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(34) 仮想装置座標 無限の広がりをもつ,装置とは独立な2次元の直交座標。座標上の位置は,絶対座標
で参照する。VDCと呼ぶことがある。
(35) 仮想装置座標領域 仮想装置座標の上で設定される長方形の領域であって,長方形の各辺が座標系の
軸に平行であるもの。領域の原点及び座標系の軸の方向を指定することによって,領域内に構成され
た図形が幾何学図形領域(装置座標)に写像される。この規格においては,VDC領域と呼ぶことがあ
る。
(36) 幾何学図形データ 幾何学図形を記述するデータ。この規格においては,幾何学図形属性と幾何学図
形データ列から構成する。
(37) 幾何学図形属性 幾何学図形を記述するデータの一部であって,座標データ・属性データ・図形の結
合関係や位置決めデータの解釈を制御するもの。この規格においては,仮想装置座標の原点,その大
きさ及び属性データの上限を指定する形式属性並びに必要とする属性を明示しなかったときの解釈を
指定する既定値属性から構成する。
(38) 幾何学図形データ列 文書中に含まれる幾何学図形をその出現順に記述したデータであって,図形要
素又は要素属性を指定する演算コードと引き数の組から構成する。この規格においては,演算コード
及び引き数は,附属書5によって表現する。
(39) 色テーブル RGB色彩系の3原色の量的な混合比をコード値として保持することによって,色を定義
する表。表の項目の数が同時に表示できる色数(背景色を除く。)を表し,項目の位置が色指標によっ
て参照される。
(40) 色指標 色テーブルの項目を識別するために使用する正整数。
(41) 列挙値 幾つかの定まった状態のそれぞれに割り当てられる整数値であって,その値の大小は,この
規格の中で名前を並べたときの順序によって決まるもの。
(42) 指標 列挙値であって,この規格の中で定められた以外の名前を使用する場合,負の整数を割り当て
ることが許されるもの。
(43) 図形要素の文字に関する各部位の名称及びその意味は,次のとおりとする(図1参照)。
文字列 文字の列からなる図形要素。
文字枠 文字を配置する際,字形の存在を限定した長方形。
文字幅 文字の向きに直角方向の文字枠の大きさ。
文字間隔 二つの互いに隣接する文字枠の右端から次の文字枠の左端までの距離。文字間余白と
呼ぶこともある。この規格では,距離は,文字の高さに対する比率で表す。
文字の高さ 基底線から大文字線までの距離。
基底線 ある種の書体の文字を水平方向にそろえるための,長方形の底に平行な線。例えば,
欧文文字の大文字及び下方突出部のない小文字がこの線上にそろえられる。ベースと
呼ぶこともある。
大文字線 ある種の書体の文字の最上端を結んで得られる仮想の水平線。キャップと呼ぶことも
ある。
垂直中線 文字枠の中心を通り,基底線に垂直な線。センタと呼ぶこともある。
水平中線 文字の高さを2等分する,垂直中線に直角な線。ハーフと呼ぶこともある。
――――― [JIS X 4003 pdf 6] ―――――
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図1 文字列用文字の部位及び呼称
3. 日本語文書交換用拡張ファイル(幾何学図形)の構成
3.1 文書ファイル
文書ファイルは,JIS X 0603に従ってフレキシブルディスクカートリッジ上に構成
するファイルとし,セクタ当たり256バイトの非ブロック化形式(基本水準)とする。
文書ファイルは,文書見出し部と文書データ部から構成する。
この規格で扱う文書は,文書見出しラベルと文書実体から構成する。これらを文書ファイル上の文書見
出し部及び文書データ部にそれぞれ対応づけて表現する。文書ファイルの位置付け及び構成は,図2のと
おりとする。
なお,一つの文書ファイルは,一つのボリュームに格納することとする。
――――― [JIS X 4003 pdf 7] ―――――
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図2 文書ファイルの位置付け及び構成
備考1. 文書kは,文書見出しラベルkと文書実体kから構成する(kは1からn)。
2. 領域定義ラベルは,4.2による。
3.2 文書見出し部
文書見出し部は,文書ファイルの先頭部に位置し,一つの領域定義ラベルと一つ以
上の文書見出しラベルからなる。領域定義ラベルは,文書見出し部の領域を指定する領域定義情報とし,
その内容は,4.2による。
文書見出しラベルは,文書ファイルに含まれる各文書の識別,ファイル内における格納場所などの指定
を行う文書見出し情報とし,その内容は,4.3による。
3.3 文書データ部
文書データ部は,文書見出し部内の文書見出しラベルで定義された一つ以上の文書
実体からなる。一つの文書実体は,一つの文書書式情報と一つのテキスト及び0個以上のブロックデータ
部とで構成する。文書書式情報は,文書実体の先頭に格納し,その内容は,5.2による。テキスト及びブロ
ックデータ部は,(1)(6)のとおりとし,その内容は,それぞれ6.8.による。
(1) テキストは,先行する文書書式情報の直後から始める。
(2) ブロックデータ部は,テキストの後に続ける。
(3) テキスト全体及びブロックデータ部は,ボリューム内の連続したレコードに格納する。
――――― [JIS X 4003 pdf 8] ―――――
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(4) 文書データ部の最初のブロックデータ部の先頭は,当該文書見出しラベルによって指定される。
(5) 各ブロックデータ部の長さは,当該ブロック書式情報によって指定され,次のブロックデータ部は,
引き続くレコードから始まる。
(6) 各文書のテキスト中又はブロックデータ部中における制御機能DT(文書分離)から,その文書の終
端までのすべての文字は,文書交換時には無視する。
文書見出し部及び文書データ部の文書ファイル上における位置付けは,図3のとおりとする。
なお,システムラベルの書式は,附属書1による。
――――― [JIS X 4003 pdf 9] ―――――
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図3 文書見出し部及び文書データ部の文書ファイル上の位置付け
備考1. ファイル見出しラベルの詳細は,附属書1表2による。
2. 一つの文書実体は,一つの文書書式情報,一つのテキスト及び0個以上のブロックデータ部とからなる。
4. 文書見出し部
4.1 文書見出し部の構成
文書見出し部は,文書ファイルの先頭部に位置し,一つの領域定義ラベルと
一つ以上の文書見出しラベルとからなる。
――――― [JIS X 4003 pdf 10] ―――――
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JIS X 4003:1989の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 4003:1989の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0208:1997
- 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合
- JISX0603:2000
- 情報交換用フレキシブルディスクカートリッジのラベル及びファイル構成
- JISX4002:1987
- 日本語文書交換用ファイル仕様(事務用グラフ)