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附属書1 輸送条件
1. 環境条件 テープの輸送時においては,次の環境条件とすることが望ましい。
温度 532℃
相対湿度 2080%
湿球温度 26℃以下
2. 磁気テープの輸送
2.1 データの破壊防止 データが記録された磁気テープを輸送する際に生じる可能性のあるデータ破壊
の防止策は,2.22.4による。
2.2 衝撃及び振動 衝撃や振動が加わると,リールに損傷を与えたり,テープの巻き状態に変化が生じ
たりする可能性がある。これらを防止するために,次のような対策とするのが望ましい。
(1) テープの先端は,巻きの緩みを防止するため固定すること。
(2) 防じん(塵)のため,硬質のプラスチックのコンテナ又はこれと同等品を使用すること。
(3) プラスチックのコンテナは,十分な衝撃吸収材がある硬い箱の中に収納すること。
(4) コンテナ収納箱は,内部が清浄で,かつ,じんあい(塵埃)や水の浸入防止が十分可能なふた付きの
構造であること。
(5) コンテナ収納箱内でのテープの収納方向は,テープの中心軸が水平になるようにすること。
(6) コンテナ収納箱は,正しい位置方向(天地)に置けるように明確な表示をすること。
2.3 極端な高温・高湿度環境 極端な高温・高湿度環境のもとでは,テープ内部にストレスが加わるの
で,次のような対策とするのが望ましい。
(1) 温度及び湿度の急激な変化は,いかなる場合でも,可能な限り回避すること。
(2) 輸送されたテープを使用する前には,必ず使用環境条件に212時間放置すること。放置時間は,輸
送手段や使用環境外にテープがさらされていた状態を考慮して決定する。
2.4 誘導磁界の影響 誘導磁界は,記録されたデータの信号振幅低下の原因となる可能性があるので,
次のような対策を推奨する。
テープリールとこれを収納するコンテナ類の最外壁との距離は,80mm以上確保すること。これによっ
て外部磁界の影響による信号品質劣化の危険性は,無視できる程度に減少すると考えられる。
――――― [JIS X 6103 pdf 6] ―――――
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附属書2 CRCレジスタ
1. 符号の決め方 レジスタC1からC9とトラック番号との対応は,附属書2表による。
附属書2表 レジスタ番号とトラック番号の対応
レジスタ番号C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9
トラック番号4 7 6 5 3 9 1 8 2
CRCキャラクタは,次のとおりに決める。
(1) ブロック内のすべてのデータ列のビットをCRCレジスタにけた上げを行わずに加える(排他的論理
和)。
(2) (1)において1データ列を加算する都度,C1をC2に,C2をC3に,・・・,C8をC9に,C9をC1に,巡
回的に1位置移動させる。
(3) 移動の結果,C1が“1”となれば,C4,C5,C6及びC7を反転させる。
(4) 最後のデータ列のビットをCRCレジスタに加えた後,C1が“1”であるときは,CRCレジスタを(2)
及び(3)に従って更に移動させる。
(5) テープ上にCRCキャラクタを記録するときは,C4及びC6以外のすべてを反転させる。CRCキャラク
タのパリティは,ブロック内のデータ列の数が偶数であるか奇数であるかに従って,それぞれ奇数及
び偶数となる。CRC列のすべてのビットが“1”になる場合もある。この場合,データ列の数は奇数
である。
2. CRCレジスタ
2.1 読出し 読出しの際,CRCレジスタは,ブロック内の最後のデータ列のビットがCRCレジスタに加
えられて,移動が終わるまでは,書込み時と同様に制御され,その後テープ上のCRCキャラクタのビット
をCRCレジスタに加える。
誤りを検出する試験では,CRCレジスタのC4及びC6以外のすべてを反転させて読み出す。もしマスク
されたレジスタ番号の内容が“1”であれば,誤りとする。
誤りが発生したトラックが単一トラックであることを決定し,更に誤りのパターン (EP) を決定すると
きは,このEPをCRCレジスタ内の誤り表示パターンと比較する。
2.2 誤りのパターン E1からE9までのEPレジスタの9個の位置の内容を,CRCレジスタのC1からC9
に対応させて扱うことによって,EPは次のとおりにして決定することができる。
(1) データ列又はCRCキャラクタにパリティ誤りが検出されたとき,E9にけた上げを行わずに“1”を加
える(排他的論理和)。
(2) キャラクタの読出しごとに,E1をE2に,E2をE3に,・・・,E8をE9,E9をE1に巡回的に1位置移動
させる。
(3) 移動の結果,E1が“1”となれば,E4,E5,E6及びE7を反転させる。
2.3 トラックの決定 誤りが発生したトラックを決定するには,EPレジスタの内容とCRCレジスタの
内容とを比較する。すなわち,C4及びC6以外のすべてを反転させるマスクを通して読み出して,CRCレ
ジスタをEPレジスタと比較する。
第1の比較は,E1をC1と,E2をC2と,・・・のように直接行う。すべての位置が一致していれば,誤り
――――― [JIS X 6103 pdf 7] ―――――
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発生トラックはC9に対応する第2トラックであると決定される。
次に,それぞれの比較を行う際に,CRCレジスタを,1.の(2)及び(3)に従って1位置移動させる。この操
作を,比較の結果,一致するまで,又は8位置移動が終わるまで続ける。誤り発生トラックは,最初の9
回の比較を行った際に得られた一致したC9からC1のレジスタ位置に対応したトラックであると決定され
る。
2.4 CRCレジスタの内容 訂正不能な誤りが検出された場合で,かつ,誤り発生トラックの表示が間違
っている場合のCRCレジスタの最終の内容は,次の二つのいずれかである。
(1) 1からC9までの内容が“0”である
(2) 4からC6までの内容が“0”で,他のすべての位置の内容が“1”(読出しマスク)である。
2.5 再読出し 誤り発生トラックの表示が得られれば,その誤りのあるブロックの再読出しができて,
誤り発生トラックの出力は,列のパリティが誤りであっても反転される。
引用規格 :
JIS X 0201 情報交換用符号
JIS X 0202 情報交換用符号の拡張法
JIS X 0204 情報交換用符号の磁気テープ上での表現
JIS X 0601 情報交換用磁気テープのラベルとファイル構成
JIS X 6101 情報交換用磁気テープ
対応国際規格 :
ISO 1863 Information processing−9−Track, 12.7mm (0.5in) ide magnetic tape for information
interchange-recorded at 32rpmm (800rpi)
関連規格 : JIS X 6102 情報交換用磁気テープリール
JIS X 6104 位相変調 (PE) 方式による12.7mm幅,9トラック,63cpmm,情報交換用磁気テ
ープの情報記録様式
JIS X 6105 GCR方式による12.7mm幅,9トラック,246cpmm,情報交換用磁気テープの情報
記録様式
ISO 646 Information processing−ISO 7-bit coded character set for information interchange
ISO 1001 Information processing−File structure and labeling of magnetic tapes for information
interchange
ISO 1864 Information processing−Unrecorded 12.7mm (0.5in) ide magnetic tape for information
interchange−32ftpmm (800ftpi) RZ1, 126ftpmm (3 200ftpi) hase encoded and 356ftpmm (9
042ftpi) RZ1
ISO 2022 Information processing−ISO 7-bit and 8-bit coded character sets−Code extension
techniques
――――― [JIS X 6103 pdf 8] ―――――
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JIS磁気テープ原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 石 井 治 日本工業大学工学部
(幹事) 国 分 明 男 工業技術院電子技術総合研究所電子計算機部
多羅尾 悌 三 富士通株式会社ファイルシステム事業部
徳 永 賢 次 住友スリーエム株式会社磁気製品事業部品質保証部
大 石 完 一 日本ユニバック株式会社ハードウェアプロダクト2部
(委員) 横 山 克 哉 日本放送協会放送技術研究所記録機構研究部
森 敏 明 富士写真フィルム株式会社磁気材料事業本部商品部
今 岡 信 之 日本IBM株式会社関連機器事業部
寺 西 勝 株式会社日立製作所小田原工場記憶装置設計部
竹 内 正 株式会社トリム・アソシェイツ
富 田 正 典 日本電信工業株式会社
細 川 茂 文 日本電信電話株式会社電応研装置化技術研究部
前 田 勲 男 工業技術院標準部
(事務局) 楡 木 武 久 社団法人日本電子工業振興協会
JIS X 6103:1988の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 1863:1987(MOD)
JIS X 6103:1988の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6103:1988の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0204:1969
- 情報交換用符号の磁気テープ上での表現
- JISX0601:2014
- 情報交換用磁気テープのラベル及びファイル構成
- JISX6101:1991
- 情報交換用磁気テープ