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R 5203 : 2015
R5
2
現行規格(JIS R 5203:2015) 旧規格(JIS R 5203:1995) 改正理由
4
箇条番号 内容 箇条番号 内容
203
及び題名 及び題名
: 2
4.1 硝酸(2 4.3 硝酸
JIS K 8541に規定する特級又はこれと同等 硝酸及び2 mol/L硝酸の箇条を一つにまとめた。
JIS K 8541に規定する特級又はこれと同等
01
mol/L) 以上のものとする。 脱イオン水をJIS K 0211[分析化学用語(基礎
5
以上の硝酸を量り採り,これに蒸留水又は
イオン交換水を加えて20 Lとする。 4.4 2mol/L 部門]の表現に適合した。
濃硝酸を採り,これに蒸留水又は脱イオン
調製した硝酸(2 mol/L)をa) 又はb) の硝酸 水を加えて20 Lとする。 硝酸の標定方法を明確にするために個々のJIS
いずれかの方法によって,濃度を確認す を引用した。
調製した硝酸(2 mol/L)の濃度が範囲外だ
る。濃度が範囲外の場合,濃硝酸を滴加す った場合は現行JISに同じ。
るか,蒸留水又はイオン交換水を添加し
て,濃度を調整し,再び濃度を確認する。
この操作は,硝酸(2 mol/L)の濃度が所定
の範囲内となるまで行う。
a) IS K 8005に規定する容量分析用標準 容量分析用標準試薬の炭酸ナトリウムを炭酸ナトリウムを用いる方法をa) とし,炭酸ナ
物質の炭酸ナトリウムを600±10 ℃で1時 500650 ℃で1時間加熱した後冷却し, トリウムの容量分析用標準物質に対し,JIS K
間加熱した後冷却し,約2 gを量り採り, 8005を引用し,乾燥温度もJIS K 8005に整合し
約2 gを量り採り,硝酸(2 mol/L)で滴定
硝酸(2 mol/L)で滴定する。 する。 た。
b) 全量ピペットで硝酸(2 mol/L)15 mL 水酸化ナトリウムを用いる方法をb) とし,水
溶液を十分に混ぜ,室温まで冷却した後,
又は20 mLを正確に採り,JIS K 8001の附 ピペットで20 mLを正確にビーカーに採 酸化ナトリウム溶液の調製方法全体にJIS K
属書JAのJA.6.4のr) 1) によって,調製 8001の附属書JAを引用した。また,分取量を
り,アンプル入り1 mol/Lの水酸化ナトリ
し,標定した1 mol/Lの水酸化ナトリウム ウム溶液(又はしゅう酸基準溶液で標定用いて算出すれば20 mLである必要はないた
溶液,又は市販の1 mol/Lの水酸化ナトリ め,15 mL又は20 mLとした。
し,調製した1 mol/Lの水酸化ナトリウム
ウム溶液を同様に標定したものの,どちら 溶液)で滴定する。 水酸化ナトリウム溶液について,“アンプル入
かで滴定する。 り”の文言を削除した。
4.3 酸化亜 4.1 酸化亜
JIS K 8405に規定する特級又はこれと同等 加熱する温度をISO規格と整合した。
JIS K 8405に規定する特級又はこれと同等
鉛 以上のもの。 鉛 以上のもの。 ISO規格との整合のため,目開き125 mを追加
酸化亜鉛は,あらかじめ950±25 ℃で1時6.2 熱量計 酸化亜鉛は,あらかじめ900950 ℃で1 し,選択できるようにした。
間加熱し,目開き150 m又は125 mの試 の熱容量決 時間加熱し,目開き150 mの試験用ふる
験用ふるいを全通させる。 定 いを全通させる。
――――― [JIS R 5203 pdf 26] ―――――
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R 5203 : 2015
現行規格(JIS R 5203:2015) 旧規格(JIS R 5203:1995) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
4.4 未水和 2. 試料
試料は,検査単位について平均品質を表す 箇条題名をISO規格に整合した。
試料は,JIS R 5201の4.(試料)の規定に
セメント ようにセメントを抜き取り,縮分して代表 よって約500 gを採取する。 他の規格の改正に左右されないように,JIS R
試料とする。その採取方法及び縮分方法 5201の記述を盛り込んだ。
は,受渡当事者間の協議によって定める。
代表試料を更に縮分器又は四分法によっ
て縮分し,約500 gを採取する。
採取した試料は,JIS Z 8801-1に規定する
目開き850 mの試験用ふるいでふるって
異物を除去し,必要に応じて,磁石で鉄分
を除去し,防湿性の気密な容器に密封して
保存する。試験に際しては,試料の温度が
室温と等しくなるようにする。
4.5 水和セ 未水和セメント250.0 gと蒸留水又はイオ6.3.2 水和 セメント250.0 gと蒸留水又は脱イオン水ISO規格との整合のため,“セメント”の記載を
