JIS X 4001:1989 日本語文書交換用ファイル仕様(基本形) | ページ 2

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4.2 領域定義ラベル

 領域定義ラベルは,文書ファイル内に収容する文書の見出しラベルを格納すべき
領域を示す。領域定義ラベルの内容は,表1のとおりとする。詳細は,(1)(5)のとおりとする。
表1 領域定義ラベル
ラベル内の位置 名前 長さ(バイト) 内容
13 ラベル識別子 3 図形文字 “DHL”
4 ラベル番号 1 数字 “1”
5103 (将来の標準化のために確保) 99 間隔
104108 文書見出し部最終見出しラベルのアドレス 5 数字
109113 文書見出し部の終端アドレス 5 数字
114256 (将来の標準化のために確保) 143 間隔
備考 内容を表現する文字の符号は,JIS X 0201(情報交換用符号)による。
(1) ラベル識別子(ラベル内の位置13) ラベル識別子を指定する欄とし,図形文字 “DHL” とする。
(2) ラベル番号(ラベル内の位置4) ラベル番号を指定する欄とし,数字 “1” とする。
(3) 文書見出し部最終見出しラベルのアドレス(ラベル内の位置104108) 文書見出し部最終見出しラ
ベルのレコード番号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定す
る。ファイルの先頭レコードの番号は, “00000” とする。
(4) 文書見出し部の終端アドレス(ラベル内の位置109113) 文書見出し部の終端のレコード番号を示
す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定する。ファイルの先頭レコ
ードの番号は, “00000” とする。
(5) 将来の標準化のために確保する欄(ラベル内の位置5103,114256) 将来の標準化のために確保
する欄とし,間隔で埋める。

4.3 文書見出しラベル

 文書見出しラベルは,文書ファイルに含まれる文書ごとに作成し,文書の識別,
ファイル内における格納場所の指定,文書交換水準などを示す。
最初の文書見出しラベルは,領域定義ラベルの直後,すなわちレコード番号 “00001” に記録する。
後続の文書見出しラベルは,先行する文書見出しラベルの直後に記録する。
文書見出しラベルの内容は,表2のとおりとする。詳細は,(1)(15)のとおりとする。
(1) ラベル識別子(ラベル内の位置13) ラベル識別子を示す欄とし,図形文字 “DHL” とする。
(2) ラベル番号(ラベル内の位置4) ラベル番号を示す欄とし,数字 “2” とする。
(3) 文書識別名(ラベル内の位置665) 文書を識別する欄とし,図形文字で表現する。文書識別名は,
文書の作成者が文書作成時にその文書に対して指定する。
(4) 著者名(ラベル内の位置6685) 文書の著者を示す欄とし,図形文字で表現する。
(5) 版数(ラベル内の位置8687) 文書の版数を示す欄とし,数字で表現する。
(6) 作成日付け(ラベル内の位置8895) 文書の作成された日付けを示す欄とし,西暦の下2けたの年,
2けたの月及び2けたの日からなる6けたの数字によって表現し,年,月,日の間にハイフン“−”
を入れる。
(7) ページ数(ラベル内の位置9699) 文書のページ数を示す欄とし,数字で表現する。
(8) 文書交換水準(ラベル内の位置101102) 文書の交換水準を指定する欄とし,文書において取り扱
う文字の符号化表現及び制御機能によって区分する。
数字 “10” : 文字の符号化表現は図形文字とし,制御機能は表5に示す21種類とする。
数字 “11” : 文字の符号化表現は図形文字とし,制御機能は表5からCHT,HTSA,JFY,NUL
及びDTを除く16種類とする。
(9) 文書実体の先頭アドレス(ラベル内の位置104108) 文書実体が格納されている先頭のレコード番

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号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定する。ファイルの先
頭レコードの番号は, “00000” とする。
(10) 文書実体の終端アドレス(ラベル内の位置109113) 文書実体が格納されている最終のレコード番
号を示す欄とし,ファイルの先頭からの相対レコード番号を5けたの数字で指定する。ファイルの先
頭レコード番号は, “00000” とする。
(11) テキストの最終レコードの未使用バイト数(ラベル内の位置114116) (10)で示すレコード内の未
使用部分のバイト数を3けたの数字で指定する。
(12) バイパス標識(ラベル内の位置117) 文書交換のとき,この文書を無視するか否かを示す欄とし,
次の文字で指定する。
間隔 : 無視しない。
図形文字 “B” : 無視する。
(13) パスワード(ラベル内の位置118125) 文書に対するパスワードを指定する欄とし,8けたの図形
文字で指定する。パスワードに合致する文字列が与えられたときに,文書を読み取ることができる。8
けたの図形文字列がすべて間隔の場合だけ,パスワードなしとする。
(14) 文書メモ(ラベル内の位置197256) 文書メモを付けたい場合に,注記用として使用する。
(15) 将来の標準化のために確保する欄(ラベル内の位置5,100,103,126196) 将来の標準化のため
に確保する欄とし,間隔で埋める。
表2 文書見出しラベル
ラベル内の位置 名前 長さ(バイト) 内容
13 ラベル識別子 3 図形文字 “DHL”
4 ラベル番号 1 数字 “2”
5 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
図形文字
665 文書識別名 60
(JIS X 0208)
図形文字
6685 著者名 20
(JIS X 0208)
8687 版数 2 数字
8895 作成日付け 8 数字
9699 ページ数 4 数字
100 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
101102 文書交換水準 2 数字 “10” 又は “11”
103 (将来の標準化のために確保) 1 間隔
104108 文書実体の先頭アドレス 5 数字
109113 文書実体の終端アドレス 5 数字
114116 テキストの最終レコードの未使用バイト数 3 数字
117 バイパス標識 1 図形文字
118125 パスワード 8 図形文字
126196 (将来の標準化のために確保) 71 間隔
図形文字
197256 文書メモ 60
(JIS X 0208)
備考 内容を表現する文字の符号は,JIS X 0208(情報交換用漢字符号系)と断らない限り,JIS X 0201
による。

5. 文書データ部

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5.1 文書データ部の構成

 文書データ部は,文書見出し部内の文書見出しラベルで定義された一つ以上
の文書実体からなる。各文書実体は,256バイトの文書書式情報と,その直後に続くテキストからなる(図
3参照)。
図3 文書データ部の構成
備考 文書書式情報は,一つのテキスト(1ページ以上からなる。)に一つ設置される。

5.2 文書書式情報

 文書書式情報は,交換文書の書式の初期値を定義するものであって,その内容は,
表3のとおりとする。詳細は,(1)(9)のとおりとする。文書書式情報の各欄の指定は,間隔で埋めること
によって省略することができる。全部を省略した場合は,附属書2による。
表3 文書書式情報
レコード内の位置 名前 長さ(バイト) 内容
12 ページ書式 2 数字
3 縦書き・横書き 1 数字 “0” 又は “1”
45 文字ピッチ 2 数字
67 行ピッチ 2 数字
814 (将来の標準化のために確保) 7 間隔
1517 1行当たり文字数 3 数字
1820 1ページ当たり行数 3 数字
2122 行方向余白 2 数字
2324 字方向余白 2 数字
25256 (将来の標準化のために確保) 232 間隔
備考 内容を表現する文字の符号は,JIS X 0201による。
(1) ページ書式(レコード内の位置12) 用紙の寸法と方向の組合せごとの書式を指定する欄とし,次
の2けたの数字で指定する。省略時は,数字“10”とみなす。

