JIS S 4803:2018 たばこライター及び多目的ライター―操作力及び操作変位による幼児対策(チャイルドレジスタンス機能)安全仕様 | ページ 3

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S 4803 : 2018
a) 正面 b) 側面
図5−ピエゾ式ライター試験装置の構成例
6.3.2 フリント式たばこライター試験装置 フリント式たばこライターの試験装置は,ライターの固定,
操作点の定荷重押し込み,等速回転,ホイール押し込み力の計測などの機能を備えたものとする。ただし,
押し込み力については1 Nの分解能で計測できるものとする。試験装置の具体的な構成は,次による。
a) 定荷重押し込み装置 装置に設置されたリニアガイドの可動部に付加したおもり(錘)などによって,
可動部上に固定したライターの操作点を,回転子に対して鉛直下方向に一定荷重で押し込むための装
置。この装置は,ライターを試験するために十分な試験空間をもつものとする。また,装置には十分
な剛性が備わり,試験中に操作点に加わる負荷によって,たわみ及び変形が生じないものとする。
b) 火花センサー ライターから発生する火花の有無を判定するセンサー。ホイールの近傍に接地して使
用する。
注記 火花センサーにはフォトダイオードなどがある。また,火花発生の有無は,火花センサーに
よらず,目視によって判断してもよい。
c) 回転子 モーターなどによって一定の速度で回転する円柱状の部材。材質及び形状は,ホイールに応
じて適切なものを用いる。ホイール上の操作点を回転子に対して押し込むことで,ホイールを一定速
度で回転させる。
d) ライター固定台 ライターを固定するための台座。ライター及び回転子の位置合わせにも使用する。
試験中にライターがずれたり脱落したりしないものとする。
フリント式たばこライター試験装置の構成例は,図6による。

――――― [JIS S 4803 pdf 11] ―――――

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S 4803 : 2018
a) 正面 b) 側面
図6−フリント式たばこライター試験装置の構成例

6.4 試料及び調整方法

6.4.1  試料
試験に用いる試料は,特に規定がない限り未使用の完成品で,正常に燃料を入れたライターとする。
6.4.2 調整方法
試験に用いる試料は,この試験を行う前に,23 ℃±2 ℃で少なくとも10時間置き,全ての試料を安定
させる。試料は,試験開始前に点火操作を数回行い,点火操作部が正常に動作することを目視で確認する。

6.5 試験手順

6.5.1  押しボタン式ライターの点火力
ハードプッシュ押しボタン式ライター及びダブルアクション押しボタン式ライターの点火力の計測には,
ピエゾ式ライター試験装置を用いる。試験手順は次による。
a) エッジ状の接触子を使用する(図7参照)。試験中に接触子が操作点以外と接触しないようにする。ま
た,試験中に接触子にたわみ及び変形が生じないものとする。
注記 接触子の材質には,JIS G 4308に規定するSUS304などがある。
b) 点火ボタンの上面が平らな場合には,ピエゾモジュールの中心軸及び点火ボタン上面の交点を操作点
とする(図8参照)。点火ボタンの上面が凹状の場合には,点火ボタンの対称面上にある最下点を操作
点とする(図8参照)。点火ボタンの上面が凸状の場合には,点火ボタンの対称面上にある最上点を操
作点とする(図8参照)。
c) 操作点が接触子の中心軸の直下に位置し,ピエゾモジュールの中心軸が鉛直となるように試料をライ
ター固定台に固定する。ただし,点火ボタンの対称面に対して接触子のエッジが直交するものとする
(図9参照)。
d) 接触子で操作点を押し込み,ライターを点火するために必要な最小の押し込み力を記録する。試験を
行うときの接触子の速度は,100 mm/min±10 mm/minとする。試験中に,操作点及び接触子が滑らな
いことを確認する。

――――― [JIS S 4803 pdf 12] ―――――

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a) 点火ボタン側面 b) 点火ボタン正面
先端の厚さ(t) : 1 mm
幅(w) : 点火操作部の横幅以上
高さ(h) : 試験装置が点火操作部以外の部位と接触しない高さ
面取り : C 0.1 mm程度(糸面取り)
図7−押しボタン式ライターの接触子の例
a) 平面 b) 凹状 c) 凸状
図8−押しボタン式ライターの操作点の例

――――― [JIS S 4803 pdf 13] ―――――

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S 4803 : 2018
a) 点火ボタン側面 b) 点火ボタン正面
図9−押しボタン式ライターの固定方法の例
6.5.2 てこボタン式ライターの点火力
ハードプッシュてこボタン式ライター,及びダブルアクションてこボタン式多目的ライターの点火力の
計測には,ピエゾ式ライター試験装置を用いる。試験手順は,次による。
a) 円柱状の接触子を使用する(図10参照)。接触子の押し込みに伴い,操作点が接触面上を移動するた
め,摩擦の小さな材質から作成する。点火ボタンとの接触面は,滑らかな平面とする。試験中に接触
子が操作点以外と接触しないようにする。また,試験中に接触子にたわみ及び変形が生じないものと
する。
注記 接触子の材質には,ポリアセタール(POM)樹脂などがある。
b) 回転軸から最も離れた点火ボタン上の点を操作点とする(図11参照)。最も離れた点が複数ある場合
には,点火ボタンの対称面上にある最遠点を操作点とする。最も離れた点がカバー又はボタンガード
によって保護されている場合には,回転軸からなるべく離れており,かつ,接触子の接触面とボタン
の上面とがほぼ同じ方向を向く点を操作点とする。
c) 操作点が接触子の接触面内に位置し,近似した点火ボタンの移動方向が鉛直となるように試料をライ
ター固定台に固定する(図12及び図13参照)。
d) 接触子で操作点を押し込み,ライターを点火するために必要な最小の押し込み力を記録する。試験を
行うときの接触子の速度は,100 mm/min±10 mm/minとする。試験中に,操作点及び接触子に引っか
かりがないこと,及び操作点が接触面から外れないことを確認する。

――――― [JIS S 4803 pdf 14] ―――――

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S 4803 : 2018
a) 点火ボタン側面 b) 点火ボタン正面
c) 点火ボタン側面 d) 点火ボタン正面
直径(D) : 点火操作部と確実に接触する長さ
高さ(h) : 試験装置が点火操作部以外の部位と接触しない高さ
φd : 点火操作部の曲率半径の2倍よりも小さい直径
W : 点火操作部と確実に接触する長さ
図10−てこボタン式ライターの接触子の例

――――― [JIS S 4803 pdf 15] ―――――

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JIS S 4803:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS S 4803:2018の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISS4801:2018
たばこライター―安全仕様
JISS4802:2018
多目的ライター―安全仕様
JISZ8401:2019
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