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R 3223 : 2017
耐熱強化ガラスの表面圧縮応力は,4点の測定値の最小値とする。
単位 mm
図3−表面圧縮応力の測定点
9.7 熱線反射耐熱強化ガラスの品質の試験
熱線反射耐熱強化ガラスの品質の試験は,JIS R 3221の7.(試験方法)による。ただし,JIS R 3221の
7.1(目視試験)以外で用いる試験片は,製品と同じ方法で作製するか,又は製品を徐冷した板から規定寸
法に切断したものを用いる。
9.8 防火性の試験
9.8.1 供試体
供試体は,図4に示すように,ガラス,周壁及び押縁から構成される。試験に用いるガラスは,I類の
場合は耐熱強化ガラスの単板ガラス,II類の場合は耐熱強化ガラスを構成材料とした複層ガラスとする。
ガラスの取付けは,I類の場合は図5に,II類の場合は図6に従って行う。周壁及び押縁は鉄製とし,周
壁は表面材で覆わなければならない。
供試体は,ガラス見付寸法を幅1 200 mm×高さ2 400 mmとし,加熱炉に対し上下,左右それぞれの位
置がほぼ均等になるように配置する。押縁のかかり代は,単板ガラスが7 mm,複層ガラスが13 mmとす
る。
供試体数は,表裏のある耐熱強化ガラス,つまり,すり板耐熱強化ガラス,型板耐熱強化ガラス及び熱
線反射耐熱強化ガラスは,加熱を受ける面ごとに1体とし,計2体とする。熱線吸収耐熱強化ガラスを含
むフロート耐熱強化ガラスは,1体とする。
複層ガラスは,JIS R 3106の7.(常温の熱放射の放射率の算定)による垂直放射率εnの値の代表値が0.10
以下の低放射ガラスを構成材料に用い,耐熱強化ガラス側からの加熱で1体の試験とする。
供試体各部の詳細は,次による。
a) ガラス面と押縁との間に挿入するはめ込み材は,温度1 000 ℃以上における加熱減量ができるだけ少
なく,かつ,弾性率ができるだけ高いセラミック繊維の成形品などとし,使用材料は供試体仕様とし
て記録する。
b) ガラス下辺の位置を決めるために設置するセッティングブロックの材料は,けい酸カルシウム板など,
1 000 ℃以上で変形することなくガラスを支持できるものとする。
c) 押縁は,断面寸法を30 mm×30 mm,厚さを3 mmとする。
d) 周壁表面材の仕様は,JIS A 5430に規定するけい酸カルシウム板などとし,厚さは,2枚重ねの場合
は,1枚の厚さを12 mm以上とし,単板貼りの場合は25 mm以上とする。
――――― [JIS R 3223 pdf 11] ―――――
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R 3223 : 2017
単位 mm
周壁
非加熱面側 加熱面側
2400
供試体ガラス
法
内のり寸
押縁
内のり寸法
1200
a) 正面図 b) 断面図
断面図
図4−供試体
単位 mm
非加熱面側 加熱面側
耐熱強化ガラス
5 5
はめ込み材
押縁 押縁
7
かかり代 セッティングブロック(下辺2か所)
周壁
23
周壁表面材
図5−ガラスの取付方法(I類の場合)
――――― [JIS R 3223 pdf 12] ―――――
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R 3223 : 2017
単位 mm
非加熱面側 加熱面側
低放射ガラス 耐熱強化ガラス
5 5
はめ込み材
押縁 押縁
セッティングブロック(下辺2か所)
3
かかり代
1
周壁
17
周壁表面材
図6−ガラスの取付方法(II類の場合)
9.8.2 試験装置
9.8.2.1 加熱炉 加熱炉は,9.8.3 a) に規定する加熱温度の時間的変化を加熱面の全面にほぼ一様に与え
られるものとする。また,加熱炉は,9.8.3 b) に規定する炉内圧力を測定する装置を備えているものとす
る。
9.8.2.2 加熱温度測定用熱電対 加熱温度測定用熱電対は,シース熱電対とし,その測温接点を供試体か
ら100 mm離れた位置に設置する。シース熱電対の面内配置は,供試体の加熱面全面3) にわたり均等に9
個以上配置する。
シース熱電対は,先端を開放した鉄,磁性管,又はセラミックの保護管に挿入し,熱電対の測温接点か
ら25 mmを保護管から突出させたものを用いる。
シース熱電対は,JIS C 1605に規定する,ニッケル及びクロムを主とした合金の熱電対素線で,公称直