メント ン交換水100.0 gとを練り混ぜる。なお,セメントの 100.0 gを練り混ぜる。 “未水和セメント”に変更した。
同一質量比であれば量り採り量を変更し 溶解熱測定 イオン交換水への改正理由はこの表の現行規格
てもよい。ただし,未水和セメントの量り の欄の4.1に同じ。セメントと水との比率が同
採り量は100 g以上とする。 じであれば溶解熱に差はないため,セメントの
量り採り量を100 g以上とすることを条件とし
て,量り採り量を変更してもよいこととした。
5.1 熱量計 熱量計は5.1.15.1.5に示すものによって 3.1 熱量計 熱量計の構造は,付図1のとおりとする。 ISO規格との整合のため,これまでの熱量計の
構成される。その構造を図1及び図2に例 構造を例示とし,水槽に浸せきしない熱量計も
示する。 例示して,選択できるようにした。
5.1.1.1真 内径約75 mm,深さ約150 mmで内容積が − − ISO規格との整合のため,真空瓶の大きさによ
空瓶の容量 約600 mLの真空瓶を用いることを前提と って試料量を変更できるようにした。
と試料量及 し,試料量及び試薬量を規定する。
び試薬量 ベックマン温度計を用いる場合は本規格
に規定された量並びに容積で行わなけれ
ばならない。
R5
5.1.1.3内 真空瓶は断熱材を内張りした内筒に入れ 3.1 (2) 内 真空瓶は断熱材を内張りした内筒に入れISO規格との整合のため,内筒を使用しない場
2
筒 筒
る。内筒を使用しない場合は,熱量計の恒 る。 合について追加した。
03
温槽には±0.2 ℃に温調できる水槽を使用
: 2
する。
01
2
5
5
――――― [JIS R 5203 pdf 27] ―――――
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R 5203 : 2015
R5
2
現行規格(JIS R 5203:2015) 旧規格(JIS R 5203:1995) 改正理由
6
箇条番号 内容 箇条番号 内容
203
及び題名 及び題名
: 2
5.1.3 漏斗 −
試料を適切に酸液中に投入できるもので, − ISO規格との整合のため,明記した。
01
測定中は蓋をする。
5
5.1.4 酸液 3.1 (4) 酸
酸液のかき混ぜ棒は,真空瓶に入る部分を ISO規格との整合のため,かき混ぜ棒にプラス
酸液かき混ぜ棒は,真空瓶に入る部分をポ
かき混ぜ装 液かき混ぜ
適切な耐ふっ化水素酸性の物質(例えば, チック製を追加し,かき混ぜ装置としてダイレ
リエチレン,蜜ろう,ふっ素樹脂,その他
置 装置
ポリエチレン,蜜ろう,ふっ素樹脂)で保 適切な耐ふっ化水素酸性の物質で保護しクトドライブ方式も使用可とした。また,回転
護したガラス製又は金属製のものを使用 数もISO規格に整合した。
たガラス製又は金属製のものを使用する。
する。酸液に耐久性のあるプラスチック製 樹脂製を用いてもよい。
又は樹脂製のものを用いてもよい。 酸液かき混ぜ装置の軸部はボールベアリ
酸液かき混ぜ装置の軸受部は,ボールベア ング入りとし,プーリー及びベルトによっ
リング入りとし,プーリー及びベルトによ て駆動する。酸液かき混ぜ棒の回転数を1
って駆動するものか又は,モーターの軸に 分間に約500回転に調節できる装置を付け
直接かき混ぜ棒を取り付ける形式の装置 る。
を用いる。直接かき混ぜ棒を取り付ける形
式の装置の場合,測定に影響を及ぼすこと
がないような低出力のものでなければな
らない。
酸液かき混ぜ棒の回転数を1分間に450±
50回転に調節でき,測定中に回転数を一定
にする装置をもつものとする。
5.2 養生用 3.4 養生用
セメントペーストを養生する恒温水槽は, 養生用瓶を浸しておく恒温水槽は,20±今回の改正は,ISO規格との整合化を目的とし
恒温水槽 20.0±0.5 ℃に調節できるものとする。 恒温水槽 1 ℃に調節できるものとする。 ているが,ISO規格の温度範囲は±0.2 ℃と狭
いため,水和熱に有意な差のない温度範囲を検
討したところ,±0.5 ℃が適切であると判断し,
変更した。
5.3 水和セ 3.5 乳鉢
必要に応じて,粉砕機,鉄製又はステンレ ISO規格との整合のため,粉砕機を追加した。
水和セメントの粉砕に用いる乳鉢は,ステ
メント粉砕 ス製の乳鉢を用いる。 ンレス製とする。 鉄製の乳鉢を使用できるように追加した。
用機器
5.5 ふるい 酸化亜鉛の調製用 : 目開き150 m又は125 3.6 ふるい 酸化亜鉛の調製用 : 目開き150 m。 ISO規格で規定する目開きのふるいを使用して
m。 も差異がなかったため,追加した。
水和セメントの試料の調製用 : 目開き850
水和セメントの試料の調製用 : 目開き850 m。
m又は600 m。
