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S 4803 : 2018
ーにおける点火操作部の一つ。
3.24
操作点
ライターの使用時に,指が接触する点火操作部の代表点をいい,試験においては,接触子を用いて点火
操作部の操作力及び操作変位を計測するために作用する点。
3.25
計測点
操作点における操作力及び操作変位の計測が困難な場合,その代替とする点。接触子を用いて,計測点
で計測した操作力及び操作変位を,適切な式を用いて操作点における操作力及び操作変位へと変換する。
3.26
計測ジグ
操作点又は計測点における操作力及び操作変位の計測が困難な場合,それを補助するために使用する部
材。点火操作部に応じて,適切な計測ジグが必要となる。
3.27
接触子
点火操作部の操作力及び操作変位を計測するために,操作点又は計測点の押し込みに使用する部材。点
火操作部に応じて,適切な接触子が必要となる。
3.28
回転子
点火操作部の操作力及び操作変位を計測するために,操作点の回転に使用する部材。フリント式たばこ
ライターの試験に使用する。
3.29
対称面
ライターを正面(図9,図12又は図13参照)から見たときに点火操作部の中央でライターを左右に分
割する仮想的な面であって,操作点を定める基準となる面。
4 ライターの区分
ライターは,表1のとおり区分する。ライターの名称は,点火方式,CR方式,点火操作部及び使用目
的で構成する。この規格ではライターの名称の一部を略して記載する場合があるが,これは略されていな
い細区分を満たす全てのライターを指す(注記参照)。また,それぞれの区分に属するライターの代表的
な外観を図1図4に示す。
注記 例えば,“押しボタン式ライター”の場合,ピエゾ式ハードプッシュ押しボタン式たばこライタ
ー,ピエゾ式ハードプッシュ押しボタン式多目的ライター,ピエゾ式ダブルアクション押しボ
タン式たばこライター,及びピエゾ式ダブルアクション押しボタン式多目的ライターの4区分
を指す。“ダブルアクション式たばこライター”の場合,ピエゾ式ダブルアクション押しボタン
式たばこライター,及びピエゾ式ダブルアクションスライドボタン式たばこライターの2区分
を指す。
――――― [JIS S 4803 pdf 6] ―――――
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表1−ライターの区分
点火方式 CR方式 点火操作部 使用目的 ライターの名称
ピエゾ式 ハード 押しボタン式 たばこライター ピエゾ式ハードプッシュ押しボタン式たばこ
プッシュ式 ライター
多目的ライター ピエゾ式ハードプッシュ押しボタン式多目的
ライター
てこボタン式 たばこライター ピエゾ式ハードプッシュてこボタン式たばこ
ライター
多目的ライター ピエゾ式ハードプッシュてこボタン式多目的
ライター
スライドボタン式 たばこライター ピエゾ式ハードプッシュスライドボタン式た
ばこライター
多目的ライター ピエゾ式ハードプッシュスライドボタン式多
目的ライター
ダブル 押しボタン式 たばこライター ピエゾ式ダブルアクション押しボタン式たば
アクション式 こライター
多目的ライター ピエゾ式ダブルアクション押しボタン式多目
的ライター
てこボタン式 多目的ライター ピエゾ式ダブルアクションてこボタン式多目
的ライター
スライドボタン式 たばこライター ピエゾ式ダブルアクションスライドボタン式
たばこライター
多目的ライター ピエゾ式ダブルアクションスライドボタン式
多目的ライター
フリント式 上面保護式 ホイール式 たばこライター フリント式上面保護ホイール式たばこライタ
ー
空転式 フリント式空転ホイール式たばこライター
a) 押しボタン式たばこライター b) 押しボタン式多目的ライター c) 押しボタン式多目的ライター
図1−押しボタン式ライターの例
――――― [JIS S 4803 pdf 7] ―――――
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a) てこボタン式たばこライター b) てこボタン式多目的ライター c) てこボタン式多目的ライター
図2−てこボタン式ライターの例
a) スライドボタン式たばこライター b) スライドボタン式多目的ライター
図3−スライドボタン式ライターの例
図4−フリント式たばこライターの例
――――― [JIS S 4803 pdf 8] ―――――
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S 4803 : 2018
5 機能的要求事項
5.1 ハードプッシュ式ライターの操作力(点火力)
ハードプッシュ式ライターについては,6.5.16.5.3によって試験を行い,箇条7によって平均値を求め
たとき,ライターの操作力(点火力)が次の値以上でなければならない。
a) ハードプッシュ押しボタン式たばこライター : 42 N
b) ハードプッシュ押しボタン式多目的ライター : 40 N
c) ハードプッシュてこボタン式たばこライター : 42 N
d) ハードプッシュてこボタン式多目的ライター : 40 N
e) ハードプッシュスライドボタン式たばこライター : 20 N
f) ハードプッシュスライドボタン式多目的ライター : 20 N
5.2 ダブルアクション式ライターの操作力(ロック解除力及び点火力)及び操作変位(ロック解除変位)
ダブルアクション式ライターについては,6.5.16.5.4によって試験を行い,箇条7によって平均値を求
めたとき,ライターの操作力(ロック解除力及び点火力)及び操作変位(ロック解除変位)がそれぞれ次
の値以上でなければならない。
a) ダブルアクション押しボタン式たばこライター : 5 N,25 N,2 mm
b) ダブルアクション押しボタン式多目的ライター : 15 N,25 N,4 mm
c) ダブルアクションてこボタン式多目的ライター : 15 N,25 N,4 mm