径1 mm以上の耐食耐熱超合金に粉末状の無機絶縁物を充封入し,一体となった構造に加工されたもの
とする。
注3) 加熱面全面とは,耐熱強化ガラスの面だけでなく,供試体を構成する周壁など,加熱炎に接す
る面の全てを含むことをいう。
9.8.3 加熱試験
防火性を確認する加熱試験の条件は,次による。加熱終了時点を経過時間が20分間に達した時点とし,
加熱開始から終了までの間において供試体に現れる現象を,約1 mの距離から目視によって観察する。
a) 加熱温度 加熱温度の条件は,JIS A 1304に規定する標準加熱曲線に規定する条件とする。
加熱温度の測定は,9.8.2.2による熱電対の各々について1分以内ごとに行う。
加熱は常温から始め,炉内熱電対によって測定した温度の時間経過が,許容差内で式(6)で表される
数値となるように加熱する。
T 345log10 8t1 (6)
ここに, T : 平均炉内温度(℃)
――――― [JIS R 3223 pdf 13] ―――――
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R 3223 : 2017
t : 試験の経過時間(分)
加熱温度の許容差deは,試験の経過時間に応じて,次の値とする。
1) 52) 10 ここに, de : 100(A−As)/As
A : 実際の平均炉内時間温度曲線下の面積
As : 標準時間温度曲線下の面積
1) に対しては,1分間を超えない間隔,2) に対しては5分間を超えない間隔で合計し,面積を算定
する。
b) 炉内圧力 炉内圧力の条件は,次による。
1) 加熱炉内の高さ方向の圧力勾配は,1 000 mmの高さ当たり平均8 Paとする。
2) 加熱面の圧力誤差は,試験開始から5分間までに±5 Paとなり,試験開始から10分間までに±3 Pa
となるように調整する。
3) 加熱面の圧力は,供試体下端から500 mmの高さで0となるような勾配をもつものとする。ただし,
ガラスの上端で20 Paを超えないように中立軸高さを調整する。
10 検査
耐熱強化ガラスの検査は,箇条9によって試験を行い,箇条5,箇条6及び箇条8の規定に適合しなけ
ればならない。エッジ強度の下限値が表4を満足しない場合は,該当ロットの出荷を行わない。
なお,必要に応じて,受渡当事者間の協定によって検査項目の一部を省略してもよい。また,エッジ強
度試験及び表面圧縮応力の測定を除く試料の採取は,一般に合理的な抜取検査方法で行う。
11 包装
耐熱強化ガラスには,適切な緩衝材を用いて包装する。
12 エッジの保護
耐熱強化ガラスには,適切なテープなどを用いてエッジを保護する。
13 表示
13.1 製品表示
耐熱強化ガラスには,製品1枚ごと又は1包装ごとに次の項目を表示する。
a) 種類又は記号
例 フロート耐熱強化ガラス 3 ミリ I類 又は FTI
b) 製造業者名又はその略号
13.2 性能表示
熱線反射耐熱強化ガラスでは,カタログ又は技術資料などに,JIS R 3221の7.3.2及び10.2に規定する
方法で算出した次の事項を表示する。
a) 可視光透過率,可視光反射率,日射透過率,日射反射率及び日射吸収率
b) 熱貫流率及び日射熱取得率
JIS R 3223:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.30 : ガラス製品
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.20 : 建築物に使用するガラス
JIS R 3223:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1304:2017
- 建築構造部分の耐火試験方法
- JISA5430:2018
- 繊維強化セメント板
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISC1605:1955
- 放射線サーベイ・メータ
- JISC1605:1995
- シース熱電対
- JISR3106:2019
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス
- JISR3203:2009
- 型板ガラス
- JISR3208:1998
- 熱線吸収板ガラス
- JISR3209:2018
- 複層ガラス
- JISR3221:2002
- 熱線反射ガラス
- JISR3222:2003
- 倍強度ガラス