JIS R 3223:2017 耐熱強化ガラス

JIS R 3223:2017 規格概要

この規格 R3223は、建築用防火設備として用いる,長方形又は正方形の耐熱強化ガラスについて規定。

JISR3223 規格全文情報

規格番号
JIS R3223 
規格名称
耐熱強化ガラス
規格名称英語訳
Tempered fire resistance glass
制定年月日
2017年3月21日
最新改正日
2017年3月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

81.040.20, 81.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
2017-03-21 制定
ページ
JIS R 3223:2017 PDF [14]
                                                                                   R 3223 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 種類及び記号・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[3]
  •  5.1 外観・・・・[3]
  •  5.2 反り・・・・[3]
  •  5.3 耐熱強化ガラスのエッジ強度・・・・[3]
  •  5.4 熱線反射耐熱強化ガラス・・・・[4]
  •  6 寸法及び許容差・・・・[4]
  •  6.1 辺の長さの単位・・・・[4]
  •  6.2 厚さ及びその許容差・・・・[4]
  •  6.3 一辺の長さの許容差・・・・[5]
  •  7 材料板ガラス・・・・[5]
  •  8 防火性・・・・[5]
  •  9 試験方法・・・・[6]
  •  9.1 外観試験・・・・[6]
  •  9.2 厚さの測定・・・・[6]
  •  9.3 辺の長さの測定・・・・[6]
  •  9.4 反りの測定・・・・[6]
  •  9.5 エッジ強度試験・・・・[7]
  •  9.6 表面圧縮応力の測定・・・・[8]
  •  9.7 熱線反射耐熱強化ガラスの品質の試験・・・・[9]
  •  9.8 防火性の試験・・・・[9]
  •  10 検査・・・・[12]
  •  11 包装・・・・[12]
  •  12 エッジの保護・・・・[12]
  •  13 表示・・・・[12]
  •  13.1 製品表示・・・・[12]
  •  13.2 性能表示・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 3223 pdf 1] ―――――

R 3223 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,板硝子協会(FGMAJ)及び一般財団法人日
本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 3223 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 3223 : 2017

耐熱強化ガラス

Tempered fire resistance glass

1 適用範囲

  この規格は,建築用防火設備として用いる,長方形又は正方形の耐熱強化ガラスについて規定する。複
層ガラス,合わせガラス及び合わせ複層ガラスを構成する耐熱強化ガラスもこの規格の適用範囲に含む。
注記 耐熱強化ガラスとは,ソーダ石灰ガラスを材料板ガラスとして切断後にエッジを特殊研磨し,
熱処理してガラス表面に強い圧縮応力層をつくり,エッジの破壊強度を増加させて耐熱割性を
高め,防火用に使用できるようにしたガラスである。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1304 建築構造部分の耐火試験方法
JIS A 5430 繊維強化セメント板
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS C 1605 シース熱電対
JIS R 3106 板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
JIS R 3203 型板ガラス
JIS R 3208 熱線吸収板ガラス
JIS R 3209 複層ガラス
JIS R 3221 熱線反射ガラス
JIS R 3222 倍強度ガラス

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
フロート耐熱強化ガラス
フロート板ガラス,磨き板ガラス,熱線吸収フロート板ガラス又は熱線吸収磨き板ガラスを材料板ガラ
スとする耐熱強化ガラス。フロート板ガラス及び磨き板ガラスはJIS R 3202に,熱線吸収フロート板ガラ
ス及び熱線吸収磨き板ガラスはJIS R 3208に,それぞれ規定されている。

――――― [JIS R 3223 pdf 3] ―――――

2
R 3223 : 2017
3.2
すり板耐熱強化ガラス
すり板ガラスを材料板ガラスとする耐熱強化ガラス。すり板ガラスは,JIS R 3202に規定されている。
3.3
型板耐熱強化ガラス
型板ガラスを材料板ガラスとする耐熱強化ガラス。型板ガラスは,JIS R 3203に規定されている。
3.4
熱線反射耐熱強化ガラス
熱線反射ガラスを材料板ガラスとする耐熱強化ガラス。熱線反射ガラスは,JIS R 3221に規定されてい
る。
3.5
低放射ガラス
複層ガラスに用いる,波長選択性の光学薄膜を表面に加工して放射率を低減するガラス。複層ガラスは,
JIS R 3209に規定されている。

4 種類及び記号

  耐熱強化ガラスの種類は,使用する材料板ガラス及び防火性によって区分し,次による。
a) 材料板ガラスの種類は,使用する材料板ガラスの種類及び厚さの呼びによって区分する(表1参照)。
表1−材料板ガラスの種類による名称
材料板ガラスの種類 厚さの呼び
フロート耐熱強化ガラス 3ミリ
4ミリ
5ミリ
6ミリ
6.5ミリ
8ミリ
10ミリ
12ミリ
すり板耐熱強化ガラス 5ミリ
型板耐熱強化ガラス 4ミリ
5ミリ
6ミリ
熱線反射耐熱強化ガラス 8ミリ
10ミリ
12ミリ
b) 防火性の試験による種類及び記号は,表2による。
表2−防火性の試験による種類及び記号
種類 記号 特性
I類 FTI 9.8に規定する単板ガラスを用いた防火試験を行い,箇条8に適合するもの。
II類 FTII 9.8に規定する複層ガラスを用いた防火試験を行い,箇条8に適合するもの。

――――― [JIS R 3223 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
R 3223 : 2017

5 品質

5.1 外観

  耐熱強化ガラスの外観は,9.1によって試験を行ったとき,表3に適合しなければならない。
表3−外観
項目 外観
ひび あってはならない。
欠け あってはならない。
すりきず 使用上差し支えるものがあってはならない。また,エッジ
周辺部にあってはならない。

5.2 反り

  耐熱強化ガラスの反りは,9.4によって測定を行い,全体的な反りの場合は0.5 %,部分的な反りの場合
は1.0 mmを,それぞれ超えてはならない。

5.3 耐熱強化ガラスのエッジ強度

  耐熱強化ガラスのエッジ強度は,9.5によって試験した強化前(熱処理工程前)のエッジ強度と,9.6に
よって測定した製造の最終工程後の表面圧縮応力との合計値とする。ここで,耐熱強化ガラスは,強化ガ
ラスと同様に製品の自然発生的な破損リスクを低減させるため,強化後に再加熱を行うヒートソークテス
ト1)を実施する場合があるので,ヒートソークテストを実施しない場合の最終工程は強化工程であり,実
施する場合はヒートソークテスト工程となる。
また,耐熱強化ガラスのエッジ強度の下限値σte,minは,強化前エッジ強度の対数正規分布下限値σe,minと,
製造の最終工程後の表面圧縮応力の最小値σs,minとの合計値で定義し,その値は,I類,II類それぞれ表4
の規定に適合しなければならない。
耐熱強化ガラスのエッジ強度の下限値σte,minは,式(1)式(4)で表す。
te,mine,min s,min (1)
e,min 3Sen, 1 )
exp(Se,ave (2)
n
ln( )
ei,
i 1
Se,ave (3)
n
n
2
ln( )
,eiSe,ave
i1
Se,n 1 (4)
n 1
ここに, : 耐熱強化ガラスのエッジ強度の下限値(MPa)
te, min
: 強化前エッジ強度の対数正規分布下限値(MPa)
e,min
: 製造の最終工程後の表面圧縮応力の最小値(MPa)
s, min
Se,ave : 強化前エッジ強度の対数正規分布平均値
Se,n 1 : 強化前エッジ強度の対数正規分布標準偏差
n : 強化前エッジ強度調査のサンプル数
e,i
サンプルiの強化前エッジ強度(MPa)
注1) ヒートソークテストとは,熱処理加工で強化されたガラスに,追加の加熱又は保温処理を実施
し,ガラス中に存在している微細な異物(硫化ニッケル等)を膨張させて,強制的に破損させ

――――― [JIS R 3223 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS R 3223:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3223:2017の関連規格と引用規格一覧