――――― [JIS R 5203 pdf 28] ―――――
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R 5203 : 2015
現行規格(JIS R 5203:2015) 旧規格(JIS R 5203:1995) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
5.6 計時装 温度の読み時間を秒単位で計測できるも − − 計時するものについては記述がなかったため,
置 の。 追加した。
6.1 測定準 酸液の全質量 : 425.0±0.1 g 6.1 熱量計 酸液の全質量 : 425.0±0.1 g ISO規格との整合のため,異なる内容積の真空
備 の準備
5.1.1.1に記載するものと異なる内容積の真 瓶を用いる場合の酸液量について規定した。
空瓶を用いる場合,酸液の液面が蓋の下面
から2 cm程度になるようにする。
6.2 熱容量 この酸化亜鉛を,熱容量測定の直前に9506.2 熱量計 酸化亜鉛を5分間加熱すると固結しやすいた
この酸化亜鉛を更に熱容量測定直前に900
の測定 ±25 ℃で12分間加熱する。 の熱容量決 950 ℃で5分間加熱する。 め,時間を短くした。
酸化亜鉛の量り採り量 : 7.0 g 定 酸化亜鉛の量り採り量 : 7.0 g ISO規格との整合のため,異なる内容積の真空
5.1.1.1に記載するものと異なる内容積の真 瓶を用いる場合の試料量の求め方を規定した。
空瓶を用いる場合,酸化亜鉛の量り採り量
は(酸液の質量/酸化亜鉛の量り採り量)
=60±1となるようにする。
6.3 熱量計 −
熱量計の熱容量測定時に,酸化亜鉛を熱量 − 真空瓶の熱漏れ確認方法は規定されていたが,
の熱漏れ係 計に入れる10分前の酸液の温度を追加で 熱量計としての熱漏れ確認方法が規定されてい
数の確認 測定し,熱漏れ係数Kを求める。 なかったため,ISO規格と同様に規定した。
Kは,0.06(K/20分間・K−1)未満でなけれ
ばならない。
7.1 未水和 未水和セメントの量り採り量 : 3.0 g 6.3.1 未水 未水和セメントの量り採り量 : 3.0 g ISO規格との整合のため,異なる内容積の真空
セメントの 5.1.1.1に記載するものと異なる内容積の真
和セメント 瓶を用いる場合の試料量の求め方を規定した。
溶解熱測定 の溶解熱測
空瓶を用いる場合,未水和セメントの量り
定
採り量は(酸液の質量/未水和セメントの
量り採り量)=141±1となるようにする。
R5 203 : 201
2
5
7
――――― [JIS R 5203 pdf 29] ―――――
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R 5203 : 2015
R5
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現行規格(JIS R 5203:2015) 旧規格(JIS R 5203:1995) 改正理由
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箇条番号 内容 箇条番号 内容
203
及び題名 及び題名
: 2
7.2.1 水和 −
必要に応じて粉砕機を用いてもよいが,使 − 試料の粉砕における粉砕機の使用の可否,及び
015
セメントの 用時間は極力短くし,水分の逸散及び炭酸 粉砕上の注意事項を明記し,加えて推奨する粉
試料の調製 化を起こさないように注意する。粉砕時間 砕時間の上限を記述した。
は15分以内に行うことが望ましい。
所定材齢に対し,次の時間以内に水和セメ 所定の材齢に対する時間の規定がなかったため
ントの溶解を開始し,溶解熱測定を行う。 規定した。
a) 材齢7日では±4時間 また,フライアッシュセメントは溶解時間が長
b) 材齢28日では±8時間 いため,材齢7日に限り,確認試験及び実務的
なお,フライアッシュセメントの場合,材 見地から範囲を拡張した。
齢7日の試験は±6時間で行ってもよい。
7.2.2 溶解 水和セメントの量り採り量 : 4.2 g 6.3.2 水和 水和セメントの量り採り量 : 4.2 g ISO規格との整合のため,異なる内容積の真空
熱の測定 5.1.1.1に記載するものと異なる内容積の真
セメントの 瓶を用いる場合の試料量の求め方を規定した。
溶解熱測定
空瓶を用いる場合,試料の量り採り量は未
水和セメントの溶解熱測定時の質量の1.4
倍量となるようにする。
JIS R 5203:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 29582-1:2009(MOD)
JIS R 5203:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル