JIS X 0504:2014 自動認識及びデータ取得技術―バーコードシンボル体系仕様―コード128 | ページ 4

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X 0504 : 2014 (ISO/IEC 15417 : 2007)
注記 ピーク応答波長(peak response wavelength)は,バーコードシンボルから反射した光信号を感知
するためにスキャナに実装された素子の感度が最大となる波長を意味する。
4.7.3 試験仕様
JIS X 0520に従ってシンボルを測定する場合,アプリケーション仕様では,許容可能な最低限の総合的
なシンボルグレード(最低グレードレベル,必要な測定開口及びピーク応答波長を含む。)を規定すること
が望ましい。

1.5/10/660
ここに, 1.5 : 総合シンボル品質グレード
10 : 測定開口径番号(この例では直径0.25 mm)
660 : ピーク応答波長[ナノメータ(nm)]
注記 測定開口径番号については,JIS X 0520の表1を参照。

4.8 伝送データ

  復号されたコード128シンボルから伝送するデータは,データキャラクタのバイト値からなる。アプリ
ケーションで必要な場合,附属書Cで規定するデータキャリア識別子を,このバイト値の前に置く。スタ
ートキャラクタ,ストップキャラクタ,ファンクションキャラクタ,コードセットキャラクタ,シフトキ
ャラクタ及びシンボルチェックキャラクタは,B.4で規定するFNC1を除いて,伝送データに含まない。

――――― [JIS X 0504 pdf 16] ―――――

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X 0504 : 2014 (ISO/IEC 15417 : 2007)
附属書A
(規定)
コード128のその他の特性
A.1 シンボルチェックキャラクタ
コード128のシンボルチェックキャラクタは,次の規則に従って計算する。
a) 表1からシンボルキャラクタ値を得る。
b) シンボルキャラクタの各位置に重みを与える。スタートキャラクタの重みは1である。左から,スタ
ートキャラクタ直後のシンボルキャラクタから始めて,シンボルチェックキャラクタ(それ自身は含
まない。)までの全てのシンボルキャラクタの重みを,1,2,3,4,···nとする。nは,スタート・ス
トップキャラクタ及びシンボルチェックキャラクタを除く,シンボル内でデータ又は特殊情報を表現
しているシンボルキャラクタの数を示している。
注記 スタートキャラクタ及びスタートキャラクタ直後のシンボルキャラクタの重みはいずれも
“1”とする。
c) それぞれのシンボルキャラクタ値にそれぞれがもつ重みを乗じ,積を求める。
d) ステップc)で得た積の総和を求める。
e) 積の総和を103で除す。
f) ステップe)の計算で得た剰余が,シンボルチェックキャラクタのシンボルキャラクタ値となる。
例 データ“AIM1234”のシンボルチェックキャラクタ値を求める場合
キャラクタ スタートB A I M コードC 12 34
キャラクタ値[ステップa)] 104 33 41 45 99 12 34
重み[ステップb)] 1 1 2 3 4 5 6
積[ステップc)] 104 33 82 135 396 60 204
積の総和[ステップd)] 1 014
103で除す[ステップe)] 1 014÷103=9 剰余87
剰余=シンボルチェックキャラクタ値 87
シンボルチェックキャラクタは,最後のデータ又は特殊キャラクタの直後にあり,かつ,ストップキャ
ラクタより前になければならない。
シンボルチェックキャラクタは,可読表示してはならず,復号器によって伝送してはならない。
A.2 可読表示
データキャラクタの可読表示(復号器が伝送するキャラクタと一致することが望ましい。)は,このデー
タキャラクタを符号化しているコード128シンボルと合わせて印刷することが望ましい。スタートキャラ
クタ,ストップキャラクタ及び特殊キャラクタは,印刷してはならない。文字の大きさ及びフォントは,
規定しない。クワイエットゾーンの領域を侵さなければ,シンボルの周囲のどこに印刷してもよい(4.4.2
参照)。
なお,コード128使用のガイドラインについては,附属書H参照。