d) ダブルアクションスライドボタン式たばこライター : 5 N,15 N,2 mm
e) ダブルアクションスライドボタン式多目的ライター : 15 N,15 N,4 mm
5.3 フリント式たばこライターの操作力(ホイール押し込み力)
フリント式たばこライターについては,6.5.5によって試験を行い,箇条7によって平均値を求めたとき,
ライターの操作力(ホイール押し込み力)が次の値以上でなければならない。
a) 上面保護ホイール式たばこライター : 31 N
b) 空転ホイール式たばこライター : 15 N
6 試験方法
6.1 一般
CR方式及び点火操作部に応じて,次の方法で操作力,又は操作力及び操作変位を計測する。操作点に
おける直接的な計測が困難な場合,計測点で計測した値を式を用いて変換してもよい。操作点又は計測点
における計測が困難な場合,それを補助するために計測ジグを使用してもよい。
a) ハードプッシュ押しボタン式ライター 点火力を計測する。接触子を用いて操作点を点火ボタンの移
動方向に押し込み,ライターを点火するために,点火ボタンに作用させなければならない最小の力を
計測する。
b) ハードプッシュてこボタン式ライター 点火力を計測する。回転軸をもつため,点火ボタンの移動が
直線的にはならないため,ピエゾモジュールの長軸に対して平行な方向,又は垂直な方向のうち点火
ボタンの回転方向に近いものを移動方向と近似とする。接触子を用いて操作点を点火ボタンの移動方
向に押し込み,ライターを点火するために,点火ボタンに作用させなければならない最小の力を計測
する。
c) ハードプッシュスライドボタン式ライター 点火力を計測する。回転軸をもつため,点火ボタンの移
動が直線的にはならない。そこで,接触子を用いて計測点を押し込む。計測点で計測した力を操作点
――――― [JIS S 4803 pdf 9] ―――――
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における点火力に変換し,ライターを点火するために,点火ボタンに作用させなければならない最小
の力を計測する。
d) ダブルアクション式ライター 点火力に加えてロック解除力及びロック解除変位を計測する。点火力
については,同じ点火ボタンをもつハードプッシュ式ライターと同じ方法で計測を行う。このとき,
ロック解除状態を保持できるように,ロック解除ボタンを適切に固定する。ロック解除力及びロック
解除変位については,接触子を用いて操作点をロック解除ボタンの移動方向に押し込み,ロックを解
除するために,ロック解除ボタンに作用させなければならない最小の力及び変位を計測する。
e) フリント式上面保護たばこライター及びフリント式空転たばこライター 火花を発生させるために
必要なホイール押し込み力を計測する。操作点を回転子に対して押し込み,火花を発生させるために,
ホイールに作用させなければならない最小の力を計測する。
6.2 試験場所の温度条件
試験場所の温度条件は,23 ℃±2 ℃とする。
6.3 試験装置の構成
6.3.1 ピエゾ式ライター試験装置 ピエゾ式ライターの試験装置は,ライターの固定,操作点又は計測点
の定速押し込み,操作力及び操作変位の計測などの機能を備えたものとする。ただし,力及び変位につい
ては小数点以下1桁の分解能で計測できるものとする。試験装置の具体的な構成は,次による。
a) 定速押し込み装置 装置に内蔵されたモーターなどによって,荷重センサーに取り付けた接触子を,
操作点又は計測点に対して鉛直下方向に一定速度で押し込むための装置。この装置は,ライターを試
験するために十分な試験空間をもつものとする。また,装置には十分な剛性が備わり,試験中に加わ
る負荷によって,たわみ及び変形が生じないものとする。装置が可動部の移動量を測定する機能をも
つ場合には,これを操作変位として代替できる。
注記 操作変位は,定速押し込み装置によらず,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージなどを用い
て直接測定してもよい。
b) 荷重センサー 操作点又は計測点を押し込む力を計測するためのセンサー。定速押し込み装置の可動
部に設置して使用する。荷重センサーには,フォースセンサー,ロードセル,プッシュプルゲージな
どがある。
c) 接触子 操作点又は計測点を押し込むための部材。荷重センサーの力検出部位に固定して用いる。材
質及び形状は,点火操作部に応じて適切なものを用いる。
なお,接触子がライターの操作点又は計測点以外と接触する可能性がある場合には,計測ジグを用
いてこれを回避する。押しボタン式多目的ライターに対する計測ジグの一例については附属書Aを,
スライドボタン式多目的ライターに対する計測ジグの一例については附属書Bを参照する。
d) ライター固定台 ライターを固定するための台座。ライター及び接触子の位置合わせにも使用する。
試験中にライターがずれたり脱落したりしないものとする。
ピエゾ式ライター試験装置の構成例は,図5による。
――――― [JIS S 4803 pdf 10] ―――――
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JIS S 4803:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.180 : 種々の家庭用及び商業用設備
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.120 : 家庭内の安全
JIS S 4803:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISS4801:2018
- たばこライター―安全仕様
- JISS4802:2018
- 多目的ライター―安全仕様
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方