この規格ページの目次
JIS R 5203:2015 規格概要
この規格 R5203は、ポルトランドセメント,高炉セメント及びフライアッシュセメントの水和熱測定方法について規定。
JISR5203 規格全文情報
- 規格番号
- JIS R5203
- 規格名称
- セメントの水和熱測定方法(溶解熱方法)
- 規格名称英語訳
- Determination of the heat of hydration of cement -- Solution method
- 制定年月日
- 1953年7月17日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 29582-1:2009(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 91.100.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 生コンクリート 2020, 土木 I 2020, 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 1953-07-17 制定日, 1956-07-17 改正日, 1959-07-17 確認日, 1962-03-01 改正日, 1965-06-01 確認日, 1968-07-01 確認日, 1972-05-01 確認日, 1976-01-01 確認日, 1977-02-01 改正日, 1980-02-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1987-12-01 改正日, 1994-07-01 確認日, 1995-10-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2008-02-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS R 5203:2015 PDF [30]
R 5203 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 試験の一般的要求事項・・・・[1]
- 3.1 測定結果の表示・・・・[1]
- 3.2 許容差・・・・[2]
- 4 試薬及び試料・・・・[2]
- 5 装置及び器具・・・・[3]
- 6 熱量計の熱容量の測定・・・・[7]
- 6.1 測定準備・・・・[7]
- 6.2 熱容量の測定・・・・[7]
- 6.3 熱量計の熱漏れ係数の確認・・・・[8]
- 7 溶解熱の測定・・・・[9]
- 7.1 未水和セメントの溶解熱測定・・・・[9]
- 7.2 水和セメントの溶解熱測定・・・・[10]
- 8 水和熱の計算・・・・[11]
- 8.1 ポルトランドセメント及び高炉セメントの場合・・・・[11]
- 8.2 フライアッシュセメントの場合・・・・[12]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[13]
- 附属書JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[23]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS R 5203 pdf 1] ―――――
R 5203 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人セメ
ント協会(JCA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS R 5203:1995は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS R 5203 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
R 5203 : 2015
セメントの水和熱測定方法(溶解熱方法)
Determination of the heat of hydration of cement-Solution method
序文
この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 29582-1を基に,基本的な測定原理等については,
技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)であるが,対応国際規格には規定されていない水和
セメントの溶解熱の測定における許容差,セメントの種類による溶解条件を日本工業規格(日本産業規格)として追加して
いる。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。また,技術上重要な改正に関する旧規格との対照
を,附属書JBに示す。
1 適用範囲
この規格は,ポルトランドセメント,高炉セメント及びフライアッシュセメントの水和熱測定方法につ
いて規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 29582-1:2009,Methods of testing cement−Determination of the heat of hydration−Part 1:
Solution method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8405 酸化亜鉛(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
3 試験の一般的要求事項
3.1 測定結果の表示
