を加える位置との一定の半径距離。
注記 図1のl参照。
3.5
比曲げ抵抗(bending resistance index)
曲げ抵抗を,坪量の三乗で除した値。

4 原理

  一端を固定した定められた大きさの試験片を,規定した型式の試験装置を使用し,規定の角度(3.3)に
曲げる。その結果生じる曲げモーメントを測定する。

5 装置

5.1   カッター 例えば打抜きカッターなどで,要求される精度で試験片を調製するためのもの。
5.2 曲げ抵抗試験機(図1参照) 次の構成要素から成るもの。
5.2.1 振子(1) 二つのねじによって試験片(3)を中央に保持するつかみ具(4)をもち,軸受によって
中心点(5)の回りを円滑に回転できるもの。上端側には,試験片の中心と一致するように中心線Lが刻
んである。下端側には,中心点から100.0 mm±0.1 mm離れた位置におもりを取り付けるスタッド(6)が
ある。おもりがなければ10.000 g±0.001 gの質量となる。
5.2.2 垂直盤(2) モータによって駆動し,中心点(5)を軸として回転するもので,試験片(3)に曲げ

――――― [JIS P 8125-2 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
P 8125-2 : 2017
長さ50.0 mm±0.1 mm又は51.8 mm±0.1 mmの片持ちばり(梁)を構成する可動式アームアタッチメント
(8)をもつ。可動式アーム(9)の先端には試験片に力を伝達するローラがあり,試験片の厚さに関係な
く試験片と各ローラとの隙間が0.33 mm±0.03 mmとなるように,アームの長さをねじによって調節でき
る構造をもつ。
垂直盤(2)の上端部には,中心線があり,さらに,外周部には中心線の両側に7.5°及び15°の角距離
を示す二つの基準線が,刻んである。
垂直盤(2)は,毎分170°210°の間の一定速度で駆動する。
注記 曲げ長さは,装置によって異なるため,製造業者に確認する必要がある。
5.2.3 固定円盤(10) 垂直盤(2)の外周に位置しており,中心線0の両側に0から100までの目盛が付
いているもの。この目盛は,試験片を左右に曲げるのに必要な曲げモーメントを示している(見やすくす
るために,図1には0,20,40の目盛だけを記載している。)。
5.2.4 スタンド 振子(1),垂直盤(2),固定円盤(10)を支え,水平に保つための機能をもつもの。
5.2.5 補助おもり 最大曲げモーメント490 mN・mを測定できるように,スタッド(6)に装着するもの
で,製造業者が任意に選定するもの。
指示目盛が最大目盛の15 %85 %の範囲に入るように,おもりを適切に選定する。
5.3 装置の準備 しっかり固定した平らな面に装置を設置する。垂直盤(2)の中心線を固定円盤の0に
合わせ,選定した補助おもりをスタッド(6)に装着する。つかみ具の接触面が振子の中心線と合うように
つかみ具(4)を閉じる。振子が垂直となるように,装置の水平をとる。
軸受の摩擦抵抗を確認するために,振子を15°傾けて放す。振子は停止するまでに20回以上振れるこ
とが望ましい。

――――― [JIS P 8125-2 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS P 8125-2:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 2493-2:2011(MOD)

JIS P 8125-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS P 8125-2:2017の関連規格と引用規格一覧