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数字 “00” : A4及び北米寸法に共通な短辺方向行の書式
数字 “10” : A4寸法短辺方向行の書式
数字 “11” : A4寸法長辺方向行の書式
数字 “12” : B5寸法短辺方向行の書式
数字 “13” : B5寸法長辺方向行の書式
数字 “14” : B4寸法短辺方向行の書式
数字 “15” : B4寸法長辺方向行の書式
備考1. 北米寸法は,215.9×279.4mmとする。
2. 数字 “00” は欧文文書用,数字 “10” “15” は日本語文書用とする。
(2) 縦書き・横書き(レコード内の位置3) 縦書き・横書きの区別を指定する欄とし,次の1けたの数
字で指定する。省略時は,数字 “0” とみなす。
数字 “0” : 横書き
数字 “1” : 縦書き
備考 数字 “0” は欧文文書用,数字 “1” は日本語文書用とする。
(3) 文字ピッチ(レコード内の位置45) 文字ピッチを指定する欄とし,次に示す2けたの数字で指定
する。省略時は,数字 “03” とみなす。
数字 “00” : 25.4mm当たり10文字
数字 “03” : 25.4mm当たり6文字
備考 数字 “00” は欧文文書用,数字 “03” は日本語文書用とする。
(4) 行ピッチ(レコード内の位置67) 行ピッチを指定する欄とし,次に示す2けたの数字で指定する。
省略時は,数字“01”とみなす。
数字 “00” : 25.4mm当たり6行
数字 “01” : 25.4mm当たり4行
数字 “02” : 25.4mm当たり3行
数字 “03” : 25.4mm当たり12行
備考 数字 “00” “03” は欧文文書用,数字 “00” “02” は日本語文書用とする。
(5) 1行当たり文字数(レコード内の位置1517) 1行当たりの文字数を指定する欄とし,3けたの数字
で指定する。省略時は,附属書3表1に示す値とみなす。
(6) 1ページ当たり行数(レコード内の位置1820) 1ページ当たりの行数を指定する欄とし,3けたの
数字で指定する。省略時は,附属書3表2に示す値とみなす。
(7) 行方向余白(レコード内の位置2122) 用紙端から第1行までの余白を指定する欄とし,2けたの
数字で余白の量を指定する。余白の量は,行ピッチ[(4)参照]を単位とする行数で表す。省略時は,
数字 “03” とみなす。
(8) 字方向余白(レコード内の位置2324) 用紙端から第1文字位置までの余白を指定する欄とし,2
けたの数字で余白の量を指定する。余白の量は文字ピッチ[(3)参照]を単位とする文字数で表す。省
略時は,数字 “06” とみなす。
(9) 将来の標準化のために確保する領域(レコード内の位置814,25256) 将来の標準化のために確
保する欄とし,間隔で埋める。

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6. テキスト

6.1 テキストの構成

 テキストは,図形文字と制御機能とからなる。

6.2 図形文字

 テキストは,JIS X 0208の状態で始まる。図形文字としては,JIS X 0208の図形文字及
びJIS X 0201のローマ文字集合の両方を使用する。両者の切換えは,表4に示すエスケープシーケンスに
よって指示する。
なお,JIS X 0208の図形文字のうち,第1区の第13点から第18点(アクセント記号)まで及び第2区
の第94点(合成丸)の文字及び記号は,それに続く図形文字と組み合わせて使用する。組合せの方法は,
処理系定義とする。
表4 図形文字の切換えエスケープシーケンス
7単位 8単位
JIS X 0201への切換え ESC 2/8 4/10 ESC 02/8 04/10
JIS X 0208への切換え ESC 2/4 4/2 ESC 02/4 04/2

6.3 制御機能

6.3.1 制御機能の種類及び表現

 制御機能は,表5に示す21個の文字の組合せを使用する。
なお,符号の拡張法は,JIS X 0202(情報交換用符号の拡張法)による。
(1) 8単位の場合 パラメタを伴わない制御機能の符号化表現は,表6のとおりとする。パラメタを伴う
制御機能の符号化表現は,表7のとおりとする。
(2) 7単位の場合 パラメタを伴わない制御機能の符号化表現は,表8及び表9による。パラメタを伴う
制御機能の符号化表現は,表7のとおりとする。
表5 制御機能の種類及び分類
大分類 小分類 名称 記号 パラメタ 文書交換水準対応
情報分離 文書分離 DT “10”
後退 BS “10” “11”
字方向タブ前進 CHT n “10”
改行 LF “10” “11”
位置制御
書式送り FF “10” “11”
復帰 CR “10” “11”
間隔 SP “10” “11”
タブ制御 字方向タブ指定 HTSA “10”
n1 ; n2;···
書式制御
ページ書式選択 PFS s “10” “11”
縦書き・横書き選択 SPD s “10” “11”
行ピッチ選択 SVS s “10” “11”
様式制御 文字ピッチ選択 SHS s “10” “11”
文字変形 GSM n1 ; n2 “10” “11”
グラフィック修飾 SGR s “10” “11”
そろえ JFY s “10”
特殊書式制御 部分行上げ PLU “10” “11”
部分行下げ PLD “10” “11”
拡張 ESC “10” “11”
特殊制御 拡張制御
制御機能拡張 CSI “10” “11”
空文字 NUL “10”
その他
文字置換 SUB “10” “11”
備考1. パラメタのnは数値パラメタ,sは選択パラメタを示す。
2. パラメタ欄が空欄の場合は,その制御機能がパラメタを伴わないことを示す。

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JIS X 4001:1989の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 4001:1989の関連規格と引用規格一覧