測定結果は,四捨五入によって各箇条で規定した桁数に丸める。
――――― [JIS R 5203 pdf 3] ―――――
2
R 5203 : 2015
3.2 許容差
熱容量の測定,未水和セメントの溶解熱の測定,水和セメントの溶解熱の測定において,2回の測定結
果の差が許容差より大きい場合,更に1回,再測定を行い,許容差を満たす2回の結果を平均し,測定結
果とする。
なお,再測定の結果,許容差を満たす測定結果の組みが2組となった場合は,3回の測定結果の総平均
を測定結果とする。再測定を含めた3回の測定結果において,許容差を満たす測定結果の組みがない場合
は,始めからやり直す。
なお,各項目の許容差は,各箇条の規定による。
4 試薬及び試料
4.1 硝酸(2 mol/L) JIS K 8541に規定する特級又はこれと同等以上の硝酸を,その密度によって,表1
に示す量を量り採り,これに蒸留水又はイオン交換水を加えて20 Lとする。
表1−硝酸の量り採り量
硝酸の密度(g/mL) 量り採り量(mL)
1.42 2 550
1.40 2 760
1.38 2 980
調製した硝酸(2 mol/L)を十分に混ぜ,室温まで冷却した後,次のa) 又はb) のいずれかの方法によっ
て,その濃度が2.000±0.004 mol/Lとなっているかを確認する。硝酸(2 mol/L)の濃度が範囲外の場合,
濃硝酸を滴加するか,蒸留水又はイオン交換水を添加して,濃度が2.000±0.004 mol/Lとなるように調整
し,再び濃度を確認する。この操作は,硝酸(2 mol/L)の濃度が所定の範囲内となるまで行う。
a) IS K 8005に規定する容量分析用標準物質の炭酸ナトリウムを,600±10 ℃で1時間加熱した後冷却
し,速やかにその約2 gを0.000 1 gまで正確に量り採って,ビーカーに移す。蒸留水又はイオン交換
水約200 mLを加えて溶解する。指示薬としてメチルオレンジ(1 g/L)を数滴加え,ビュレットから
硝酸溶液を滴下して標定する。
硝酸(2 mol/L)の濃度は,式(1)によって求める。
18.868 m (a/ 100)
N (1)
v
ここに, N : 硝酸(2 mol/L)の濃度(mol/L)
m : 量り採った炭酸ナトリウムの質量(g)
a : 量り採った炭酸ナトリウムの純度(%)
v : 硝酸(2 mol/L)の滴定量(mL)
b) 全量ピペットで硝酸(2 mol/L)15 mL又は20 mLを正確にビーカーに採り,フェノールフタレイン指
示薬(1 g/L-エタノール溶液)を数滴加え,JIS K 8001の附属書JAのJA.6.4のr) 1) によって,調製
し,標定した1 mol/Lの水酸化ナトリウム溶液,又は市販の1 mol/Lの水酸化ナトリウム溶液を同様に
標定したものの,どちらかで滴定し,硝酸(2 mol/L)の濃度を式(2)によって求める。
v2 f
N (2)
v1
ここに, N : 硝酸(2 mol/L)の濃度(mol/L)
――――― [JIS R 5203 pdf 4] ―――――
3
R 5203 : 2015
v1 : 硝酸(2 mol/L)の分取量(mL)
v2 : 1 mol/Lの水酸化ナトリウム溶液の滴定量(mL)
f : 1 mol/Lの水酸化ナトリウム溶液のファクター
4.2 ふっ化アンモニウム 純度95 %以上のものとする。
なお,潮解性を示すため,シリカゲルデシケーター中に保管する。
4.3 酸化亜鉛 JIS K 8405に規定する特級又はこれと同等以上のものとする。
熱量計の熱容量の測定に用いる酸化亜鉛を,あらかじめ950±25 ℃で1時間加熱する。シリカゲルデシ
ケーター中で放冷後,JIS Z 8801-1に規定する目開き150 m又は125 mの試験用ふるいを全通させ,シ
リカゲルデシケーター中に保管する。
4.4 未水和セメント 試料は,検査単位について平均品質を表すようにセメントを抜き取り,縮分して
代表試料とする。その採取方法及び縮分方法は,受渡当事者間の協議によって定める。代表試料を更に縮
分器又は四分法によって縮分し,約500 gを採取する。
採取した試料は,JIS Z 8801-1に規定する目開き850 mの試験用ふるいでふるって異物を除去し,必要
に応じて,磁石で鉄分を除去し,防湿性の気密な容器に密封して保存する。試験に際しては,あらかじめ
試験室内に入れ,試料の温度が試験室の温度と等しくなるようにする。
4.5 水和セメント 未水和セメント250.0 gを0.1 gまで量り採り,蒸留水又はイオン交換水100.0 gを0.1
gまで量り採って加え,機械練り又は手練りによって,3分間練り混ぜ,このセメントペーストを必要とす
る数(例えば,材齢7日及び材齢28日で測定する場合,予備を入れて各材齢3個の計6個)の養生用瓶に
ほぼ同量ずつ入れ,完全に密封し,20.0±0.5 ℃に調節した養生用恒温水槽中に保持する。
なお,同一質量比(未水和セメント2.5,水1)であれば,未水和セメント及び蒸留水又はイオン交換水
の量り採り量を変更してもよい。ただし,未水和セメントの量り採り量は100 g以上とする。
5 装置及び器具
5.1 熱量計 熱量計は,5.1.15.1.5に示すものによって構成される。その構造を図1及び図2に例示す
る。
――――― [JIS R 5203 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS R 5203:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 29582-1:2009(MOD)
JIS R 5203:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル