JIS X 0812:2012 図書館パフォーマンス指標 | ページ 10

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X 0812 : 2012 (ISO 11620 : 2008)
詳細は,次の参考文献を参照。
− [2] p. 30[“Percentage of virtual reference transactions to total reference questions(レファレンス質問の総数
に対するバーチャルレファレンス処理件数の百分率)”]
− [3](PI 7)
− [5] p. 78[“Percentage of electronic reference transactions of total reference(レファレンス質問の総数に対
する電子的レファレンス処理件数の百分率)”]
B.2.2.2.7 関連指標
ターゲット集団の利用率(B.2.4.1)を参照。
B.2.2.3 外部利用者の割合(Percentage of External Users)
B.2.2.3.1 目的
図書館のサービス対象者に含まれない利用者の百分率を測定する。また,その地域(リージョン)にお
ける学習及び文化に関する図書館の重要性を評定する。加えて,サービス対象領域外への図書館のインパ
クト及び誘因力を推定する。
B.2.2.3.2 指標の適用範囲
外部利用者にもサービスを提供している全ての図書館。
B.2.2.3.3 指標の定義
図書館利用者総数のうち,外部利用者の百分率。
この指標における“外部利用者”とは,外部の実貸出者,すなわち調査期間中に1件以上の貸出を行っ
た登録利用者と定義される。
高等教育機関においては,一般に教職員でも学生でもない利用者を指し,公共図書館では,一般に法定
サービス区域(自治体)以外の地域に属する利用者を指す。
B.2.2.3.4 方法
特定の時点における外部の実貸出者数及び実貸出者総数を数える。
外部利用者の割合(IPEU)は,次の式による。
IPEU=(A/B)×100
ここに, A : 外部の実貸出者数
B : 実貸出者総数
小数点以下は,四捨五入する。
B.2.2.3.5 指標の解釈及び指標に影響を与える要因
この指標は,0100の整数とする。値が高いほど,サービス対象者の範囲を超えた図書館の重要性及び
誘因力が大きく,より広範囲の集団に対するサービスの適合性が高いことを意味する。これがよいことか
どうかは,図書館の使命及び目的による。
この指標は,ある領域における図書館の弱点に関する情報,及び他の領域における潜在的な又は求めら
れる発展の在り方について示唆する。また,この指標は,外部利用者に関する図書館の作業量の推定にも
使うことができる。
B.2.2.3.6 出典
詳細は,次の参考文献を参照。
[7] p. 2(表2)
B.2.2.3.7 関連指標
人口当たり貸出数(B.2.1.2),ターゲット集団の利用率(B.2.4.1)及び外部利用者による貸出率(B.2.2.4)

――――― [JIS X 0812 pdf 46] ―――――

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を参照。
B.2.2.4 外部利用者による貸出率(Percentage of the Total Library Lending to External Users)
B.2.2.4.1 目的
図書館の貸出サービスが外部利用者に利用されている程度を測定する。
サービス対象者以外の利用者にとっての図書館コレクションの誘因力を示す。
B.2.2.4.2 指標の適用範囲
外部利用者にもサービスを提供している全ての図書館。
B.2.2.4.3 指標の定義
貸出総数のうち,サービス対象者以外の利用者によるものの百分率。
高等教育機関においては,一般に教職員でも学生でもない利用者を指し,公共図書館では,一般に法定
サービス区域(自治体)以外の地域に属する利用者を指す。
B.2.2.4.4 方法
外部利用者による貸出数及び図書館の貸出総数を数える。図書館システムが,外部利用者による貸出数
とサービス対象者による貸出数とを分けて数えることができなければならない。
外部利用者による貸出率(IPTLLEU)は,次の式による。
IPTLLEU=(A/B)×100
ここに, A : 外部利用者の貸出数
B : 貸出総数
小数点以下は,四捨五入する。
B.2.2.4.5 指標の解釈及び指標に影響を与える要因
この指標は,0100の整数とする。高い値は,図書館がサービス対象者以外の利用者に多くのサービス
を提供していることを意味する。これがよいことかどうかは,図書館の使命及び目標による。
この指標は,図書館が外部利用者にサービスを提供している程度に影響される。
B.2.2.4.6 出典
詳細は,次の参考文献を参照。
[14]
B.2.2.4.7 関連指標
人口当たり貸出数(B.2.1.2)を参照。
B.2.2.5 人口当たり図書館の催物参加者数(User Attendances at Library Events per Capita)
B.2.2.5.1 目的
図書館のサービス対象者に対する催物の誘因力の度合いを推定する。
B.2.2.5.2 指標の適用範囲
主に公共図書館であるが,サービス対象者に対して様々な催物を行っていれば,その他の図書館に適用
してもよい。
B.2.2.5.3 指標の定義
1年間の,人口1 000人当たりの図書館の催物の総参加者数。この指標における“催物”には,著作物に
関わる催物,又は文化的若しくは教育的な意図をもった催物で,例えば,著者の来訪,読書会,文芸討論
会,ワークショップなどがある。
児童,青少年及び大人に対しては種々の催物が考えられる。
図書館によって企画された催物だけを含める。

――――― [JIS X 0812 pdf 47] ―――――

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展示会は除く。
B.2.2.5.4 方法
図書館の各催物の参加者数を数え,年間で集計する。
同一人物が一つ以上の催物に参加した場合,その都度数える。
サービス対象者数を数える。
人口当たり図書館の催物参加者数(IALEC)は,次の式による。
IALEC=(A/B)×1 000
ここに, A : 図書館の催物参加者数
B : サービス対象者数
小数点以下は,四捨五入する。サービス対象者数を,大人,青少年又は児童に分けて数えることができ
る場合,この指標を,大人向け,青少年向け又は児童向けの催物にそれぞれ分けて用いることができる。
B.2.2.5.5 指標の解釈及び指標に影響を与える要因
この指標は,上限のない整数とする。
高い値は,図書館が企画した催物がサービス対象者に対して適切であることを意味する。
サービス対象者に含まれない参加者を含めて数えてもよい。
B.2.2.5.6 出典
詳細は,次の参考文献を参照。
− [9](PI 8)
− [25] pp. 154-157
B.2.2.5.7 関連指標
人口当たり利用者教育参加者数(B.2.2.6)を参照。
B.2.2.6 人口当たり利用者教育参加者数(Number of User Attendances at Training Lessons per Capita)
B.2.2.6.1 目的
図書館サービスに関する教育の提供を通じて,利用者に対する図書館サービスの到達度を測定する。
B.2.2.6.2 指標の適用範囲
サービス対象者が明確な全ての図書館。
B.2.2.6.3 指標の定義
サービス対象者数1 000人当たりの,特定の期間に利用者教育に参加した利用者数。
この指標において,“利用者教育”とは,図書館及びその他の情報サービスの利用についての学習成果を
上げるために,特定の指導計画として設定された教育プログラムを指す。利用者教育は,図書館見学ツア
ー,図書館における利用指導又はウェブ上のサービスとして提供されることもある。
B.2.2.6.4 方法
特定の期間(通常は1年間)の図書館の利用者教育(該当する場合,図書館見学ツアーも含む。)の参加
者数を数える。これらの数は,調査期間の終わりまで足し合わせることが望ましい。同じ調査期間につい
て,図書館による(対話型の)オンライン利用者教育のセッション数を数える。これらの数もまた,調査
期間の終わりまで足し合わせることが望ましい。これらの数の合計を,指標として用いる。
人口当たり利用者教育参加者数(INUATLC)は,次の式による。
INUATLC=[(A+B)/C]×1 000
ここに, A : 図書館の利用者教育(該当する場合,図書館見学ツアーも
含む。)の参加者数

――――― [JIS X 0812 pdf 48] ―――――

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B : 図書館による(対話型の)オンライン利用者教育のセッシ
ョン数
C : サービス対象者数
小数点以下は,四捨五入する。
注記 特別な場合には,この指標を特定のターゲット集団(例 教員,上級生)に対して用いること
が必要となる。
B.2.2.6.5 指標の解釈及び指標に影響を与える要因
この指標は,上限のない整数とする。値が高いほど,利用者教育が効果的に成果を上げていることを意
味する。
この指標は,図書館が提供する利用者教育の実施回数に影響される。この指標は,利用者教育の品質を
評価するものではなく,また,教育活動に関する最適な経費についての測定でもない。
B.2.2.6.6 出典
詳細は,次の参考文献を参照。
− [6](PI 2.3)
− [25] pp. 145-149
B.2.2.6.7 関連指標
人口当たり図書館の催物参加者数(B.2.2.5)を参照。
B.2.3 施設
B.2.3.1 利用者用座席占有率(Public Seating Occupancy Rate)
B.2.3.1.1 目的
ある時点での利用中の座席の比率を推計することによって,図書館内での閲覧及び作業のために提供さ
れている座席の全体的な利用率を測定する。
B.2.3.1.2 指標の適用範囲
閲覧及び作業のための施設をもつ,全ての図書館。
繁忙期,閑散期などを含めた,特定の時間について,日,週又は年を通して測定してもよい。この指標
を使用する場合,これについて明示することが望ましい。
B.2.3.1.3 指標の定義
調査時点で利用中の利用者用座席の百分率。職員だけが使用するために設置された座席は含めない。
B.2.3.1.4 方法
特定の時間において,機器使用には関係なく,閲覧及び作業のために提供されている利用者用座席の状
況を調査する。
利用中の利用者用座席を数える。リラックスできる座席の利用も含める。図書館の管理下にある場合,
セミナー室又はグループ学習室の利用者用座席も含める。聴衆及び特別な催物のためのホール,講演及び
視聴覚用の階段講堂(シアタ)の座席については含めない。
利用者用座席占有率(IPSOR)は,次の式による。
IPSOR=(A/B)×100
ここに, A : 利用中の利用者用座席の数
B : 提供されている利用者用座席の総数
小数点以下は,四捨五入する。
上着,かばん,ノートなどが置いてある,利用中の形跡のある利用者用座席は,その時点で利用者がそ
の場にいなくとも利用中として数える。

――――― [JIS X 0812 pdf 49] ―――――

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X 0812 : 2012 (ISO 11620 : 2008)
この指標が本来的にもつ変動しやすさから,この指標の精度を上げるために,特定期間に利用者用座席
占有率を繰り返し測定し,その平均値を算出してもよい(利用中の座席の累積総数を使用し,それを,提
供されている座席の累積総数で除し,100を乗じる。)。
B.2.3.1.5 指標の解釈及び指標に影響を与える要因
この指標は,0100の整数とする。この指標は,無作為に抽出した利用者用座席が通常又は特定の時点
で利用中である確率を推定したものである。
B.2.3.1.6 出典
詳細は,次の参考文献を参照。
[29] pp. 82-88[“Facilities Use Rate(施設利用率)”の特殊な場合]
B.2.3.1.7 関連指標
ワークステーション利用率(B.2.3.2)を参照。
B.2.3.2 ワークステーション利用率(Workstation Use Rate)
B.2.3.2.1 目的
特定の時点でのワークステーションの利用割合を推定することによって,ワークステーションの総利用
率を測定する。
B.2.3.2.2 指標の適用範囲
全ての図書館。
繁忙期,閑散期などの代表的な(標本)時間について,日,週又は年を通して測定し,その平均値を採
用することが望ましい。ネットワークにつながったワークステーションと,つながっていないワークステ
ーションとを分けて算出してもよい。
B.2.3.2.3 指標の定義
調査時点で使用されているワークステーションの百分率。
B.2.3.2.4 方法
最も精度の高い測定方法は,調査期間の無作為な時間にワークステーション利用率を測定し,その平均
利用率(利用されているワークステーションの累積総数を数え,提供しているワークステーションの累積
総数で除し,100を乗じる。)を算出するものである。ワークステーションの数は,稼働していない又は修
理中のワークステーションを数えて,値を修正する。この修正を行うために,通常の開館日の無作為な時
間にそれを数えることが望ましい。提供していないワークステーション数の平均値を,ワークステーショ
ンの総数から引いておくのがよい。
ワークステーションには,様々な電子図書館サービス(例 オンライン目録の利用,スタンドアロンで
のCD-ROMの利用,インターネットだけの利用)のために提供されているものもあり,これらのワークス
テーションについては,異なる利用及び需要のパターンがある。この場合には,ワークステーションにつ
いてそれぞれのサービスごとに分けてこの指標を算出することが望ましい。全てのワークステーションに
ついて包括的な数字が求められる場合は,それぞれの値の平均値をとる。
ワークステーション利用率(IWUR1)は,次の式による。
IWUR1=(A/B)×100
ここに, A : 利用中のワークステーション数の平均値
B : 提供されている稼働中のワークステーション数の平均値
小数点以下は,四捨五入する。
それほど精度の高くない測定方法として,特定の時点で提供されているワークステーションの調査を行

――――― [JIS X 0812 pdf 50] ―――――

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JIS X 0812:2012の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11620:2008(IDT)

JIS X 0812:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 0812:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称