――――― [JIS X 0504 pdf 17] ―――――

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X 0504 : 2014 (ISO/IEC 15417 : 2007)
附属書B
(規定)
ファンクションコード1(FNC1)に関する特別な配慮
B.1 先頭位置にあるFNC 1−GS1システム用に割当て
AIM, Inc.とGS1[以前のEAN International及びUniform Code Council (UCC)]との間の取決めに基づき,
コード128シンボルにおいて,スタートキャラクタに続く第1シンボルキャラクタ位置でのFNC1の使用
は,GS1システム専用として割り当てられている。FNC1キャラクタ直後に続くデータの内容は,GS1が
規定するデータ構造に適合しなければならない。GS1は,広い範囲の特定分野でコード128を用いてデー
タを符号化するための,一貫性のある国際アプリケーション規格を開発しており,この国際アプリケーシ
ョン規格は,GS1総合仕様書に全て記述されている。
GS1本部の住所を,次に示す。
GS1
Blue Tower, Avenue Louise 326, bte 10,
B-1050 BRUSSELS
Belgium
GS1
Princeton Pike Corporate Center
1009 Lenox Drive, Suite 202
Lawrenceville, NJ 08648
USA
GS1総合仕様書の最新版は,この組織又はその支部である各国加盟組織から入手することができる。
GS1システム用のシンボルでは,2番目のキャラクタ位置にあるFNC1の使用は,許可されていない。
B.2 2番目の位置にあるFNC 1−AIMグローバル用に割当て
AIMグローバル及び他の組織による取決めに基づき,コード128シンボルにおいて,スタートキャラク
タに続く第2シンボルキャラクタ位置でのFNC1の使用は,特定のアプリケーション(そのシンボルが他
のコード128シンボルと明確に区別すべき必要性が示されている。)に適合しているシンボルを示すために
割り当てられている。第1シンボルキャラクタ位置で用いることのできるキャラクタは,コードセットC
の0099並びにAZ及びazである。これ以外のキャラクタをシンボルとして表しても無効である。
アプリケーションの詳細は,AIMグローバルから入手できる。AIMグローバルの住所を,次に示す。
AIM Global
125 Warrendale-Bayne Road
Suite 100
Warrendale, PA 15086
USA

――――― [JIS X 0504 pdf 18] ―――――

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X 0504 : 2014 (ISO/IEC 15417 : 2007)
B.3 その他の用途
FNC1シンボルキャラクタは,シンボルチェックキャラクタとして現れても有効である。
第3又はそれ以降のキャラクタ位置にあるFNC1は,データ領域セパレータとして用い,ISO/IEC 646
IRVで規定するキャラクタの29 (GS) として伝送される。
B.4 伝送データ
第1又は第2データ位置にFNC1をもつコード128シンボルを利用するアプリケーションでは,データ
キャリア識別子の伝送の許可を要求しておくことが望ましい。FNC1を第1又は第2データ位置で用いる
場合は,データキャリア識別子の中で変更子値1又は変更子値2を用いることでFNC1の存在が示される
が,伝送メッセージの中で表現してはならない。
FNC1を第2データ位置で用いる場合,FNC1の直前及びそれ以降にあるシンボルキャラクタは,FNC1
キャラクタが存在していないときのように伝送される。
第3又はそれ以降のキャラクタ位置にあるFNC1は,キャラクタGS(ISO/IEC 646 IRVで規定するキャ
ラクタの29)として伝送される。

――――― [JIS X 0504 pdf 19] ―――――

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X 0504 : 2014 (ISO/IEC 15417 : 2007)
附属書C
(規定)
シンボル体系識別子
復号器によっては,復号されるデータメッセージにプリアンブルとして,シンボル体系識別子を付加す
るようプログラミングされる場合もある。JIS X 0530でコード128には,次のシンボル体系識別子が割り
当てられている。
]Cm
ここに, ] : ISO/IEC 646 IRVで規定するキャラクタの93
C : コード128シンボル体系に付与されているコードキャラクタ
m : 表C.1に記載されているいずれかの値をもつ変更子
表C.1−コード128で用いられる変更子の値
m オプション
0 標準データパケット,スタートキャラクタに続く第1又は第2シンボルキャラクタ位置にフ
ァンクションコード1なし。
1 GS1-128(UCC/EAN-128としても知られる)データパケット。スタートキャラクタに続く第
1シンボルキャラクタ位置にファンクションコード1あり。
2 スタートキャラクタに続く第2シンボルキャラクタ位置にファンクションコード1あり。
4 ISBT (International Society for Blood transfusion)-128仕様書に従って連結,連結データが続く。
この情報は,バーコードシンボルに符号化してはならない。また,この情報は,復号器が復号後に生成
し,データメッセージのプリアンブルとして伝送することが望ましい。

――――― [JIS X 0504 pdf 20] ―――――

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JIS X 0504:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 15417:2007(IDT)

JIS X 0504:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0504:2014の関連規格と引用規格一覧